第72回JABA京都大会優勝決定戦です。

大会最終日の優勝決定トーナメントには、Aブロックから三菱重工East(優勝決定トーナメント進出チーム中成績3位)、Bブロックから日本製鉄広畑イーグレッツ(同4位)、Cブロックから三菱重工West(同1位)、Dブロックからはセガサミー(同2位)が勝ち上がって来ました。

優勝決定トーナメントの対戦は、第一試合が三菱重工West(一塁側)対日本製鉄広畑(三塁側)、第二試合がセガサミー(一塁側)対三菱重工East(三塁側)、となりましたが、この時点で、おそらく大半の人が期待している、そして期待していたであろう、優勝決定戦が実現しました。

三菱重工West 対 三菱重工East

名古屋硬式野球部と広島県硬式野球部の解散と言う、三菱重工業スポーツ部門の大幅な改編により生まれたWestとEast。発足して2シーズン目。これまで公式戦どころかオープン戦でも対戦はなかったはず。互いに勝手知ったる顔ぶれがずらり並ぶこの「東西対決」がついに始まります。

そしてこの試合に臨む両チームのユニフォーム。通常、どちらかはホームユニなんですが、時間の都合か何なのか、三菱重工Westは全身黒、三菱重工Eastは第二試合の上半身赤、下半身白から「全身赤」への衝撃の衣替え。発表の際に物議を醸し出した「究極のセカンドユニ対決」ともなりました。
スターティングオーダー
先攻:三菱重工East
1(中)武田健吾 (自由が丘高校~オリックスバファローズ~中日ドラゴンズ)
2(右)汐月祐太郎(熊本高校~筑波大学~三菱重工広島)
3(二)中山遙斗 (大阪桐蔭高校~國學院大學)
4(左)小栁卓也 (春日部共栄高校~日本体育大学)
5(指)龍幸之介 (九州国際大学付属高校~白鴎大学)
6(一)山下航汰 (高崎健康福祉大学高崎高校~読売ジャイアンツ)
7(三)江越啓太 (川崎工科高校~神奈川大学)
8(捕)平野智基 (鳥栖高校~日本体育大学)
9(遊)矢野幸耶 (福岡第一高校~北陸大学)




投:池内瞭馬 (津商業高校~國學院大學)
後攻:三菱重工West
1(中)根来祥汰 (滝川第二高校)
2(三)和氣暉親 (都立小平西高校~大東文化大学~三菱日立パワーシステムズ)
3(二)湯口郁実 (大垣日本大学高校~大阪商業大学)
4(一)西岡武蔵 (三重高校)
5(指)佐藤悠輝 (飛龍高校~東北福祉大学)
6(左)藤原隆蒔 (近江高校~京都産業大学)
7(右)青木拓巳 (関西大学北陽高校~関西大学~三菱重工広島)
8(捕)拾尾昌哉 (奈良大学付属高校~三菱重工名古屋)
9(遊)中山将太 (市立和歌山高校~中部学院大学~三菱重工名古屋)




投:竹田 祐 (履正社高校~明治大学)
審判員



球審:和田拓也 一塁:土井淳宏 二塁:大屋公人 三塁:高田正和
成績
1回表


武田 1―2から4球目を打ってショートフライ

汐月 0―2から3球目を空振り三振

中山 初球を打ってサードライナー
1回裏


根来 0―1から2球目を打ってサードライナー


和氣 初球を打ってレフトオーバーソロホームラン


三菱重工West1―0三菱重工East

湯口 フルカウントから6球目を選んでフォアボール


西岡 2―2から5球目を打ってショートフライ

佐藤 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット

ファーストランナー湯口はサードへ


藤原 0―1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット

三菱重工West2―0三菱重工East


青木 0―2から3球目を空振り三振


2回表


小栁 1―2から4球目を空振り三振


龍 1―0から2球目を打ってライトオーバーソロホームラン



三菱重工West2―1三菱重工East


山下 初球を打ってショートフライ


江越啓 初球を打ってレフトフライ

2回裏


拾尾 2―1から4球目を打ってサードゴロ


中山 初球を打ってセンターフライ

根来 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット


次打者和氣の4球目(ボール)にファーストランナー根来セカンド盗塁成功

和氣 3―1から4球目を選んでフォアボール


湯口 0―1から5球目を打ってライトフライ
3回表


平野 0―1から2球目を打って右中間へツーベースヒット

矢野 初球を送りバント失敗キャッチャーフライ


武田 初球を打ってライトフライ

汐月 フルカウントから7球目を選んでフォアボール

中山 2―2から6球目を打ってショートゴロ

3回裏

西岡 2―2から5球目を打ってショートライナー

佐藤 0―1から2球目を打ってファーストゴロ

藤原 1―2から3球目を打ってセンターフライ
4回表

小栁 0―1から2球目を打ってサードゴロ

龍 3―1から5球目を選んでフォアボール

山下 1―2から6球目を打ってセンターフライ

江越啓 1―0から2球目を打ってライトフライ

4回裏

青木 1―2から4球目を打ってファーストゴロ


拾尾 1―2から4球目を空振り三振


中山 0―1から2球目を打ってライト前ヒット


根来 0―1から2球目を打ってライト前ヒットとエラーでセカンドへ

三菱重工East選手交代




ピッチャー池内に代えて長島彰(中部大学第一高校~中京学院大学~三菱重工広島)


和氣 1―0から2球目を打ってセンターフライ
5回表

平野 1―2から4球目を打ってセカンドフライ

矢野 2―2から4球目を打ってライトフライ

武田 0―2から3球目を空振り三振
5回裏

湯口 フルカウントから8球目を打ってセンターフライ

西岡 初球を打ってピッチャーゴロ


佐藤 フルカウントから7球目を空振り三振
6回表
汐月 1―2から6球目を見逃し三振
中山 1―2から4球目を空振り三振
小栁 初球を打ってセカンドゴロ
6回裏
藤原 1―1から3球目を打ってレフトフライ
青木 フルカウントから7球目を空振り三振
拾尾 ストレートのフォアボール
中山 2―2から5球目を打ってキャッチャーファウルフライ
7回表

龍 2―2から5球目を打ってファーストゴロ
山下 2―2から6球目を打ってファーストゴロ
江越啓 1―2から6球目を空振り三振
7回裏
根来 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
和氣 初球をキャッチャー前送りバント失敗ダブルプレイ
湯口 2―0から3球目を打ってライトフライ
8回表
三菱重工West選手交代
ピッチャー竹田に代えて金田和之(都城商業高校~大阪学院大学~阪神タイガース~オリックスバファローズ)
平野の代打園田崇人(帝京高校~国際武道大学) 2―2から5球目を打ってライトフライ
矢野 1―2から4球目を打ってショートゴロ遊ゴロ
武田 初球を打ってレフト前ヒット
汐月 2―2から6球目を空振り三振
8回裏
三菱重工East選手交代

代打園田に代えてキャッチャー対馬和樹(駒澤大学苫小牧高校~九州共立大学)

サード江越啓に代えて南亮介(中京高校~中京学院大学~三菱重工広島)



ピッチャー長島に代えて大野亨輔(星陵高校~専修大学)


西岡の代打西田尚寛(東大阪大学柏原高校~関西大学~三菱重工名古屋) 2―2から6球目を打ってファーストゴロ
佐藤 2―2から6球目を空振り三振
藤原 フルカウントから6球目を選んでフォアボール


青木 初球を打ってライトフライ
9回表
三菱重工West選手交代
代打西田に代えてファースト波多野優(天理高校~天理大学~三菱重工名古屋)

中山 初球を打ってレフト線スリーベースヒット

小栁 初球を打ってピッチャーゴロ

龍 0―1から2球目を打ってサードファウルフライ
山下 2―2から6球目を空振り三振





三菱重工West硬式野球部
JABA京都大会2大会連続優勝!
社会人野球日本選手権大会2大会連続26回目の出場決定!
おめでとうございます!

三菱重工East
010 000 000 1 H4 E1
200 000 00X 2 H6 E0
三菱重工West
試合開始17:01 試合終了19:14






三菱重工対三菱自動車の対戦は、昨年の都市対抗野球大会でありました。三菱重工業野球部同士の公式戦での顔合わせが、過去にどの程度あったのかは知り得ませんが、もしかしたらレベルですが、2016年の第67回JABA京都大会の優勝決定戦、三菱重工広島対三菱重工神戸・高砂以来かと思われます。

私が社会人野球を観戦し出したここ約10年ほどの間に、三菱重工業内の各事業所硬式野球部は本当に激動に次ぐ激動だったと思います。2014年に三原製作所野球部が解散、2017年に長崎造船所野球部が活動休止。横浜野球部すらも、システム事業統合で繰り返されるチーム名変更。

そして一昨年は、名古屋野球部と広島野球部の活動終了。その大波の中で、ユニフォームを脱いで社業に専念する決断をした選手もいれば、West・Eastに移籍する選手、また他の業種のチームに活路を見出だしたりする選手。企業のシンボルと言う名の許に、一番翻弄されたのは選手かと思います。

そんな選手がユニフォームを変え、新しいチームで久しぶりの再会。「昨日の友は今日の敵」とも申しますが、やはりそこは、期間の長い短い間はあれどやはり、共に同じグラウンドで汗を流し、そして頂点を目指して戦った「戦友」。表彰式後の記念撮影は、まずは両チーム全員揃って、のモノでした。


三菱重工業に限らず、社会人野球企業チームの活動は、本社の意向に翻弄されがちです。日産自動車野球部やJR西日本野球部のように、長期間の活動休止や、ワイテック野球部のように「会社活性化と言う一定の目的は達成した」と言う理由での活動終了もあります。理由は数えたらキリがないかも知れません。


さらに、企業のシンボルであるがゆえ、常に勝利を求められる社会人野球企業チームの「選手生命」は驚く程短いです。そんな、いつ終るか、終らされるか分からない野球選手生活の中で、皆さん必死に輝こうとしています。大会の大小関係なく、グラウンドに自らのナマの感情を叩きつけている、とも思います。
そんな社会人野球選手の放つ「光」を、今後も見続けていきたい、と考えています。



大会最終日の優勝決定トーナメントには、Aブロックから三菱重工East(優勝決定トーナメント進出チーム中成績3位)、Bブロックから日本製鉄広畑イーグレッツ(同4位)、Cブロックから三菱重工West(同1位)、Dブロックからはセガサミー(同2位)が勝ち上がって来ました。



優勝決定トーナメントの対戦は、第一試合が三菱重工West(一塁側)対日本製鉄広畑(三塁側)、第二試合がセガサミー(一塁側)対三菱重工East(三塁側)、となりましたが、この時点で、おそらく大半の人が期待している、そして期待していたであろう、優勝決定戦が実現しました。


三菱重工West 対 三菱重工East



名古屋硬式野球部と広島県硬式野球部の解散と言う、三菱重工業スポーツ部門の大幅な改編により生まれたWestとEast。発足して2シーズン目。これまで公式戦どころかオープン戦でも対戦はなかったはず。互いに勝手知ったる顔ぶれがずらり並ぶこの「東西対決」がついに始まります。



そしてこの試合に臨む両チームのユニフォーム。通常、どちらかはホームユニなんですが、時間の都合か何なのか、三菱重工Westは全身黒、三菱重工Eastは第二試合の上半身赤、下半身白から「全身赤」への衝撃の衣替え。発表の際に物議を醸し出した「究極のセカンドユニ対決」ともなりました。
スターティングオーダー
先攻:三菱重工East
1(中)武田健吾 (自由が丘高校~オリックスバファローズ~中日ドラゴンズ)
2(右)汐月祐太郎(熊本高校~筑波大学~三菱重工広島)
3(二)中山遙斗 (大阪桐蔭高校~國學院大學)
4(左)小栁卓也 (春日部共栄高校~日本体育大学)
5(指)龍幸之介 (九州国際大学付属高校~白鴎大学)
6(一)山下航汰 (高崎健康福祉大学高崎高校~読売ジャイアンツ)
7(三)江越啓太 (川崎工科高校~神奈川大学)
8(捕)平野智基 (鳥栖高校~日本体育大学)
9(遊)矢野幸耶 (福岡第一高校~北陸大学)














投:池内瞭馬 (津商業高校~國學院大學)
後攻:三菱重工West
1(中)根来祥汰 (滝川第二高校)
2(三)和氣暉親 (都立小平西高校~大東文化大学~三菱日立パワーシステムズ)
3(二)湯口郁実 (大垣日本大学高校~大阪商業大学)
4(一)西岡武蔵 (三重高校)
5(指)佐藤悠輝 (飛龍高校~東北福祉大学)
6(左)藤原隆蒔 (近江高校~京都産業大学)
7(右)青木拓巳 (関西大学北陽高校~関西大学~三菱重工広島)
8(捕)拾尾昌哉 (奈良大学付属高校~三菱重工名古屋)
9(遊)中山将太 (市立和歌山高校~中部学院大学~三菱重工名古屋)
















投:竹田 祐 (履正社高校~明治大学)
審判員










球審:和田拓也 一塁:土井淳宏 二塁:大屋公人 三塁:高田正和
成績
1回表








武田 1―2から4球目を打ってショートフライ




汐月 0―2から3球目を空振り三振




中山 初球を打ってサードライナー
1回裏








根来 0―1から2球目を打ってサードライナー








和氣 初球を打ってレフトオーバーソロホームラン






三菱重工West1―0三菱重工East




湯口 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








西岡 2―2から5球目を打ってショートフライ




佐藤 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット



ファーストランナー湯口はサードへ








藤原 0―1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット



三菱重工West2―0三菱重工East








青木 0―2から3球目を空振り三振






2回表








小栁 1―2から4球目を空振り三振








龍 1―0から2球目を打ってライトオーバーソロホームラン









三菱重工West2―1三菱重工East








山下 初球を打ってショートフライ








江越啓 初球を打ってレフトフライ



2回裏








拾尾 2―1から4球目を打ってサードゴロ








中山 初球を打ってセンターフライ




根来 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット






次打者和氣の4球目(ボール)にファーストランナー根来セカンド盗塁成功




和氣 3―1から4球目を選んでフォアボール








湯口 0―1から5球目を打ってライトフライ
3回表








平野 0―1から2球目を打って右中間へツーベースヒット




矢野 初球を送りバント失敗キャッチャーフライ








武田 初球を打ってライトフライ




汐月 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




中山 2―2から6球目を打ってショートゴロ



3回裏




西岡 2―2から5球目を打ってショートライナー




佐藤 0―1から2球目を打ってファーストゴロ




藤原 1―2から3球目を打ってセンターフライ
4回表




小栁 0―1から2球目を打ってサードゴロ




龍 3―1から5球目を選んでフォアボール




山下 1―2から6球目を打ってセンターフライ




江越啓 1―0から2球目を打ってライトフライ



4回裏




青木 1―2から4球目を打ってファーストゴロ








拾尾 1―2から4球目を空振り三振








中山 0―1から2球目を打ってライト前ヒット








根来 0―1から2球目を打ってライト前ヒットとエラーでセカンドへ



三菱重工East選手交代














ピッチャー池内に代えて長島彰(中部大学第一高校~中京学院大学~三菱重工広島)








和氣 1―0から2球目を打ってセンターフライ
5回表




平野 1―2から4球目を打ってセカンドフライ




矢野 2―2から4球目を打ってライトフライ




武田 0―2から3球目を空振り三振
5回裏




湯口 フルカウントから8球目を打ってセンターフライ




西岡 初球を打ってピッチャーゴロ








佐藤 フルカウントから7球目を空振り三振
6回表
汐月 1―2から6球目を見逃し三振
中山 1―2から4球目を空振り三振
小栁 初球を打ってセカンドゴロ
6回裏
藤原 1―1から3球目を打ってレフトフライ
青木 フルカウントから7球目を空振り三振
拾尾 ストレートのフォアボール
中山 2―2から5球目を打ってキャッチャーファウルフライ
7回表




龍 2―2から5球目を打ってファーストゴロ
山下 2―2から6球目を打ってファーストゴロ
江越啓 1―2から6球目を空振り三振
7回裏
根来 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
和氣 初球をキャッチャー前送りバント失敗ダブルプレイ
湯口 2―0から3球目を打ってライトフライ
8回表
三菱重工West選手交代
ピッチャー竹田に代えて金田和之(都城商業高校~大阪学院大学~阪神タイガース~オリックスバファローズ)
平野の代打園田崇人(帝京高校~国際武道大学) 2―2から5球目を打ってライトフライ
矢野 1―2から4球目を打ってショートゴロ遊ゴロ
武田 初球を打ってレフト前ヒット
汐月 2―2から6球目を空振り三振
8回裏
三菱重工East選手交代



代打園田に代えてキャッチャー対馬和樹(駒澤大学苫小牧高校~九州共立大学)



サード江越啓に代えて南亮介(中京高校~中京学院大学~三菱重工広島)












ピッチャー長島に代えて大野亨輔(星陵高校~専修大学)








西岡の代打西田尚寛(東大阪大学柏原高校~関西大学~三菱重工名古屋) 2―2から6球目を打ってファーストゴロ
佐藤 2―2から6球目を空振り三振
藤原 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








青木 初球を打ってライトフライ
9回表
三菱重工West選手交代
代打西田に代えてファースト波多野優(天理高校~天理大学~三菱重工名古屋)




中山 初球を打ってレフト線スリーベースヒット




小栁 初球を打ってピッチャーゴロ




龍 0―1から2球目を打ってサードファウルフライ
山下 2―2から6球目を空振り三振











三菱重工West硬式野球部
JABA京都大会2大会連続優勝!
社会人野球日本選手権大会2大会連続26回目の出場決定!
おめでとうございます!




三菱重工East
010 000 000 1 H4 E1
200 000 00X 2 H6 E0
三菱重工West
試合開始17:01 試合終了19:14


















三菱重工対三菱自動車の対戦は、昨年の都市対抗野球大会でありました。三菱重工業野球部同士の公式戦での顔合わせが、過去にどの程度あったのかは知り得ませんが、もしかしたらレベルですが、2016年の第67回JABA京都大会の優勝決定戦、三菱重工広島対三菱重工神戸・高砂以来かと思われます。



私が社会人野球を観戦し出したここ約10年ほどの間に、三菱重工業内の各事業所硬式野球部は本当に激動に次ぐ激動だったと思います。2014年に三原製作所野球部が解散、2017年に長崎造船所野球部が活動休止。横浜野球部すらも、システム事業統合で繰り返されるチーム名変更。



そして一昨年は、名古屋野球部と広島野球部の活動終了。その大波の中で、ユニフォームを脱いで社業に専念する決断をした選手もいれば、West・Eastに移籍する選手、また他の業種のチームに活路を見出だしたりする選手。企業のシンボルと言う名の許に、一番翻弄されたのは選手かと思います。



そんな選手がユニフォームを変え、新しいチームで久しぶりの再会。「昨日の友は今日の敵」とも申しますが、やはりそこは、期間の長い短い間はあれどやはり、共に同じグラウンドで汗を流し、そして頂点を目指して戦った「戦友」。表彰式後の記念撮影は、まずは両チーム全員揃って、のモノでした。






三菱重工業に限らず、社会人野球企業チームの活動は、本社の意向に翻弄されがちです。日産自動車野球部やJR西日本野球部のように、長期間の活動休止や、ワイテック野球部のように「会社活性化と言う一定の目的は達成した」と言う理由での活動終了もあります。理由は数えたらキリがないかも知れません。






さらに、企業のシンボルであるがゆえ、常に勝利を求められる社会人野球企業チームの「選手生命」は驚く程短いです。そんな、いつ終るか、終らされるか分からない野球選手生活の中で、皆さん必死に輝こうとしています。大会の大小関係なく、グラウンドに自らのナマの感情を叩きつけている、とも思います。
そんな社会人野球選手の放つ「光」を、今後も見続けていきたい、と考えています。
2022.05.05 / Top↑
| Home |