

第46回社会人野球日本選手権4日目第2試合。個人的にはこの日が唯一、一回戦で観戦出来る日、そしてこの第2試合がメインイベントです。












今年の社会人野球日本選手権には、春の東京スポニチ大会で優勝した三菱自動車倉敷オーシャンズ、中国地区最終予選を勝ち抜いた第1代表の伯和ビクトリーズ、第2代表のJFE西日本硬式野球部と、中国地区から3チームが参加しています。これは、私が中国地区に肩入れし出してから始めての出来事。












昨年、13年ぶりの都市対抗野球大会出場を決めた三菱自動車倉敷オーシャンズ。同じ岡山県のシティライト岡山が覚醒しかけた所で、都市対抗野球大会出場に続いての東京スポニチ大会優勝。昨年新加入の廣畑敦也投手を中心にして、そして刺激として、安定した投手力は健在でしょう。












大きなメンバーの入れ替えもなく、昨年限りで勇退された選手は2人のみ。それでも、歴戦の勇士居並ぶ東京スポニチを制する事が出来たのは、限られた練習時間(通常は4時間程、らしいです)の中でも、昨シーズンからしっかり戦力の底上げが出来ている証拠、とも考えますが如何でしょうか。



相対する日本新薬に関しては、昨年今年とろくすっぽ観ていないので省略させていただきます。と言いますか、昨年から今年にかけて、近畿地区企業チームのオープン戦は、軒並み非公開になっているので、残念ではありますが、あれこれ記そうにも記せません。ご了承ください。
スターティングオーダー
先攻:
1(遊)竹井 陸 (関西高校)
2(ニ)平山大海 (鹿児島実業高校)
3(一)平井孝治 (尽誠学園高校~筑波大学~三菱自動車岡崎)
4(捕)森 祐大 (海部高校)
5(三)渕上大地 (球磨工業高校~日本福祉大学)
6(指)宮崎 新 (履正社高校~明治大学)
7(左)高見良太 (岡山東商業高校~中部学院大学)
8(中)橋本拓実 (鹿児島実業高校)
9(右)沖 成樹 (南陽工業高校~MSH医療専門学校)












投:廣畑敦也 (玉野光南高校~帝京大学)
後攻:
1(左)大崎拓也 (智辯学園高校~法政大学)
2(ニ)吉野翔太 (奈良商業高校~東亜大学)
3(三)福永裕基 (天理高校~専修大学)
4(指)大石航輝 (大阪桐蔭高校~天理大学)
5(一)濱田竜之佑(鹿児島実業高校~専修大学)
6(左)井澤凌一朗(龍谷大学付属平安高校~東北福祉大学)
7(中)舩曳 海 (天理高校~法政大学)
8(捕)千葉義浩 (東陵高校~東北福祉大学)
9(遊)板倉健人 (静岡高校~立正大学)








投:榎田宏樹 (小林西高校~日本文理大学)
審判員






球審:和田拓也 一塁:木村辰生 二塁:斎藤勝 三塁:南谷宏治
成績
1回表




竹井 2―2から5球目を打ってショートライナー




平山 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ








平井 1―1から3球目を打ってショートゴロ
1回裏




大崎 3―1から5球目を選んでフォアボール








吉野 初球をピッチャー前に送りバント







福永 1―2から4球目を打ってセンターフライ セカンドランナー大崎はサードへ




大石 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








濱田 0―2から3球目を空振り三振
2回表








森 0―1から2球目を打ってピッチャーゴロファーストへ送球エラー




渕上 初球を打ってセカンドゴロ ファーストランナー森はセカンドへ




宮崎 初球を打ってライト前タイムリーヒット
日本新薬0-1三菱自動車倉敷オーシャンズ




高見 フルカウントから10球目を打ってファーストゴロ




橋本 1―2から4球目を空振り三振
2回裏




井澤 0―1から2球目を打ってサードゴロ
舩曳 初球を打ってファーストフライ
千葉 0―2から3球目を空振り三振






3回表




沖 2―2から6球目を打ってピッチャーゴロファーストへ送球エラー




竹井 初球をキャッチャー前に送りバント
平山 1―1から3球目を打ってファーストゴロ




平井 フルカウントから7球目を空振り三振



3回裏




板倉 1―2から4球目を見逃し三振




大崎 2―2から7球目を打ってショート深い所への内野安打



次打者吉野の4球目(ボール)にファーストランナー大崎セカンド盗塁成功




吉野 2―1から4球目を選んでフォアボール








福永 2―0から3球目を打ってライトフライ




大石 1―2から5球目を空振り三振






4回表




森 0―2から3球目を打って左中間へヒット




渕上 2―2から5球目をピッチャー前に送りバント(の前の画像です)




宮崎 1―0から2球目を打ってピッチャーライナー




;高見 1―2から4球目を打ってセンターフライ
4回裏




濱田 2―2から6球目を打ってセカンドゴロ




井澤 初球を打ってサードゴロ




舩曳 2―2から6球目を空振り三振



5回表




橋本 1―2から4球目を空振り三振








沖 フルカウントから6球目を打ってファーストゴロ








竹井 0―1から2球目を打ってセンター前ヒット




平山 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ
5回裏




千葉 2―2から6球目を打ってセカンドゴロ
板倉 0―1から2球目を打ってライトフライ




大崎 2―1から4球目を打ってセンターフライ



6回表








平井 1―1から3球目を打ってレフト線ツーベースヒット




森 フルカウントから7球目を空振り三振



日本新薬選手交代








ピッチャー榎田に代えて肥後皓介(広陵高校~関西大学)








渕上 2―2から6球目を見逃し三振



日本新薬選手交代








ピッチャー肥後に代えて齋藤弘志(大阪産業大学付属高校~中部学院大学)




宮崎 2―0から3球目を打ってセカンドゴロ二ゴロ
6回裏








吉野 0―2から3球目を見逃し三振




福永 1―0から2球目を打ってセンター前ヒット




大石 3―1から5球目を選んでフォアボール




濱田 1―0から2球目を打ってピッチャーライナーファーストランナー戻れずダブルプレイ









7回表




高見 2―2から6球目を空振り三振




橋本 フルカウントから7球目を見逃し三振




沖 フルカウントから6球目を空振り三振



7回裏








井澤の代打松本丈志朗(関西創価高校~創価大学) 2―2から5球目を打ってショートゴロ




舩曳の代打黒川卓也(九州国際大学付属高校~日本文理大学) フルカウントから6球目を選んでフォアボール




千葉の代打大畑建人(神村学園高等部~大阪体育大学) 初球を打ってライト前ヒット




板倉 初球を打ってレフト前ヒット




大崎 1―1から3球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト サードランナーホームイン
日本新薬1-1三菱自動車倉敷オーシャンズ




吉野 2―2から6球目を打ってサードゴロ






8回表
日本新薬選手交代とシート変更
代打松本がそのまま入りセンター 代打黒川がそのまま入りライト 代打大畑に代えてキャッチャー鎌田








ピッチャー齋藤に代えて小松貴志(創価高校~創価大学)
竹井 1―1から3球目を打ってショートフライ




平山 1―2から4球目を打ってサードゴロ




平井 2―2から5球目を打ってセンターフライ
8回裏
福永 1―0から2球目を打ってライト前ヒット




大石 2―2から6球目を空振り三振




濱田 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット




松本 1―2から5球目を空振り三振




黒川 初球を打ってセンター前タイムリーヒット









日本新薬3-1三菱自動車倉敷オーシャンズ



三菱自動車倉敷オーシャンズ選手交代











ピッチャー廣畑に代えて矢部佑歩(立教大学新座高校~立教大学~日立製作所~石川ミリオンスターズ)




鎌田 1―2から4球目を打ってセカンドゴロ
9回表




森 2―2から5球目を打ってサードゴロ








渕上 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
宮崎 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット








高見の代打岡崎嵩(市立船橋高校) 初球を打ってレフトフライ
三菱自動車倉敷オーシャンズ選手交代
ファーストランナー宮崎に代えて小柳周太(北九州高校~MSH医療専門学校)




橋本の代打牛尾諒太(瀬戸内高校~MSH医療専門学校) フルカウントから7球目を空振り三振






ほっともっとフィールド神戸
第46回社会人野球日本選手権一回戦
三菱自動車倉敷オーシャンズ
010 000 000 1 H6 E0
000 000 12X 3 H7 E1
日本新薬
試合開始12:29 試合終了15:08

社会人野球ではベテランの域に達しようとしている、在籍11年目を向かえた日本新薬・榎田投手と、三菱自動車倉敷オーシャンズ・廣畑敦也投手と言う、社会人野球界の新旧エース対決は、チームとしては榎田投手に軍配が上がりましたが、決して廣畑投手も負けてなかったと思います。



で、NPBのスカウトがずらり居並ぶ中での廣畑投手。馴れぬ球場の馴れぬマウンド(たぶんここで試合をするのは初めてかな)に若干苦労してたようにも思えましたが、そこは頭のいい廣畑投手、立て直しも見事だったと思います。ただ今回は、勝ち運に見放された部分もあるかな、とも思いました。


そして、エース同士の激突!では、プロアマ問わず「エースが先にマウンドを降りた方が負け」とは申しますが、この試合中に関しては、エースをイニング途中で降板させてでも、1失点に細心の注意を払い、執念を見せた日本新薬の方が強かった、とも言えるかと思います。トーナメントですからね。


そして残念ながらこの試合で、中国地区から出場した3チームは全て姿を消してしまいました。けどこれは、中国地区社会人野球のレベルが下がったんではなく、他地区のレベルが上がったんだと考えています。まだ今年は都市対抗野球大会が残ってます。今後も、中国地区各チームの皆さんの熱闘を楽しみにしたいと思っています。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
2021.07.04 / Top↑
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