基本的に1年契約の野球選手は、毎年が「勝負の年」だとは思いますが、スエちゃんと武内君に関しては、そろそろ「追い詰められて来てる」んではないでしょうか。

【広島】末永200万減!来季は勝負の年

広島末永真史外野手(30)が14日、広島市内の球団事務所で契約交渉に臨み、200万円減の推定年俸1000万円でサインした。今年は1軍戦に出場できなかった。丸や松山ら、左打ちの外野手が成長しただけに来季は真価の問われる1年になる。

「(秋季)キャンプにも行っていないし、ゼロからのアピールになる。あとは小さなチャンスをつかめるよう、やるしかないです」と気合を込めた。シュアな打撃を生かし、09年には打率2割7分9厘、2本塁打の成績を残した。現在は2軍残留組として、由宇練習場などでトレーニングを継続しており、巻き返しを狙う。



「巻き返し」どころか、彼に関しては「巻いた事すらない」ような気がしますが。

日本シリーズ第二戦の放送の中で、野村克也氏がドラゴンズ森野を捕まえて「天才」とか言うてました。スエちゃんもナニカと「天才」とか言われたり何なりしてたはずですが。

思うにドラゴンズ森野は「天才なんだけど、それを自覚してない」ような感じ。スエちゃんは「天才なんだろうけど、それをどう生かしていいのか分かってない」感じ。

それを一番分かってないのは歴代のカープ首脳陣だとは思います。「ヒット1本で喜んでもらっては困る」とか言うてる監督さんじゃあどうしようもないかなぁ、と。

「いい」と思ったら使ってやらないと。そうそう最初っから三拍子揃った選手なんかいてないんやし。いつまでもはっきりしない「一軍レベル」を求めるよりも、多少難があろうが、1シーズン使い切る事が必要なんじゃないか、とも思いますよ。

ただスエちゃんの場合「ケガ」も多過ぎるのも原因ですけどね。

とにかく彼に関しては、バットを使った練習なんかテキトーでいいんですよ。とにかく1年間ケガをせん下半身を作る事。どんな状況でも全力疾走が出来る両足を作る事ですよ。コレがまず出来んと、持ってるポテンシャルを100パー、発揮出来ません。

特に今シーズン、丸君や松山君が、一軍で及第点とも言える数字を残しただけに「末永真史」をフルに発揮出来る体を作らない限り、2人を上回る事はなかなか難しいですよ。

もっとも、彼が持ってるモノを全て発揮すれば、イマイチ固定出来ん外野手争いに割って入る事は出来るはず。スエちゃんが全力で打てて、全力で走れれば、まだまだ出来る筈。

とにかく、1年間、壊れない体を作って下さい。


で、「カネ」の話。

武内君がとうとう推定年俸800万円で契約更改をしてました。

彼の方がもう「後がない」気がします。「入団1年目からたった2年で年俸が4分の3になってしもうた。」って話はそうそう聞きません。つか、過去にいてたかな。

彼も一度、自主トレ期間中に「追い込む」必要があるんじゃないかな。世代的にはそんなに変わらない、社会人出身2年目の川口君が「早くも」戦力外通告を受けている現状を考えると、武内君ものんびり構えておれぬはず、ですよ。何か変えないといかんですよ。

よく自主トレで「1年間野球が出来る体を作る」とか言う選手がいてますが、それはあくまで「一軍のタイトルホルダーレベル」の選手の話。二軍レベルを脱せない選手は、言い方はアレですが「多少ハードな練習でも壊れない身体」を作る事が先決かと思います。

自主トレ期間中に、ベテラン選手が若手選手を引き連れて、みたいな記事を見ますが、若手選手は、ついて行ってるベテラン選手の2倍、3倍やらんといかん。でないと追い越せんよ。


2人とも「追い込み」はもうこの時期から始まってますよ。


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2011.11.15 / Top↑
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