


第94回都市対抗野球大会も、残す所2日。そして個人的に、今大会最後の観戦となりました。





ベスト8に東海地区勢が5チーム、そして準決勝に勝ち進んだのはそのうちの3チーム。毎年毎年、どこの地区よりも長い、そして熱い戦いを繰り広げる東海地区らしい、今大会となりました。






東海地区のチームの試合と言うのは、公式戦はもとより、オープン戦もなかなか見る機会はありませんし、遠征に出て来られる事もごくまれ。もっとも、どこのチームも立派なグラウンドを所有されているので、これもまた致し方ない事かと思います。むしろ、乗り込んで行く方のチームが多い印象。






トヨタ自動車硬式野球部などは、いち企業チームとは思えないファンクラブの体制。さすが「世界のTOYOTA]としか言いようがありません。会社から出される予算の都合もあろうかと思いますが、これはよその社会人野球チームも見習うべき所はたくさんある、とも思っています。









対するJR東日本も、この点に関しては負けてはいないと思います。、一度だけ柏グラウンドにお邪魔しましたが、企業チームとは思えない、フルカラーLEDのスコアボード。「観に来てくださいね」と堂々と言える規模。シンボルチームはこうあるべき、と言う方向性を示しているとも思います。









ただ、それだけお金をかけているシンボルチームだけに、全国大会に向けてのプレッシャーは相当なものがあるはず。相手との闘い、そして社内から送られる熱い視線に打ち勝って、初めて手にする事が出来る栄光の黒獅子旗。頂点まで、泣いても笑ってもあと二つ。セミファイナル、始まります。
スターティングオーダー
先攻:豊田市/トヨタ自動車
1(指)八木健太郎(早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
2(左)徳本健太朗(龍谷大学付属平安高校~青山学院大学)
3(三)北村祥治 (星稜高校~亜細亜大学)
4(中)逢澤崚介 (関西高校~明治大学)
5(右)多木裕史 (坂出高校~法政大学)
6(一)樺澤 健 (前橋商業高校~東京農業大学)
7(捕)高祖健輔 (玉野光南高校~環太平洋大学)
8(二)佐藤勇基 (中京大学中京高校~法政大学)
9(遊)和田佳大 (鹿児島情報高校~中京大学)











投:森田駿哉 (富山商業高校~法政大学/Honda鈴鹿からの補強選手)
後攻:東京都/JR東日本
1(中)向山基生 (法政第二高校~法政大学/NTT東日本からの補強選手)
2(指)金子莉久 (國學院大學栃木高校~白鴎大学)
3(二)杉崎成輝 (東海大学付属相模高校~東海大学)
4(右)山内 慧 (美来工科高校~専修大学)
5(一)菅田大介 (京都共栄学園高校~奈良学園大
6(三)下川知弥 (筑陽学園高校~駒澤大 学/NTT東日本からの補強選手)
7(捕)渡辺和哉 (文星芸術大学附属高校~専修大学)
8(左)佐藤拓也 (浦和学院高校~立教大学)
9(遊)海﨑雄太 (埼玉栄高校~法政大学)















投:西居建陽 (和歌山商業高校~中部学院大学)
審判員








球審:高橋進 一塁:宮田 二塁:大都 三塁:渡邊
成績
1回表
八木 0―1から2球目を打ってサードゴロ捕球エラー
徳本 初球を打ってレフト前ヒット




北村 2―2から6球目を打ってライト前ヒット




逢澤 1―2から5球目を空振り三振




多木 初球を打ってレフトへ犠牲フライ


JR東日本0―1トヨタ自動車




樺澤 1―1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット






JR東日本0―2トヨタ自動車




高祖 初球を打ってショート内野安打




佐藤 1―2から7球目を打ってショートゴロ
1回裏
向山 1―2から4球目を空振り三振
金子 初球を打ってファーストゴロ
杉崎 0―2から3球目を打ってファーストゴロ
2回表
和田 1―0から2球目を打ってピッチャーゴロ




八木 フルカウントから6球目を見逃し三振




徳本 1―2から5球目を打ってセンター前ヒット
次打者の2球目(ストライク)にファーストランナー徳本セカンド盗塁成功
北村 1―2から4球目を打ってサードゴロ
2回裏
山内 初球を打ってショートゴロ




菅田 初球を打ってセカンドゴロ




下川 初球を打ってレフト前ヒット




渡辺 1―2から4球目を空振り三振
3回表




逢澤 1―0から2球目を打ってファーストゴロ




多木 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット




樺澤 0―2から3球目を打ってファーストライナー
次打者高祖の初球(ボール)にファーストランナー多木セカンド盗塁失敗
3回裏




佐藤 0―1から2球目を打ってショートゴロ




海崎 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット




向山 2―2から5球目を打ってセンター前ヒット




金子 初球を打ってショートゴロセカンドフォースアウト




杉崎 初球デッドボール




山内 0―2から3球目を空振り三振
4回表




高祖 1―2から4球目を打ってサードライナー




佐藤 1―2から6球目を空振り三振




和田 1―0から2球目をピッチャー横セーフティバント内野安打
八木 0―2から3球目を空振り三振
4回裏




菅田 初球を打ってファーストゴロ




下川 0―2から3球目を打ってセカンドゴロ




渡辺 1―0から2球目を打ってサードゴロ
5回表




徳本 フルカウントから8球目を見逃し三振




北村 0―2から3球目を打ってライトフライ




逢澤 2―2から6球目を打ってセンターフライ
5回裏








佐藤 2―2から6球目を打ってライト線ツーベースヒット




海崎 1―0から2球目をピッチャー前送りバント




向山 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ サードランナー佐藤ホームイン









JR東日本1―2トヨタ自動車
金子 1―0から2球目を打ってショートゴロ
6回表
多木 初球を打ってライトフライ




樺澤 初球を打ってレフト前ヒット







高祖 1―1から3球目を打ってサードフライ
佐藤 0―1から2球目を打ってライト前ヒット




和田 0―2から5球目を空振り三振
6回裏




杉崎 フルカウントから6球目を見逃し三振




山内 2―2から5球目を打ってショートゴロ










菅田 1―1から3球目を打ってライト線ツーベースヒット




下川 フルカウントから6球目を打ってピッチャーゴロ
7回表




八木 1―0から2球目を打ってピッチャーゴロ




徳本 2―2から5球目を打ってセンターフライ




北村 0―2から4球目を空振り三振
7回裏
トヨタ自動車選手交代








ピッチャー森田に代えて松本健吾(東海大学菅生高校~亜細亜大学)




渡辺 0―2から5球目を打ってセンター前ヒット
JR東日本選手交代
ファーストランナー渡辺に代えて篠田怜汰(羽黒高校)








佐藤 初球をキャッチャー前送りバント








海崎の代打大城悠也(城北高校~横浜商科大学) 1―2から4球目を打ってセンターフライ
次打者の5球目前に、20秒ルールの警告




向山 フルカウントから6球目を空振り三振
8回表
JR東日本選手交代
代走篠田に代えてショート福武修(東海大学甲府高校~立命館大学)
代打大城に代えてキャッチャー小藤翼(日本大学第三高校~早稲田大学)




逢澤 フルカウントから7球目を見逃し三振








多木 0―1から2球目を打ってライト前ヒット




樺澤 フルカウントから8球目を選んでフォアボール








高祖 初球を打ってサード強襲内野安打




佐藤 2―1から4球目を打ってライトへ犠牲フライ









JR東日本1―3トヨタ自動車








和田 初球を打ってライトフライ
8回裏




金子 2―2から8球目を打ってセカンドゴロ
杉崎 2―0から3球目を打ってセカンドゴロ








山内 1―2から4球目を空振り三振
9回表
JR東日本選手交代











ピッチャー西居に代えて西田光汰(大阪体育大学浪商高校)




八木 0―2から3球目を空振り三振
徳本 初球を打ってセカンドゴロ送球エラー




北村 1―2から4球目を見逃し三振



次打者の2球目(ストライク)にファーストランナー徳本セカンド盗塁成功




逢澤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




多木 1―2から6球目を打ってライト前ヒット




樺澤 1―2から4球目を見逃し三振
9回裏




菅田 1―2から6球目を空振り三振
下川 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ








福武 初球を打ってセカンドゴロ









豊田市/トヨタ自動車
200 000 010 3 H12 E0
000 010 000 1 H6 E1
東京都/JR東日本
試合開始14:06 試合終了16:37

怒涛のように攻め続けるトヨタ自動車、それを凌いで凌いで、数少ないチャンスをモノにしようとするJR東日本。強豪チームには、データ分析を専門とする「アナライザー」と言うポジションの方がおられますが、ここまで来たら、作戦やデータよりも、勝負への執念が勝った方が勝つ、と考えています。






全国では、高校野球夏の甲子園大会の予選がたけなわです。たかがアマチュア野球、されどアマチュア野球。そして野球に限らず、どんなレベルのスポーツでも、自負と覚悟を持ってグラウンドに立つ選手の皆さんがおられます。その姿は、大袈裟ですが年齢問わず「神々しい」とも思います。



ワールド・ベースボール・クラシックに日本が優勝し、今一度、野球へ視線が集まる機会も多くなってきています。その中に、社会人野球もどんどん入ってきて欲しいし、プロ野球に負けない魅力がたくさん詰まっているはず。その魅力を、画像を通して伝える事が出来れば、と常日頃から考えています。



そして、僅差の戦いを制したトヨタ自動車は、7年ぶり2度目の黒獅子旗へ4年ぶりの優勝決定戦進出。JR東日本硬式野球部の皆様、お疲れさまでした。次は、マツダスタジアムでお逢いしましょう。
2023.07.25 / Top↑
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