



第93回都市対抗野球大会、一回戦も最後の試合を迎えました。
























再結成から10年目を迎えたJR西日本硬式野球部。これまでの9年間に、都市対抗野球大会出場4回、社会人野球日本選手権出場6回と、一気に広島県、そして中国地区のに駆け上がりましたが、都市対抗野球大会に関しては4年ぶり。それだけ中国地区の熱が高まった、とも考えます。
























代表決定戦こそ苦労しましたが、一期生、二期生の選手が30歳を迎え、野球選手として、一番チカラを発揮出来る年齢にあると思います。若い選手も、プレッシャーもあろうかと思いますが、初めての東京ドーム。思う存分、暴れまわってくれたら、勝機は十二分にある、と思っています。












対する高知市・四国銀行硬式野球部。8月下旬に開催されるJABA広島大会に参加されてはいますが、実際に対戦したのは、意外や以外、2017年と2018年の予選リーグの2回のみ。さらには中国地区と四国地区、お隣同士ではありますがオープン戦でも数える程しか顔合わせはありません。












そしてこの試合が、今大会の一回戦最後の試合。優勝決定戦は来週金曜日。一週間で5試合の、プロ野球ペナントレース並みのハードスケジュール。作戦その他もあろうかと思いますが、どちらも、まずは初戦を勝ち取って、波に乗りたいところかと思います。底力を魅せるのはどちらか。



スターティングオーダー
先攻:
1(一)笹田 仁 (高松商業高校~流通経済大学/JR四国からの補強選手)
2(中)真田一斗 (明徳義塾高校~日本大学)
3(三)大北海斗 (明徳義塾高校~拓殖大学)
4(捕)南 武志 (土佐高校~同志社大学)
5(指)藤井拓海 (英明高校~拓殖大学)
6(右)大谷雄志 (今治北高校~神戸学院大学)
7(左)橋川亮佑 (鳴門高校~流通経済大学)
8(遊)神野恵資 (松山商業高校~神戸学院大学)
9(ニ)平瀬 亨 (高知商業高校~中央大学)















投:山本 凌 (敦賀工業高校~福井工業大学/JR四国からの補強選手)
後攻:
1(左)春原直登 (佐久長聖高校~関東学院大学)
2(右)谷 雄太 (大阪産業大学付属高校~関西学院大学/シティライト岡山からの補強選手)
3(三)土居拓海 (広島新庄高校)
4(一)田村 強 (玉野高校~大阪体育大学)
5(指)西山統麻 (智辯学園和歌山高校)
6(中)大倉卓也 (智辯学園和歌山高校~関西学院大学)
7(二)櫻井 涼 (広島商業高校~近畿大学工学部~三菱重工広島)
8(遊)中西玲人 (箕島高校~奈良学園大学/伯和ビクトリーズからの補強選手)
9(捕)原田廣大 (東大阪大学柏原高校~近畿大学)















投:石黒佑弥 (星城高校/可部駅勤務)
審判員






球審:近野徹 一塁:上野久博 二塁:那須健司 三塁:吉野弘則
成績
1回表








笹田 0―1から2球目を打ってセンターフライ




真田 2―2から5球目を空振り三振




大北 1―2から4球目を打ってレフトフライ
1回裏








春原 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ








谷 2―2から6球目を打ってセンターフライ




土居 1―2から球目を空振り三振
2回表








南 初球を打ってレフト前ヒット








藤井 1―2から5球目を空振り三振








大谷 2―2から5球目を打って左中間へツーベースヒット











橋川 0―2から3球目を打ってセカンドゴロ サードランナー南ホームイン
JR西日本0―1四国銀行




神野 0―2から3球目を打ってセカンドゴロ
2回裏




田村 2―2から6球目を打ってショートゴロ




西山 2―2から6球目を打ってセカンドゴロ








大倉 1―2から5球目を打ってファーストゴロ
3回表




平瀬 2―2から5球目を打ってセンターフライ




笹田 1―0から2球目を打ってピッチャーライナー




真田 0―2から3球目を空振り三振
3回裏




櫻井 1―2から5球目を打ってライト前ヒット




中西 1―1から3球目をピッチャー前送りバント




原田 1―2から4球目を空振り三振




春原 0―1から2球目を打ってファーストゴロ
4回表
大谷 1―0から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ




南 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ








藤井 1―1から3球目を打ってファーストファウルフライ
4回裏




谷 ストレートのフォアボール




土居 0―2から3球目を打ってショートゴロ




田村 3―1から5球目を選んでフォアボール




西山 1―2から4球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
5回表








大谷 1―2から5球目を打って右中間へツーベースヒット




橋川 0―1から2球目をピッチャー前送りバント




神野 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








平瀬 0―1から2球目を打ってセカンドゴロサードランナー挟まれタッチアウト




笹田 1―0から2球目がデッドボール




真田 フルカウントから7球目を空振り三振



5回裏
四国銀行選手交代















ピッチャー山本に代えて上谷和大(今治北高校~龍谷大学/JR四国からの補強選手)




大倉 2―2から6球目を空振り三振




櫻井 1―2から4球目を空振り三振




中西 1―0から2球目を打ってショートゴロ
6回表




大北 3―1から5球目を打ってセカンドゴロ




南 1―2から4球目を空振り三振








藤井 初球を打ってセカンドフライ
6回裏




原田 1―2から4球目を空振り三振








春原 1―0から2球目を打ってレフト前ヒット




谷 ストレートのフォアボール








土居 1―2から4球目を打ってライトフライ








田村 1―2から4球目を打って左中間へタイムリーツーベースヒット



JR西日本2―1四国銀行




西山の代打蔵桝孝宏(広陵高校~法政大学) 1―2から4球目を空振り三振









7回表
大谷 初球を打ってライトフライ
橋川 1―0から球目を打ってセンター前ヒット
四国銀行選手交代



ファーストランナー橋川に代えて柴田一路(春日丘校~高高知大学)




神野 初球をピッチャー前送りバント




平瀬 初球を打ってレフト前タイムリーヒット









JR西日本2―2四国銀行




笹田 3―1から5球目を選んでフォアボール



















JR西日本選手交代
ピッチャー石黒に代えて末野雄大(報徳学園高校~関西国際大学/三菱自動車倉敷オーシャンズからの補強選手)




真田 1―2から4球目を打ってレフトフライ



7回裏


四国銀行シート変更
代走柴田がそのまま入りレフト




大倉 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




櫻井 1―1から3球目を打ってレフトフライ






次打者中西の初球(ボール)にファーストランナー大倉セカンド盗塁失敗




中西 1―1から3球目を打ってセンター前ヒット
JR西日本選手交代



ファーストランナー中西に代えて石嵜健人(如水館高校~近畿大学工学部)




原田 0―2から3球目を空振り三振
8回表
JR西日本シート変更
代走石嵜がそのまま入りショート




大北 2―1から4球目を打ってサードゴロ




南 2―2から5球目を空振り三振




藤井 1―1から3球目を打ってセンターフライ
8回裏
四国銀行選手交代












ピッチャー上谷に代えて菊池大樹(八幡浜高校~龍谷大学)
春原 2―2から8球目を打ってセンター前ヒット
谷 1―2から4球目を空振り三振








土居 0―1から2球目を打って左中間へツーベースヒット




田村 1―2から6球目を打ってセカンドライナー
9回表
大谷 初球を打ってショートゴロ




柴田 1―1から3球目を打ってライト前ヒット




神野 2―0から3球目を打ってショートゴロ



平瀬 1―2から4球目を打ってショートライナー









9回裏














蔵桝 1―0から2球目を打ってショートフライ
大倉 初球を打ってレフト前ヒット






次打者櫻井の3球目(ボール)にファーストランナー大倉セカンド盗塁成功








櫻井 フルカウントから6球目がデッドボール




石嵜 1―2から4球目を空振り三振




原田 0―2から3球目を空振り三振
10回表延長タイブレーク
ノーアウト セカンドランナー神野 ファーストランナー平瀬




笹田 フルカウントから6球目を空振り三振
真田 2―1から4球目をピッチャー前送りバント失敗サードフォースアウト
大北 ストレートのフォアボール
南 1―1から3球目を打ってショートゴロ
10回裏延長タイブレーク
ノーアウト セカンドランナー石嵜 ファーストランナー原田




春原 1―0から2球目をキャッチャー前送りバント
谷 申告敬遠












土居 1―0から2球目を打ってセンターオーバーサヨナラヒット












JR西日本3―2四国銀行








高知市・四国銀行
010 000 100 0 2 H6 E0
000 001 000 1 3 H8 E0
広島市・JR西日本
試合開始10:07 試合終了13:02


JR西日本の先発は、個人的予想通り、都市対抗野球大会初登板の石黒投手、四国銀行の先発は、JR四国から補強の山本投手。プレッシャーのかかり具合は如何ほどだったかは知り得ませんが、両チーム共チャンス・ピンチも少なく、つまらないエラーもなく、引き締まった試合になりました。


公式戦・オープン戦でも当たる事も殆んどない、手探り状態のまま進んだ試合は案の定、延長タイブレークに。ノーアウト1・2塁から、どう試合を進めるか、は日頃からシュミレーションされているとは思いますが、そして、継続打順の巡り合わせではありますが、試合を決めたのは、3年目の土居選手。


長らく、藤澤拓斗選手が座っていた3番の席、最近はたいがい大倉選手が就いている事も多く、都市対抗野球大会では補強の谷選手かな?と思ってたんですが、その谷選手を、自身が座っていた2番に「追いやって」の、土居選手の抜擢には驚きました。この辺は田村亮監督のひらめきでしょうか。


その谷選手が、悉く、敬遠気味のフォアボールで歩かされ、タイブレークに突入しても申告敬遠。こんな言い方もアレですが、これで燃えないわけがないんですよね。そして以前、田村監督が「野邊と土居はよくなりましたよ」と仰ってた通りの大活躍。もう感服するしかありません。


そして、JR西日本は初戦突破。前回出場の時はベスト8まで駆け上がりました。今年は、それ以上そして優勝を目指して、前日の試合で東芝を降した、初出場の北海道ガス硬式野球部と相対します。
2022.07.24 / Top↑
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