



ここ暫く、野球を観る機会をすっかり失っていました。









だらだらと続けられる、基準が曖昧な緊急事態宣言の影響で、オープン戦ですらも施設の都合で観客席が閉鎖されたり、野球場自体が使用休止になったり。プロ野球が万全の対策を講じてペナントレースを消化しているのに、数十人程度の観客で行われるアマチュア野球のオープン戦がなぜ観られないのか?と、憤りを憶えながら日々生活をしてえりました。正直、鬱憤は溜まる一方。









そんな中、唯一の心の拠り所は、この日から熱戦の火蓋が切られる、第92回都市対抗野球大会中国地区二次予選。幸いにも山口県下は、緊急事態宣言にも蔓延防止措置もとられておらず、不要不急がどうこう、とも云われてましたが、だからと行って長距離移動が抑制されているわけでもない、ならば行くしかないだろう、と言う事で、なりふり構わず早くから観戦を予定していました。









大小問わず、無観客で開催される公式戦での、チーム公式のSNSでの動画配信の機会もかなり増えて来ました。またインターネットで、一球一球速報を流してくれるサイトもあります。









非常にありがたいと言えばありがたいんですが、個人的には、やっぱり野球場、つまりは現地で、選手が発する熱を感じながら観るのが一番なんです。それが「スポーツの良さ」だと思うんです。ゆえに、今回の都市対抗野球大会中国地区二次予選を、今までにないくらい心待ちにしていました。



そしてその初戦は、岡山市・シティライト岡山と、倉敷市・三菱自動車倉敷オーシャンズの顔合わせ。岡山県勢が中国地区代表の二枠獲得となると、1968年の第39回大会の、倉敷市・クラレ岡山(1973年解散)と、これまた倉敷市・三菱重工水島(現:三菱自動車倉敷オーシャンズ)以来となります。ここ数年の両チームの様子を見る限り、なきにしもあらず、ではあります。
スターティングオーダー
先攻:倉敷市・三菱自動車倉敷オーシャンズ
1(中)小柳周太 (北九州高校~MSH医療専門学校)
2(二)平山大海 (鹿児島実業高校)
3(一)平井孝治 (尽誠学園高校~筑波大学~三菱自動車岡崎)
4(指)渕上大地 (球磨工業高校~日本福祉大学~三菱重工広島)
5(三)宮崎 新 (履正社高校~明治大学)
6(捕)森 祐大 (海部高校)
7(遊)竹井 陸 (関西高校)
8(左)高見良太 (岡山東商業高校~中部学院大学)
9(右)垣内丈二 (鳥取城北高校)








投:廣畑敦也 (玉野光南高校~帝京大学)
後攻:岡山市・シティライト岡山
1(中)丸山高明 (玉野光南高校~亜細亜大学)
2(遊)谷本大晟 (京都外国語大学西高校~駒澤大学)
3(左)谷 雄太 (大阪産業大学附属高校~関西学院大学)
4(指)小竹一樹 (青森山田高校~日本橋学館大学)
5(右)佐々木良輔(福山工業高校~MSH医療専門学校)
6(一)石井太尊 (玉野光南高校~佛教大学)
7(三)藤井亮太 (高砂南高校~東海大学海洋学部~東京ヤクルトスワローズ)
8(捕)江川 航 (神港学園神港高校~山梨学院大学)
9(二)北川平剛 (甲南高校~関西大学)








投:金津知泰 (明徳義塾高校~拓殖大学)
審判員






球審:藤井幸夫 一塁:古川淳史 二塁:馬場圭一 三塁:山中辰治
成績
1回表




小柳 2―2から6球目を打ってレフト前ヒット




平山 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ ファーストランナー小柳が守備妨害でアウト








平井 1―1から3球目を打ってサードゴロ




渕上 1―0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット






岡山市0―1倉敷市




宮崎 3―1から5球目を選んでフォアボール






森 0―2から3球目を見逃し三振
1回裏








丸山 1―0から2球目を打ってレフトオーバーソロホームラン






岡山市1―1倉敷市




谷本 2―2から5球目を打ってショートゴロ




谷 1―2から6球目を打ってライト前ヒット




小竹 フルカウントから6球目を打ってセンターオーバー2ランホームラン






岡山市3―1倉敷市




佐々木良 0―2から3球目を空振り三振




石井 2―2から5球目を空振り三振
2回表




高見 初球を打って左中間へツーベースヒット








竹井 2―2から球目を打ってサードファウルフライ




垣内 2―2から5球目を空振り三振




小柳 初球を打ってサードファウルフライ




2回裏




藤井 初球を打ってセカンドゴロ




江川 1―2から4球目を打ってショートゴロ




北川 1―1から3球目を打ってセンターフライ
3回表




平山 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ




平井 2―2から6球目を打ってライトオーバーソロホームラン






岡山市3―2倉敷市








渕上 1―1から3球目を打ってライトフライ




宮崎 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




森 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
3回裏




丸山 2―0から3球目を打ってショートゴロ




谷本 1―1から3球目を打ってサードフライ三飛




谷 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
4回表
高見 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ




竹井 1―2から4球目を見逃し三振
垣内 2―2から6球目を打ってライトフライ
4回裏




小竹 1―0から2球目を打ってレフトオーバーソロホームラン






岡山市4―2倉敷市




佐々木良 初球を打ってピッチャーゴロ













石井 初球を打ってレフトフライ
藤井 初球を打ってセンターフライ
5回表








小柳 0―1から2球目を打ってサードゴロ




平山 0―2から3球目を打ってライト線ツーベースヒット




平井 初球を打ってショートフライ




渕上 1―2から4球目を空振り三振
5回裏




江川 0―2から3球目を見逃し三振




北川 0―1から2球目を打ってセンター前ヒット
次打者丸山の2球目(空振り)にファーストランナー北川セカンド盗塁成功




丸山 0―2から3球目を空振り三振








谷本 2―1から4球目を打ってサードゴロ



6回表
シティライト岡山選手交代








ピッチャー金津に代えて米田知弘(橋本高校~大阪大谷大学)




宮崎 2―2から6球目を打ってセンター前ヒット




森 0―2から3球目をピッチャー前送りバント




高見 1―0から2球目を打ってレフトフライ




竹井 1―1から3球目を打ってライトフライ



6回裏




谷 3―1から5球目を選んでフォアボール
小竹 初球デッドボール




佐々木良 1―2から4球目をファースト前送りバント失敗サードフォースアウト




石井 初球を打ってセンターオーバータイムリーツーベースヒット






岡山市6―2倉敷市



三菱自動車倉敷オーシャンズ選手交代








ピッチャー廣畑に代えて守屋泰輔(玉島商業高校~関西国際大学)




藤井 1―1から3球目を打ってセンターフライ




江川 1―2から4球目を打ってセンター前タイムリーヒット



岡山市7―2倉敷市




北川 初球を打ってセンターフライ
7回表




垣内 1―2から球4目を空振り三振
小柳 1―2から4球目を空振り三振




平山 1―2から4球目を打って左中間へツーベースヒット
平井 2―2から5球目を空振り三振


7回裏




丸山 0―1から2球目をファーストゴロ




谷本 2―2から5球目を空振り三振




谷 2―2から6球目を空振り三振
8回表
シティライト岡山選手交代
レフト谷に代えて佐々木尚之(安佐北高校~岡山商科大学)




渕上 2―2から6球目を空振り三振




宮崎 1―1から3球目を打ってサードファウルフライ




森の代打本木駿也(上尾高校~履正社医療スポーツ専門学校) 2―2から5球目を見逃し三振
8回裏
三菱自動車倉敷オーシャンズ選手交代
代打本木がそのまま入りキャッチャー












ピッチャー守屋に代えて矢部佑歩(立教大学新座高校~立教大学~日立製作所~石川ミリオンスターズ)




小竹 0―2から3球目を見逃し三振
佐々木良 1―1から3球目を打ってショートゴロ




石井 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
シティライト岡山選手交代
ファーストランナー石井に代えて坂口湧希(神村学園高等部~福岡大学)
藤井 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ
9回表








高見 1―2から5球目を打ってセカンドゴロ








竹井の代打沖成樹(南陽工業高校~MSH医療専門学校) 1―0から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ




垣内の代打日下部海音(福岡工業高校~沖データコンピュータ教育学院) 2―2から5球目を空振り三振



周南市野球場
第92回都市対抗野球大会中国地区二次予選第一代表決定戦 兼 第69回中国地区社会人野球選手権大会
倉敷市・三菱自動車倉敷オーシャンズ
101 000 000 2 H8 E0
300 103 00X 7 H7 E0
岡山市・シティライト岡山
試合開始09:55 試合終了12:20

一番打者の役割、と言うのは、チーム事情によって様々ではありますが、シティライト岡山の場合は明らかに「打線を活気付かせる役割」。丸山選手は何と言っても、株式会社シティライトの「代表取締役広報部長」。そんな人が1回裏とは言え、先頭打者ホームランを放てば、試合自体が盛り上がるのは自明の理。小竹選手の二打席連続ホームランも出て、シティライト岡山の圧勝。
さらに圧巻だったのは、6回表からリリーフのマウンドに足った米田投手。被安打2、5奪三振の堂々たるピッチング。三菱自動車倉敷オーシャンズは完全にネジフセラレタ形。元東京ヤクルトスワローズの児山投手や藤井選手がクローズアップされがち、ではありますが、まだまだ色んな選手が力を付けてきたシティライト岡山。二年ぶり二度めの本選出場に向けて好発進、ですかね。
対する三菱自動車倉敷オーシャンズは、以外や意外、廣畑投手が絶不調、ではないんでしょうけど、いつもの廣畑投手ぽさがなかったように思われました。とは言え、たまにはこんな事もある、でしょう。何かと頭のいい廣畑投手の事。例年より短い中国地区ではありますが、立て直して来るはずですし、立直せるはず、と思っています。次回の登板に「捲土重来」ですかね。
2021.10.02 / Top↑
| Home |