第47回社会人野球日本選手権中国地区第一代表決定戦です。
その歴史のせいか、都市対抗野球大会よりも、若干格落ちの間があります。しかしながら個人的には「チームとしての日本一」を決める大会として、こちらの方が好きだったりします。もっとも、一番最初に観戦したのが、京セラドーム大阪でやっている日本選手権だったから、と言うのもありますが。

その、社会人野球日本選手権中国地区第一代表決定戦に進出したのは、JR西日本とツネイシブルーパイレーツ。歴史こそ違いますが、広島県の社会人野球界隈を支えてきたチームの対戦。







ツネイシブルーパイレーツは、2013年の第39回大会以来の第一代表決定戦進出。この時は第一代表決定戦でJFE西日本に敗れ、第二代表決定戦で三菱重工広島に敗れ、創部以来の悲願だった「全国大会出場」を逃してしまいました。ただここ数年、随所で好勝負を展開しています。その最たる試合が、3年前の松本旗三浦旗大会。豪打豪打の連続で、一気に「広島県の春」を制しました。



この時以来「いつになったらツネイシブルーパイレーツは全国大会に出場出来るようになるのか」と考えてはいましたが、ようやく、ようかう手が届くところまで来ました。今年は都市対抗野球大会を広島県一次予選で終え、JABA広島大会も予選リーグ敗退と、あまり良い所がないままこの時期を迎えてしまいましたが、ここで勝つことによって、これらが全て帳消しになるかも、とすら考えています。







そしてその2013年に復活を遂げたのがJR西日本。以来都市対抗野球大会に出場5回、社会人野球日本選手権出場5回と、一気に中国地区の第一人者に駆け上りました。ここ数年は押され気味ではありましたが、今年の夏の中国地区を制し、今度は秋と「連覇」が目前に迫ってきました。







今シーズンは大幅な選手の入れ替えもなく、昨年から引き続き鍛えてきた若い選手が一気に開花。未だ全国でベスト8の壁こそ破れてはいませんが、近いうちに突破出来るもの、とも考えています。、そしてこの先、中国地区での地位を盤石にする為にも、代表決定戦は落とせません。2017年以来、5年ぶり3回目の「二大大会連続出場」なるかどうか。機運は異常なまでに高まっています。
今年最後の全国大会、中国地区からの最初の扉を開けるのは、ツネイシブルーパイレーツか、それともJR西日本か。
スターティングオーダー
先攻:
1(指)脇屋紀之 (明徳義塾高校~大阪学院大学)
2(中)若狭大地 (今治西高校~筑波大学)
3(右)前本武蔵 (広陵高校~近畿大学)
4(左)手束海斗 (鳴門高校)
5(遊)工 遼汰 (広陵高校~大阪商業大学)
6(一)中村拓貴 (長門高校~徳山大学)
7(捕)栗栖 徹 (岩国商業高校~福岡大学)
8(二)岡田拓己 (岡山東商業高校~環太平洋大学)
9(三)新田大晟 (近江高校~大阪商業大学)




投:谷本憲哉 (済美高校~専修大学)
後攻:
1(左)春原直登 (佐久長聖高校~関東学院大学)
2(右)戸田航史 (大阪商業大学付属高校~大阪商業大学)
3(三)土居拓海 (広島新庄高校)
4(一)田村 強 (玉野高校~大阪体育大学)
5(中)大倉卓也 (智辯学園和歌山高校~関西学院大学)
6(二)櫻井 涼 (広島商業高校~近畿大学工学部~三菱重工広島)
7(指)西山統麻 (智辯学園和歌山高校)
8(遊)石嵜健人 (如水館高校~近畿大学工学部)
9(捕)原田廣大 (東大阪大学柏原高校~近畿大学)




投:大畑理暉 (履正社高校~奈良学園大学)
審判員


球審:楠誠之 一塁:戸田和雄 二塁:丸山久生 三塁:前野
公式記録員:山本洋平(JFE西日本コーチ兼マネージャー)
場内アナウンス:原由希子


成績
1回表

脇屋 初球を打ってサードライナー

若狭 1―2から5球目を空振り三振

前本 初球を打ってライト前ヒット

手束 1―2から5球目を空振り三振


1回裏
ツネイシブルーパイレーツ選手交代
レフト手束に代えてライト中島大地(箕面東高校~関西大学) ライト前本がレフトへ

春原 フルカウントから球目を選んでフォアボール


戸田 1―1から3球目を打ってサードゴロダブルプレイ


土居 初球止めたバットに当たっててピッチャーゴロ

2回表


工 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ


中村 1―2から球目を打ってセンター前ヒット


栗栖 0―1から2球目を打ってサードゴロ捕球エラー

岡田 1―2から5球目を打ってセンター前タイムリーヒット



JR西日本0―1ツネイシブルーパイレーツ

新田 1―2から4球目を見逃し三振


脇屋 0―2から4球目を打ってセンターフライ
2回裏

田村 2―2から7球目を空振り三振

大倉 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ

櫻井 1―0から2球目を打ってレフトフライ
3回表

若狭 2―2から6球目を打ってピッチャーゴロ


前本 0―2から3球目を打ってセカンドゴロ

中島 2―2から5球目を空振り三振

3回裏


西山 1―2から5球目を打ってセカンドゴロ

石嵜 2―1から4球目を打ってショートライナー


原田 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット

春原 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット

戸田 3―1から5球目を選んでフォアボール


土居 1―0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット



JR西日本2―1ツネイシブルーパイレーツ

田村 0―2から4球目を空振り三振


4回表


工 2―2から5球目を打ってセカンドゴロ


中村 初球を打ってライトフライ
栗栖 フルカウントから6球目を空振り三振
4回裏


大倉 1―1から3球目を打ってファーストファウルフライ


櫻井 初球を打ってセンター前ヒット


西山 1―0から2球目を打ってセンター前ヒット


石嵜 ストレートのフォアボール


原田 1―1から3球目を打ってレフトへ犠牲フライ




JR西日本3―1ツネイシブルーパイレーツ


春原 0―1から2球目を打ってファーストゴロ

5回表


岡田 0―2から6球目を打ってショートゴロ

新田 1―2から4球目を空振り三振

脇屋 2―1から4球目を打ってレフトファウルフライ
5回裏
戸田 2―か6ら球目を打ってサードゴロ

土居 初球を打ってセンター前ヒット


田村 2―1から4球目を打ってレフトオーバー2ランホームラン


JR西日本5―1ツネイシブルーパイレーツ

ツネイシブルーパイレーツ選手交代




ピッチャー谷本に代えて松田徹太(山陽高校~東亜大学)


大倉 0―1から2球目を打ってセンター前ヒット


櫻井 1―1から3球目を打ってセンターフライ

次打者西山の初球(ボール)にファーストランナー大倉セカンド盗塁失敗
6回表

若狭 フルカウントから8球目を見逃し三振
前本 2―1から4球目を打ってセカンドゴロ


中島 1―1から3球目を打ってバットを折りながらもライト前ヒット


工 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット

ファーストランナー中島はサードへ


中村 2―0から3球目を打ってショートゴロ

6回裏
ツネイシブルーパイレーツ選手交代
キャッチャー栗栖に代えて小林亮太(倉敷商業高校~東北福祉大学)

西山 0―1から2球目を打ってセンターフライ


石嵜 フルカウントから7球目を打ってライト前ヒットとエラーでセカンドへ



原田 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット

春原 フルカウントから7球目を選んでフォアボール

ツネイシブルーパイレーツ選手交代





ピッチャー松田に代えて深田樹暉(近江高校~大阪工業大学)


戸田 3―1から5球目を打ってセンター前タイムリーヒット

JR西日本6―1ツネイシブルーパイレーツ


土居 1―1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット

JR西日本8―1ツネイシブルーパイレーツ


田村 2―0から3球目を打ってライト前タイムリーヒット


JR西日本9―1ツネイシブルーパイレーツ

ツネイシブルーパイレーツ選手交代




ピッチャー深田に代えて有馬太玖登(都城東高校)

大倉 ストレートのフォアボール 4球目がワイルドピッチでサードランナーホームイン

JR西日本10―1ツネイシブルーパイレーツ
ツネイシブルーパイレーツ選手交代




ピッチャー有馬に代えて上村爽真(星淋高校)

櫻井 1―2から6球目を空振り三振


西山 初球を打ってライトファウルフライ
7回表
JR西日本シート変更



ピッチャー大畑に代えて岡田和馬(南陽工業高校~近畿大学)
ファースト田村に代えてライト奥野翔琉(明徳義塾高校) ライト戸田がファースト

小林 0―2から4球目を空振り三振

岡田 2―1から4球目を打ってレフトフライ


新田の代打永岡涼(宇部鴻城高校~福山大学) 0―1から2球目を打ってショートゴロ

7回裏
ツネイシブルーパイレーツシート変更
代打永岡がそのまま入りサード


石嵜 フルカウントから9球目を打ってショートゴロ


原田 2―2から6球目を打ってショートゴロ


春原 フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット


次打者戸田の2球目(ストライク)にファーストランナー春原セカンド盗塁成功 さらに4球目前にボークでサードへ


戸田 2―2から9球目を打ってセカンドゴロ
8回表


脇屋 初球を打ってセカンドゴロ


若狭 1―2から4球目を打ってサードゴロ

前本 1―0から2球目を打ってサードゴロ

8回裏
ツネイシブルーパイレーツ選手交代





ピッチャー上村に代えて赤坂大輔(県立川口高校~共栄大学)


土居 2―2から7球目を打ってレフトオーバーソロホームラン




JR西日本11―1ツネイシブルーパイレーツ



JR西日本硬式野球部、2大会ぶり8回目の社会人野球日本選手権出場!おめでとうございます!



ツネイシブルーパイレーツ
010 000 00 1 H5 E1
002 125 01 11 H15 E1
JR西日本
試合開始13:15 試合終了15:59
※大会規定によりコールドゲーム

ツネイシブルーパイレーツ、9年ぶり2度目の挑戦は、まずは「玉砕」と言う形で幕を閉じました、
9年前に現役だった選手は、コーチ兼任の永岡選手のみ。あとの選手は全員20代。誰も「代表決定戦」を経験していません。先輩から見聞きしてるとは思いますが、やはりその場に立ってみないと分からぬ事はあるはず。これはもう、野球の実力とは別モノ。自らを鼓舞する事は出来るけど、それを取りまとめる存在がいない。言い換えれば「引っ張る存在」が足りないのかな、とも思います。
ただこの惨敗で、ツキモノは取れ、緊張も解け、肩の力も抜けた事でしょう。ここ数年、ツネイシブルーパイレーツが変わった事って、ベンチからよく声が飛ぶようになった事。これだけでも大きな変革です。思い切り殴られましたが、返す場はまだひとつ、用意されています。これもまたこの先の為の経験値になるでしょう。それを絶対的なものにするのは「勝つ事」。ささやかですが、期待しています。


そして、JR西日本硬式野球部の皆さん、新生チームで6回目、通算8回目の社会人野球日本選手権出場決定、おめでとうございます。さらに二大大会連続出場は5年ぶり3回目。もちろんこれは全て、新生チーム10年間での成績。もうこれはただただ「素晴らしい」としか言いようがありません。


今大会は3試合全てでふた桁安打。何かが吹っ切れたかの如くの連打連打。オープン戦公式戦問わず「12安打で3点」と言う試合を幾度となく見てきたので、これはもうある種の覚醒ではないか、とも思っています。再結成一期生の石嵜選手が息を吹き返し、二期生の春原選手は完全に「不動の1番打者」。これが、ツネイシブルーパイレーツにない「経験値」に繋がっているではないかな、と思います。





思えばこの日のスターティングオーダー。8番・9番は一期生の石嵜選手と原田選手、そして1番は二期生の春原選手。再結成後から長きに渡ってチームを支えてきた「(社会人野球では)ベテラン」の選手が、未だ最前線で出陣し続けているのも脅威。場数を踏み、修羅場を経験した選手にしか身に付けられない「オーラ」。それを、キャリアの浅い選手が感じ取りながらその能力を遺憾無く発揮する。






さらに特筆すべきはこの試合、送りバントが一度もなかった事。長打が田村選手と土居選手のホームランだけ、と言う徹底的な「つなぐ野球」。個人的には送りバントは好きですが、そして最近では送りバントにやや否定的な意見もありますが、これだけ」繋がると「あぁ、それもありなのかな」と考えるような試合でした、勝手知ったる相手ゆえ、決して無理をしないシングルヒットでのビッグイニング。

そんな中でも光ったのは、3番に座っている土居選手。この最終予選の通算成績は14打数8安打5打点1ホームラン。打率5割7分1厘。都市対抗野球大会中国地区二次予選でも首位打者賞を獲得したその力は、東京ドームで経験値を得て、さらに力強く逞しくなったと思います。この試合でも、逆転タイムリーヒットとサヨナラホームラン。なかなか難しいと思われる「勝負強さ」も身に付きました。

その後ろを打つ田村選手も、今大会は12打数5安打6打点2ホームラン。ここと言う場面で、ホームランかヒットか、を見極めて打てるのは、さすが「中国地区の至宝」としか言いようがありません。シティライト岡山や倉敷オーシャンズに補強選手として呼ばれるのも、こう言う所なのかな、とすら。



一時期、チーム全体で練習がまともに出来ない時期がありました。シャンとせんまま臨んだJABA広島大会も、走り抜ける事は出来ませんでした。そこからただひたすら、炎天下での練習を重ねられたんでしょう。選手の皆さん、よく日焼けされてました。その成果が、3試合で43安打31得点と言う、これまでで考えられないような数字を叩き出せたんだと思います。ただただ頭が下がります。

ここ暫らく鳴りを潜めていた形のJR西日本硬式野球部。これで今年、二大大会連続出場となりました。前回の連続出場は、2016年の都市対抗野球大会から、2018年の都市対抗野球大会まで5大会連続。ここ10年ではJFE西日本硬式野球部しか成しえていません。再結成から10年目を迎えたJR西日本。節目の年に、京セラドーム大阪での大暴れを期待します!ありがとうございました。
その歴史のせいか、都市対抗野球大会よりも、若干格落ちの間があります。しかしながら個人的には「チームとしての日本一」を決める大会として、こちらの方が好きだったりします。もっとも、一番最初に観戦したのが、京セラドーム大阪でやっている日本選手権だったから、と言うのもありますが。


その、社会人野球日本選手権中国地区第一代表決定戦に進出したのは、JR西日本とツネイシブルーパイレーツ。歴史こそ違いますが、広島県の社会人野球界隈を支えてきたチームの対戦。





















ツネイシブルーパイレーツは、2013年の第39回大会以来の第一代表決定戦進出。この時は第一代表決定戦でJFE西日本に敗れ、第二代表決定戦で三菱重工広島に敗れ、創部以来の悲願だった「全国大会出場」を逃してしまいました。ただここ数年、随所で好勝負を展開しています。その最たる試合が、3年前の松本旗三浦旗大会。豪打豪打の連続で、一気に「広島県の春」を制しました。









この時以来「いつになったらツネイシブルーパイレーツは全国大会に出場出来るようになるのか」と考えてはいましたが、ようやく、ようかう手が届くところまで来ました。今年は都市対抗野球大会を広島県一次予選で終え、JABA広島大会も予選リーグ敗退と、あまり良い所がないままこの時期を迎えてしまいましたが、ここで勝つことによって、これらが全て帳消しになるかも、とすら考えています。





















そしてその2013年に復活を遂げたのがJR西日本。以来都市対抗野球大会に出場5回、社会人野球日本選手権出場5回と、一気に中国地区の第一人者に駆け上りました。ここ数年は押され気味ではありましたが、今年の夏の中国地区を制し、今度は秋と「連覇」が目前に迫ってきました。





















今シーズンは大幅な選手の入れ替えもなく、昨年から引き続き鍛えてきた若い選手が一気に開花。未だ全国でベスト8の壁こそ破れてはいませんが、近いうちに突破出来るもの、とも考えています。、そしてこの先、中国地区での地位を盤石にする為にも、代表決定戦は落とせません。2017年以来、5年ぶり3回目の「二大大会連続出場」なるかどうか。機運は異常なまでに高まっています。
今年最後の全国大会、中国地区からの最初の扉を開けるのは、ツネイシブルーパイレーツか、それともJR西日本か。
スターティングオーダー
先攻:
1(指)脇屋紀之 (明徳義塾高校~大阪学院大学)
2(中)若狭大地 (今治西高校~筑波大学)
3(右)前本武蔵 (広陵高校~近畿大学)
4(左)手束海斗 (鳴門高校)
5(遊)工 遼汰 (広陵高校~大阪商業大学)
6(一)中村拓貴 (長門高校~徳山大学)
7(捕)栗栖 徹 (岩国商業高校~福岡大学)
8(二)岡田拓己 (岡山東商業高校~環太平洋大学)
9(三)新田大晟 (近江高校~大阪商業大学)















投:谷本憲哉 (済美高校~専修大学)
後攻:
1(左)春原直登 (佐久長聖高校~関東学院大学)
2(右)戸田航史 (大阪商業大学付属高校~大阪商業大学)
3(三)土居拓海 (広島新庄高校)
4(一)田村 強 (玉野高校~大阪体育大学)
5(中)大倉卓也 (智辯学園和歌山高校~関西学院大学)
6(二)櫻井 涼 (広島商業高校~近畿大学工学部~三菱重工広島)
7(指)西山統麻 (智辯学園和歌山高校)
8(遊)石嵜健人 (如水館高校~近畿大学工学部)
9(捕)原田廣大 (東大阪大学柏原高校~近畿大学)















投:大畑理暉 (履正社高校~奈良学園大学)
審判員








球審:楠誠之 一塁:戸田和雄 二塁:丸山久生 三塁:前野
公式記録員:山本洋平(JFE西日本コーチ兼マネージャー)
場内アナウンス:原由希子






成績
1回表




脇屋 初球を打ってサードライナー




若狭 1―2から5球目を空振り三振




前本 初球を打ってライト前ヒット




手束 1―2から5球目を空振り三振






1回裏
ツネイシブルーパイレーツ選手交代
レフト手束に代えてライト中島大地(箕面東高校~関西大学) ライト前本がレフトへ




春原 フルカウントから球目を選んでフォアボール








戸田 1―1から3球目を打ってサードゴロダブルプレイ








土居 初球止めたバットに当たっててピッチャーゴロ



2回表








工 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ








中村 1―2から球目を打ってセンター前ヒット








栗栖 0―1から2球目を打ってサードゴロ捕球エラー




岡田 1―2から5球目を打ってセンター前タイムリーヒット









JR西日本0―1ツネイシブルーパイレーツ




新田 1―2から4球目を見逃し三振








脇屋 0―2から4球目を打ってセンターフライ
2回裏




田村 2―2から7球目を空振り三振




大倉 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ




櫻井 1―0から2球目を打ってレフトフライ
3回表




若狭 2―2から6球目を打ってピッチャーゴロ








前本 0―2から3球目を打ってセカンドゴロ




中島 2―2から5球目を空振り三振


3回裏








西山 1―2から5球目を打ってセカンドゴロ




石嵜 2―1から4球目を打ってショートライナー








原田 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット




春原 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット




戸田 3―1から5球目を選んでフォアボール








土居 1―0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット









JR西日本2―1ツネイシブルーパイレーツ




田村 0―2から4球目を空振り三振






4回表








工 2―2から5球目を打ってセカンドゴロ








中村 初球を打ってライトフライ
栗栖 フルカウントから6球目を空振り三振
4回裏








大倉 1―1から3球目を打ってファーストファウルフライ








櫻井 初球を打ってセンター前ヒット








西山 1―0から2球目を打ってセンター前ヒット







石嵜 ストレートのフォアボール







原田 1―1から3球目を打ってレフトへ犠牲フライ












JR西日本3―1ツネイシブルーパイレーツ








春原 0―1から2球目を打ってファーストゴロ



5回表








岡田 0―2から6球目を打ってショートゴロ




新田 1―2から4球目を空振り三振




脇屋 2―1から4球目を打ってレフトファウルフライ
5回裏
戸田 2―か6ら球目を打ってサードゴロ




土居 初球を打ってセンター前ヒット








田村 2―1から4球目を打ってレフトオーバー2ランホームラン






JR西日本5―1ツネイシブルーパイレーツ



ツネイシブルーパイレーツ選手交代














ピッチャー谷本に代えて松田徹太(山陽高校~東亜大学)








大倉 0―1から2球目を打ってセンター前ヒット








櫻井 1―1から3球目を打ってセンターフライ



次打者西山の初球(ボール)にファーストランナー大倉セカンド盗塁失敗
6回表




若狭 フルカウントから8球目を見逃し三振
前本 2―1から4球目を打ってセカンドゴロ








中島 1―1から3球目を打ってバットを折りながらもライト前ヒット








工 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット



ファーストランナー中島はサードへ







中村 2―0から3球目を打ってショートゴロ



6回裏
ツネイシブルーパイレーツ選手交代
キャッチャー栗栖に代えて小林亮太(倉敷商業高校~東北福祉大学)




西山 0―1から2球目を打ってセンターフライ








石嵜 フルカウントから7球目を打ってライト前ヒットとエラーでセカンドへ











原田 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット




春原 フルカウントから7球目を選んでフォアボール



ツネイシブルーパイレーツ選手交代


















ピッチャー松田に代えて深田樹暉(近江高校~大阪工業大学)








戸田 3―1から5球目を打ってセンター前タイムリーヒット



JR西日本6―1ツネイシブルーパイレーツ








土居 1―1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット



JR西日本8―1ツネイシブルーパイレーツ








田村 2―0から3球目を打ってライト前タイムリーヒット






JR西日本9―1ツネイシブルーパイレーツ



ツネイシブルーパイレーツ選手交代















ピッチャー深田に代えて有馬太玖登(都城東高校)




大倉 ストレートのフォアボール 4球目がワイルドピッチでサードランナーホームイン



JR西日本10―1ツネイシブルーパイレーツ
ツネイシブルーパイレーツ選手交代















ピッチャー有馬に代えて上村爽真(星淋高校)




櫻井 1―2から6球目を空振り三振








西山 初球を打ってライトファウルフライ
7回表
JR西日本シート変更












ピッチャー大畑に代えて岡田和馬(南陽工業高校~近畿大学)
ファースト田村に代えてライト奥野翔琉(明徳義塾高校) ライト戸田がファースト



小林 0―2から4球目を空振り三振




岡田 2―1から4球目を打ってレフトフライ








新田の代打永岡涼(宇部鴻城高校~福山大学) 0―1から2球目を打ってショートゴロ



7回裏
ツネイシブルーパイレーツシート変更
代打永岡がそのまま入りサード








石嵜 フルカウントから9球目を打ってショートゴロ








原田 2―2から6球目を打ってショートゴロ








春原 フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット






次打者戸田の2球目(ストライク)にファーストランナー春原セカンド盗塁成功 さらに4球目前にボークでサードへ








戸田 2―2から9球目を打ってセカンドゴロ
8回表








脇屋 初球を打ってセカンドゴロ








若狭 1―2から4球目を打ってサードゴロ




前本 1―0から2球目を打ってサードゴロ



8回裏
ツネイシブルーパイレーツ選手交代


















ピッチャー上村に代えて赤坂大輔(県立川口高校~共栄大学)








土居 2―2から7球目を打ってレフトオーバーソロホームラン












JR西日本11―1ツネイシブルーパイレーツ







JR西日本硬式野球部、2大会ぶり8回目の社会人野球日本選手権出場!おめでとうございます!






ツネイシブルーパイレーツ
010 000 00 1 H5 E1
002 125 01 11 H15 E1
JR西日本
試合開始13:15 試合終了15:59
※大会規定によりコールドゲーム

ツネイシブルーパイレーツ、9年ぶり2度目の挑戦は、まずは「玉砕」と言う形で幕を閉じました、
9年前に現役だった選手は、コーチ兼任の永岡選手のみ。あとの選手は全員20代。誰も「代表決定戦」を経験していません。先輩から見聞きしてるとは思いますが、やはりその場に立ってみないと分からぬ事はあるはず。これはもう、野球の実力とは別モノ。自らを鼓舞する事は出来るけど、それを取りまとめる存在がいない。言い換えれば「引っ張る存在」が足りないのかな、とも思います。
ただこの惨敗で、ツキモノは取れ、緊張も解け、肩の力も抜けた事でしょう。ここ数年、ツネイシブルーパイレーツが変わった事って、ベンチからよく声が飛ぶようになった事。これだけでも大きな変革です。思い切り殴られましたが、返す場はまだひとつ、用意されています。これもまたこの先の為の経験値になるでしょう。それを絶対的なものにするのは「勝つ事」。ささやかですが、期待しています。






そして、JR西日本硬式野球部の皆さん、新生チームで6回目、通算8回目の社会人野球日本選手権出場決定、おめでとうございます。さらに二大大会連続出場は5年ぶり3回目。もちろんこれは全て、新生チーム10年間での成績。もうこれはただただ「素晴らしい」としか言いようがありません。






今大会は3試合全てでふた桁安打。何かが吹っ切れたかの如くの連打連打。オープン戦公式戦問わず「12安打で3点」と言う試合を幾度となく見てきたので、これはもうある種の覚醒ではないか、とも思っています。再結成一期生の石嵜選手が息を吹き返し、二期生の春原選手は完全に「不動の1番打者」。これが、ツネイシブルーパイレーツにない「経験値」に繋がっているではないかな、と思います。










思えばこの日のスターティングオーダー。8番・9番は一期生の石嵜選手と原田選手、そして1番は二期生の春原選手。再結成後から長きに渡ってチームを支えてきた「(社会人野球では)ベテラン」の選手が、未だ最前線で出陣し続けているのも脅威。場数を踏み、修羅場を経験した選手にしか身に付けられない「オーラ」。それを、キャリアの浅い選手が感じ取りながらその能力を遺憾無く発揮する。












さらに特筆すべきはこの試合、送りバントが一度もなかった事。長打が田村選手と土居選手のホームランだけ、と言う徹底的な「つなぐ野球」。個人的には送りバントは好きですが、そして最近では送りバントにやや否定的な意見もありますが、これだけ」繋がると「あぁ、それもありなのかな」と考えるような試合でした、勝手知ったる相手ゆえ、決して無理をしないシングルヒットでのビッグイニング。


そんな中でも光ったのは、3番に座っている土居選手。この最終予選の通算成績は14打数8安打5打点1ホームラン。打率5割7分1厘。都市対抗野球大会中国地区二次予選でも首位打者賞を獲得したその力は、東京ドームで経験値を得て、さらに力強く逞しくなったと思います。この試合でも、逆転タイムリーヒットとサヨナラホームラン。なかなか難しいと思われる「勝負強さ」も身に付きました。


その後ろを打つ田村選手も、今大会は12打数5安打6打点2ホームラン。ここと言う場面で、ホームランかヒットか、を見極めて打てるのは、さすが「中国地区の至宝」としか言いようがありません。シティライト岡山や倉敷オーシャンズに補強選手として呼ばれるのも、こう言う所なのかな、とすら。






一時期、チーム全体で練習がまともに出来ない時期がありました。シャンとせんまま臨んだJABA広島大会も、走り抜ける事は出来ませんでした。そこからただひたすら、炎天下での練習を重ねられたんでしょう。選手の皆さん、よく日焼けされてました。その成果が、3試合で43安打31得点と言う、これまでで考えられないような数字を叩き出せたんだと思います。ただただ頭が下がります。

ここ暫らく鳴りを潜めていた形のJR西日本硬式野球部。これで今年、二大大会連続出場となりました。前回の連続出場は、2016年の都市対抗野球大会から、2018年の都市対抗野球大会まで5大会連続。ここ10年ではJFE西日本硬式野球部しか成しえていません。再結成から10年目を迎えたJR西日本。節目の年に、京セラドーム大阪での大暴れを期待します!ありがとうございました。
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