

第62回JABA広島大会も、無事予選リーグの最終日を迎えました。


この大会は毎年のように、予定されている5日間のいいどこかで雨が降り、試合の中断や日程の順延、試合会場の変更、挙げ句の果てには優勝決定トーナメントの取り止め、等々ありますが、今年はどうやら、初日第1試合の前に降り切ったようでして、最終日まで滞りなく、日程が消化出来ました。
そしてその予選リーグ最終日、第1試合の対戦は、昨年ね優勝決定トーナメントで対戦するはずだった、福山ローズファイターズと広島東洋カープの試合です。
まずは広島東洋カープ。









初戦はシティライト岡山相手、投打ともに「貫録」を見せつけた形となりました。もっとも、野球を生業としている以上、そして7イニング制の大会とは言うものの、負ける訳にはいかないでしょう。ウエスタンリーグの試合不足を補う意味でも、こう言った大会、そして試合はどんどん行って欲しいものです。









セントラルリーグでは、一軍が上位争いをしています。これがこの先数年続けば、いずれは三連覇以来の「カープ黄金期」を作るものと思われます。その輪の中に、ここで汗をかいているメンバーが名を連ねる。そう言った意味でも、こう言う場はどんどん活用して欲しいと思っています。
対するは福山ローズファイターズ。









今年はこの先、オープン戦等もありますが、公式戦としてはこの大会が最後となります。こんな事を言ったら叱られるかも知れませんが、今年を最後にローズファイターズのユニフォームを脱ぐ決意をしている選手もいるかも知れません。ゆえに、生半可な気持ちでは観れない試合です。









昨年は、優勝決定トーナメント進出を決めたものの、新型コロナウイルス感染症の陽性者が出た事で、出場を辞退せざるを得ませんでした。その時の相手が広島東洋カープ。昨年で出来なかった戦いを、場所は違うものの親善試合とは違う「真剣勝負の場」でいっぱい食らわす事が出来るか。
スターティングオーダー
先攻:福山ローズファイターズ
1(左)井上浩輝 (報徳学園高校~立命館大学~関メディベースボール学院~信濃グランセローズ)
2(二)中嶋 悠 (北嵯峨高校~神戸国際大学)
3(三)但井智哉 (八戸学院光星高校~東京国際大学)
4(指)柿山馨一郎(岡山学芸館高校~関西福祉大学)
5(遊)森清友貴 (岡山学芸館高等学校~岡山商科大学)
6(中)小林 眞桜 (東海大学付属札幌高校~大阪経済大学~八尾ベースボールクラブ)
7(一)徳永一心 (おかやま山陽高校)
8(捕)篠田鈴音 (米子北高等学校)
9(右)藤田輝二郎(三次青陵高校)















投:近藤聖真 (岡山創成館高校~日本経済大学)
後攻:広島東洋カープ
1(中)久保 修 (石見智翠館高校~大阪観光大学)
2(指)林 晃汰 (智辯学園和歌山高校)
3(遊)二俣翔一 (磐田東高校)
4(右)田村俊介 (愛知工業大学名電高等学校)
5(左)中村健人 (中京大学附属中京高校~慶應義塾大学~トヨタ自動車)
6(一)木下元秀 (敦賀気比高校)
7(二)前川誠太 (敦賀気比高校)
8(捕)持丸泰輝 (旭川大学高校)
9(三)内田湘大 (利根沼田学校組合立利根商業高等学校)















投:河野 佳 (広陵高校~大阪ガス)
審判員



球審:竹内勇綺 一塁:石田篤史 二塁:丸山久生 三塁:野間雅勝
公式記録員:池田侑矢
場内アナウンス:原由希子
成績
1回表




井上 1―1から3球目を打ってレフトフライ




中嶋 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ




但井 2―2から5球目を空振り三振
1回裏




久保 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ




林 初球を打ってレフト前ヒット






次打者二俣の3球目がワイルドピッチ




二俣 2―2から7球目を空振り三振




田村 初球を打ってショートフライ
2回表




柿山 0―2から3球目を空振り三振








森清 1―2から4球目を打ってショートゴロ




小林 1―2から4球目を空振り三振
2回裏




中村健 1―2から5球目を打ってセカンドフライ
木下 0―1から2球目を打ってセンターフライ※




前川 2―2から5球目を打ってライト線スリーベースヒット








持丸 3―1から5球目を打ってファーストゴロ



3回表
広島東洋カープ選手交代















ピッチャー河野に代えて長谷部銀次(中京大学附属中京高校~慶應義塾大学~トヨタ自動車)




徳永 2―0から3球目を打ってショートゴロ




篠田 0―2から3球目を空振り三振




藤田 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット




井上 2―0から3球目を打ってピッチャーゴロ
3回裏




内田 1―2から4球目を見逃し三振




久保 0―1から2球目を打ってレフトフライ




林 2―1から4球目を打ってセンターオーバーソロホームラン



カープ1―0ローズファイターズ








二俣 初球を打ってファーストファウルフライ
4回表
広島東洋カープ選手交代















ピッチャー長谷部に代えて松本竜也 (智辯学園高校~Honda鈴鹿)




中嶋 1―2から4球目を打ってショートゴロ




但井 初球を打ってレフトフライ




柿山 1―2から4球目を打ってセンターフライ
4回裏




田村 1―0から2球目を打ってセンターフライ




中村健 フルカウントから6球目を打って右中間へツーベースヒット




木下 ストレートのフォアボール




前川 2―2から7球目を打って左中間へタイムリーツーベースヒット



カープ2―0ローズファイターズ




持丸 初球を打ってレフトへ犠牲フライ






カープ3―0ローズファイターズ




内田 フルカウントから6球目を見逃し三振
5回表




森清 1―0から2球目を打ってセンターフライ




小林 1―2から5球目を打ってレフトフライ




徳永 フルカウントから7球目を打ってサードフライ
5回裏
福山ローズファイターズ選手交代















ピッチャー近藤に代えて浜崎遥輝(金光学園高等学校~関西福祉大学)




久保 2―1から4球目を打ってセカンドフライ




林 0―2から3球目を打ってレフト線ツーベースヒット




二俣 1―2から4球目を打ってサードゴロ セカンドランナー田村はサードへ




田村 1―1から3球目を打ってセンターへ犠牲フライ



カープ4―0ローズファイターズ
福山ローズファイターズシート変更
ファースト徳永に代えてサード中村優太(県立広島工業高校) サード但井がファースト








中村健の代打中村貴浩(九州国際大学付属高校~九州産業大学) 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
6回表
広島東洋カープ選手交代











ピッチャー松本に代えて新家颯(田辺高校)
ライト田村に代えて名原典彦(瀬戸内高校~青森大学)
サード内田に代えて韮澤雄也(花咲徳栄高校)




篠田 2―0から3球目を打ってファーストファウルフライ




藤田 2―2から5球目を空振り三振




井上 1―2から7球目を空振り三振
6回裏
木下 0―1から2球目を打ってセンター前ヒット
前川 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット




持丸 1―2から4球目を打ってセンターフライ




韮澤 1―2から4球目を見逃し三振








久保 1―0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット



カープ5―0ローズファイターズ




林 1―1から3球目を打ってセンターフライ
7回表
広島東洋カープ選手交代
セカンド前川に代えてサード三好匠(九州国際大学付属高校~東北楽天ゴールデンイーグルス) サード韮澤がセカンド


















ピッチャー新家に代えて中村来生 (高岡第一高校)
中嶋 2―0から3球目がデッドボール




但井 0―2から5球目を打ってレフト前ヒット




柿山 初球を打ってショートゴロセカンドフォースアウト




森清 2―1から4球目を打ってライトフライ








小林 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ
福山ローズファイターズ
000 000 0 0 H2 E1
001 211 X 5 H9 E0
広島東洋カープ
試合開始08:58 試合終了10:45


毎年行われている、カープとローズファイターズの交流戦。大差のつく試合が本当に多かったですが、この試合に関しては違いました。カープからしたら「思ったように点が取れない」と言う感覚すら覚えました。それだけローズファイターズの力が付いてきた、と言う証拠でしょうか。


ローズファイターズの選手の経歴を見ると、社会人野球の選手を数多く輩出している学校が多数見受けられます。いち地方都市のクラブチームの域を、そろそろ脱却しようか、と言う気配すら伺えます。企業チームとはまた違う「福山市の野球チーム」としての、新たな一歩のように感じます。


「福山市スポーツ推進計画」のもとに立ち上げられた福山ローズファイターズ。、今その輪は、2020年のUー15(リトルシニア)の発足、そして2020年の社会人サッカーチーム「福山ローズフットボールクラブ」の活動開始にまで拡がっています。いち野球チーム活動を越える「福山市のスポーツチーム」。その旗頭として、もっともっと、強くなって欲しい、と願うばかりであります。
そして広島東洋カープは、堂々優勝決定トーナメント進出。二軍の経験の場として参加している立場ではありますが、野球を生業としている以上、恥ずかしい戦いは出来ません。
2023.08.29 / Top↑
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