今年で阪神大震災から16年。それを機に、今年の1月19日に放送された

大逆転スペシャル 市民にささげた初優勝 ~オリックス 大震災からの奇跡~

NHK自体も、またこの回を放送することになろうとは思ってなかったかも知れんし、また放送するかどうか、の葛藤もあったかと思います。とか何とか云いながら、ウルウルしながら見てました。

本放送の時にいろいろ書こうと思ってたんですが、色々と考えているうちに、書きたい事が山のように出てきて、ナニをどう書いたら分からんようになって、結局投げてしもうたんですが。


ナニがびっくりしたって…仰木監督が電車通勤してたって事。カープで言えば、山本浩二監督は広電電車で通勤!っちゅうぐらいの衝撃。かつて、ブレーブスのブーマーや、最近ではライオンズにいた現タイガースのブラゼルが電車通勤やったのは知ってましたが、まさか仰木さんが地下鉄にねぇ。

ではなく

キャンプ前とキャンプ後、の差はあるかも知れんけど、こう言う時と言うか、追いつめられた時ってやっぱり人間「何かが憑く」ようになってるんでしょうね。佐藤義則の(当時の)最年長ノーヒットノーランとか、鈴木平の防御率1.80とか。まぁそれが、それまでに培ってきたものの集大成であろうとは思うけど、そこには絶対に、人間の能力だけでは測り知れんものがあとから湧いてきてる、と思うんだ。

キャリアの浅い選手の多いイーグルスの選手が、それに当てはまるかどうかは分からん。けど、二週間遅れであろうが何であろうが、プロ野球を開幕させる意味は絶対にある。一か月以上遅れであろうが何であろうが、仙台で試合をする意味は絶対にある、と思うんだ。

途中、井箟元球団代表が「お客さんがみんな来れないかもしれないけども、観客が1人もいないかも知れないけど、しかしここで、オリックスが試合をやってると言う事が、絶対何かの形で市民の手助けになる筈だから」と言うてた。こんな事、そうそう言えるひとはいないと思いますよ。

ただ、その後の発言等々、オリックス球団の対応は、色々といただけない所もありましたが。


けど、この番組のいい所って、阪神・淡路大震災が絡んでるにも関わらず、むやみやたらに「がんばろうKOBE」を前面に出さなかった事、だと思います。東日本大震災(正式名称になったそうです)発生以降、そこいら中で「頑張ろう」の言葉があふれてる。誰が言い出したのかは知らんけど。けど、何の被害もなかった人間が「頑張ろう」と言っても、ぶっちゃけ白々しいだけ。

「ガンバロウ」と言うのは、被災者の皆さんの内面の感情であり、人間の内側から湧いてくるのが当たり前の感情、それをわざわざ「ガンバレ」とも「ガンバロウ」と言う気はしません。それこそ、わしらがアレコレ言うたところで「お前に言われんでも分かっとる」って返されるのが関の山ですよ。

「がんばろうKOBE」はオリックスブルーウェーブのキャッチフレーズであり、あの年以降の神戸市民の皆さんのキャッチフレーズだったはず。それを、ある種「神戸を捨てて大阪に行ったオリックスバファローズ」が使う事に、昨年はもの凄い違和感を感じたものでありましたが…。


昨日の試合、全球場の全試合で、開始前に黙祷を捧げてた。けど、もう下を向くのは昨日まででいい。まだたくさん、行方不明になってる方もおられるけど、動ける所で動ける人間、動くべき人間動いたらいい。被災地の復旧復興、被災者の物的支援は、自衛隊なりアメリカ海軍なりが、動いてくれてる。あの人たちはそれこそ「プロフェッショナル」なんだから、「自己完結できる人たち」任せておけばいい。プロ野球選手が、バットとボールを持って、行方不明者の捜索になんか行けないんだから。

プロ野球しかやって来なかった人間は、結局は野球しか出来ないんだから、出来る環境がある限りは、野球を思う存分にやって欲しいんだ。井箟さんの言葉じゃないけど「試合をやることで、絶対何かの形で市民の手助けになるはず」なんですからね。

「勇気を与えたい」とか、自分を聖人君子のように昇華させて、上から目線でコメントを残す選手や著名人が多いけど、そんなのはハッキリ言って自己満足。自分がやってる事は、必ず誰かの役に立ってる、と思ってやっておれば、どこかで喜んでくれる人がおるやろし、どこかで役に立ってるはず。

とにかく今年は、余計なことを一切考えず、野球に没頭してほしいものです。


で、スポーツ大陸って、再放送すらもうないのか…。結構好きで見てたのにな。


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2011.04.03 / Top↑
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