何かと全国的に話題を振りまく事の多い、今年の

第93回全国高等学校野球選手権大会広島県大会

のっけから熱中症で「没収試合」にはさすがに閉口しましたが。

それ以降もいろんな出来事が山盛り。ちょっと前にネタにした広島商は2回戦で玉砕。強かったはずの瀬戸内高校は一回戦敗退。広商どころか県工も広陵も、高揚東も宮島工すらいない準々決勝に「へぇー」と思ったもんです。

こんな事を言うのもアレですが、毎年広島県大会ってベスト4くらいになって「ほー」と思うような高校が残ってたりしますよね。それを見るのが結構楽しみやったりします。

それが今年は「広島新庄高校」だったわけで。

で、昨日の準決勝は、カープ野村謙二郎監督の長男がいてる崇徳高校との対戦でしたが。



広島新庄が初めて決勝進出 産経新聞

第93回全国高校野球選手権広島大会(26日、準決勝)

広島新庄が崇徳を破り、初めて決勝戦に進出した。延長十回表、広島新庄が2死三塁としたところで、崇徳は投手を交代。この守備位置変更をめぐり、高校野球特別規則適用について審判団が協議に入り、79分間にわたって試合が中断する異例の事態となった。審判団は「不手際ですみません。試合を再開させてください」と場内アナウンス。崇徳の投手交代を認めず、試合を再開した。

広島新庄はすかさず加点し、その裏の1死満塁のピンチを甲田の力投で乗り切り、強豪を下した。

十回表の場面では、崇徳はマウンドを投手・阪垣と左翼手・松尾でめまぐるしく交代させた。阪垣−松尾−阪垣とつなぎ、松尾がこの回2度目のマウンドに立ち、投球練習を始めたところで、阪垣は守備位置に入れないという規則に気付いた審判団が、試合をストップした。



中断79分て(笑)。予選1回戦やったら1試合出来まっせ。プロ野球でも、日本シリーズでありましたね。1時間19分の中断。つまりは79分。

けどこれって、なぜこんなに中断せざるを得んような状況になったんかな。普通は、ルールに気付いたら審判団が事態を収拾して、説明をせんといかん。

と言うかもっと審判団が毅然とした態度で臨まんといかんのじゃないかな。

要は簡単に書いちまえば「これ」の中の「 投手は同一イニングで二度目の投手に戻れば、それ以降は他の守備位置につく事は出来ません。」に引っ掛かったのを知らなかった、もしくは無視したって事になるんでしょうね。

ぶっちゃけ「高校野球でも左右病かよ」って事になりますが。

これはもうルールの話やから、監督と審判団の協議のレベルになりますが、79分も中断しといて、両チーム監督や審判団に何のおとがめもないのかな、などと。無いわけがない。伝え聞く話によると、広島新庄高校の迫田監督も、かなりの抗議をなさったそうで。

これって恐らく、野村克也氏がタイガースの監督をやってた頃に「遠山葛西遠山葛西」をやってた名残り(笑)だとは思いますが、この時でもちゃんと遠山は葛西のリリーフを仰いだ後はベンチに下がっていたはず。葛西も2度目のマウンド後はベンチに下がってたし。

こんなシーンって、漫画「ドカベン」でよく見られます。山田太郎封じに出て来た赤城山高校の木下、土佐丸高校の犬神とか。あと、花巻高校と対戦した時の里中とか(笑)。ただこれは「1イニング」の中では無かったからまだよかったんでしょうね。

エースの負担を減らす為、または将来のある高校生の「肩」に配慮してのベンチ入りメンバーの増員。それは決して、こんな消耗する選手の使い方をする為のもんじゃない、と言う事を、ルールとして明文化はせんにしろ「不文律」とするべきでは無いでしょうか。

それこそ野球部の選手は「甲子園」をめざして日々練習に取り組んでる。その日頃の成果が、この79分によって大きく変えられてしまう子も出て来ないとも限らない。


そう言えば茨城県大会でも、常総学院高校の木内監督が「使える選手と使えない選手に分かれた。次からベストメンバーで戦える」「優勝するチームは一戦必勝じゃ駄目。最後の試合に実力を温存できないと決勝で負ける」と言うコメントを残してました。

オープン戦終了後のプロ野球の監督かよ。外される選手は「使えない」ってレッテルを遠回しに貼られたようなもの。木内監督を慕って入って来た選手はどう思うかな。大人なら「仕方ない」で済むだろうけど、まだ17、18っちゅうたら子供だよ。

甲子園大会に地方予選も本大会も無い。全部の試合が、選手が全身全霊を傾けるべきもの。その試合でまけるかも知れない、どの試合も「最後」になる可能性を含んでる。それを、監督の都合で実力を温存して敗退して、本当に選手に悔いは残らんだろうか。

以上二件。こんなのを見ると、高校野球の本分を忘れた一番の原因は監督さんじゃ無いかな、とも思います。高校野球はよく「教育の場」とも言われますが、この一件はもう完全に「教育」を離れ、完全に選手が「監督の売名の道具」になってしまってると言うか。


しかし、この準決勝を戦った生徒さん同士、この試合が笑い話になる日は来るんかね。


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2011.07.27 / Top↑
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