

ようやく東京ドームに「夏」が帰って来ました。第93回都市対抗野球大会。


一昨年そして昨年と、の東京オリンピックに振り回され、社会人野球生活のリズムが全て狂いっぱなしでしたが、今年はいつも通り日本選手権対象大会を経ての都市対抗野球大会本選開幕。


しかし「例年」よりも慌ただしくこの日を迎えたように感じます。やはり、前回の都市対抗野球大会が晩秋だったのも影響しているんでしょうか。まだ半年ちょっとしか経過してませんしね。


で、今大会なんですが、大会初日の月曜日が、勤務シフト上の「休暇(と言う名の球暇)」。そして第二試合には三菱重工Westが出場する。こんな機会もそうそう来ないだろう、と言う事で、ちょっと思い切って、「大会オープニングゲーム」でもあるこの試合を観戦するに至った次第です。


その、大会初日第一試合に登場するのは、前回大会で初優勝を決めた、推薦出場の東京都代表・東京ガス硬式野球部と、2年連続31回目出場、東海地区第二代表・JR東海硬式野球部の対戦。都市対抗野球大会では、連覇したチームは過去2チームしかない、どころかここ3年連続初戦敗退の憂き目にあっているだけに、ジンクスをそろそろ払拭したいところ、かと思われます。






そして、都市対抗野球大会では恒例となりました「10年連続出場表彰」。この試合では、東京ガス・地引雄貴選手が表彰されました。自チームだけでなく、JR東日本やNTT東日本などの補強選手での出場。だけれなく、常に第一線で活躍してきた証。改めて敬意を表します。
スターティングオーダー
先攻:名古屋市・JR東海
1(右)三村政喜 (中部第一高校~東海学園大学)
2(二)吉田有輝 (履正社高校~明治大学)
3(指)堀尾良馬 (神港学園神港高校~亜細亜大学)
4(三)平野英丸 (静岡高校~駒澤大学)
5(一)中田亮二 (明徳義塾高校~亜細亜大学~中日ドラゴンズ)
6(中)吉田 隼 (国士舘高校~東北福祉大学)
7(左)武上貴則 (飯塚高校~九州産業大学)
8(捕)牛場友哉 (常葉学園橘高校~亜細亜大学)
9(遊)前田滉平 (京都外国語大学西高校~駒澤大学/王子からの補強選手)












投:戸田公星 (日田林工高校~JR北海道硬式野球クラブ)
後攻:東京都・東京ガス
1(三)石川裕也(東海大学付属相模高校~日本大国際関係学部)
2(中)楠研次郎(東海大学付属相模高校~富士大学)
3(右)小野田俊介(早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
4(一)地引雄貴(木更津総合高校~早稲田大学)
5(指)加藤雅樹(早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
6(左)笹川晃平(浦和学院高校~東洋大学)
7(二)相馬優人(高崎健康福祉大学高崎高校~法政大学)
8(捕)馬場龍星(八戸学院光星高校~日本体育大学)
9(遊)北本一樹(二松學舍大学附属高校~明治大学)















投:益田武尚(嘉穂高校~北九州市立大学)
審判員




球審:小原公 一塁:小出嘉則 二塁:吉野弘則 三塁:溝内健介
成績
1回表
三村 0―1から2球目を打ってライトフライ




吉田有 1―2から4球目を空振り三振




堀尾 2―2から5球目を打ってサードゴロ
1回裏




石川 1―0から2球目を打ってピッチャーゴロ




楠 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




小野田 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ




地引 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




加藤 初球を打ってピッチャーゴロ
2回表




平野 フルカウントから6球目を打ってライトフライ




中田 1―2から4球目を打ってサード内野安打








吉田隼 初球を打ってセンターフライ




武上 0―2から3球目を打ってショートゴロ
2回裏








笹川 1―2から4球目を打ってレフト前ヒット




相馬 初球を打ってセカンドゴロ




馬場 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








北本 2―0から3球目を打ってサードゴロダブルプレイ
3回表




牛場 1―0から2球目を打ってセカンドフライ




前田 1―2から4球目を打ってショートゴロ








三村 1―1から3球目を打ってセンター前ツーベースヒット




吉田有 0―2から3球目を打ってショートゴロ
3回裏




石川 1―2から6球目を空振り三振




楠 1―2から4球目を打ってファーストゴロ




小野田 2―2から5球目を打ってセカンドゴロ
4回表




堀尾 1―1から3球目を打ってライトフライ




平野 0―1から2球目を打ってセンターフライ




中田 1―2から4球目を空振り三振
4回裏




地引 3―1から5球目を選んでフォアボール




加藤 1―2から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ




笹川 フルカウントから10球目を見逃し三振
5回表




吉田隼 0―2から3球目を空振り三振








武上 2―0から3球目を打ってライトフライ




牛場 1―2から4球目を見逃し三振



5回裏




相馬 0―2から3球目を打ってライトオーバーソロホームラン









東京ガス1―0JR東海




馬場 フルカウントから6球目を見逃し三振




北本 0―1から2球目を打ってセンターフライ
石川 0―1から2球目を打ってピッチャーゴロ
6回表




前田 3―1から5球目を打ってファーストフライ




三村 1―2から4球目を空振り三振




吉田有 フルカウントから7球目を打ってライトフライ
6回裏
楠 1―2から4球目を打ってライトフライ




小野田 初球を打って右中間へツーベースヒット
JR東海選手交代














ピッチャー戸田に代えて川本祐輔(尾道高校~亜細亜大学)




地引 2―1から4球目を打ってライトフライ




加藤 1―2から4球目を空振り三振
7回表






堀尾 初球を打ってライト前ヒット




平野 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ




中田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








吉田隼 0―1から2球目を打ってセンターフライ


7回裏










笹川 1―1から3球目を打ってライト前ヒット




相馬 0―2から3球目を打ってライト前ヒット
東京ガス選手交代



セカンドランナー笹川に代えて冨岡泰宏(下関商業高校~神奈川大学)




馬場 1―0から2球目をキャッチャー前送りバント失敗サードフォースアウト




北本 1―1から3球目を打ってショートライナーダブルプレイ
8回表
東京ガスシート変更
代走冨岡がそのまま入りレフト
武上 0―1から2球目を打ってレフトフライ




牛場 1-1から3球目を打ってショート内野安打




前田 フルカウントから9球目を打ってショートゴロダブルプレイ
8回裏
JR東海選手交代








ピッチャー川本に代えて喜久川大輔(沖縄尚学高校~関東学院大学)




石川の代打小林勇登(北海高校~駒澤大学) 1―0から2球目を打ってレフト前ヒット




楠 フルカウントから7球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト
JR東海選手交代











ピッチャー喜久川に代えて近藤均(福知山成美高校~関西大学/王子からの補強選手)




小野田 1―0から2球目を打って右中間へツーベースヒット




地引 初球デッドボール








加藤の代打建部賢登(桐光学園高校~法政大学) 1-0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット






東京ガス2―0JR東海
JR東海選手交代















ピッチャー近藤に代えて古田尚平(名古屋高校~中京大学)








冨岡 1―1から3球目を打ってターへ犠牲フライ






東京ガス4―0JR東海




相馬 フルカウントから6球目を空振り三振
9回表




三村 0―1から2球目を打ってセカンド内野安打




吉田有の代打伊藤寛士(中京大学中京高校~法政大学) 初球を打ってサードゴロ




堀尾 フルカウントから8球目を選んでフォアボール




平野 0―1から2球目を打ってセンターフライ




中田 2―1から4球目を打ってセカンドゴロ






名古屋市・JR東海
000 000 000 0 H5 E1
000 010 03X 4 H8 E0
東京都・東京ガス
試合開始10:06 試合終了12:31

前年度優勝チーム3年連続初戦敗退の呪縛を、東京ガスがようやく解きました。補強選手を使えず、純粋に自チームだけで戦わなけれぱならないハンディキャップ。そして当然、他チームからもマークされる存在になります。そんな中での初戦突破の喜びは、またひとしおではないかと思います。


そして、思い切り前向きに考えれば、優勝決定戦までは中10日。もちろんその中には、2回戦、準々決勝、準決勝がありますが、序盤で比較的間隔の開く日程の中で、コンディションに不安のあった選手も整えられるでしょうし、初戦のプレッシャーからも解放されるかも知れません。


過去に2チームしか達成していない大会連覇。初戦を見る限りは投打共に「死角なし」と言ったところ。何にしろ好発進。健闘をお祈りいたします。
2022.07.19 / Top↑
| Home |