オールスターが近付くと同じように近付く、この人抜きには語れない、7月20日。

炎のストッパー津田恒美

命日、ですね。

TBSニュースバードとかで「炎のストッパーでお馴染みの牛島和彦さんです。」とか聞くと今でも「何を寝ヴォケた事を言うとるんじゃヴァカタレ」とは思いますが。

「燃える闘魂」がアントニオ猪木の、「不沈艦」がスタン・ハンセンのそれであるように、
「炎のストッパー」っちゅう形容詞は津田さんだけのもん、ですよ。今、プロ野球を見てる人の誰しもが知ってる形容詞を持つ選手もおらんようになりましたね。

まぁアソコの局は「横浜大洋ホエールズ」で引退した遠藤一彦氏を「ベイスターズOB」って言うてしまうくらいですからね。この辺の考え方は人それぞれだとは思いますが。


平成5年のオールスター戦の真っ最中。セ・リーグのベンチが映ってる時に、画面の上にテロップが出たような記憶があります。何かと混ざってるかも知れませんが。

よそのチームの選手の話やのに、何か急に頭が真っ白になってボロボロ泣いた事を覚えてます。亡くなられた時は、既に選手ではなかった(最終的な扱いは『任意引退選手』)とは言うものの、ついその数年前まではビュンビュン投げてた人ですからね。

テレビ中継とかで津田投手が出て来ると「あぁ、もうええ、あかんわ風呂入って来るわ」ってんでテレビを消してたものです。夜中のプロ野球ニュースとか、翌日の新聞とかを見て「あいや」と思った事も何度かはありますが。


「クローザー」と言う舶来言葉がもてはやされるようになって結構経ちました。点差がナンボあろうが「9回はこの人」みたいなただ「最後に投げるだけの人」になってしまったような気がします。これもピッチャー分業制の産物なんでしょうね。

けど津田投手が現役の頃ってのは

8回くらいでピンチになったら出て来て、ねじ伏せるようなピッチングをしてそのまま9回も投げちゃう。本当に「ストッパー」という表現のピッチャーが多くいたように思います。ほぼ同時期に抑えをやってた、ドラゴンズの郭源治投手も同じような感じでした。

「ストッパー」が「クローザー」にすり変わったのは、佐々木主浩が「大魔神」と呼ばれるようになった頃からでしょうか。彼の起用方が、良いか悪いかは別にして、ですよ。

個人的な話ですが、3点差で9回1イニングだけ抑えて、はいおしまいみたいな「セーブ記録」はあんまり好きじゃないです。やっぱりせめて2点差以内、とは思います(だからと言うて、決して抑え投手を低くみてるわけではない事を御理解下さい)。


それと、今プロ野球に在籍してるピッチャーの中で、津田さんの「魂」を継承出来る選手はいてるんでしょうか。とは言え、津田さん自体が「唯一無二の存在」なのは確かですが。

津田さんのように、いらぬ事を考えず一球一投に気持ちどころか「魂以上のもの」を込める事が出来る投手はいてないし、これは誰しもが真似が出来るもんじゃない。

津田さんを表現する言葉に「弱気は最大の敵」がありますが、これは野球に取り組む姿勢だけでなく、津田さん自身の生き方だったように思います。だから誰も真似出来んのかな。

弱気の己を隠す為に、徹底的にストレートを磨き、相手を威圧すると共に、自らを鼓舞する。最初はただの速い球だったのが、そこに魂が乗り移り、やがてそれが命をむしばみ、すり減らして行く。そんな感じだったように思います。

前の記事で「野球は仕事」みたいな言葉を使いましたが、こんな考え方が蔓延して来てる今では、津田さんみたいなプロ野球選手の生き方は理解し難いんでしょうか。


そんな事よりも。

いい加減、今日勝たんとあきませんよ。1997年以来、7月20日は1引分(2002年)を挟んで9連敗中(2001年、2006年、2007年は試合なし)なんですよ。

何の為に「屋根なし球場」にしたんだよ。


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2011.07.20 / Top↑
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