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最近のプロ野球ではなかなか聞かれないエピソード、かと思われます。



落合監督は涙「悔いはない」/日本S 日刊スポーツ

(長いので省略)

「負けたのは残念だけど悔いはない。あいつらがここまで連れてきてくれた。大したもんだと思う。オレらはいなくなるけど、今までやってきたことを継続してくれればいい。自分を大事にして野球人生を送ってくれれば、それでいい」

9月22日。あの電撃退任発表から、選手たちは指揮官の想像をはるか超えていった。10ゲーム差を逆転して連覇。CSではヤクルトの執念をねじ伏せた。たくましい選手たちを見守る指揮官の表情は幸せそうだった。それだけで十分だった。

敗戦後、ロッカー室に選手、スタッフ全員が輪になった。みんなの顔を見渡して落合監督が口を開いた。

「8年間、ありがとうな。今、この場に立っているのはみんなのおかげだ。9月で終わっていたかもしれないんだから。この場に立っていることに感謝している。ただ、ここからも下手な野球はやるなよな。でなきゃ、今までやってきた意味がないだろ」

退任発表以後、沈黙していた指揮官が初めて選手たちに別れを告げた。その目には涙があふれていた。みんなが号泣した。おえつが部屋中に響き渡った。

(長いので再び省略)

現役を退く時も引退試合は断った。涙の別れなんて柄じゃない。去り際はひっそりと-。その願いはかなえられなかった。敵地にもかかわらず、スタンドからは万雷の拍手と「落合コール」が降り注いだ。

荒木も森野も、おえつが止まらなかった。谷繁が、和田が、目を真っ赤にしていた。激闘の8年間、孤高の指揮官はこれほどまでに熱いものを男たちの心に残していた。独り歩き去るはずだった1本道。最後は無数の涙で彩られた。



省略して辻褄が合わんようになることは事はないと思うので(笑)かなり省略しましたが。

何となく、ではありますがドラマ「スクールウォーズ」にありそうな場面です。選手契約だけでなく、今回のこの落合監督退任の一件等、やたらドライな面ばかりが強調されがちなプロ野球に於いて、久しぶりにこんな「熱い」エピソードを読ませてもらいました。


近年のプロ野球における監督交代のサイクルって本当に早いです。ここ20年とか30年のサイクルで見ても、5年10年と「連続して」監督を勤める事ってそうそうない。

憶えてるだけで考えても、カープ古葉監督の11年、スワローズ野村克也監督の9年、ライオンズ森祇晶監督の9年、ドラゴンズ星野監督の6年くらい、ですかね。ジャイアンツの原監督が来シーズンから2年契約らしいので、8年連続は「ほぼ確定」ですが。

在籍年数、また成績等を考えても、ドラゴンズ落合監督の8年在籍4度優勝全てAクラスと言うのは、十二分に濃密な内容だと思います。また、それだけの期間、チームを常に上位に保つだけの力を根付かせた事も、賞賛に値する事と思います。

「名選手、名監督ならず」とか言いますが、先に名前を挙げた方々は、華々しいかそうでないかは別にして、やはり「名選手であり名監督」だと思います。

また、先の引用文。

たかだか監督が一人辞めて行くと言うだけで、ベテラン、中堅、年齢関係なく、選手が涙を流すってのはそうそうあるこっちゃない、どころか聞いた事がありません。

最近はナニカと「笑顔で」みたいな風潮はあります。そして落合監督自身、2006年の優勝時には監督インタビューで号泣してた事もありましたが、今シーズン始めここ数年は徹頭徹尾無表情を貫いてた印象があります。どんな思惑があったのかは分かりません。

今年はその分、選手が熱かった印象があります。外国人選手のトニ・ブランコですら、事あるごとに「僕に野球を教えてくれた監督のために」とも言うてました。

監督の退任が発表された後、選手間でどんな話し合いが持たれたのかは分かりませんが、確実に選手が一段階、強くなったと思います。打てんのは最後まで変わりませんでしたか。

ソレは恐らく、野球の技術云々もありますが、この2ヶ月間に選手自らが考え、試合に集中し続けた事もまた、8年間の落合野球の集大成だったのかも知れません。

体育会系の上下のつながりが苦手、みたいな話を聞いた事があります。しかし、何か一つの事に於いて、揺るぎない考えをしっかり持ってる人、ソレをうまく人に伝える事が出来る人は自然に慕われるようになる。落合監督はそんな「人」やったんかも知れません。

そしてまた、自ら鍛え上げた選手を、常に前面に押し出そうとし続けた、そして自らが矢面に立って選手を守り続けた落合監督の姿勢。最後の最後になって勝てませんでしたが、コレからの選手にどんどん引き継いで貰いたいもんだと思います。


つか、こんな「人」が来年一年「隠居」するのは勿体無いなぁ(笑)。

そう言えば、日本シリーズを最後に退任、の筈やったのに、記者会見すらもなし。これも、らしいと言うか落合監督の「美学」なんでしょうね。


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2011.11.22 / Top↑
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