



様々な事象に翻弄されまくった2021年。無事、第92回都市対抗野球大会までたどり着きました。






昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止策の一環として「応援団なし」「入場人数制限」「全席指定席」などが施され、どことなく粛々と開催された感のある都市対抗野球大会ですが、今年は、昨年同様の施策がありながらも、応援団ならびにチーム券が2年ぶりに復活。近い将来の三大大会「フルハウス開催」に向けて、少しずつ、ではありますが、着実に前進しつつあります。








そして、私の第92回大会の最初のお目当ては、2日目第三試合に登場する、東広島代表・伯和ビクトリーズ。紫色の野球青年が、3年ぶりの東京ドーム。対するは、JABA広島大会でも勝手知ったる、高知市代表・四国銀行。勝手知ったるチームですが、やはりローカル大会と全国大会では違います。しかしいつも通りの伯和ビクトリーズなら勝てる、と思っていますが、さてどうなるか。









オープン戦やら壮行試合、幾つか観戦させてもらいました。昨年から大きなメンバーの入れ替えもない中、そして、本拠地・東広島アクアスタジアムの閉鎖で、屋外練習もままならない中、地道にトレーニングを積み、5大会ぶり7度目の社会人野球日本選手権と、3年ぶり10度目の都市対抗野球大会出場。ちなみに伯和ビクトリーズの二大大会連続出場は、2012年以来9年ぶり4度目。









そして折しも11月29日は、昨年限りで活動を停止した三菱重工広島硬式野球部の、最後の都市対抗野球大会公式戦だった日。後を継ぐ訳ではないですが、同じく今年、二大大会連続出場を果たした三菱自動車倉敷オーシャンズと共に、これから先の中国地区社会人野球をリードする存在になるか、今大会の結果如何では、今後の中国地区社会人野球の核になり存在になるかも知れません。
スターティングオーダー
先攻:高知市・四国銀行
1(中)真田一斗 (明徳義塾高校~日本大学)
2(三)大北海斗 (明徳義塾高校~拓殖大学)
3(二)水野達稀 (丸亀城西高校/JR四国からの補強選手)
4(捕)南 武志 (土佐高校~同志社大学)
5(右)橋川亮佑 (鳴門高校~流通経済大学)
6(一)笹田 仁 (高松商業高校~流通経済大学/JR四国からの補強選手)
7(指)小林健輔 (高松商業高校~日本大学)
8(遊)神野恵資 (松山商業高校~神戸学院大学)
9(左)山中大地 (土佐高校~慶應義塾大学)








投:菊池大樹 (八幡浜高校~龍谷大学)
後攻:東広島市・伯和ビクトリーズ
1(中)泉 祐介 (綾羽高校~花園大学~滋賀ユナイテッド)
2(一)池田侑矢 (広陵高校~大阪商業大学)
3(三)田中友博 (享栄高校~愛知学院大学~三菱重工広島/JFE西日本からの補強選手)
4(指)森脇智哉 (作陽高校~広島経済大学)
5(右)藤澤直樹 (伊那弥生が丘高校~日本体育大学)
6(左)中山竜秀 (九州国際大学付属高校)
7(遊)中西玲人 (箕島高校~奈良学園大学)
8(捕)上甲凌大 (宇和島東高校)
9(二)土井力丸 (尽誠学園高校~大阪商業大学)















投:佃 勇典 (広島商業高校~拓殖大学/JR西日本からの補強選手)
チームマスコット: 重森亜由美さん



審判員




球審:樋口 一塁:宮内 二塁:安藤 三塁:梅木
成績
1回表
真田 初球を打ってサードゴロ



大北 1―1から3球目を打ってサードゴロ








水野 1―2から4球目を空振り三振
1回裏




泉 0―2から3球目を空振り三振








池田 初球を打ってショートゴロ送球エラー






次打者田中友の初球(ストライク)にファーストランナー池田セカンド盗塁成功




田中友 0―2から3球目を打ってショートゴロ
森脇 初球を打ってセンターフライ
2回表




南 2―2から6球目を空振り三振
橋川 1―0から2球目を打ってショートゴロ




笹田 2―2から5球目を空振り三振
2回裏




藤澤 2―2から5球目を空振り三振




中山 初球を打ってセンター前ヒット




中西 1―1から3球目を打ってレフト線ツーベースヒット




上甲 初球を打ってセンターへ犠牲フライ



伯和ビクトリーズ1―0四国銀行




土井 1―2から4球目を空振り三振
3回表




小林 1―2から4球目を空振り三振
神野 2―2から5球目を打ってセカンドゴロ
山中 1―0から2球目を打ってレフト前ヒット




真田 1―2から4球目を打ってピッチャーゴロ
3回裏




泉 初球を打ってファーストゴロ







池田 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット




田中友 1―1から3球目を打ってライト前ヒット



ファーストランナー池田はサードへ




森脇 0―1から2球目を打ってライトへ犠牲フライ









伯和ビクトリーズ2―0四国銀行



次打者藤澤の初球(空振り)にファーストランナー田中友セカンド盗塁成功




藤澤 0―2から4球目を打ってセンター前タイムリーヒット



伯和ビクトリーズ3―0四国銀行




中山 0―2から3球目を空振り三振
4回表




大北 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ




水野 1―2から4球目がデッドボール








南 2―0から3球目を打ってレフト前ヒット
橋川 1―2から4球目を空振り三振
笹田 1―2から4球目を打ってサードゴロ



4回裏




中西 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ




上甲 2―2から5球目を打ってライトオーバーソロホームラン
伯和ビクトリーズ4―0四国銀行




土井 2―2から7球目を打ってセカンドゴロ




泉 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット






次打者池田の3球目(ボール)にファーストランナー泉セカンド盗塁失敗
5回表



小林 初球を打ってライトフライ




神野 1―2から4球目を打ってショートゴロ




山中 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
5回裏
四国銀行選手交代






ピッチャー菊池に代えて山本凌(敦賀工業高校~福井工業大学)




池田 フルカウントから6球目を空振り三振
田中友 0―2から3球目を空振り三振




森脇 0―2から4球目を空振り三振
6回表
真田 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ
大北 0―2から3球目を空振り三振




水野 0―1から2球目を打ってファーストゴロ
6回裏
中山 1―0から2球目を打ってサード内野安打




中西 2―2から6球目を打ってライトフライ




上甲 2―1から4球目を打って右中間へ2ランホームラン












伯和ビクトリーズ6―0四国銀行








土井 0―1から2球目を打ってショートフライ
7回表
伯和ビクトリーズ選手交代














ピッチャー佃に代えて津山裕希(明秀学園日立高校~中部学院大学/JFE西日本からの補強選手)




南 1―2から4球目を見逃し三振
橋川 初球を打ってレフト前ヒット




笹田 フルカウントから6球目を打ってショートライナー
小林 1―2から4球目を打ってサードゴロ
7回裏




泉 1―2から4球目を打って左中間へツーベースヒット




池田 0―1から2球目をキャッチャー前送りバント








田中友 1―1から3球目を打ってサードゴロ送球エラー




森脇 2―2から5球目を空振り三振
藤澤 3―1から5球目を選んでフォアボール








中山 初球を打ってセンターフライ
8回表
神野 初球を打ってショートゴロ




山中 2―2から5球目を打ってピッチャーゴロ
真田 初球を打ってファーストゴロ
8回裏




中西 2―2から6球目を打ってレフトファウルフライ
上甲 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
土井 1―2から4球目を空振り三振
9回表
伯和ビクトリーズ選手交代








ピッチャー津山に代えて平岡航(鴨沂高校~京都学園大学)



キャッチャー上甲に代えて橋本昂樹(地球環境高校~京都学園大学)




大北 2―2から5球目を打ってファーストゴロ




水野 2―2から6球目を打ってショートゴロ
南 初球を打ってセンター前ヒット
四国銀行選手交代
ファーストランナー南に代え走太田啓輪(広島商業高校~関西国際大学)




橋川の代打柴田一路(春日丘高校~高知大学) 1―2から4球目を見逃し三振



高知市・四国銀行
000 000 000 0 H4 E2
012 102 00X 6 H10 E0
東広島市・伯和ビクトリーズ
試合開始18:01 試合終了20:15







アマチュア野球プロ野球関係なく「打線は水物」と申しましてますが、今年の伯和ビクトリーズは全くの無縁。オープン戦や壮行試合で見せてきた強打がそのまま。バッティングは瞬発力のもんだとは思いますが、その好調な瞬発力を維持出来るだけの持久力も付いてる。この日も試合中盤まで着々と加点。6回裏にはツーアウト満塁。一発出れば即コールドゲーム、と言うところまで来ました。






で「本日の橋戸賞」は勿論、3打数2安打2ホームラン4打点の上甲凌大捕手。しかも、中犠飛、右越本塁打、右中間本塁打と、打席毎に飛距離が伸びてる。こんなバッターが8番におるんやから、四国銀行さんとしてはたまったもんじゃない。投手リレーも盤石。佃投手に続いて、手の内を隠す事なく三本柱の津山投手、平岡投手を惜しみ無く投入。四国銀行さんを完膚なきまでに封じ込めました。


伯和ビクトリーズの次戦は12月4日日第一試合、相手はHonda熊本。留まる所を知らない「紫の火柱」は何処まで駆け昇るのか、楽しみです。
2021.11.30 / Top↑
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