“古葉マジック”の集大成 愛弟子・伊藤がプロ入りへ 東京国際大から初のドラフト指名
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■不思議な縁で結ばれていた古葉と伊藤

菅野智之(東海大)、藤岡貴裕(東洋大)、野村祐輔(明治大)ほどの完成度はない。彼ら“ビッグ3”とは違い、注目を浴びるようになったのは2011年春のことだ。東京国際大の4年生右腕、伊藤和雄。無名投手が阪神の4位指名を受けるまでに急成長したのは、広島を3度の日本一に導いた名将・古葉竹識との出会いがきっかけだった。

伊藤と古葉は、不思議な縁で結ばれている。08年春、ふたりは新入部員と新監督として、同じタイミングで東京国際大野球部にやって来た。伊藤が所属していた坂戸西高は東京国際大坂戸グラウンドのすぐ裏にあり、07年に足を運んだ古葉が「おもしろいな」と感じてスカウトした。

古葉は監督の座を引き受ける上で、ふたつの目標を掲げた。毎年6月に神宮球場で開催される全日本大学野球選手権への出場と、プロ野球選手を輩出することだ。

このふたつを実現させたのが、伊藤だった。

(中略)

■古葉監督からプロの世界に旅立つ伊藤へのメッセージ

春の飛躍を経て、プロの世界へ。古葉は「1、2年目が大事」と見ている。「1、2年目で鍛え直せば、体、肩、バランスも良くなります。コーチもたくさんいるし、トレーニングの器具もいろいろある。それを活用して、レベルの高い力を作るのが一番大事」

強豪校とは異なり、東京国際大では3年時まで授業がみっちりある。夕方5時から練習を始め、8時半に終わるという日も少なくない。古葉によると、上背のある伊藤が横にガッシリしてきたのは、今年になってからとのことだ。

「伊藤は球の力は持っています。あとはコントロール。変化球をもっと磨いて、ストレートを生かせるピッチャーになってほしい。もっと筋力を強化すれば、必ず150キロ前後で勝負できるピッチャーになります」

指揮官に叱咤された伊藤は、プロでの目標をこう答えた。

「藤川(球児)さんの真っすぐを勉強したい。一番自信のある変化球はチェンジアップですけど、まだまだなのでもっと磨きたいです。先発なら、最低10勝できるピッチャーを目指して頑張りたい」

名将・古葉竹識と出会ったことで、プロへの道を切り開いた伊藤和雄。創部46年目の東京国際大野球部で、史上初めてドラフト指名された。今後進む世界には、百戦錬磨の難敵が待っている。古葉の教えを受け、“弱気の虫”から脱皮した右腕は、いかなるピッチングを見せてくれるのか。

甲子園のマウンドで伊藤が躍動する姿を、今か、今かと古葉は楽しみにしている。



今年の全日本大学野球選手権で、目覚ましい活躍を見せ、初出場ながらベスト4まで進んだ古葉竹識監督率いる東京国際大学から、ドラフト会議で指名される選手が出ました。とうとう、古葉監督の直系の教え子がプロ入りする事になりました。年齢的には「孫」ですが。

しかし、カープじゃないのが残念だなぁ、などと(笑)。

何やってんだよカープのスカウトは。チーム最大の功労者が、関東とは言えアマチュア野球の指導者をやってると言うのにね。こんな「縁」を生かさんでどうするよ。もったいないやんけ。血縁だけで指名しようとして失敗してるチームもあるんだし(笑)。

とは言え、紆余曲折ありながらもアマチュア野球に身を委ね実質丸4年。目標を同じ年にいっぺんに達成してしまうのも、古葉監督の「持って生まれたもの」かと思います。

こんな事を言うのもアレですが、古葉監督の「選手育成法」が、時間はかかるものの「現代野球」にも十分通用する結果なのかなぁ、とも思ったりします。

もっとも、選手育成の手法の基本って、大学であろうがプロ野球であろうが、ドコでやってもそんなに変わらないと思いますよ。たまにおかしな事をやるチームはありますが。

(中略)にしまいましたが、記事中で触れられているのはやっぱり「徹底的な走り込み」。伊藤投手の言葉として「ピッチャーは肩が強くても、下半身が弱かったら故障してしまいます。満足できる体をつくってから、上のレベルを狙えるようにしています」とあります。

やっぱり下半身がしっかりしてないのに、上体ばっかりで投げようとするから肩に負担がかかる、そして痛める。カープの選手、特にピッチャーってこんなのばっかりですよ。

よく、自主トレーニングで、キャッチャー相手にピッチングをする姿をニュースでよく見ますが、やっぱりしっかり走り込む事、ですよ。走るのが好き嫌いは別にしてね。どんなスポーツをするにも、まず下半身がどっしりせん事には話にならンですよ。

何か昨日の記事の続きみたいになってしまいましたが。

何にしろ、いっぺんは鳴尾浜球場で見てみたいなぁ、とも思ったり。そして一軍初登板初先発がカープ戦で、完封とかして「恩返し」とか言われたりするんだろうなぁ(笑)。


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2011.10.28 / Top↑
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