やれクライマックスシリーズだの、日本シリーズ展望だのと、この時期のスポーツ新聞はネタに事欠きません。特に今年の場合は、東日本大震災で日程が延びたと斐う事もあり、もうこの時期なら日本シリーズも終わってそうなもんですけどね。

それとは別に「試合」をやってるチームもあるそうで。

広島東洋カープの紅白戦。

そもそも秋季キャンプ中に実施する意味合いが良く分かりません。しかも、雨で中止になったからって、わざわざ「ダブルヘッダー」にせんでも、とは思いますが。

そんなにダブルヘッダーやりたかったんなら公式戦中にしろよ、と(笑)。

つか、こんな手法にあんまり重要性は感じられんなぁ。特に若手なんか、さんざんフェニックスリーグで「対外実戦」を積んで来たんだから、いまさら紅白戦、と言われてもね。

その「フェニックスリーグ」の成果を見たいんだろうとは思うけど、そんなんならわざわざ日南でやる必要はないんじゃないかね。日南協力会の方には申し訳ないけど。

つか、なんでわざわざ日南まで行ってるの?日程がガチガチに詰まってるのに。日南キャンプから帰って来て翌日に「ファン感謝デー」って、とてもシーズンオフとは思えんなぁ。

いっその事、練習は由宇練習場でやって、試合はマツダスタジアムでやる、とかね。カープファンがおいそれと見えないような所でこそこそやられても、何の足しにもならん。

中国新聞携帯サイトに、日南キャンプの短いレポートが連日載ってますが「観衆50人」とかの中で試合をやっても、ただ「やりました」って言うだけの自己満足にしかならんよ。


で、中国新聞では、その紅白戦で失点した中村恭平君に喝を入れる、野村謙二郎監督の写真が載ってたけど、そんなものこんな時期に何の役にも立たんって。所詮相手は内輪だし。そもそも紅白戦で、監督がマウンドに喝を入れに行くって、なんとも滑稽ですよ。

むしろ、失点なんかしても契約更改に何の影響もないんだから、とことんまで失点したらいいんですよ。その中で「いいもの」を見つけてやる。それを伸ばしてやる。足りない所をアドバイスしてやる。それがコーチの仕事であり、監督の仕事なんじゃないですかね。


それよりも何よりも

カープって結局「練習」が別物になってるような気がします。

とにかくやみくもに野球の練習をやっておけば何とかなる、みたいな。確かに練習は大事だとは思うけど、その練習が「練習の為の練習」の域を一歩も出てない。だからペナントレースで結果が全く出ない。そんな状態がもう「悪しき伝統」になりつつある。

「サイドスロー大量発生」なんかその象徴ですよ。サイドスローって腰の回転が重要なのに、「腕を下げてみようか」て馬鹿じゃねーの。なんでもやってみたらええってもんじゃないんだ。もう既に「来季への迷走」が始まってるような気もします。

紅白戦がかろうじて「試合の為の練習」になってる位かなぁ、などと。結果を求めてるのかどうかも知らんし、本気度も分かりませんが、そんなもの何の役にも立たんと思いますよ。

特にこの時期なんか、誰の進言でこんなキャンプメニューになったのかは知りませんが、試合中に大怪我でもしようもんなら来年にも響いて来るだろうし、無駄ですよ。

本当に「厳しさ」を前面に押し出すなら、徹底的に「走り込むだけ」とか、バットやグラブ、ボールを使わない、おおよそ野球選手とかけ離れた練習をやればいい。選手に「打ちたい、投げたい」と言う気持ちにさせる事の方が大事なんじゃないかな、とも思います。


カープのナニが弱いって、根本的に「野球をする為のチカラ」が足りてない。試合以前の、スポーツ選手としての体力が足りてないように思います。

某新聞のサイトでは「マエケン、体重増で球速アップじゃ」みたいな記事がありました。これは前田健田だけじゃない、他の投手にも皆言える事なんだ。「Max○○○km/h」とはよく言うけども、それを常に出せる体力がなかったらどうしようもないんだ。

「試合に勝つ為の練習」と、「試合に出る為の練習」は明らかに違うもんですよ。


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2011.11.08 / Top↑
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