秋季キャンプたけなわのカープ。
世の中は日本シリーズだの、内ゲバ事件紛いの内部告発があったりと、ナニかと騒がしくなっておりますが、今はそれとはあんまり関係ないような所にこのチームはあります。フリーエージェントの話もありますが、コレはまた完全に片付いた所で。
で、この秋季キャンプ、やたらめったら「野村謙二郎監督が直接指導」みたいな文字が目立ちます。もっともこれは、今回の秋季キャンプに限ったこっちゃないですけどね。
この秋季キャンプでも、中国新聞携帯サイトにあるように、キャンプインしてまだ10日程なのに、赤松君に対して1日3回の直接指導。メシ食う度になんか言われてるんかな?
しかし、他にする事ないのか。と言うか、完全にやってる事は「コーチ」。逆に言えばこのキャンプ中、帯同しているはずの町田・浅井両打撃コーチはナニをやってるのか。
打撃コーチの配置転換を誰が考えたのかは分かりませんが、これって明らかに「越権行為」。もっとも、コレを望んでるOBの方もいるかも知れませんが、じゃあ「監督職」は誰がするんだ、って話。いっそ、野村謙二郎「監督兼打撃コーチ」にするか?
「精力的に動いた」と言うてしまえばカッコええ事かも知れません。ただ、監督って「指導する立場」なのか「統率する立場」なのか、って言うたら「後者」だと思うんですよ。
もっと言えば、野村謙二郎監督のこれまでの動きを記事とかで見る限り、打撃だけじゃない、あらゆる面に関してチームの全てを「支配」したいんじゃないかと言う風に見えます。
たびたび例に取り上げるドラゴンズ落合博満監督。
練習中は選手に声を掛けてる姿はよく見ますが、「ノックバットを握った」みたいな記事が出る位だから、余程キャンプ中とかは「何もしなかった」んだろうな、とは思います。
昨日のナゴヤドームでの練習でも「この日本シリーズ中初めて」荒木に指導した、みたいな記事がありました。むしろ、コレが普通ですよ。中学生の野球教室じゃないんだから。
それこそ落合監督言う所の「選手ガ助けを求めてるサイン」を、練習中から感じ取るようにしてるんじゃないか。「アンテナ」を研ぎ澄ましてたんじゃないか、とも思いますよ。
落合監督で今でもよく憶えてるのが、就任1年目の春季キャンプの「放牧」を見てる後ろ姿。三角座りで手を後ろについて、ただただ選手の動きを凝視、と言うか「観察」。
それまでの監督のイメージとは大きくかけ離れたもんでしたが「必要以上にクチを挟まない」姿勢はこの当時からあったんかなぁ。「選手自ら考えさせる」みたいな。
そこで「選手自身が作り上げて来たもの」をどうやって生かすか、どう繋げるかを考えるのが監督だと思うし、それを落合監督は8年間貫いて来てる。
かつてドラゴンズが、黒田博樹に3安打完封負けを食らった時に落合監督のコメントが
「 今日の黒田は打てない。現役のオレのいい時で打てる程度かな。ということはうちのバターじゃ無理だな。 わずかなチャンスはあったかもしれないが、今日の黒田は良かった。 オレの就任3年間の中で今日の黒田が一番だな。尾を引く負けではない。」
これって、決して自分が受け持ってる選手を卑下してるんじゃない。それだけ黒田君の出来が良かったと言う事もあるし「今のドラゴンズの選手の力ならこの程度」とも取れます。
裏を返せば、こういう所から「猛練習」と言うのは始まるんじゃないかな。それこそチーム全体で「黒田博樹に勝とう」みたいな所から、チーム作りが始まってる。
それとは逆に、全てを自分の思い通りに持って行こうとしてるのが野村謙二郎監督。
みんながみんな練習して、3割打てるようになるんなら、それはええことやとは思います。けど、みんな絶対的に「足りないもの」がある、だから2割7分とかで止まってしまう。
「妥協を許さない」と言うたらコレまたかっこいいかも知れませんが、ある程度の「妥協」も必要やとは思いますよ。「コレくらい出来ればいい」みたいな。走攻守3拍子揃った選手なんざそういてない。ましてや、今おる選手が全員「野村謙二郎」なわけじゃない。
カープって、目的もなくただやみくもに練習をしてるようにしか見えない。「過去にやって来たワシらがこうやって来たんじゃけ、間違やぁない」が間違ってるんだ。
勝つ為に練習をする、それはごく当たり前の事。それをわざわざ声高に叫ぶ方がおかしいんだ。「どう言う練習をすれば勝てるか」を本気で考えてるとは思えない。
もっと言えば
よくカープOBは「練習は嘘をつかない」と言うてますが、もう十何年も結果が出ていない以上、今カープがやってる練習は「ウソの練習」としか言いようがありません。
練習の内容を見てニヤニヤするのが監督じゃない、選手が練習してる所を見て喜ぶのが監督のする事じゃない。練習で作り上げた、人数で言えば、支配下登録選手約70の個性を、如何にして「勝つ」方向に持って行くか。コレが監督の仕事だと思いますよ。
そう言えば、扁桃炎でぶっ倒れてたらしいけど、その間日本シリーズ見てましたか?練習練習も結構ですが、監督としてのあんたの勉強もまだまだ足りないんですよ。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
世の中は日本シリーズだの、内ゲバ事件紛いの内部告発があったりと、ナニかと騒がしくなっておりますが、今はそれとはあんまり関係ないような所にこのチームはあります。フリーエージェントの話もありますが、コレはまた完全に片付いた所で。
で、この秋季キャンプ、やたらめったら「野村謙二郎監督が直接指導」みたいな文字が目立ちます。もっともこれは、今回の秋季キャンプに限ったこっちゃないですけどね。
この秋季キャンプでも、中国新聞携帯サイトにあるように、キャンプインしてまだ10日程なのに、赤松君に対して1日3回の直接指導。メシ食う度になんか言われてるんかな?
しかし、他にする事ないのか。と言うか、完全にやってる事は「コーチ」。逆に言えばこのキャンプ中、帯同しているはずの町田・浅井両打撃コーチはナニをやってるのか。
打撃コーチの配置転換を誰が考えたのかは分かりませんが、これって明らかに「越権行為」。もっとも、コレを望んでるOBの方もいるかも知れませんが、じゃあ「監督職」は誰がするんだ、って話。いっそ、野村謙二郎「監督兼打撃コーチ」にするか?
「精力的に動いた」と言うてしまえばカッコええ事かも知れません。ただ、監督って「指導する立場」なのか「統率する立場」なのか、って言うたら「後者」だと思うんですよ。
もっと言えば、野村謙二郎監督のこれまでの動きを記事とかで見る限り、打撃だけじゃない、あらゆる面に関してチームの全てを「支配」したいんじゃないかと言う風に見えます。
たびたび例に取り上げるドラゴンズ落合博満監督。
練習中は選手に声を掛けてる姿はよく見ますが、「ノックバットを握った」みたいな記事が出る位だから、余程キャンプ中とかは「何もしなかった」んだろうな、とは思います。
昨日のナゴヤドームでの練習でも「この日本シリーズ中初めて」荒木に指導した、みたいな記事がありました。むしろ、コレが普通ですよ。中学生の野球教室じゃないんだから。
それこそ落合監督言う所の「選手ガ助けを求めてるサイン」を、練習中から感じ取るようにしてるんじゃないか。「アンテナ」を研ぎ澄ましてたんじゃないか、とも思いますよ。
落合監督で今でもよく憶えてるのが、就任1年目の春季キャンプの「放牧」を見てる後ろ姿。三角座りで手を後ろについて、ただただ選手の動きを凝視、と言うか「観察」。
それまでの監督のイメージとは大きくかけ離れたもんでしたが「必要以上にクチを挟まない」姿勢はこの当時からあったんかなぁ。「選手自ら考えさせる」みたいな。
そこで「選手自身が作り上げて来たもの」をどうやって生かすか、どう繋げるかを考えるのが監督だと思うし、それを落合監督は8年間貫いて来てる。
かつてドラゴンズが、黒田博樹に3安打完封負けを食らった時に落合監督のコメントが
「 今日の黒田は打てない。現役のオレのいい時で打てる程度かな。ということはうちのバターじゃ無理だな。 わずかなチャンスはあったかもしれないが、今日の黒田は良かった。 オレの就任3年間の中で今日の黒田が一番だな。尾を引く負けではない。」
これって、決して自分が受け持ってる選手を卑下してるんじゃない。それだけ黒田君の出来が良かったと言う事もあるし「今のドラゴンズの選手の力ならこの程度」とも取れます。
裏を返せば、こういう所から「猛練習」と言うのは始まるんじゃないかな。それこそチーム全体で「黒田博樹に勝とう」みたいな所から、チーム作りが始まってる。
それとは逆に、全てを自分の思い通りに持って行こうとしてるのが野村謙二郎監督。
みんながみんな練習して、3割打てるようになるんなら、それはええことやとは思います。けど、みんな絶対的に「足りないもの」がある、だから2割7分とかで止まってしまう。
「妥協を許さない」と言うたらコレまたかっこいいかも知れませんが、ある程度の「妥協」も必要やとは思いますよ。「コレくらい出来ればいい」みたいな。走攻守3拍子揃った選手なんざそういてない。ましてや、今おる選手が全員「野村謙二郎」なわけじゃない。
カープって、目的もなくただやみくもに練習をしてるようにしか見えない。「過去にやって来たワシらがこうやって来たんじゃけ、間違やぁない」が間違ってるんだ。
勝つ為に練習をする、それはごく当たり前の事。それをわざわざ声高に叫ぶ方がおかしいんだ。「どう言う練習をすれば勝てるか」を本気で考えてるとは思えない。
もっと言えば
よくカープOBは「練習は嘘をつかない」と言うてますが、もう十何年も結果が出ていない以上、今カープがやってる練習は「ウソの練習」としか言いようがありません。
練習の内容を見てニヤニヤするのが監督じゃない、選手が練習してる所を見て喜ぶのが監督のする事じゃない。練習で作り上げた、人数で言えば、支配下登録選手約70の個性を、如何にして「勝つ」方向に持って行くか。コレが監督の仕事だと思いますよ。
そう言えば、扁桃炎でぶっ倒れてたらしいけど、その間日本シリーズ見てましたか?練習練習も結構ですが、監督としてのあんたの勉強もまだまだ足りないんですよ。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。


2011.11.15 / Top↑
| Home |