

さて、毎年春の、広島県野球連盟の「春の祭典」第69回JABA松本滝蔵旗兼第57回JABA三浦芳郎旗争奪広島県大会が、今年も無事開幕しました。


とは申しますが、本来の開幕日は前日3月26日だったんですが、ものの見事に「水没」。昨年の大会は2日目の日曜日が雨天順延。この大会、順延にはならずとも、試合途中で降雨中断など、そう言う時期なのかも知れませんが、何処かしらで雨が付きまといます。そ


















お陰さまで、個人的にはこの日からの観戦予定だったので、優勝決定戦こそ観れませんが、広島県下の全社会人野球部、全クラブチームを観る事が出来ました。ただクラブチームさんは、試合が平日となると、人数が揃わない可能性もあるので、持てる力を存分に発揮出来ない可能性もあります。









とは言え、オフシーズンを終え、年度最初のJABA公式戦。どこのチームにも新戦力が加わり、どんな展開になるのか分からないのも事実。広島鯉城クラブも、3年前の大会では、伯和ビクトリーズと延長11回の激闘を演じています。都市対抗野球大会広島県予選とはまた違う、興味ある試合です。
スターティングオーダー
先攻:広島鯉城クラブ
1(遊)和田泰征 (広島大学)
2(一)城 和志 (広島大学)
3(中)吉原虎輝 (九州共立大学)
4(指)田上幸典 (広島修道大学)
5(三)日浦勝也 (広島大学)
6(捕)林 将広 (広島大学)
7(右)秋本昌輝 (光高校)
8(二)堀内康行 (三条商業高校)
9(右)佐々木尊悠(並木学院高校)


















投:村島 修 (広島大学)
後攻:JFE西日本
1(二)宮原怜人 (玉島商業高校~大阪経済大学)
2(中)安藤大一郎(西条高校~関西大学)
3(左)鳥井 凌 (尽誠学園高校~仙台大学)
4(三)新田旬希 (市立呉高校~駒澤大学)
5(指)脇屋直征 (明豊高校~立命館大学)
6(右)上西嵐満 (宇部鴻城高校~日本体育大学)
7(捕)坂本修也 (大社高校~近畿大学工学部)
8(一)綿屋 樹 (鹿児島実業高校)
9(遊)河内愛哉 (広島商業高校~富士大学)












投:大石将斗 (創成館高校~環太平洋大学)
審判員







球審:西下 一塁:品川 二塁:岩本 三塁:丸山
公式記録員:水口
場内放送:原
成績
1回表




和田 2―2から7球目を見逃し三振




城 2―1から4球目を打ってショートフライ




吉原 1―2から4球目を打ってセンターフライ
1回裏








宮原 2―1から4球目を打ってライト線スリーベースヒット




安藤 1―0から2球目を打ってレフトフライ




鳥井 1―0から2球目を打ってレフト線タイムリーツーベースヒット



JFE西日本1―0広島鯉城クラブ








新田 0―2から3球目を打ってショートフライ




脇屋 ストレートのフォアボール




上西 1―1から3球目を打ってセンターフライ
2回表




田上 0―1から2球目を打ってライトフライ




日浦 1―2から5球目を空振り三振








林 初球を打ってショートゴロ



2回裏




坂本 2―1から4球目がデッドボール








綿屋 初球を打ってライトオーバー2ランホームラン



JFE西日本3―0広島鯉城クラブ




河内 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット




宮原 0―1から2球目を打ってセンターフライ




安藤 1―2から4球目を打ってサード内野安打




鳥井 2―1から4球目を打ってセンター前タイムリーヒット



JFE西日本4―0広島鯉城クラブ



次打者新田の初球(ボール)にファーストランナー鳥井セカンド盗塁成功




新田 1―0から2球目を打ってファーストゴロ




脇屋 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




上西 0―1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット



JFE西日本6―0広島鯉城クラブ




坂本 1―1から3球目を打ってサードゴロ
3回表




秋本 1―2から4球目を空振り三振




堀内 2―1から4球目を打ってセンターフライ




佐々木 0―2から3球目を見逃し三振



3回裏








綿屋 3―1から5球目を打って左中間へソロホームラン



JFE西日本7―0広島鯉城クラブ




河内 3―1から5球目を選んでフォアボール




宮原 0―2から3球目を打ってショートゴロ




安藤 初球を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット



JFE西日本8―0広島鯉城クラブ




鳥井 初球を打ってレフト前タイムリーヒット



JFE西日本9―0広島鯉城クラブ



次打者新田の3球目(ストライク)にファーストランナー鳥井セカンド盗塁成功




新田 1―2から4球目を打ってライトフライ




脇屋 フルカウントから8球目を空振り三振



4回表




和田 0―1から2球目を打ってレフト前ヒット




城 初球を打ってレフト前ヒット




吉原 2―0から3球目を打ってショートゴロダブルプレイ




田上 1―2から6球目を打ってライト前タイムリーヒット



JFE西日本8―1広島鯉城クラブ




日浦 フルカウントから10球目を選んでフォアボール




林 2―2から5球目を打ってショートゴロ
4回裏
広島鯉城クラブ選手交代











ピッチャー村島に代えて福富達也(広島修道大学)




上西 0―1から2球目を打ってファーストゴロ




坂本の代打篠原翔太(報徳学園高校~明治大学) 初球を打ってレフトオーバーツーベースヒット




綿屋 0―1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
JFE西日本10―1広島鯉城クラブ




河内 2―0から3球目を打ってショートゴロ




宮原 初球を打ってセカンドゴロ
5回表
JFE西日本シート変更











ピッチャー大石に代えて筒井恒匡(松本工業高校~日本体育大学)
代打篠原がそのまま入りキャッチャー




秋本 2―2から6球目を打ってファーストロ




堀内 1―0から2球目を打って右中間へツーベースヒット




佐々木 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




和田 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット




城 0―2から球目を打ってサードゴロダブルプレイ
5回裏




安藤 1―0から2球目を打ってファーストゴロ




鳥井 フルカウントから6球目を打ってサードライナー




新田 1―2から4球目を打ってショートフライ



6回表




吉原 0―2から3球目を打ってレフトフライ




田上 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




日浦 2―2から5球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト




林 1―2から4球目を打ってライトフライ
6回裏
広島鯉城クラブ選手交代
サード日浦に代えて丸嵜晃(広島国際学院大学)が入りライト ライト秋本がサード




脇屋 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




上西 2―0から3球目をピッチャー前送りバント




篠原 1―0から2球目を打ってレフト前ヒット




綿屋 1―1から3月球目を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット



JFE西日本11―1広島鯉城クラブ






広島鯉城クラブ
000 100 1 H5 E0
153 101 11 H14 E0
JFE西日本
試合開始10:00 試合終了12:07
※大会規定によりコールドゲーム

広島鯉城クラブ、惨敗に終わってしまいました。さすがに全国大会常連チームともなると、スカウト活動も積極的ゆえ、広島県下に限らず、全国から選手を集めてきます。だからと言って歯が立たぬ訳ではありません。事実1点を取りました。これは今後の自信にしてもいいんではないか、と思います。
昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で、練習場所やオープン戦開催の球場を確保する事が難しいクラブチーム。これを憂いた関係者が動き、昨年度から、県下のクラブチームが集まり、JR西日本グラウンドなどを借りて、リーグ戦が開催されています。同様の動きは近畿地区にもありました。
試合だけでなく、合同練習も行われているものと思います。経験と実績を積む環境は整いつつあると思います、とは言え、クラブチームを取り巻く環境はどこのチームも同じ。チームで出来る事には限界があります。その辺り、もう少し日本野球連盟が動いてくれぬものだろうか、とも考えます。
対するJFE西日本。大活躍を見せたのは、5年目を迎えた綿屋樹選手。4打数4安打2本塁打5打点の大暴れ。オープン戦で四番に座る事はあっても、公式戦でその機会は少なかったですが、これでようやく「定位置確保」となりますか。新年度最初の公式戦で、幸先よいスタートになったかと。
そして、この試合を終えてようやく、本格的な「球春到来」となりました。
2022.03.30 / Top↑
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