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1965年11月に、福知山線・山陰本線経由で大阪駅~浜田駅間で運転を開始した特急「やくも」。その後、新大阪駅から山陽本線・伯備線経由の特急「おき」にとって代わり、1972年3月15日の山陽新幹線岡山開業には、岡山駅始発の山陰・山陽連絡特急にその名がコンバートされました。

以後、今年まで51年間、伯備線の代表の座を絶対的なものとして来ました、一時は食堂車すら連結さした「エル特急」ともなり、使用される車両も、181系特急型気動車から、1982年7月1日からは381系特急型電車と、カーブの多い山岳地帯を走行するに相応しい車両が投入されて来ました。

現在となっては、JR各社通じて唯一の「国鉄型」を使用する特急列車ではありますが、2022年2月16日に、後継車両となる、273系電車の新製投入が発表。2度目の「世代交代」となります。

そして、引退する381系電車は、20223月19日の「旧国鉄塗装の復活に続き、今年2月17日には「スーパーやくも」、11月15日には「緑やくも」と、歴代の「やくも」塗装が全て復刻。午前中あれば全て撮影出来る「であろう」と言う事で、出掛けた次第であります。ただ、目的地の下調べは一切なし。

と言うわけで、北陸本線の特急「サンダーバード」同様、大騒ぎにならないうちに、381系特急「やくも」その他を撮影の為、倉敷駅周辺まで出掛けてきました。山中の区間まで出掛けても良かったんですが、勝手の分からない所で失敗しても、と言う事で、かねてから気になっていた「所」へ。

当の273系は、導入予定の11編成のうち2編成が、既に近畿車両から、10月26日に出場、即東海道本線・湖西線での試運転を終え、所属先の出雲運転区に到着しているはず。115系電車を置き換える、227系500番台も営業を開始。いよいよ岡山近郊も、国鉄を脱却しようとしています。



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お早うございます新大阪駅。本来なら青春18きっぷで、ではありましたが、とてもじゃないけど口に出して言えない様な重大なミスを置かしてしまったため、やむを得ず新大阪駅から「のぞみ」。

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07:55。岡山駅到着。ここから山陽本線に乗り換えます。

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08;18。庭瀬駅で途中下車。倉敷駅近くの目的地で「よーいドン」の予定でしたが、前述の如くの大失態と言う事で、ここ庭瀬駅で、上り1番の「スーパーやくも塗装」の4号を待ち受ける事に。その前に貨物列車が通過したのでお試し。

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到着してほどなく「スーパーやくも4号」通過。冬場の朝の、日の低い時間帯なので「やっぱりこの程度」。とは言うものの、もう時期が時期なだけに「どう撮るか」よりも「撮れた事が大事」。

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08:42。倉敷駅到着。駅北口にあった「倉敷チボリ公園」は既に跡形すらなく、ショッピングモール「アリオ倉敷」になっています。ただ、北口にある建物や公衆トイレは、今でも「チボリ公園」の雰囲気そのまま。1階にはバス乗り場もあって、それなりに人通りはありますが、ちょっとうら寂しいなぁ。

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1階に降りて、左手に山陽本線・伯備線の線路を見ながら西に向かいます。

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10数分歩くと、伯備線をまたぐ「清音街道踏切」に当たります。既にかなりの急カーブになっており、それなりのモノが撮れそうではありましたが、この時間は思い切り晴れている上に、ご覧のように、傍にある中層階マンションの影が気になって、取り敢えず、清音街道踏切は「パス」しました。

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と言う事で落ち着いたのは、清音街道踏切のひとつ北側、徒歩5分くらいの所にある「(倉敷市なのに)八王寺踏切」。踏切の向こう側では造成工事も行われていましたが、陰になる高い建物もないので、ここで腰を据える事に。ただこの踏切、交通量が多いだけでなく、路線バスも通るのでご注意を。

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早速やって来たのは、先程庭瀬駅で撮影した「スーパーやくも4号」の折り返し「スーパーやくも5号」。ちょとカメラの設定をミスってます、これはこれ、それはそれ。

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立て続けにやって来たのは、現行の「ゆったりやくも」塗装の6号。9両編成だったので「迎え撃ち」は最後尾が切れてしまいました。これもまた「情報不足」の結果。ちなみにこの付近、もう倉敷駅まで近いので、比較的列車のスピードは遅いです。尤も、その方がゆっくりじっくり撮れますけど。

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常日頃から「来るものすべて撮る」をモットーとしておるので、見慣れたまっ黄色の113系・115系電車の普通列車ももちろん撮ります。時間はかかるかも知れませんが、いずれはこの区間から撤退する車両なんだし。姫路駅07:31発新見行普通列車は113系電車の4両編成。この列車に、姫路駅から相生駅まで乗車して、そこから「こだまワープ」の予定だったんですけどねぇ・・・。

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続いてやって来たのは、備中高梁発岡山行普通電車。2両編成を2本つないでの4両編成。227系500番台が、2両編成で順次投入されている今、この何とも表現しがたい「顔」を見られなくなる日も近いです。これはこれで「国電」ぽくて良いと思うんですけどねぇ。個人の感想ですが・・・。

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続いてやって来たのは、新見発岡山行の、今度は115系電車の2両編成。これだけの急カーブではありますが、さすがに2両編成ともなるとしまりがありません。岡山周辺では、伯備線から赤穂線への直通列車に、比較的2両編成が多く見られますが、交通機関としては、JR西日本のほぼ独占状態。どの列車も比較的混雑しています。もう少し、編成両数が増えないモノかなぁ、とも思ったりします。

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伯備線沿線には、山陰本線との接続駅でもある、伯耆大山駅の近くに「日本製紙米子工場」がある関係上、全線にわたって貨物列車が1日4往復しています。やって来たのは、旧国鉄塗装に戻されている、EF64 1026号機牽引の伯耆大山駅05:42発西岡山駅10:21着の6866列車。

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9両編成で岡山駅へ上って行った「ゆったりやくも」が、今度は7号として出雲市駅を目指します。今度は9両編成きっちり収まりましたが、今度は架線柱とビームの影が。もう少し薄曇りになってくれればありがたいんですが、列車ダイヤも天気も、自分ではコントロール出来ませぬゆえ。

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そして、10:23。最大のターゲットでもある「国鉄やくも8号」。岡山方が、先頭車改造されたクモハ381なのはもうご愛敬。ちなみに出雲運転区の381系電車は、頻繁に編成替えを行う為、編成番号が振り分けられてないそうです。一時は4両6両7両9両と、バラエティに富んだ編成でしたしねぇ。

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備中高梁発岡山行普通列車。岡山の113系・115系電車は外観は旧国鉄のままながら、手シートが転換クロスシートに変更されていたり、まっ黄色にもかかわらず車内は旧態然とした固定クロスシートだったりと、本当にバラエティに富んでおります。

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215系電車を使用した、岡山発新見行普通列車がやってきました。快速「マリンライナー」から撤退して20年。廃車もあり、先頭車改造でワンマン列車の2両編成も増え、そしていつの間にか「マリンライナー」運用よりも、ローカル運用の機関の方が長くなってしまいました。ステンレス車両とは言え、ラッシュアワーには不向きの2扉車両。どこかにいい転用先はないものでしょうか。

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岡山発総社行と言う、比較的短距離の普通列車でやって来たのは、新車も新車、227系500番台の2両編成。桃をイメージするピンク色の帯。愛称は「Urara(うらら)」。車内は転換クロスシートだそうですが、出入り台付近はかなり広く取られているとか。混雑緩和の窮余の一策となるかどうか。

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新見発岡山行115系電車を使用した普通列車。

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「8号」で岡山へ上って行った旧国鉄塗装が、今度は「9号」として出雲市を目指します。編成は6両。これを逃すと夕方まで来ない。午後は外せない予定がある。ゆえに「絶対に失敗出来ない」と(勝手に)緊張感に苛まれましたが、幸いにも若干日が陰り、比較的良い出来になった、と思っています。

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最近は、JR製の車両に、話題作りで旧国鉄塗装を施す「イベント」も増えてきていますが、やはり国鉄塗装は国鉄型車両にこそ似合うと言うもの。そしてこの塗装は、春夏秋冬どの季節にも、そして日本全国どんな風景にも似合う、そして映える塗装だ、とも思っています。

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入れ違いでやって来たのは「緑やくも10号」。でもって、国鉄型の」車両って、変に奇をてらった塗装よりも、こうやって直線を主体にした塗分けの方が、締りがあって恰好よく見えます。

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総社駅で折り返して来た227系500番台Urara。ちなみに正面と側面の「列車種別表示」には、2022年に廃止されたはずの「(快速)サンライナー」も用意されているとか。それならついでに「マリンライナー」もどうでしょう。と言うかもう用意されているんでしょうか。興味のあるところです。

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岡山10:14発普通列車新見行としてやってきたのは、旧国鉄塗装の極み、残り3両編成が2本だけとなった湘南色で115系電車Dー27編成。車両運用その他を一切調べて来ないので、さすがに緊張しました。どうせならこの塗装、ラッピングで復刻出来ぬものでしょうか。

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その普通列車が通過する事約15分後。取り立てて列車のない時間帯ではありますが、いきなり警報機が鳴り響きました。そして、やって来たのは、新車も新車、ピッカピカ273系電車。編成番号は特急「やくも」を意識したのか「Yー2」。試運転と習熟運転を兼ねているんでしょう。比較t系ゆっくりとしたスピードでした。2024年6月には、特急「やくも」の全ての列車が273系電車に置き換わります。

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かつてはフリーゲージトレインの導入も論議・検討された伯備線。計画は、車両の問題等もあり頓挫してしまいました。273系電車では、381系電車の、遠心力だけで制御する「自然振り子方式」から、カーブの各種データを、車上に搭載したデータと照らし合わせながら自然に車体を傾斜させる「車上型の制御付自然振り子方式」を採用しているそうです。この辺は難しいので省略します。

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播州赤穂10:05発総社行がやってきました。これは、先頭車改造車両を含まない、正統血統の115系電車の3両編成。車内はリニューアルされているかどうかまでは分りませんが、外観は登場時ほぼそのまま。ただやはり、老朽化が進んでいるのか、車両によっては「すきま風」が酷いです。

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4両編成で新見行の215系普通列車は、備中高梁駅で岡山方の2両を分割。その岡山方の2両だけが、岡山行の普通列車で折り返してきました。こう言ったきめ細かな運用が出来るのも、短編成の魅力ではありますが、混雑が酷くなるのはいかんともしがたい所ではあります。

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「緑やくも11号」がやってきました。この日の特急「やくも」。4両編成もあれば9両編成もあると言う、バラエティに富んだ両数。年末年始になれば、増結増結で、また雑多な編成を見せてくれるものと思います。273系は4両単位での増解結。柔軟な対応が出来るかどうか見ものではあります。

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先頭車改造の車両と言うのは、国鉄末期に、特急型・急行型の近郊化改造、その他色んな車両に「短編成化」の名目で登場しました。中には「3両編成」tと言う、及びもつかないf列車も登場しましたが、こう言った改造車両もある意味「旧国鉄の(負の)遺産」と捉えるのが良いと思います。

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この日最後は「ゆったりやくも12号」4両編成。



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岡山駅は、山陽地区の要衝であると共に、四国への玄関口。ゆえにJR西日本の車両だけでなく、JR四国の特急電車・特急気動車も乗り入れて来るので、全国のJRターミナル駅のどこにも負けないくらい、様々な、そして色とりどりの車両が乗り入れてきます。さらに新幹線でも、九州・東海所属車両も来るので、現在のJRターミナルでは「一番の華やかさ」と言っても過言ではないと思います。

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しかし、在来線車両の約半数は、旧国鉄の頃の車両、しかもかなりの割合でガタが来ています。この先、どれ位の期間を要するかまでは分かりませんが、「国鉄岡山駅」を脱するにはそれ相応の時間がかかるでしょう。そんな中で登場した、227系500番台と273系。これからの岡山地区・山陰地区のフラッグシップ的存在になりうるでしょうし、そうならなければいけない、とすら思います。

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227系500番台には「JR CITY NETWОRK ОKAYAMA」と言う、新しいロゴマークも用意されています。古手の漫才sではありませんが、いずれは「岡山・広島」で競い合えるようになれば。両地区とも、競合する大手私鉄はありませんし、今後やりようによっては。もっと乗客も増えるはず。

事或る毎に、中国地区方面に行く際は、在来線・新幹線を問わず利用します。ちょっとずつ、変わっていく様子を、地元民ではありませんが、見る事が出来れば、と考えています。

2023.12.26 / Top↑
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