社会人野球を本格的に観戦し出して10年ちょっとになります。今年は3月に明治神宮野球場で、JABA東京スポニチ大会を初めて観戦する機会に恵まれましたが、もうひとつ「JABAベーブルース杯争奪全国社会人野球大会」をも観戦する機会を得ました。今年は勤務シフトに恵まれています。
これまではだいたい、JFE西日本が出場していましたが、球暇に試合がある事がなく、観戦は見送っていましたが、今年はJR西日本が「初日の月曜日」に試合をする、と言う事で、出かけてみました。
とは言うものの、大阪府下から岐阜駅と言うのは、路線検索結果でも「名古屋経由」が最初に表示されるのがデフォルト。しかしながら個人的には、目的地をいったん通り過ぎるような「屈辱」は味わいたくない。かと言って在来線だと3時間半程度かかる。早朝の出立ではあるけど、ゴールデンウイークの真っ只中なので、出来る限り乗り換え回数は極力少なくしたい。直前まで思案しました。
ただ、幸いなのは、お目当てのJR西日本の試合は第二試合。試合開始予定時刻は11:30。とは言え試合は日本選手権対象大会。予定通りにはまず始まらない。勝手に「12:00くらいに試合開始だろう」と予測。現地到着時刻を「11:00前後」と設定して予定を組み始めました。
そうしたらありました。大阪発高山行特急「ひだ25号」
1972年から1999年まで走っていた急行「たかやま」の流れをくむ特急列車。同じく中京地区・長野県下を結ぶ特急「しなの」は廃止されてしまいましたが、特急「しらさぎ」用683系電車の車両使用料相殺の為に、唯一残された「JR東海管内直通の在来線特急」。これだと大阪から岐阜まで乗り換えなしで済む。さらには、3月のダイヤ改正で新型車両が投入された。これで、往路は決定しました。

朝7時半過ぎの大阪駅。ゴールデンウィークの最中ではありますが平日月曜日。華やかな雰囲気もありますが、通勤される方も当然おられますが、かなり少なめ、でしょうか。

11番線ホームに向かいます。かつての11番線ホームと言えば、現在同様、長距離列車のみの発着ではありましたが、何となく「どことない気怠さ」みたいなものを感じたものですが、今では「これから旅に出るぞ」みたいな華やかな雰囲気すら感じます。l来年になるとどうなるのかなぁ。

07:48、入線。2019年に試験車両が登場、4年間のテスト走行を重ね、昨年から特急「ひだ」に投入され始めた「HC85系」ハイブリッド気動車。HCは「Hybrid Car」の略。

シンボルマークと行先表示。シンボルマークに、JR東海の「意気込みとプライド」を感じます。

デッキと車内。新幹線車両とは違う、落ち着きのようなものを感じます。

通路上のディスプレイには「今現在、何を基にして走行中か」が表示されます。通常は、ディーゼルエンジンで発電機を回し、主電動機で走行。走行音はディーゼルカーではなくほとんど「電車」。


さらに加速が必要な際には、バッテリーから電気が送られます(1、2枚目)。バッテリーへの充電は、回生ブレーキ((モーターに逆に軸回転を入力して発電機として作動させ、電気エネルギーに変換して回収するシステム)作動中に行われます(3,4枚目)。

結局、寝ている暇もろくにないまま、09:56岐阜駅到着。ここで、名古屋発飛騨古川行の「5号」と連結作業の為15分間停車。降車が終わった後、一旦米原方にある引き上げ線で折り返すと言う作業。これは、端的に言えば、岐阜駅のホーム上に連結作業の為の設備が整っていない為、とか。

おそらく、20年以上ぶりになる岐阜駅下車。前に来た時は、名鉄岐阜市内線の末期、駅前にも「岐阜駅前停留所」がありましたが、朝夕のみの運行。しかも渋滞が発生した場合には「運休」と言う、本当に最末期でした。


緑豊かに整備された北口駅前広場。その片隅に、岐阜市内線・揖斐線・美濃町線で活躍した、1926年(大正15年)製造の「モ513」が、露天ながらもなかなか良いコンディションで保存されていました。線路が道路に続いていますが、ここが「岐阜駅前電停」の跡地なんでしょうか。

話が逸れていますが元に戻します。この岐阜駅北口広場には、岐阜バスのターミナルがあります。目指す「岐阜メモリアルセンター前に行くバスは10番乗り場。「長良八代公園行」に乗車します。日中は30分に1本程度。注意したいのは、市内線のバスでは、ICOCAたTOICAなど、他地区の交通系ICカードが使えません。ちょっと面倒くさいです。引っ掛かりました。ちなみに運賃は220円。

揺られる事約20分。「岐阜メモリアルセンター前」に到着。一枚目奥に見えているのは、名鉄岐阜・JR岐阜方面行き乗り場。野球場をはじめ、陸上競技場などが揃った総合スポーツ施設です。


駐車場入り口を入ると、もう奥に長良川球場が見えます。そのまま真っ直ぐ歩くもよし、階段を上がって「長良川スイミングプラザ」の横を歩くもよし。

野球場に辿り着くまでに、大小二つのドームがありますが、大きい方は「岐阜メモリアルセンターで愛ドーム」小さい方は「ふれ愛ドーム」と言うそうです。どことなく、ではありますが、ナゴヤドームに雰囲気が似ています。完成はナゴヤドームよりも先のようですが、施工主は同じなんでしょうか。

無事到着、でございます。立派な外観ですねぇ。個人的には、松山坊っちゃんスタジアム、倉敷マスカットスタジアム、東広島アクアスタジアム、大阪シティ信用金庫スタジアムと並んで、プロ野球のフランチャイズではない球場としては五本の指に入る、と思っています。

バックネット裏最上段より一枚。両翼97.6メートル、センター122メートル。外野は天然芝、内野は黒土、ファウルゾーンは人工芝となっています。

内野スタンド。背もたれのある座席はバックネット裏の一部、オレンジ色の席のみ。あとは独立した背もたれのない座席になっています。外野席は芝生ですが、フェンス際に座席が設けられています。屋根は内野を完全に覆うものではなく、球場外側フェンスに沿って、全周に渡って設置されています。収容人員は内野13984人、外野8136人。合計22030人。スタンドはかなり緩やかな傾斜。

ダッグアウトの横には、カメラマン席でしょうか。この日は次の試合を控える選手の待機場所、もしくはスタメン出場ではない選手の待機場所になっていました。画像は一塁側。そして三塁側のブルペン。観客席の真ん前にありますが、試合そっちのけになりそうな気もします。

照明灯は6基。

スコアボードはフルカラーLED。アニメーションも出せるようですが、今回は表示はありませんでした。そして、ちょっと目を引いたのが「風向風速の表示」。千葉マリンスタジアムのそれが有名ですし、どこの球場にもあるものではありませんが、色々と参考になるかと思います。
ちょっとだけ難点を言わせてもらえるなら、フィールドを囲うフェンスが、ブルペンなどの影響もあってかなり複雑な事。ゆえに、プレイの様子を撮影出来る箇所がかなり限られているようにも思います。まぁこれは勝手に撮っている方の勝手な言い分。観るに関しては、最高の環境と思われます。

様子もひと通り頭に入ったので、来年は「満を持して、万全を期して。行ってみたいと思います。
これまではだいたい、JFE西日本が出場していましたが、球暇に試合がある事がなく、観戦は見送っていましたが、今年はJR西日本が「初日の月曜日」に試合をする、と言う事で、出かけてみました。
とは言うものの、大阪府下から岐阜駅と言うのは、路線検索結果でも「名古屋経由」が最初に表示されるのがデフォルト。しかしながら個人的には、目的地をいったん通り過ぎるような「屈辱」は味わいたくない。かと言って在来線だと3時間半程度かかる。早朝の出立ではあるけど、ゴールデンウイークの真っ只中なので、出来る限り乗り換え回数は極力少なくしたい。直前まで思案しました。
ただ、幸いなのは、お目当てのJR西日本の試合は第二試合。試合開始予定時刻は11:30。とは言え試合は日本選手権対象大会。予定通りにはまず始まらない。勝手に「12:00くらいに試合開始だろう」と予測。現地到着時刻を「11:00前後」と設定して予定を組み始めました。
そうしたらありました。大阪発高山行特急「ひだ25号」
1972年から1999年まで走っていた急行「たかやま」の流れをくむ特急列車。同じく中京地区・長野県下を結ぶ特急「しなの」は廃止されてしまいましたが、特急「しらさぎ」用683系電車の車両使用料相殺の為に、唯一残された「JR東海管内直通の在来線特急」。これだと大阪から岐阜まで乗り換えなしで済む。さらには、3月のダイヤ改正で新型車両が投入された。これで、往路は決定しました。


朝7時半過ぎの大阪駅。ゴールデンウィークの最中ではありますが平日月曜日。華やかな雰囲気もありますが、通勤される方も当然おられますが、かなり少なめ、でしょうか。


11番線ホームに向かいます。かつての11番線ホームと言えば、現在同様、長距離列車のみの発着ではありましたが、何となく「どことない気怠さ」みたいなものを感じたものですが、今では「これから旅に出るぞ」みたいな華やかな雰囲気すら感じます。l来年になるとどうなるのかなぁ。


07:48、入線。2019年に試験車両が登場、4年間のテスト走行を重ね、昨年から特急「ひだ」に投入され始めた「HC85系」ハイブリッド気動車。HCは「Hybrid Car」の略。


シンボルマークと行先表示。シンボルマークに、JR東海の「意気込みとプライド」を感じます。


デッキと車内。新幹線車両とは違う、落ち着きのようなものを感じます。


通路上のディスプレイには「今現在、何を基にして走行中か」が表示されます。通常は、ディーゼルエンジンで発電機を回し、主電動機で走行。走行音はディーゼルカーではなくほとんど「電車」。




さらに加速が必要な際には、バッテリーから電気が送られます(1、2枚目)。バッテリーへの充電は、回生ブレーキ((モーターに逆に軸回転を入力して発電機として作動させ、電気エネルギーに変換して回収するシステム)作動中に行われます(3,4枚目)。


結局、寝ている暇もろくにないまま、09:56岐阜駅到着。ここで、名古屋発飛騨古川行の「5号」と連結作業の為15分間停車。降車が終わった後、一旦米原方にある引き上げ線で折り返すと言う作業。これは、端的に言えば、岐阜駅のホーム上に連結作業の為の設備が整っていない為、とか。


おそらく、20年以上ぶりになる岐阜駅下車。前に来た時は、名鉄岐阜市内線の末期、駅前にも「岐阜駅前停留所」がありましたが、朝夕のみの運行。しかも渋滞が発生した場合には「運休」と言う、本当に最末期でした。




緑豊かに整備された北口駅前広場。その片隅に、岐阜市内線・揖斐線・美濃町線で活躍した、1926年(大正15年)製造の「モ513」が、露天ながらもなかなか良いコンディションで保存されていました。線路が道路に続いていますが、ここが「岐阜駅前電停」の跡地なんでしょうか。


話が逸れていますが元に戻します。この岐阜駅北口広場には、岐阜バスのターミナルがあります。目指す「岐阜メモリアルセンター前に行くバスは10番乗り場。「長良八代公園行」に乗車します。日中は30分に1本程度。注意したいのは、市内線のバスでは、ICOCAたTOICAなど、他地区の交通系ICカードが使えません。ちょっと面倒くさいです。引っ掛かりました。ちなみに運賃は220円。


揺られる事約20分。「岐阜メモリアルセンター前」に到着。一枚目奥に見えているのは、名鉄岐阜・JR岐阜方面行き乗り場。野球場をはじめ、陸上競技場などが揃った総合スポーツ施設です。




駐車場入り口を入ると、もう奥に長良川球場が見えます。そのまま真っ直ぐ歩くもよし、階段を上がって「長良川スイミングプラザ」の横を歩くもよし。


野球場に辿り着くまでに、大小二つのドームがありますが、大きい方は「岐阜メモリアルセンターで愛ドーム」小さい方は「ふれ愛ドーム」と言うそうです。どことなく、ではありますが、ナゴヤドームに雰囲気が似ています。完成はナゴヤドームよりも先のようですが、施工主は同じなんでしょうか。


無事到着、でございます。立派な外観ですねぇ。個人的には、松山坊っちゃんスタジアム、倉敷マスカットスタジアム、東広島アクアスタジアム、大阪シティ信用金庫スタジアムと並んで、プロ野球のフランチャイズではない球場としては五本の指に入る、と思っています。

バックネット裏最上段より一枚。両翼97.6メートル、センター122メートル。外野は天然芝、内野は黒土、ファウルゾーンは人工芝となっています。


内野スタンド。背もたれのある座席はバックネット裏の一部、オレンジ色の席のみ。あとは独立した背もたれのない座席になっています。外野席は芝生ですが、フェンス際に座席が設けられています。屋根は内野を完全に覆うものではなく、球場外側フェンスに沿って、全周に渡って設置されています。収容人員は内野13984人、外野8136人。合計22030人。スタンドはかなり緩やかな傾斜。


ダッグアウトの横には、カメラマン席でしょうか。この日は次の試合を控える選手の待機場所、もしくはスタメン出場ではない選手の待機場所になっていました。画像は一塁側。そして三塁側のブルペン。観客席の真ん前にありますが、試合そっちのけになりそうな気もします。


照明灯は6基。


スコアボードはフルカラーLED。アニメーションも出せるようですが、今回は表示はありませんでした。そして、ちょっと目を引いたのが「風向風速の表示」。千葉マリンスタジアムのそれが有名ですし、どこの球場にもあるものではありませんが、色々と参考になるかと思います。
ちょっとだけ難点を言わせてもらえるなら、フィールドを囲うフェンスが、ブルペンなどの影響もあってかなり複雑な事。ゆえに、プレイの様子を撮影出来る箇所がかなり限られているようにも思います。まぁこれは勝手に撮っている方の勝手な言い分。観るに関しては、最高の環境と思われます。

様子もひと通り頭に入ったので、来年は「満を持して、万全を期して。行ってみたいと思います。
2023.05.04 / Top↑
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