



第93回都市対抗野球大会岡山県・島根県一次予選、最後の戦いです。これに勝たないと、ここ倉敷マスカットスタジアムで行われる、中国地区二次予選に進むことは出来ません。












相対するは、共に地元倉敷市を本拠地とする、三菱自動車倉敷オーシャンズと、倉敷ピーチジャックスの対戦。最初の顔合わせは前週5月21日の第一代表決定トーナメント。この時はオーシャンズが8対1と投打ともに圧倒し、ピーチジャックスを降しています。















2007年の第78回大会では、ピーチジャックスが勝って中国地区二次予選に進出しています。もちろんそれ以降、岡山県・島根県一次予選では幾度となく顔を合わせてはいると思いますが、そして選手の顔ぶれも大きく変わってはいますが、15年を経て再現なるか。









オーシャンズとて、3年連続の本大会出場に向けて、もう負けられない試合。シティライト岡山が既に第一代表として中国地区二次予選に進出を決めているだけに、この先岡山県、さらに中国地区で確固たる地位をモノにする為には、絶対に落とす事の出来ない戦い。









中国地区では、既に広島県からJR西日本、JFE西日本、伯和ビクトリーズ、ツネイシブルーパイレーツ、福山ローズファイターズ、山口県からは日鉄ステンレス山口シーガルズが中国地区二次予選進出決定。8番目の席を争う、中国地区最後の一次予選の試合です。
スターティングオーダー
先攻:
1(二)本行将哉 (倉敷工業高校)
2(右)神崎拓記 (倉敷商業高校~川崎医療福祉大学)
3(遊)松田和樹 (倉敷商業高校~徳山大学)
4(一)白石 翔 (尾道東高校~環太平洋大学)
5(左)中山達也 (大手前高松高校~広島修道大学)
6(指)相坂英一 (玉野光南高校)
7(捕)田邊潤樹 (金光学園高校~環太平洋大学)
8(中)政田一成 (武生高校~岡山県立大学)
9(三)柳 龍彦 (金光学園高校~岡山県立大学)


















投:石田竜也 (岡山東商業高校)
後攻:
1(二)福島未来翔(小松高校)
2(遊)猪崎真也(興譲館高校~履正社医療スポーツ専門学校)
3(三).竹井 陸 (関西高校)
4(指)尾堂吉郎 (れいめい高校~福井工業大学)
5(右)安藤優太 (米子北高校~環太平洋大学)
6(左)平井孝治 (尽誠学園高校~筑波大学~三菱自動車岡崎)
7(捕).本木駿也 (上尾高校~履正社医療スポーツ専門学校
8(一)渕上大地 (球磨工業高校~日本福祉大学~三菱重工広島)
9(中)橋本拓実 (鹿児島実業高校)






















投:彦坂魁人 (尾山台高校~西日本工業大学)
審判員










球審:三宅純一 一塁:稲田誠司 二塁:本谷正美 三塁:芦田安正
成績
1回表




本行 フルカウントから6球目を打ってレフトファウルフライ








神崎 初球を打ってサードゴロ




松田 0―2から3球目を打ってショートゴロ
1回裏




福島 2―2から6球目を打ってセカンドゴロ








猪崎 初球を打ってレフトフライ








竹井 フルカウントから6球目を空振り三振
2回表




白石 1―2から4球目を空振り三振








中山 0―1から2球目を打ってショートファウルフライ








相坂 2―2から6球目を空振り三振
2回裏








尾堂 1―2から4球目を打って左中間へツーベースヒット








安藤 0―2から3球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット



オーシャンズ1―0ピーチジャックス




平井 1―2から5球目を空振り三振








本木 2―2から5球目を打ってサードゴロ












渕上 初球を打ってファーストファウルフライ
3回表




田邉 0―2から3球目を見逃し三振




政田 初球を打ってファーストゴロ




柳 初球を打ってファーストゴロ




3回裏








橋本 初球を打ってキャッチャーファウルフライ












福島 1―1から3球目を打ってライトオーバーツーベースヒット








猪崎 2―2から5球目を打ってレフトオーバータイムリーツーベースヒット



オーシャンズ2―0ピーチジャックス








竹井 1―0から2球目を打ってファーストファウルフライ




尾堂 2―2から6球目を打ってキャッチャーファウルフライ
4回表








本行 1―2から5球目を空振り三振




神崎 1―2から4球目を打ってレフトフライ








松田 1―2から4球目を打ってセカンドゴロエラー
白石 初球を打ってファーストゴロ
4回裏








安藤 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ








平井 1―2から5球目を打ってレフト前ヒット




本木 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








渕上 フルカウントから6球目を空振り三振




橋本 フルカウントから8球目を打ってショートタイムリー内野安打



オーシャンズ3―0ピーチジャックス
次打者福島の初球がワイルドピッチ




福島 1―0から2球目を打ってショートゴロ
5回表








中山 初球セーフティバントを試みるもピッチャーゴロ








相坂 1―0から2球目を打ってサードファウルフライ








田邉 0―2から7球目を打ってサードゴロ



5回裏




猪崎 1―1から3球目を打ってセンター前ヒット



次打者の初球前に牽制悪送球でファーストランナー猪崎はサードへ








竹井 1―0から2球目を打って右中間へタイムリースリーベースヒット



オーシャンズ4―0ピーチジャックス








尾堂 2―2から6球目を打ってセンターへ犠牲フライ






オーシャンズ5―0ピーチジャックス




安藤 1―2から4球目を見逃し三振








平井 初球を打ってセンター前ヒット
次打者本木の3球目(ストライク)にファーストランナー平井セカンド盗塁成功








本木 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
6回表




政田 0―1から2球目をピッチャー横セーフティバント内野安打




柳 0―2から3球目を空振り三振




本行 初球を打ってレフト前ヒット








神崎 0―2から3球目を空振り三振




松田 初球を打ってセカンドゴロ
6回裏
倉敷ピーチジャックス選手交代


















ピッチャー石田に代えて塩田竜大(玉野光南高校)








渕上 0―1から2球目を打ってセンターフライ








橋本の代打岡崎嵩(市立船橋高校) 2―1から4球目を打ってサードゴロ捕球エラー
三菱自動車倉敷オーシャンズ選手交代


ファーストランナー岡崎に代えて平山大海(鹿児島実業高校)
次打者福島の3球目(ボール)にファーストランナー平山セカンド盗塁成功








福島 1―2から4球目を空振り三振








猪崎 初球を打ってショートライナー
7回表
三菱自動車倉敷オーシャンズシート変更
代走平山がそのまま入りセカンド セカンド福島がセンターへ




白石 1―1から3球目を打ってサードゴロ








中山 0―2から3球目を打ってセンターフライ








相坂 2―0から3球目を打ってセンターフライ



7回裏




竹井 0―2から5球目を打ってセカンドゴロ












尾堂 1―1から3球目を打って左中間へスリーベースヒット




安藤 1―1から3球目を打ってレフトへ犠牲フライ









オーシャンズ6―0ピーチジャックス




平井 0―1から2球目を打ってセカンドフライ
8回表
三菱自動車倉敷オーシャンズ選手交代
サード竹井に代えて杉村彰哉(京都外国語大学西高校)














ピッチャー彦坂に代えて末野雄大(報徳学園高校~関西国際大学)




田邉 フルカウントから9球目を見逃し三振








政田 2―2から5球目を打ってキャッチャーファウルフライ




柳の代打西井三晃(高梁高校~岡山県立大学) フルカウントから6球目を空振り三振



8回裏
倉敷ピーチジャックスシート変更
代打西井がそのまま入りサード








本木 2―2から5球目を打ってキャッチャーファウルフライ




渕上の代打宮崎新(履正社高校~明治大学) 0―1から2球目を打ってライト前ヒット




平山 3―1から5球目を選んでフォアボール








福島 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット












猪崎 2―0から3球目を打ってファーストゴロホームフォースアウト




杉村 フルカウントから6球目を選んでサヨナラ押し出しフォアボール



オーシャンズ7―0ピーチジャックス




倉敷市・倉敷ピーチジャックス
000 000 00 0 H2 E2
011 120 11 7 H12 E1
倉敷市・三菱自動車倉敷オーシャンズ
試合開始09:53 試合終了12:09
※大会規定によりコールドゲーム

今大会2度目の「倉敷決戦」は、再び倉敷オーシャンズに軍配が上がりました。


圧巻だったのは倉敷オーシャンズ先発の彦坂投手。3回まではパーフェクト、5回までは、エラーで出したランナー1人だけのノーヒットピッチング。まぁだいたいこう言う場合は「ノーヒットノーランですよね」等と言う話をしたらあっさりと途切れるモノなんですが。


昨年は「社会人野球 全 体 」で防御率9位(3.15)。40イニングでフォアボールが7。安定感は抜群。今年もここまで、公式戦25イニングでフォアボール6。そんな彦坂投手は、今回の一次予選で準優勝チームの選手に贈られる「敢闘賞」を受賞されました。


そして、敗退した倉敷ピーチジャックス。少ないチーム数でのダブルイリミネーション方式トーナメント、とは言え、短期間の間に同じチームに連敗しての敗退はさぞ悔しかろうと思います。ただ、同じ「市内」に目標に出来るチームがあるのはいい事。3年前のショウワコーポレーションの例もあります。トーナメントですから何が起こっても不思議ではないです。それを楽しみに、またどこかで観戦する機会があれば、と考えています。




そしてこの試合を終えたことで、中国地区5県の都市対抗野球大会一次予選が終了しました。来週、6月2日木曜日からはいよいよ、中国地区二次予選が、ここ倉敷マスカットスタジアムで始まります。この日も暑かったですが、さらに「熱い戦い」が待ち受けています。
どうか選手の皆様、それまでお怪我等なさらよう、二次予選をお迎えください。健闘をお祈りいたします。
2022.05.23 / Top↑
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