第93回都市対抗野球大会も、滞りなく無事、最終日優勝決定戦を迎えました。

新型コロナウイルス感染症の影響か、3年前以前と比べて、やや集客の面で落ちたような気もしますが、多少の制限こそあれど応援団や、試合前後のエール交換も復活し、少しずつではありますが、以前のような華やかな「夏の祭典」に戻りつつあります。まだ時間はかかるかと思いますけどね。


そんな、夏の祭典の最後を飾る、優勝決定戦の顔合わせは、昨年の悲願の初優勝からの連覇を目論む東京都・東京ガスと、大会最多11回の優勝を誇る横浜市・ENEOSの対戦となりました。



昨年、悲願の初優勝を果たした東京都代表・東京ガス硬式野球部。ここ3年は、前年度優勝チームが悉く初戦敗退の憂き目にあいました。もちろんこの事はご存じだったかと思いますが、そんなプレッシャーを全く感じさせない戦いを繰り広げ、勇躍、優勝決定戦まで勝ち進んできました。



対する横浜市代表・ENEOS。出場回数52回も最多、優勝回数11回も最多、輝かしい成績を残しながらも、2013年の2度目の連覇以降は、二次予選敗退も経験し、苦難の道を辿りました。、そして2年前には都市対抗野球大会通算100勝を決めた老舗中の老舗。12度目の栄冠なるかどうか。
スターティングオーダー
先攻:横浜市・ENEOS
1(左)瀧澤虎太朗(山梨学院高校~早稲田大学)
2(三)川口 凌 (横浜高校~法政大学)
3(中)武田健吾 (自由ヶ丘高~オリックスバファローズ~中日ドラゴンズ/三菱重工Eastからの補強選手)
4(指)山﨑 錬 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
5(右)度会隆輝 (横浜高校)
6(一)丸山壮史 (広陵高校~早稲田大学)
7(捕)柏木秀文 (阿波高校~城西国際大学)
8(二 )小豆澤誠 (飛龍高校~上武大学)
9(遊)瀬戸西純 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)




投:関根智輝 (都立城東高校~慶應義塾大学)
後攻:東京都・東京ガス
1(三)石川裕也 (東海大学付属相模高校~日本大国際関係学部)
2(中)楠研次郎 (東海大学付属相模高校~富士大学)
3(右)小野田俊介(早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
4(二)地引雄貴 (木更津総合高校~早稲田学)
5(指)加藤雅樹 (早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
6(左)笹川晃平 (浦和学院高校~東洋大学)
7(二)相馬優人 (高崎健康福祉大学高崎高校~法政大学)
8(捕)馬場龍星 (八戸学院光星高校~日本体育大学)
9(遊)北本一樹 (二松學舍大学附属高校~明治大学)



投:益田武尚 (嘉穂高校~北九州市立大学)
審判員



球審:小出嘉則 一塁:清水康大 二塁:美濃正隆 三塁:山下直哉
成績
1回表

滝澤 2―2から5球目を打ってレフトフライ

川口 1―2から4球目を打ってライト前ヒット

武田 初球を打ってレフト前ヒット


山﨑 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ

度会 初球を打ってレフトフライ
1回裏

石川 1―2から4球目を空振り三振

楠 2―2から6球目を打ってサードゴロ

小野田 0―2から3球目を見逃し三振

2回表

丸山 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ

柏木 2―1から4球目を打ってショートゴロ

小豆澤 2―2から5球目を打ってセンターフライ

2回裏


地引 1―1から3球目を打ってショートゴロ

加藤 1―1から2球目を打ってレフトフライ

笹川 3―1から4球目を打ってセンターフライ
3回表

瀬戸西 フルカウントから6球目を空振り三振

滝澤 1―1から3球目を打ってレフトフライ

川口 1―1から3球目を打ってファーストゴロ

3回裏


相馬 0―1から2球目を打ってレフトフライ


馬場 初球を打ってセンター前ヒット

北本 0―1から2球目を打ってサードゴロセカンドフォースアウト

石川 2―0から3球目を打ってセンター前ヒット

ファーストランナー北本はサードへ

楠 3―1から5球目を選んでフォアボール

小野田 3―1から5球目を選んで押し出しフォアボール


東京ガス1―0ENEOS

地引 1―1か3ら球目を打ってライトフライ
4回表

武田 1―2から4球目を空振り三振

山﨑 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット

度会 初球を打ってセンター前ヒット

丸山 フルカウントから6球目を空振り三振


柏木 フルカウントから6球目を空振り三振
4回裏


加藤 2―2から6球目を打ってセカンドライナー


笹川 2―1から4球目を打ってレフトフライ
相馬 1―2から4球目を空振り三振
5回表
小豆澤 2―2から6球目を見逃し三振

瀬戸西 2―2から6球目を空振り三振

滝澤 0―1から2球目を打ってライトフライ

5回裏

馬場 フルカウントから6球目を選んでフォアボール

北本 1―2から4球目を打ってレフトフライ


石川 1―2から4球目を打ってライト前ヒット

ファーストランナー馬場はサードへ


ENEOS選手交代



ピッチャー関根に代えて加藤三範(花巻東高校~筑波大学)


楠 1―2から4球目を打ってライトオーバー3ランホームラン


東京ガス4―0ENEOS
小野田 初球を打ってセンター前ヒット
次打者の4球目(空振り)にファーストランナーセカンド盗塁成功

地引 2―2から5球目がデッドボール

加藤 3―1から5球目を選んでフォアボール

ENEOS選手交代


ピッチャー加藤に代えて長島彰(中部大学第一高校~中京学院大学~三菱重工広島/三菱重工Eastからの補強選手

笹川 3―1から5球目を打ってショートフライ

相馬 1―2から4球目を空振り三振


6回表

川口 初球デッドボール


武田 初球を打って右中間へツーベースヒット

山﨑 1―1から3球目を打ってピッチャーゴロ


度会 1―0から2球目を打ってライトオーバー3ランホームラン

東京ガス4―3ENEOS


丸山 2―2から6球目を打ってライトオーバーソロホームラン

東京ガス4―4ENEOS
ENEOS選手交代




ピッチャー益田に代えて臼井浩(光明学園相模原高校~中央学院学)

柏木 2―2から5球目を打ってショートゴロ


小豆澤 初球を打ってライトオーバーソロホームラン

東京ガス4―5ENEOS

瀬戸西 2―1から4球目を打ってライト前ヒット

滝澤 0―1から2球目を打ってセンターフライ
6回裏

馬場 2―2から6球目を空振り三振

北本 2―2から6球目を空振り三振

石川 0―2から3球目を打ってセンターフライ
7回表

川口 2―2から5球目を打ってファーストゴロ
武田 2―1から4球目を打ってセンターフライ

山﨑 2―から球目を打ってセンター前ヒット

度会 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
7回裏

楠 0―1から2球目を打ってライトフライ
小野田 1―2から6球目を空振り三振
地引 0―12ら球目を打ってセンター前ヒット
次打者の4球目(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功

加藤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
笹川 フルカウントから球目を空振り三振

8回表


丸山 2―2から5球目を打ってピッチャーゴロ
柏木 1―2から4球目を見逃し三振


小豆澤 フルカウントから9球目を選んでフォアボール

瀬戸西 0―2から3球目を打ってレフトフライ
8回裏
ENEOS選手交代





ピッチャー長島に代えて本間大暉(埼玉栄高校~専修大学~三菱重工広島/三菱重工Eastからの補強選手)
相馬 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ

馬場 フルカウントから8球目を見逃し三振
北本 1―2から5球目を空振り三振


9回表
滝澤 0―2から3球目を空振り三振
川口 0―1から2球目を打ってファーストゴロ


武田 0―1から2球目を打ってサード内野安打
ENEOS選手交代

ファーストランナー武田に代えて村上貴哉(松山東高校~明治大学)

山﨑 0―2から4球目を打ってファーストゴロ
9回裏
ENEOS選手交代




ピッチャー本間に代えて柏原史陽(桐光学園高校~同志社大学)

石川 2―2から7球目を空振り三振


楠 2―2から5球目を打ってショートライナー

小野田 0―2から3球目を打ってショートゴロ








横浜市代表・ENEOS、9年ぶり12回目の優勝!
おめでとうございます!

横浜市・ENEOS
000 005 000 5 H11 E0
001 030 000 4 H6 E0
東京都・東京ガス
試合開始18:11 試合終了21:07



4点のビハインドも何のその、プロ野球でもそうそうお目にかかれない1イニング3発のホームラン。のろしを上げたのはやはり、今大会ここまで3本のホームランを放っている渡会選手。これで打線が活気づかないわけがないんです。こんな見事な花火大会、見たことがありません。


93回目を迎えた都市対抗野球大会。その中でも52回の出場は断トツの回数。優勝回数も、前述のように12回目となりました。それでも、前回優勝からは9年空きました。その間には二次予選敗退もありました。強豪チームゆえに、社内の目、プレッシャーもかなり厳しかっただろう、と推測します。


歓喜の輪が解けて、応援スタンドへのあいさつが終わるまで、川口凌主将は泣きじゃくったままでした。買った喜びと、プレッシャーから解放された安堵感、色んな感情が交錯していたんでしょう。

そして、残念ながら負けてしまった東京ガス硬式野球部。補強選手を伴わない推薦出場でしたが、そんなハンディをものともしない、見事な戦いだったと思います。と同時に、連覇の難しさを感じました。


優勝監督インタビュー。一度はチームを離れた大久保秀明監督ですが、2020年シーズンから復帰。全国で勝つ為に、選手の生活態度を改めるところから始めたとか。「野球をやらせてもらっている」意識を高める為だったんだと思います。そして、これで大久保監督自身、都市対抗野球大会4度目の優勝。プロの監督でもなせない業。これもやはり「名将」の証なのかもしれません。






ヒーローインタビュー。どう考えても度会選手。インタビュー中、ガッツポーズを繰り返す事6回。「最高です!」は何回あったかなぁ。この辺りはまだまだ十代の若者。いいじゃないですか。


閉会式

まずは、賞状がeneosに。



社会人野球チームの、誰もが目指す黒獅子旗。

優勝杯授与。

日本野球連盟の前身、日本社会人野球協会の初代会長、宮原清氏の功績を称え、優勝チームに贈られる「宮原楯」。

東京都知事杯。

日本社会人野球協会・第4代会長、本田弘敏氏の功績を称え、第53回大会から贈られている「本田記念メダル」。この他、ユニフォームの袖には「優勝記念エンブレム」を、次回大会終了まで付ける事が出来ます。

準優勝の東京ガスには、賞状と「白獅子旗」が贈られます。これもまた立派な勲章。


個人賞。まずは、優勝チームから選出される、都市対抗野球大会の生みの親とされる、故・橋戸頑鉄氏の名前を取った、最優秀選手賞にあたる橋戸賞。やはりと申しますが当然と申しますか、ENEOS・渡会選手。やっぱり5試合で4本塁打は功績大。


2年目の19歳ですが、10代での橋戸賞受賞は、1990年のヤマハ。吉田篤史投手(のちに千葉ロッテマリーンズ~阪神タイガースロッテー阪神)以来らしい。野手では初だそうです。


準優勝チームから選出、敢闘賞。函館太洋倶楽部に所属され、都市対抗野球大会にも出場、昭和14年に、試合中のアクシデントで亡くなられた、久慈次郎氏の名前から取られた久慈賞は、東京ガス・益田投手。


都市対抗野球育ての親でもあり、補強選手制度の発案者でもある、故・小野三千磨氏の功績をたたえるべく、その名を冠した小野賞。大会を通じて目覚ましい活躍をしたチーム・選手に贈られる賞ですが、今大会は選手でもチームでもなく、ENEOS・大久保秀明監督が受賞されました。


準決勝戦進出以上の成績を収めたチームから選出される首位打者賞は、NTT西東日本・内山京祐選手が獲得されました。成績は18打数9安打。


入部から3年以内の、活躍した選手に贈られる若獅子賞。今大会は3人。セガサミー・黒川貴章内野手(代理の方が出席)、JR東日本・山内慧外野手、そしてENEOS・度会選手。度会選手は期せずして「三冠王」。これは果たして過去に例があったんでしょうか。ちょっと調べが付きません。

ご本人は「三つ」あると思っていたのかどうなのか、さすがにトロフィー三つは持ちにくそうです。


閉会式終了後は、山中竹春横浜市長もグラウンドに駆け付け、大久保監督に花束贈呈。

第93回都市対抗野球大会。一部選手、チーム関係者に、新型コロナウイルス感染者が出ましたが、チームが出場辞退になる事もなく、無事閉幕しました。声出し応援はご法度だったものの、応援団も復活し、本当に少しずつではありますが、元の都市対抗野球大会に戻りつつあります。

ただその過程で観戦形式も、チーム券も含んで全席指定席・入れ替え制と言う、新しい試みも始まりました。応援団の入退場の仕方など、まだまだ課題はあるとは思います、が・・・・。

どうか無事来年も、東京で夏を過ごせますように。


新型コロナウイルス感染症の影響か、3年前以前と比べて、やや集客の面で落ちたような気もしますが、多少の制限こそあれど応援団や、試合前後のエール交換も復活し、少しずつではありますが、以前のような華やかな「夏の祭典」に戻りつつあります。まだ時間はかかるかと思いますけどね。




そんな、夏の祭典の最後を飾る、優勝決定戦の顔合わせは、昨年の悲願の初優勝からの連覇を目論む東京都・東京ガスと、大会最多11回の優勝を誇る横浜市・ENEOSの対戦となりました。









昨年、悲願の初優勝を果たした東京都代表・東京ガス硬式野球部。ここ3年は、前年度優勝チームが悉く初戦敗退の憂き目にあいました。もちろんこの事はご存じだったかと思いますが、そんなプレッシャーを全く感じさせない戦いを繰り広げ、勇躍、優勝決定戦まで勝ち進んできました。









対する横浜市代表・ENEOS。出場回数52回も最多、優勝回数11回も最多、輝かしい成績を残しながらも、2013年の2度目の連覇以降は、二次予選敗退も経験し、苦難の道を辿りました。、そして2年前には都市対抗野球大会通算100勝を決めた老舗中の老舗。12度目の栄冠なるかどうか。
スターティングオーダー
先攻:横浜市・ENEOS
1(左)瀧澤虎太朗(山梨学院高校~早稲田大学)
2(三)川口 凌 (横浜高校~法政大学)
3(中)武田健吾 (自由ヶ丘高~オリックスバファローズ~中日ドラゴンズ/三菱重工Eastからの補強選手)
4(指)山﨑 錬 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
5(右)度会隆輝 (横浜高校)
6(一)丸山壮史 (広陵高校~早稲田大学)
7(捕)柏木秀文 (阿波高校~城西国際大学)
8(二 )小豆澤誠 (飛龍高校~上武大学)
9(遊)瀬戸西純 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)















投:関根智輝 (都立城東高校~慶應義塾大学)
後攻:東京都・東京ガス
1(三)石川裕也 (東海大学付属相模高校~日本大国際関係学部)
2(中)楠研次郎 (東海大学付属相模高校~富士大学)
3(右)小野田俊介(早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
4(二)地引雄貴 (木更津総合高校~早稲田学)
5(指)加藤雅樹 (早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
6(左)笹川晃平 (浦和学院高校~東洋大学)
7(二)相馬優人 (高崎健康福祉大学高崎高校~法政大学)
8(捕)馬場龍星 (八戸学院光星高校~日本体育大学)
9(遊)北本一樹 (二松學舍大学附属高校~明治大学)











投:益田武尚 (嘉穂高校~北九州市立大学)
審判員








球審:小出嘉則 一塁:清水康大 二塁:美濃正隆 三塁:山下直哉
成績
1回表




滝澤 2―2から5球目を打ってレフトフライ




川口 1―2から4球目を打ってライト前ヒット




武田 初球を打ってレフト前ヒット








山﨑 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ




度会 初球を打ってレフトフライ
1回裏




石川 1―2から4球目を空振り三振




楠 2―2から6球目を打ってサードゴロ




小野田 0―2から3球目を見逃し三振



2回表




丸山 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ




柏木 2―1から4球目を打ってショートゴロ




小豆澤 2―2から5球目を打ってセンターフライ


2回裏








地引 1―1から3球目を打ってショートゴロ




加藤 1―1から2球目を打ってレフトフライ




笹川 3―1から4球目を打ってセンターフライ
3回表




瀬戸西 フルカウントから6球目を空振り三振




滝澤 1―1から3球目を打ってレフトフライ




川口 1―1から3球目を打ってファーストゴロ


3回裏








相馬 0―1から2球目を打ってレフトフライ








馬場 初球を打ってセンター前ヒット




北本 0―1から2球目を打ってサードゴロセカンドフォースアウト




石川 2―0から3球目を打ってセンター前ヒット



ファーストランナー北本はサードへ




楠 3―1から5球目を選んでフォアボール




小野田 3―1から5球目を選んで押し出しフォアボール






東京ガス1―0ENEOS




地引 1―1か3ら球目を打ってライトフライ
4回表




武田 1―2から4球目を空振り三振




山﨑 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット




度会 初球を打ってセンター前ヒット




丸山 フルカウントから6球目を空振り三振








柏木 フルカウントから6球目を空振り三振
4回裏








加藤 2―2から6球目を打ってセカンドライナー








笹川 2―1から4球目を打ってレフトフライ
相馬 1―2から4球目を空振り三振
5回表
小豆澤 2―2から6球目を見逃し三振




瀬戸西 2―2から6球目を空振り三振




滝澤 0―1から2球目を打ってライトフライ


5回裏




馬場 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




北本 1―2から4球目を打ってレフトフライ








石川 1―2から4球目を打ってライト前ヒット



ファーストランナー馬場はサードへ






ENEOS選手交代











ピッチャー関根に代えて加藤三範(花巻東高校~筑波大学)








楠 1―2から4球目を打ってライトオーバー3ランホームラン






東京ガス4―0ENEOS
小野田 初球を打ってセンター前ヒット
次打者の4球目(空振り)にファーストランナーセカンド盗塁成功




地引 2―2から5球目がデッドボール




加藤 3―1から5球目を選んでフォアボール



ENEOS選手交代








ピッチャー加藤に代えて長島彰(中部大学第一高校~中京学院大学~三菱重工広島/三菱重工Eastからの補強選手




笹川 3―1から5球目を打ってショートフライ




相馬 1―2から4球目を空振り三振






6回表




川口 初球デッドボール








武田 初球を打って右中間へツーベースヒット




山﨑 1―1から3球目を打ってピッチャーゴロ








度会 1―0から2球目を打ってライトオーバー3ランホームラン


東京ガス4―3ENEOS








丸山 2―2から6球目を打ってライトオーバーソロホームラン



東京ガス4―4ENEOS
ENEOS選手交代















ピッチャー益田に代えて臼井浩(光明学園相模原高校~中央学院学)




柏木 2―2から5球目を打ってショートゴロ








小豆澤 初球を打ってライトオーバーソロホームラン




東京ガス4―5ENEOS




瀬戸西 2―1から4球目を打ってライト前ヒット




滝澤 0―1から2球目を打ってセンターフライ
6回裏




馬場 2―2から6球目を空振り三振




北本 2―2から6球目を空振り三振




石川 0―2から3球目を打ってセンターフライ
7回表


川口 2―2から5球目を打ってファーストゴロ
武田 2―1から4球目を打ってセンターフライ




山﨑 2―から球目を打ってセンター前ヒット




度会 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
7回裏


楠 0―1から2球目を打ってライトフライ
小野田 1―2から6球目を空振り三振
地引 0―12ら球目を打ってセンター前ヒット
次打者の4球目(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功




加藤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
笹川 フルカウントから球目を空振り三振



8回表








丸山 2―2から5球目を打ってピッチャーゴロ
柏木 1―2から4球目を見逃し三振








小豆澤 フルカウントから9球目を選んでフォアボール




瀬戸西 0―2から3球目を打ってレフトフライ
8回裏
ENEOS選手交代



















ピッチャー長島に代えて本間大暉(埼玉栄高校~専修大学~三菱重工広島/三菱重工Eastからの補強選手)
相馬 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ




馬場 フルカウントから8球目を見逃し三振
北本 1―2から5球目を空振り三振






9回表
滝澤 0―2から3球目を空振り三振
川口 0―1から2球目を打ってファーストゴロ








武田 0―1から2球目を打ってサード内野安打
ENEOS選手交代



ファーストランナー武田に代えて村上貴哉(松山東高校~明治大学)




山﨑 0―2から4球目を打ってファーストゴロ
9回裏
ENEOS選手交代














ピッチャー本間に代えて柏原史陽(桐光学園高校~同志社大学)




石川 2―2から7球目を空振り三振




楠 2―2から5球目を打ってショートライナー




小野田 0―2から3球目を打ってショートゴロ





















横浜市代表・ENEOS、9年ぶり12回目の優勝!
おめでとうございます!









横浜市・ENEOS
000 005 000 5 H11 E0
001 030 000 4 H6 E0
東京都・東京ガス
試合開始18:11 試合終了21:07





4点のビハインドも何のその、プロ野球でもそうそうお目にかかれない1イニング3発のホームラン。のろしを上げたのはやはり、今大会ここまで3本のホームランを放っている渡会選手。これで打線が活気づかないわけがないんです。こんな見事な花火大会、見たことがありません。






93回目を迎えた都市対抗野球大会。その中でも52回の出場は断トツの回数。優勝回数も、前述のように12回目となりました。それでも、前回優勝からは9年空きました。その間には二次予選敗退もありました。強豪チームゆえに、社内の目、プレッシャーもかなり厳しかっただろう、と推測します。






歓喜の輪が解けて、応援スタンドへのあいさつが終わるまで、川口凌主将は泣きじゃくったままでした。買った喜びと、プレッシャーから解放された安堵感、色んな感情が交錯していたんでしょう。


そして、残念ながら負けてしまった東京ガス硬式野球部。補強選手を伴わない推薦出場でしたが、そんなハンディをものともしない、見事な戦いだったと思います。と同時に、連覇の難しさを感じました。




優勝監督インタビュー。一度はチームを離れた大久保秀明監督ですが、2020年シーズンから復帰。全国で勝つ為に、選手の生活態度を改めるところから始めたとか。「野球をやらせてもらっている」意識を高める為だったんだと思います。そして、これで大久保監督自身、都市対抗野球大会4度目の優勝。プロの監督でもなせない業。これもやはり「名将」の証なのかもしれません。












ヒーローインタビュー。どう考えても度会選手。インタビュー中、ガッツポーズを繰り返す事6回。「最高です!」は何回あったかなぁ。この辺りはまだまだ十代の若者。いいじゃないですか。



閉会式


まずは、賞状がeneosに。





社会人野球チームの、誰もが目指す黒獅子旗。


優勝杯授与。


日本野球連盟の前身、日本社会人野球協会の初代会長、宮原清氏の功績を称え、優勝チームに贈られる「宮原楯」。


東京都知事杯。


日本社会人野球協会・第4代会長、本田弘敏氏の功績を称え、第53回大会から贈られている「本田記念メダル」。この他、ユニフォームの袖には「優勝記念エンブレム」を、次回大会終了まで付ける事が出来ます。



準優勝の東京ガスには、賞状と「白獅子旗」が贈られます。これもまた立派な勲章。




個人賞。まずは、優勝チームから選出される、都市対抗野球大会の生みの親とされる、故・橋戸頑鉄氏の名前を取った、最優秀選手賞にあたる橋戸賞。やはりと申しますが当然と申しますか、ENEOS・渡会選手。やっぱり5試合で4本塁打は功績大。




2年目の19歳ですが、10代での橋戸賞受賞は、1990年のヤマハ。吉田篤史投手(のちに千葉ロッテマリーンズ~阪神タイガースロッテー阪神)以来らしい。野手では初だそうです。




準優勝チームから選出、敢闘賞。函館太洋倶楽部に所属され、都市対抗野球大会にも出場、昭和14年に、試合中のアクシデントで亡くなられた、久慈次郎氏の名前から取られた久慈賞は、東京ガス・益田投手。




都市対抗野球育ての親でもあり、補強選手制度の発案者でもある、故・小野三千磨氏の功績をたたえるべく、その名を冠した小野賞。大会を通じて目覚ましい活躍をしたチーム・選手に贈られる賞ですが、今大会は選手でもチームでもなく、ENEOS・大久保秀明監督が受賞されました。




準決勝戦進出以上の成績を収めたチームから選出される首位打者賞は、NTT西東日本・内山京祐選手が獲得されました。成績は18打数9安打。




入部から3年以内の、活躍した選手に贈られる若獅子賞。今大会は3人。セガサミー・黒川貴章内野手(代理の方が出席)、JR東日本・山内慧外野手、そしてENEOS・度会選手。度会選手は期せずして「三冠王」。これは果たして過去に例があったんでしょうか。ちょっと調べが付きません。


ご本人は「三つ」あると思っていたのかどうなのか、さすがにトロフィー三つは持ちにくそうです。




閉会式終了後は、山中竹春横浜市長もグラウンドに駆け付け、大久保監督に花束贈呈。



第93回都市対抗野球大会。一部選手、チーム関係者に、新型コロナウイルス感染者が出ましたが、チームが出場辞退になる事もなく、無事閉幕しました。声出し応援はご法度だったものの、応援団も復活し、本当に少しずつではありますが、元の都市対抗野球大会に戻りつつあります。



ただその過程で観戦形式も、チーム券も含んで全席指定席・入れ替え制と言う、新しい試みも始まりました。応援団の入退場の仕方など、まだまだ課題はあるとは思います、が・・・・。


どうか無事来年も、東京で夏を過ごせますように。
2022.07.30 / Top↑
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