戦力底上げ「競争の秋」 4日から日南キャンプ
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▽紅白戦増、対抗心あおる

広島の選手やスタッフ計69人が3日、秋季キャンプ地の日南市に入った。首脳陣は若手の底上げを図る為、例年以上に紅白戦を開催し、選手の対抗心をあおる方針。野村監督は「実戦の中での競争ですよ。競争」と語気を強めた。

日南市内の宿舎に入った首脳陣は早速、スタッフミーティングを実施、4日から22日のキャンプ終了まで1クール(練習4日間)に2度、最低8試合の紅白戦を組んだ。昨秋は第2クールまで実戦をしなかったが、練習メニューを大きく変えた。

実戦を増やした中でも、連日1時間以上の走り込みは続ける。大野投手コーチは「体を追い込んで行く中でどれだけ投げられるか。その中でつかむものもある」と説明。体力、技術、精神力の全てのレベルアップを目的とした。

若手投手には紅白戦の結果も求め、キャンプ中の脱落も辞さない方針。大野コーチは「一回悪かったから駄目というわけではないが、なくはない」と厳しい姿勢を示す。アピールとなるか、ふるい落とされるか。若手台頭を狙った秋季キャンプが始まる。



ってか、もう今日から始まってるんですよね。どんな練習をやってるんかは知りませんが。まぁぶっちゃけ、秋季キャンプを見ても何のタシにもならんのは目に見えてますが。

しかし、相変わらずこの監督さんと投手コーチは「競争」だの「ふるい落とし」と言う言葉がお好きですな。これで過去2シーズン失敗してると言うのに、学習能力がないね。

まぁ仮に、あんたらの目で「ふるい落とし」が成功したとしましょ。一軍メンバーがほぼ固定出来たとしましょ。けど、そんなふるい落としの結果で生き残った一軍選手にアクシデントが起きたら一体どうするんでしょうかね。

ふるい落としもいいけどさ、一番必要なのは「底上げ」ですよ。これは、言葉尻は似てるかも知れんけど、全く別物ですよ。無学な人間が言うてるんで、説得力がないですが(笑)。

今いてる選手、どうやらこのまま「第二次の戦力外通告」はなさそうな気配。フェニックスリーグに呼ばれんかったスエちゃんや上村君も「無事」大野練習場で始動してます。

けどしかし、日南キャンプには、連れていける人間は皆連れて行くべきですよ。重傷で連菅出来ない、とか、手術後でまだリハビリの段階だから、と言うのは別にして。何と言うても5位のチームなんだし。「一年間レギュラーで頑張りました」では絶対にダメなんだ。

練習メニューは大きく違う知れんけど、チーム全体でしっかり来季を見据えん限り、浮上はないと思いますよ。ふるい落としとか競争とか、そがぁな呑気な言うてる場合じゃない。

一軍レギュラーを固定するのは大いにええことやと思います。けど、毎年毎年カープが駄目な理由って、弱いくせに一軍と二軍の線引きを簡単にし過ぎなんだ。その癖に一軍メンバー誰か一人欠けてしもうたら「誰か出て鯉」とまるで他人行儀。

その「誰か」を作り上げるのが首脳陣の仕事なのにね。コーチ陣の仕事なのにね。監督の「目利き」の筈なのにね。ふるい掛けばっかりして喜んでる場合じゃないんだよ。

「二軍」といとも簡単に書いてますが、本当は別物じゃない。二軍は「出場選手登録の枠の関係で、試合に出れない選手の集まり」でないといかんはずなのに、それが出来てない。だからチーム揃って、セントラルもウエスタンも、リーグ戦は下位に沈むんですよ。

しかし、この記事中で「うんうん」と一つだけ思えるのは「走り込みの増加」。

ドラゴンズ吉見が、優勝直後のインタビューで「死ぬほど走り込みましたから」みたいなことを言うてた。これは絶対に必要な事。またとある番組で、権藤博さんが言うてたけど「投げ込んで壊れる事はあっても、走り込んで壊れる事はまずない」とも言うてた。

とにかく、基本的な体力がまだまだ足りない。この先試合なんかないんやから、実戦連取なんは必要ない。むしろ、丸一日体力作りに費やしてもイイくらいなんだ。

この秋季キャンプ中、紅白戦も予定されてるみたいやけど。もうそんなのはフェニックスリーグで終わってるはず。こんな所で「実戦」とか言うてるけど、じゃあ長々とフェニックスリーグに参加してたのは何の意味があったんだよ、って話。


また、松山君をサードで練習させたり、會澤君や安部君を外野で練習させたりしてるけど、ぶっちゃけカープでこれまで、本気でコンバートに成功した例ってあるかなぁ。

入団1年目2年目の松山君、二軍でサードをやってたけど、おっかなびっくりの印象は拭えんかったし、會澤君も今シーズン中、外野守備の際にフェンスに激突してたりもする。

慣れてないから、の一言では済まされない。コンバートするのんって、する方もさせるも、それなりに覚悟を持ってやった方がいい。付け焼き刃じゃぜたいに失敗するよ。それこそ、1年間じっくり、もうノックで鍛えるなりなんなりするんなら話は別ですが。

Aは、モノになるまでかなりの時間を費やしたし、さらに遡るなら木村拓也くらい。高校時代は外野手だった松本高明も、ようやくモノになって来た。

けど、投手からの転向組の山本芳彦は完全に「便利屋」扱い。堂林君や庄司君、また育成に格下げになったけど中村憲は「片鱗」はあるもののまだ未知数。

つか、本気で「秋季キャンプのやり方」から考えた方がいいンじゃないかなぁ。


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2011.11.04 / Top↑
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