

第18回兵庫県知事杯争奪大学・社会人野球大会初日第2試合です。






この手のローカル大会は、週末を中心に行われますが、日程や、使用する球場に照明設備がない等の都合上、平日日中行われる事が多いので、出場する社会人野球チームは基本的に、企業チーム、もしくは会社がスポンサーと言う形で全面的に支援をしているクラブチームが主となっています。






が、今大会は珍しく、経緯こそ分かりませんが、純粋に自主運営のクラブチームが参加しています。






KC西宮。設立から11年目を迎えた、純粋なクラブチーム。スポンサーを得ずに、純粋に部員の会費で運営をされています。クラブチームなので、練習場所は一定していませんが、時おり、関メディベースボール学院野球選手科が本拠地にしている、津門球場でも練習をされているようです。






登録されているメンバーは決して多くありません。さらには平日金曜日の大会と言う事で、選手は本当にギリギリの人数しかいません。もっとも、純粋なクラブチームではよくある事。






仕事を終えて球場直行、試合が終われば仕事直行など、ごく当たり前。もちろん、休暇が取れない等の理由で、試合に参加出来ない選手の方が多いのもしばしば。そんな中でもやはり「試合」ともなると、何とか都合をつけて、皆さん参加されています。これもまた「野球好き」の極みの見本。






でもってこの試合は指名打者なし、スターティングオーダーは9人。ペンチ入りは12人。少数精鋭で戦いを挑みます。
スターティングオーダー
先攻:KC西宮
1(二)青木虎琉 (福山誠之館高校)
2(投)藤本颯太 (芦屋学園高校~流通科学大学)
3(中)中村大樹 (鹿児島工業高校)
4(三)浅田大輝 (西脇工業高校)
5(捕)北村 智 (仁川学院高校~泉州大阪野球団~関西爽球会)
6(遊)山田康輔 (仁川学院高校)
7(右)藤原瑛佑 (市立尼崎高校)
8(左)戎 健登 (育英高校~履正社医療スポーツ専門学校)
9(一)岡崎 隼 (神村学園高校)


















先発の藤本投手。
後攻:神戸国際大学
1(一)岩崎 光 (宇部商業高校)
2(右)吉川昌宏 (関西高校)
3(中)藤原楓凡 (聖光学院高校)
4(三)清水佑樹 (尽誠学園高校)
5(指)中嶋 慎 (北嵯峨高校)
6(捕)高田隼杜 (神戸村野工業高校)
7(二)長谷川修都(東海大学大阪仰星高校)
8(遊)有馬真大 (京都国際高校)
9(左)金山朋也 (上宮高校)















投:水野浩誠 (川之江高校)
審判員




球審:花尾 一塁:江夏 二塁:美野 三塁:長谷川
成績
1回表




青木 初球を打ってサードゴロ




藤本 1―1から3球目を打ってライト前ヒット








中村 2―1から4球目を打ってピッチャー強襲内野安打








浅田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
1回裏








岩崎 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット




吉川 初球をキャッチャー前送りバント








藤原 0―1から2球目を打ってライト前ヒット
次打者清水の2球目(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功








清水 フルカウントから8球目を打ってライト前タイムリーヒット



神戸国際大学1―0KC西宮
次打者中嶋の初球がワイルドピッチでサードランナーホームイン



神戸国際大学2―0KC西宮
中嶋 1―0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット



神戸国際大学3―0KC西宮



次打者高田の2球目(ボール)にファーストランナー中嶋セカンド盗塁成功




高田 2―2から5球目を打ってサードゴロ




長谷川 1―0から2球目を打ってライトフライ
2回表








北村 1―2から5球目を打ってショートゴロ








山田 3―1から5球目を打ってサードフライ








藤原 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット








戎 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
2回裏








有馬 2―1から4球目を打ってライトオーバースリーベースヒット




金山 2―2から5球目を打ってショートゴロ




岩崎 1―1から3球目を打ってショートタイムリー内野安打
神戸国際大学4―0KC西宮
次打者吉川の初球(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功




吉川 ストレートのフォアボール




藤原 0―1から2球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト
次打者の2球目(空振り)にファーストランナーセカンド盗塁成功




清水 フルカウントから8球目を選んでフォアボール




中嶋 1―1から3球目を打ってサードフライ
3回表




岡崎 2―2から5球目を空振り三振




青木 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ




藤本 0―2から3球目を打ってサードゴロ
3回裏




高田 0―1から2球目を打ってファーストフライ




長谷川 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ




有馬 1―2から5球目を選んでフォアボール
金山 1―0から2球目をサード前セーフティバント内野安打




岩崎 ストレートのフォアボール




吉川 1―2から5球目を打ってピッチャーゴロ






4回表







中村 2―か4ら球目を打ってレフト前ヒット




浅田 2―2から6球目を打ってサードゴロダブルプレイ




北村 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








山田 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ
4回裏
KC西宮シート変更
ライト藤原がセンター センター中村がライト
藤原 3―1から5球目を選んでフォアボール
次打者の初球目(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功




清水 1―1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット



神戸国際大学5―0KC西宮
次打者の初球目(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功 さらに4球目前に牽制悪送球でサードへ




中嶋 フルカウントから8球目を選んでフォアボール




高田 初球を打ってファーストゴロホームフォースアウト
長谷川 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ サードランナーホームイン
神戸国際大学6―0KC西宮




有馬 0―2から3球目を空振り三振
5回表
神戸国際大学選手交代















ピッチャー水野に代えて福重翔三(天理高校)




藤原 0―2から3球目を打ってセカンドゴロ
戎 初球を打ってサードゴロ




岡崎 0―2から3球目を空振り三振
5回裏




金山 0―1から2球目を打ってライト前ヒット




岩崎の代打佐多海秋(三田松聖高校) 初球を打ってショートゴロ




吉川の代打河原 1―1から3球目を打ってセカンドゴロタイムリー捕球エラー
神戸国際大学7―0KC西宮




藤原 1―0から2球目を打ってライトフライ







清水 初球を打ってサードファウルフライ
6回表
神戸国際大学シート変更
代打佐多がそのまま入りファースト
代打河原がそのまま入りセンター




青木 3―1から球目を選んでフォアボール
次打者藤本の初球目がワイルドピッチ
神戸国際大学選手交代















ピッチャー福重に代えて川畑心玖(綾部高校)








藤本 1―2から4球目を打ってセカンドフライ








中村 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








浅田 2―2から6球目を打ってレフト前ヒット








北村 2―0から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ




6回裏







中嶋の代打平見知樹(尽誠学園高校) 1―1から3球目を打ってレフトフライ








髙田の代打土谷 2―2から5球目を打ってセンターフライ落球
次打者の2球目(ボール)にセカンドランナーサード盗塁成功
長谷川の代打織田友斗(神戸国際大学付属高校) 2―0から球目を打ってライト前タイムリーヒット
神戸国際大学8―0KC西宮
有馬 初球を打ってショートライナーダブルプレイ
7回表
神戸国際大学シート変更
代打土谷に代えてキャッチャー片山莉希(精華高校)
代打織田にショート大杉唯斗(日南学園高校)
ショート有馬がセカンド
山田 1―1から3球目をショートゴロ
藤原 初球を打ってセカンドゴロ








戎の代打鳥越祐真(伊川谷北高校~大阪経済大学) 2―2から5球目を空振り三振



KC西宮
000 000 0 0 H 5 E2
310 211 X 8 H11 E0
神戸国際大学
試合開始13:10 試合終了14:59

残念ながらKC西宮、コールドゲームで敗戦となってしまいました。しかしながら、少人数で大会に臨む意味合いはたくさんあると思います。理由は「ただ野球が好きなだけ」。これに尽きます。


高校や大学で野球を続けてはみたものの、レギュラーポジションに届かぬまま終える選手はたくさんおられます。それでも野球を続けたい、誰の為でもなく、ただ純粋に野球が好き。こんな気持ちだけあれば、野球に限らず、スポーツは何歳になっても続けられるもの。やりたくなったら、身体が動く限り続ければいいと思っています。と申しますか、クラブチームの存在意義はそこにもある、と考えています。


そして、クラブチームでも「全日本クラブ野球選手権」と言う、目標になる立派な大会があります。そこで勝てば、社会人野球日本選手権にも出場出来ます。目標は、見つければ幾らでもある、とすら思います。そして兵庫県には、こうやって大学野球部や、企業チームと対戦出来る試合もたくさんあります。これもまたクラブの皆さんにとっては楽しみであり、目標のはず。


KC西宮のチームの皆様、またどこかで、お目にかかる機会があれば、と思います。その際はよろしくお願いいたします。
2022.11.16 / Top↑
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