



第46回社会人野球日本選手権も10日目を迎え、準々決勝の3試合となりました。


相対するは、一回戦で伯和ビクトリーズを逆転で降し、二回戦では日本通運を退けた三菱重工Eastと、一回戦では王子を、二回戦では東海理化を僅差で降してきた東芝ブレイブアレウスの試合です。






改名にチーム再編、また一時はクラブチーム化も経験した三菱重工East。強豪でありながらもこれだけの激動の歴史を送ったチームもそうそうないと思われます。そして今年は、三菱重工広島・三菱重工名古屋の選手を編入しての、初めての社会人野球日本選手権大会。






ここまでは不動のスターティングオーダーで戦ってきましたが、現状はこれは「ベストメンバー」なんだと思います。チーム再編を期に、ユニフォームを脱いだ選手、また「脱がざるを得なかった」選手の為にも、ここから先、優勝決定戦まで三試合の、熱闘を期待するしかありません。






そして相対するは、社会人野球日本選手権大会では2度の優勝、都市対抗野球大会では7度の優勝、東京スポニチ大会では10度の優勝を誇る東芝。栄冠にたどり着くための第一関門です。
スターティングオーダー
先攻:三菱重工East
1(指)久保皓史 (佐賀商業高校~富士大学)
2(中)八戸勝登 (清峰高校~西南学院大学)
3(二)中山遙斗 (大阪桐蔭高校~國學院大學)
4(左)小柳卓也 (春日部共栄高校~日本体育大学)
5(遊)江越啓太 (川崎工科高校~神奈川大学)
6(一)久木田雄介(れいめい高校~第一工業大学)
7(三)矢野幸耶 (福岡第一高校~北陸大学)
8(捕)対馬和樹 (駒澤大学苫小牧高校~九州共立大学)
9(右)江越海地 (長崎海星高校~三菱重工長崎)












投:本間大暉 (埼玉栄高校~専修大学~三菱重工広島)
後攻:東芝ブレイブアレウス
1(一)金子聖史 (飯塚高校~九州共立大学)
2(中)長沢吉貴 (佐野日本大学高校~日本大学)
3(左)小川裕生 (八王子高校~上武大学)
4(三)吉田 潤 (岡山理科大学付属高校)
5(二)松本幸一郎(横浜高校~立教大学)
6(指)佐藤 旭 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
7(遊)田中達朗 (日本大学第三高校~日本大学)
8(捕)柴原健介 (履正社高校~日本大学)
9(右)岡部祐太 (旭川大学高校~國學院大學)












投:藤村哲之 (愛知工業大学名電高校~横浜商科大学)
審判員







球審:左海資史 一塁:永井秀亮 二塁:土井淳宏 三塁:井上暢夫
成績
1回表




久保 1―2から4球目を打ってショートフライ








八戸 2―1から4球目を打ってファーストゴロ








中山 0―2から4球目を打ってセカンドゴロ
1回裏
金子 0―1から2球目を打ってライトフライ




長沢 2―2から5球目を打ってショート内野安打






次打者小川の2球目(ボール)にファーストランナー長沢セカンド盗塁成功




小川 1―2から5球目を空振り三振




吉田 フルカウントから6球目を空振り三振
2回表




小柳 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




江越啓 初球をピッチャー前に送りバント




久木田 3―1から5球目を打ってレフト前ヒット








矢野 2―0から3球目を打ってライト前タイムリーヒット



東芝0-1三菱重工East











対馬 1―2から4球目を空振り三振(画像は3球目の空振り。対馬選手の振ったバットが、柴田捕手の後頭部を直撃)








江越海 2―2から5球目を空振り三振
2回裏








松本 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ








佐藤 初球を打ってレフトフライ








田中 1―2から4球目を空振り三振









3回表




久保 1―2から5球目を打ってライトフライ




八戸 0―2から3球目を打ってセンター前ヒット




中山 初球を打ってライトフライ




小柳 0―2から3球目を打ってセンター前ヒット




江越啓 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
3回裏








柴原 1―1から3球目を打ってライトフライ




岡部 2―2から6球目を見逃し三振








金子 2―1から4球目を打ってレフト線ツーベースヒット




長沢 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ




4回表
久木田 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
矢野 初球をサード前に送りバント




対馬 2―1から4球目を打ってレフトフライ




江越海 フルカウントから7球目を選んでフォアボール








久保 1―2から4球目を打ってファースト内野安打と一塁へのタイムリー送球エラー



東芝0-2三菱重工East
八戸 フルカウントから6球目を見逃し三振
4回裏








小川 1―0から2球目を打ってサードファウルフライ




吉田 0―2から3球目を打ってライト前ヒット
松本 フルカウントから9球目を選んでフォアボール
佐藤 初球を打ってショートゴロ
田中 1―1から3球目を打ってファーストゴロ
5回表
東芝選手交代








ピッチャー藤村に代えて岡本拓也(北大津高校~九州共立大学)








中山 フルカウントから6球目を打ってセカンドファウルフライ
小柳 1―2から5球目を打ってレフト前ヒット
江越啓 初球を打ってライトフライ








久木田 3―0から4球目を打ってレフト前ヒット




矢野 2―0から3球目を打ってピッチャーゴロ



5回裏








柴原 1―1から3球目がデッドボール




岡部 1―2から5球目を打ってショートライナー
金子 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット




長沢 1―2から4球目を空振り三振
小川 2―2から7球目を打ってセカンドゴロ






6回表
東芝選手交代












ピッチャー岡本に代えて善武士(多良木高校)




対馬 1―1から3球目を打ってライトフライ




江越海 1―0から2球目を打ってセンターフライ




久保 3―1から5球目を打ってレフトフライ
6回裏
三菱重工East選手交代












ピッチャー本間に代えて長島彰(中部大学第一高校~中京学院大学~三菱重工広島)










吉田 0―1から2球目を打ってショートゴロ




松本 2―2から5球目を見逃し三振








佐藤 1―2から4球目を空振り三振
7回表




八戸 フルカウントから9球目を選んでフォアボール








中山 初球をピッチャー前に送りバント




小柳 初球を打ってショートゴロ




江越啓 1―1から3球目を打ってファーストライナー




7回裏




田中 2―2から8球目を打ってショートゴロ




柴原の代打堀米潤平(久慈東高校~白鴎大学) 1―2から4球目を打ってレフトフライ




岡部 2―2から6球目を打ってライト前ヒット




金子 2―2から6球目を空振り三振
8回表
東芝選手交代



代打堀米に代えてキャッチャー中村浩人(多良木高校~法政大学)








久木田 1―2から4球目を打ってサードゴロ
矢野 初球キャッチャー前内野安打
次打者対馬の3球目にファーストランナー矢野牽制タッチアウト
対馬 1―2から5球目を打ってセカンドゴロ
8回裏
三菱重工East選手交代












ピッチャー長島に代えて大野亨輔(星陵高校~専修大学)
長沢 1―2から4球目を打ってレフト前ヒット




小川 初球デッドボール




吉田 2―2から10球目を打ってショートゴロダブルプレイ
松本 フルカウントから6球目を打ってライトフライ



9回表
江越海 初球を打つもキャッチャーへの守備妨害でアウト
久保 0―1から2球目を打ってライト前ヒット
三菱重工East選手交代



ファーストランナー久保に代えて菅力也(崇徳高校~九州共立大学)








八戸 1―0から2球目をピッチャー前に送りバント
中山 3―1から5球目を選んでフォアボール
東芝選手交代








ピッチャー善に代えて櫻井義之助(金沢高校~日本体育大学)




小柳 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
9回裏




佐藤 2―2から6球目を空振り三振




田中 2―2から7球目を空振り三振




中村の代打石川桜太(東海大学望洋高校~東海大学) 0―2から4球目を打ってショートフライ






京セラドーム大阪
第46回社会人野球日本選手権二回戦
三菱重工East
010 010 000 2 H9 E0
000 000 000 0 H6 E1
東芝ブレイブアレウス
試合開始08:59 試合終了12:06


「野球のトーナメントは準々決勝が一番面白い」とはよく言われますが、個人的にはそう感じた事はありません。トーナメントは負けたらそこで全てがおしまい。選手の皆さんは一回戦だろうが二回戦だろうが、どの試合でも、全身全霊を傾け、僅かな可能性がある限る白球を追い続けます


背負うものがある、目指したいモノがある、そんな試合に、一回戦も準々決勝もありません。某野球漫画のセリフではありませんが「全てが決勝戦」。応援しているしていないは関係ありません。その試合その試合で、躍動している選手の皆さんを観ていると、自然と熱くなります。


所詮はアマチュア野球かも知れません。しかしながら、プロ野球とは全く違う所で、社会人野球は成り立っているとも考えます。これはスポーツのジャンル全てに言える、とも思っています。
人によっては「プロ野球に進めなかった人の集まり」と言われる方もおられますが、社会人野球に価値観を見出だしている選手の方が圧倒的に多いです。そんなチーム、選手の中で「一番熱かった」のは誰か、を決めるのが、社会人野球日本選手権だ、とも考えています。
2021.07.14 / Top↑
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