

第64回JABA岡山大会予選リーグAブロックの最終戦です。


















Aブロックは、大会直前になって、航空自衛隊千歳が出場を辞退、日本製鉄東海REXJR西日本、そして昨年の都市対抗野球大会準優勝のHonda熊本、にそれぞれ不戦勝が与えられ、三つ巴のリーグ戦となり、早々にHonda熊本が残る2試合を連勝、予選リーグ突破を決めました。


















そしてこの対戦は、言い方は至極酷い表現ではありますが「消化ゲーム」となってしまいました。が、この後に続く各大会、都市対抗野球大会予選、日本選手権予選などに向けての戦い方を模索する事の出来る試合。特に、普段は互いにオープン戦でもなかなか顔を合わさない相手となると尚更。






そんな中で、これまで積み重ねてきた事の確認、これからクリアしていかなければいけない事の発見、シーズン中に大きな波が二つある社会人野球。力を抜けるときに抜き、入れる時に簡単に入れる事が出来る状態を作っておく事が大事かと思います。なかなか難しいとは思いますけど。






この大会が終わると、JR西日本は、4月25日からのJABA京都大会、日本製鉄東海REXは、5月1日からのJABAベーブルース杯が待ち受けていますこれまた過酷な戦いになるはず。負けた事を悔いている時間はさほどありません。次の戦いへの戦いはもう始まっています。
スターティングオーダー
先攻:日本製鉄東海REX
1(中)大塚太一 (静清高校~神奈川工科大学)
2(右)吉位翔伍 (中京高校~中京学院大学)
3(ニ)平野晴也 (関西高校~関西国際大学)
4(指)阿保拓真 (弘前工業高校~平成国際大学)
5(一)金子太喜 (西日本短期大学付属高校~中央大学)
6(三)福田晃規 (県立岐阜商業高校~専修大学)
7(左)稲葉章人 (太成学院高校~八戸学院大学)
8(遊)西浦丈司 (天理高校~國學院大學)
9(捕)笹倉大輔 (東洋大学付属姫路高校~東洋大学)















投:吉川大翔 (坂井高校~専修大学)
後攻:JR西日本
1(左)春原直登 (佐久長聖高校~関東学院大学)
2(三)土居拓海 (広島新庄高校)
3(中)大倉卓也 (智辯学園和歌山高校~関西学院大学)
4(一)田村 強 (玉野高校~大阪体育大学)
5(指)蔵桝孝宏 (広陵高校~法政大学)
6(ニ)櫻井 涼 (広島商業高校~近畿大学工学部~三菱重工広島)
7(右)黒野諒太郎(吉良高校~愛知産業大学)
8(捕)原田廣大 (東大阪大学柏原高校~近畿大学)
9(遊)野邊優汰 (明豊高校)











投:石黒佑弥 (星城高校)
審判員







成績
1回表




大塚 2―2から5球目を打ってセカンドゴロ








吉位 2―2から7球目を空振り三振




平野 0―2から3球目を打ってレフト前ヒット




阿保 0―1から2球目を打ってサードゴロ
1回裏




春原 1―2から4球目を打ってレフト前ヒット




土居 0―2から3球目を打ってセンターフライ




大倉 0―2から3球目を打ってレフトフライ




田村 0―2から3球目を空振り三振
2回表




金子 2―2から5球目を打ってサードゴロ




福田 1―0から2球目を打ってセンターフライ




稲葉 0―1から2球目を打ってセンターフライ
2回裏




蔵桝 2―2から8球目を空振り三振




櫻井 初球を打ってセカンドフライ




黒野 0―2から3球目を見逃し三振
3回表




西浦 1―1から3球目を打ってセンター前ヒット




笹倉 初球をピッチャー前送りバント




大塚 2―2から6球目を空振り三振




吉位 フルカウントから6球目を打ってレフト前タイムリーヒット



JR西日本0ー1東海REX




平野 初球を打ってライト前タイムリーヒット



JR西日本0ー2東海REX




阿保 2―2から5球目を打ってレフトフライ
3回裏




原田 フルカウントから球目を選んでフォアボール








野邊 1―0から2球目をピッチャー前送りバント




春原 初球を打ってレフトファウルフライ




土居 1―0から2球目を打ってファーストゴロ
4回表




金子 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット




福田 1―0から2球目を打ってライト前ヒット



ファーストランナー金子はサードへ
稲葉 0―1から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ サードランナーホームイン
JR西日本0ー3東海REX
西浦 0―2から3球目を打ってサードゴロ
4回裏




大倉 2―2から5球目を空振り三振




田村 2―1から4球目を打ってセンターフライ




蔵桝 2―1から4球目を打ってセンターフライ
5回表
笹倉 初球を打ってサードファウルフライ
大塚 フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット
吉位 セカンドライナーダブルプレイ
5回裏




櫻井 ストレートのフォアボール




黒野の代打戸田航史(大阪商業大学付属高校~大阪商業大学) 初球を打って左中間へツーベースヒット




原田 フルカウントから8球目を選んでフォアボール








野邊 1―0から2球目を打ってライトへ犠牲フライ
JR西日本1ー3東海REX




春原 0―2から3球目を打ってレフト前ヒット




土居 1―2から4球目を見逃し三振








大倉 0―2から3球目を打ってセカンドゴロ
6回表
JR西日本シート変更
代打戸田がそのまま入りライト




平野 2―0から3球目を打ってライトフライ




阿保 初球を打ってセカンドゴロ




金子 0―2から3球目を打ってサードゴロ
6回裏
日本製鉄東海REX選手交代








ピッチャー吉川に代えて新原俊哉(高蔵寺高校~富山大学)




田村 フルカウントから7球目を打ってレフト前ヒット



次打者蔵桝の3球目がワイルドピッチ




蔵桝 2―2から5球目を空振り三振




櫻井 ストレートのフォアボール







戸田 0―1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット



JR西日本2ー3東海REX




原田 3―1から5球目を選んでフォアボール



日本製鉄東海REX選手交代











ピッチャー新原に代えて村越祐野(学校法人石川高校~駒澤大学)








野邊 2―1から4球目を打ってセンターオーバータイムリースリーベースヒット






JR西日本5ー3東海REX




春原 初球を打ってセンターフライ




土居 初球を打ってレフト前タイムリーヒット
JR西日本6ー3東海REX
次打者大倉の初球がワイルドピッチ




大倉 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
7回表




福田 1―1から3球目を打ってショートゴロ
稲葉 2―0から3球目を打ってショートフライ




西浦 1―1から3球目を打ってライトフライ
7回裏
日本製鉄東海REX選手交代


























ピッチャー村越に代えて加藤優弥(金沢龍谷高校)




田村 2―2から6球目を空振り三振




蔵桝 1―1から3球目を打ってレフトフライ




櫻井 フルカウントから6球目を選んでフォアボール



次打者戸田の4球目(ボール)にファーストランナー櫻井セカンド盗塁成功




戸田 3―1から5球目を打ってセカンドフライ
8回表




笹倉の代打加藤樹(愛知啓成高校~東海大学) 1―2から4球目を空振り三振




大塚 1―1から3球目を打ってセンター前ヒット




吉位 1―0から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ
8回裏
日本製鉄東海REX選手交代
代打加藤樹に代えて後藤田将矢(東洋大学付属姫路高校~東洋大学


















ピッチャー加藤優に代えて孕石幸寛(島田工業高校~東海大学海洋学部)




原田 フルカウントから7球目を空振り三振




野邊 1―0から2球目を打ってライト前ヒット




春原 1―1から3球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト
JR西日本選手交代



ファーストランナー春原に代えて奥野翔琉(明徳義塾高校)






次打者土居の3球目(ボール)にファーストランナー奥野セカンド盗塁成功








土居 2―1から4球目を打ってライト線タイムリースリーベースヒット
JR西日本7ー3東海REX




大倉 2―0から3球目を打ってレフトフライ
9回表
JR西日本選手交代とシート変更


















ピッチャー石黒に代えて佃勇典(広島商業高校~拓殖大学)
代走奥野がそのまま入りライト ライト戸田がレフトへ
平野 1―1から3球目を打ってショートゴロ
阿保の代打古川峻(静岡高校~立正大学) 2―2から5球目を見逃し三振




金子 2―2から5球目を打ってピッチャーゴロ






日本製鉄東海REX
002 100 000 3 H8 E0
000 015 01X 7 H9 E0
JR西日本
試合開始13:26 試合終了15:55

逆転勝ちのJR西日本。昨シーズンから大きなメンバーの入れ替えはありませんでしたが、長らくサードでクリーンアップに座っていた、藤澤拓斗選手が勇退、攻撃力に陰りが見えるかと思ってましたが、松本旗三浦旗大会を見ても、補って余りある、「強化」が出来ていると思います。


ここの試合も、昨年あたりから、スタメンに名を連ねる事の多くなった野邊選手、そして土居選手の「高卒コンビ」が揃って出場、土居選手は2安打2打点、野邊選手は2安打4打点、2年目を迎えた途中出場の戸田選手も打点を挙げ、キャリアの若い選手だけで全打点を叩き出しました。


投げては、野邊選手や土居選手と同級生の石黒佑弥投手が、8回3失点の好投。惜敗ではありましたが、予選リーグ初戦の、対Honda熊本戦では、新人のはなむら凌投手が好投を見せました。充実期に入りつつある齋藤投手に続く投手が、どんどん頭角を現しつつあります。


ここ数年、ご無沙汰の全国大会、大幅な入れ替えがなかったと言う事は、ベテラン・中堅・若手問わずチーム全体、選手全員が例年になく力をつけている証拠、と考えてます。今再び、広島県・中国地区の社会人野球の旗頭に返り咲くにはまず今年、と思っています。今後の活躍を期待します。
2022.04.20 / Top↑
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