



先日23日は岡山県・島根県一次予選が終了しましたが、同じ日、大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲ベースボールスタジアム)にて、近畿地区二次予選がスタートしました。









一昨年、昨年と、色んな大会の非公開や中止が相次いだせいか、それとも東京オリンピックが絡んだせいもあるのか、日本選手権対象大会から都市対抗野球大会二次予選までがものすごく慌ただしく感じます。元に戻すまでにはもう少し時間がかかるでしょうかね。









さらにこの日は、中国地区二次予選の組み合わせ抽選会。期間の長い短いありますが、各地区の二次予選も始まっています。社会人野球の夏が、一気にやってきた感すらあります。
そして、今年は個人的に、中国地区二次予選に全身全霊を傾ける為、近畿地区二次予選期間中の「球暇」は非常に少なくなっています。関係者の皆様、ご配慮ありがとうございます。









その数少ない球暇に、三菱重工Westの試合があたる、と言うのは不幸中の幸いと申しましょうか。JABA京都大会で優勝を決め、既に社会人野球日本選手権出場権を確保。あとは6月10日までの近畿地区二次予選に全力で挑むのみ。3連勝すれば第一代表を獲れます。









対する日本生命は、既に1試合を消化。昨年から会社登録チームに変更になった、神戸市・神戸ビルダーズを振り切っての二回戦進出。出て当たり前とすら思える都市対抗野球大会出場を、昨年は逃しているだけに、昨年以上に「後には退けない戦い」になるかと思います。



そして今大会からは、3年ぶりに応援団が復活しました。残念ながら日本生命さんは来られてませんでしたが、選手の士気も高まる事と思います。なのでこの記事では随所に、応援団の皆さんの様子が入っています(許可は得ております)。
スターティングオーダー
先攻:神戸市/高砂市・三菱重工West
1(三)和氣暉親 (都立小平西高校~大東文化大学~三菱日立パワーシステムズ)
2(中)根来祥汰 (滝川第二高校)
3(二)湯口郁実 (大垣日本大学高校~大阪商業大学)
4(一)西岡武蔵 (三重高校)
5(指)佐藤悠輝 (飛龍高校~東北福祉大学)
6(左)藤原隆蒔 (近江高校~京都産業大学)
7(右)青木拓巳 (関西大学北陽高校~関西大学~三菱重工広島)
8(捕)拾尾昌哉 (奈良大学付属高校~三菱重工名古屋)
9(遊)中山将太 (市立和歌山高校~中部学院大学~三菱重工名古屋)

























投:鮫島優樹 (神村学園高等部~MSH医療専門学校~三菱重工広島)
後攻:大阪市・日本生命
1(中)藤本 舜 (秀岳館高校~中部学院大学)
2(一)廣本拓也 (浪速高校~法政大学)
3(左)又木鉄平 (日川高校~東京情報大学)
4(右)竹村 陸 (神戸国際大学付属高校~近畿大学)
5(指)皆川 仁 (学校法人石川高校~立正大学)
6(捕)立松由宇 (藤代高校~立正大学)
7(三)伊藤ヴィットル(本庄第一高校~共栄大学)
8(遊)船山貴大 (日本大学第三高校~日本体育大学)
9(二)多田桐吾 (明徳義塾高校~関西大学)


















投:吉高 壯 (明石商業高校~日本体育大学)
審判員








球審:永井 一塁:堀口 二塁:米田 三塁:木村
成績
1回表
日本生命シート変更
レフト又木に代えて早野僚馬(自由ケ丘高校~九州共立大学)








和氣 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット








根来 1―1から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ








湯口 2―1から4球目を打ってレフト前ヒット






次打者西岡の3球目(空振り)にファーストランナー湯口セカンド盗塁成功








西岡 1―2から4球目を打ってライトフライ



1回裏




藤本 1―2から4球目を空振り三振








廣本 0―2から3球目を打ってセカンドフライ




早野 2―2から5球目を打ってセンター前ヒット




竹村 初球を打ってサードゴロ捕球エラー



ファーストランナー早野はサードへ バッターランナー竹村はセカンドへ








皆川 1―2から4球目を打ってレフトフライ



2回表








佐藤 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット








藤原 初球を打ってショートゴロダブルプレイ




青木 2―1から球目を打ってセンター前ヒット




拾尾 2―2から5球目を見逃し三振
2回裏








立松 初球を打ってセカンドゴロ








ヴィットル 2―1から4球目を打ってレフトフライ








船山 0―2から3球目を空振り三振



3回表








中山 0―2から3球目を空振り三振




和氣 2―2から7球目を打ってショートゴロ




根来 フルカウントから9球目を選んでフォアボール






次打者湯口の3球目(ボール)にファーストランナー根来セカンド盗塁成功




湯口 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ






3回裏




多田 1―2から4球目を打ってショート内野安打








藤本 初球を打ってレフト前ヒット




廣本 初球をピッチャー前送りバント












早野 1―2から4球目を打ってサードゴロサードランナー挟まれタッチアウト







竹村 初球を打ってサードライナー



4回表








西岡 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ




佐藤 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ




藤原 2―1から4球目を打ってピッチャーゴロ
4回裏




皆川 初球を打ってピッチャーゴロ




立松 0―1から2球目を打ってサードゴロ








ヴィットル 2―1から4球目を打ってレフト前ヒット








船山 フルカウントから9球目を打ってファーストファウルフライ






5回表




青木 2―2から5球目を打ってサードゴロ




拾尾 2―2から5球目を打ってサードゴロ








中山 初球を打ってサードゴロ捕球エラー







和氣 フルカウントから9球目を打ってサードゴロ送球エラー



ファーストランナー中山はサードへ




根来 2―2から5球目を打ってセカンドゴロ
5回裏




多田 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
次打者藤本の5球目(ストライク)にファーストランナーセカンド盗塁成功




藤本 フルカウントから6球目を空振り三振




廣本 1―0から2球目を打ってサードゴロ




早野 1―2から4球目を打ってセンターフライ









6回表




湯口 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー




西岡 初球を打ってレフトフライ




佐藤 1―1から3球目を打ってライトフライ











藤原 フルカウントから6球目を空振り三振



6回裏








竹村 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット








皆川 初球を打ってセカンドフライ








立松 1―1から3球目を打ってサードファウルフライ




ヴィットル 0―2から3球目を打ってファーストゴロ
7回表
日本生命選手交代












ピッチャー吉高に代えて舩越孝志郎(九州産業大学付属高校~九州産業大学)




青木 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








拾尾 初球をピッチャー前送りバント




中山 2―2から6球目を空振り三振








和氣 1―0から2球目を打ってセンターフライ
7回裏
三菱重工West選手交代


















ピッチャー鮫島に代えて守安玲緒(菊華高校~富士大学)




船山 1―0から2球目を打ってライト前ヒット
多田 1―2から5球目を空振り三振
藤本 1―2から4球目を見逃し三振








廣本 1―1から3球目を打ってライトフライ












8回表




根来 2―2から5球目を打ってショート内野安打








湯口 1―2から5球目を打ってセカンドゴロ




西岡 0―2から5球目を打ってレフトフライ














佐藤 2―1から4球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット






日本生命0―1三菱重工West








藤原の代打西田尚寛(東大阪大学柏原高校~関西大学~三菱重工名古屋) 2―1から4球目を打ってピッチャーゴロ



8回裏
三菱重工West選手交代



代打西田に代えてレフト笹治健汰(近江高校~大阪商業大学~三菱重工名古屋)




早野 2―2から5球目を見逃し三振




竹村 フルカウントから8球目を選んでフォアボール




皆川 2―1から4球目を打ってセンターフライ








立松 初球を打ってレフト前ヒット
日本生命選手交代
セカンドランナー竹村に代えて伊藤悠人(宇治山田高校~近畿大学)




ヴィットル 1―1から3球目を打ってショートゴロ捕球エラー






三菱重工West選手交代


















ピッチャー守安に代えて金田和之(都城商業高校~大阪学院大学~阪神タイガース~オリックスバファローズ)








船山の代打松葉叶(津商業高校~八戸学院大学) フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ












9回表
日本生命選手交代とシート変更
代走伊藤悠がそのまま入りセンター
代打松葉に代えてショート池上颯(報徳学園高校~立命館大学)








青木 1―2から4球目がデッドボール




拾尾 初球をピッチャー前送りバント




中山 1―2から4球目を空振り三振




和氣 0―2から3球目を見逃し三振
9回裏
三菱重工West選手交代



セカンド湯口に代えて波多野優(天理高校~天理大学~三菱重工名古屋)








多田 1―2から4球目を打ってファーストゴロ








藤本の代打上西主起(県立和歌山商業高校~中部学院大学) 1―2から5球目を空振り三振
廣本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




早野 0―1から2球目を打ってショートゴロ









神戸市/高砂市・三菱重工West
000 000 010 0 H6 E2
000 000 000 0 H7 E3
大阪市・日本生命
試合開始09:57 試合終了12:55

日本生命のスターティングオーダーは、ツイッターにも「相手先発投手に合わせて交代」とありましたが、ピッチャーの又木選手を入れると言う、堂々の「偵察メンバー」。。ワタシ自身は竹田投手じゃないかなーとか思ってたんですが、フタを開けてみれば何と鮫島投手。






大事な大事な都市対抗野球大会二次予選初戦。新任の津野監督が、若さと勢いよりも、長年の経験と実績を買っての先発だったと思うんですが、この日の鮫島投手は、長年の経験と実績以上の、三菱重工広島の頃のピッチングを彷彿とさせる内容、と立ち振舞いでした。






3ボール0ストライクになっても動じず、ノーアウトランナー1、2塁になっても微動だにせず。それ以上に、今シーズンに突入してからの充実の度合いが凄い。公式戦登板3試合で未だ失点。自責点共にゼロ。これはもうただただ素晴らしいとしか言いようがありません。






さらに、リリーフで登板した守安投手。今シーズンから投手に専念。こちらも今年11回2/3を投げて自責点1。抑えにはプロ野球で揉まれてきた金田投手。この投手リレーには、強打で鳴らす日本生命打線が、もしかしたら圧倒されていたのかも知れません。






そんな重厚な投手陣を支えているのが、チーム改編で三菱重工名古屋から移籍してきた拾尾昌哉捕手。高卒3年目ながらも、ベテラン投手に囲まれ、さらには昨シーズンまでは、小田幸平コーチ(現・中日ドラゴンズ二軍バッテリーコーチ)に鍛えられ、今や堂々の正捕手。
まず一つ取りました。近畿地区第一代表まで二つ。投手力は充実しきり。あとはどこまで打線が援護出来るか。これによっては一気に駆け抜ける可能性あり、と思います。
2022.05.26 / Top↑
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