

第68回JABA松本滝蔵旗兼第56回JABA三浦芳郎旗争奪広島県大会二日目第三試合です。一日順延となりましたがこの試合で無事、広島県野球連盟所属の9チーム全てが出揃います。









とは言うものの、どこのクラブチームでもそうですが、前の試合の広島ベースボールクラブと言い、この試合に出場する三原ヤッサベースボールクラブと言い、平日ともなると人数がフルメンバー揃わない、と言う事がよくあります。これはもうクラブチームの宿命と言ってもいいでしょう。









それでもやはり、企業チームと同じ条件で試合が出来る機会は、公式戦しかありません。限られた人数の中で、選手不在のポジションは、参加している選手でやりくりする。この事を考えたら、クラブチームの選手の皆さんってのは、マルチプレーヤーの集まり、とも言えるかも知れません。


もっとも、広島県の場合は、この大会や都市対抗野球大会予選は全チームが同じ条件。やる方は意気込むし、見てる方は「何が起こるか分からない」と言う期待感に満ち満ちて試合が始まります。









この辺はそれこそ、所属チームの少ない地方の県の強みでもあり楽しみとも考えます。クラブチームであろうが企業チームであろうが、目指す所は皆同じ。ともなると、クラブチームだけの一次予選、企業チームが参加する二次予選、と言う分け方も如何なものかな、とも思います。









都市対抗野球大会出場にも、日本選手権大会出場にも関係のない、いちローカル大会ですし、新加入選手のお披露目も兼ねているかも知れませんが、こうやって広島県野球連盟所属の全チームが、肩入れする事なく観る事が出来るこの大会、この先も大事にしたいと思っています。
スターティングオーダー
先攻:三原ヤッサベースボールクラブ

1(中)寺岡稜亮 (神辺旭高校~MSH医療専門学校)

2(左)山根 翼 (竹原高校)

3(二)黒崎大志 (尾道商業高校~倉敷ピーチジャックス)

4(右)開原 龍 (神辺旭高校~MSH医療専門学校~ミキハウスベースボールクラブ)

5(一)槌井湧也 (尾道高校~福山大学)

6(指)村上大侑 (総合技術高校~福山大学在学中)

7(三)藤岡英亮 (呉宮原高校~愛媛大学)

8(遊)岡本龍樹 (尾道商業高校)

9(捕)下池広大 (吹上高校)












投:中村 翔 (近畿大学福山高校~MSH医療専門学校~ミキハウスベースボールクラブ)
後攻:ツネイシブルーパイレーツ

1(右)上田竜也 (敦賀気比高校~関西大学)

2(中)若狭大地 (今治西高校~筑波大学)

3(二)岡田拓己 (岡山東商業高校~環太平洋大学)

4(一)坂東 駿 (徳島商業高校~中部学院大学)

5(左)林 和宏 (崇徳高校~関東学院大学)

6(指)澤田晃司 (広島工業大学高校~MSH医療専門学校)

7(三)仁木湧也 (広陵高校~京都学園大学)

8(捕)栗栖 徹 (岩国商業高校~福岡大学)

9(遊)工 遼汰 (広陵高校~大阪商業大学)












投:冨田昇太 (南陽工業高校~近畿大学工学部)
審判員






球審:石田 一塁:丸山 二塁:平崎 三塁:小笠原
成績
1回表




寺岡 1―1から3球目を打ってサードファウルフライ




山根 2―1から4球目を打ってショートライナー




黒崎 2―2から5球目を打ってショートゴロ
1回裏




上田 2―1から4球目を打ってライト前ヒット




若狭 初球を打ってサードゴロダブルプレイ








岡田 2―1から4球目を打ってショートライナー
2回表




開原 1―2から4球目を空振り三振




槌井 1―2から4球目を空振り三振




村上 1―2から4球目を見逃し三振
2回裏




坂東 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ




林 1―1から3球目を打ってセンターフライ




澤田 ストレートのフォアボール




仁木 0―1から2球目を打ってレフトオーバータイムリーツーベースヒット



ツネイシBP1-0三原ヤッサBC




栗栖 0―1から2球目を打ってファーストゴロ




3回表




藤岡 初球を打ってショート内野安打








岡本 初球をキャッチャー前送りバント失敗ダブルプレイ




下池 1―2から5球目を空振り三振
3回裏








工 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ二ゴロ




上田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




若狭 初球を打ってセンター前ヒット




岡田 0―1から球目を打ってレフト前ヒット
次打者坂東の初球がワイルドピッチでサードランナー上田ホームイン
ツネイシBP2-0三原ヤッサBC




坂東 3―1から5球目を選んでフォアボール




林 2―1から4球目を打ってセンターへ犠牲フライ



ツネイシBP3-0三原ヤッサBC




澤田 初球を打ってファーストタイムリー内野安打



ツネイシBP4-0三原ヤッサBC




仁木 1―1から3球目を打ってセカンドゴロ
4回表




寺岡 1―0から2球目を打ってセカンドフライ




山根 1―0から2球目を打ってショートライナー




黒崎 2―2から6球目を打ってレフト前ヒット




開原 1―1から3球目を打って左中間へタイムリーツーベースヒット



ツネイシBP4-1三原ヤッサBC




槌井 初球を打ってファーストフライ
4回裏
三原ヤッサベースボールクラブ選手交代



キャッチャー下池に代えて藤井湧太(尾道商業高校)




栗栖 1―2から5球目を打ってセカンドゴロ送球エラー




工 1―0から2球目をピッチャー前送りバント
次打者上田の2球目がワイルドピッチ




上田 3―1から球目を選んでフォアボール




若狭 初球を打ってセカンドフライ




岡田 初球を打ってレフト前タイムリーヒット
ツネイシBP5-1三原ヤッサBC




坂東 3―1から5球目を打ってセンターフライ
5回表




村上 1―0から2球目を打ってピッチャーゴロ




藤岡 1―2から4球目を打ってサードゴロ




岡本 初球を打ってファーストライナー
5回裏




林 2―2から5球目を打ってレフトフライ




澤田 初球を打ってセンターフライ




仁木 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




栗栖 初球を打ってライトフライ
6回表




藤井湧 1―0から2球目を打ってショートゴロ送球エラー




寺岡 2―2から5球目を打ってレフトフライ




山根 0―1から2球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト




黒崎 0―2から3球目を空振り三振
6回裏




工 3―1から5球目を選んでフォアボール



次打者上田の5球目(ボール)にファーストランナー工セカンド盗塁成功さらにキャッチャーからの悪送球でサードへ




上田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
三原ヤッサベースボールクラブ選手交代








ピッチャー中村に代えて中原俊成(三原高校~高知大学)
次打者若狭の4球目(ボール)にファーストランナー上田セカンド盗塁成功




若狭 2―2から7球目を空振り三振




岡田 0―2から3球目を打ってレフトオーバー3ランホームラン






ツネイシBP8-1三原ヤッサBC




坂東 2―0から3球目を打ってセカンドフライ




林 2―1から4球目を打ってセンター前ヒット



次打者澤田の初球(ボール)にファーストランナー林セカンド盗塁成功




澤田 1―2から4球目を打ってショートフライ
7回表
ツネイシブルーパイレーツ選手交代












ピッチャー冨田に代えて多根井蒼太(報徳学園高校~大阪商業大学)




開原 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




槌井 0―2から3球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト




村上 ストレートのフォアボール




藤岡の代打森山頚也(三刀屋高校~広島経済大学在学中) ストレートのフォアボール



ツネイシブルーパイレーツ選手交代








ピッチャー多根井に代えて松田徹太(山陽高校~東亜大学)








岡本 1―1から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ




やまみ三原市民球場 松本旗三浦旗大会 二日目 2回戦
三原ヤッサベースボールクラブ
000 100 0 1 H3 E1
013 103 X 8 H8 E2
ツネイシブルーパイレーツ
試合開始14:43 試合開始試合終了16:45


初参加だった一昨年のこの大会では、1点も取れずに終わってしまった三原ヤッサベースボールクラブ。地道に練習を重ねた3年目。7回まで試合をやり、1点も取れました。惜しむらくは広島ベースボールクラブ同様平日の試合。フルメンバーでなかったように見えました。


この大会前、オープン戦ではありますが、都市対抗野球大会二次予選まで進出した実績もある、ショウワコーポレーションにも勝っています。練習時間等、制限もあるとは思いますが、着実に力は付いてきていると思います。一期生の選手も、20代半ば過ぎを迎え、野球選手として充実する頃に差し掛かります。まだまだ強くなると思います。今後の健闘をお祈りいたします。


そしてツネイシブルーパイレーツ。新戦力とともに今シーズンから、前広島東洋カープの大島崇行氏をコーチに迎え、大きな壁がひとつなくなった広島県で「次世代」への名乗りを上げようとしています。一昨年のこの大会を制し、底力はあるはず。あとはそれをどうやって「チーム力」に繋げるか。


私如きがこんな事を申し上げるのは烏滸がましいですが「三菱重工広島がなくなったから広島県のレベルが落ちた」とは思いたくないです。むしろ席がひとつ空いた事で、その椅子を目指して、さらなる切磋琢磨が繰り広げられるものと考えています。今後の大暴れを期待しています。
そして、この試合をもちまして、今年の松本旗三浦旗大会の観戦は終了しました。一日順延になってしまい、準決勝・決勝戦が観戦出来なかったのが心残りですが、これで「個人的野球シーズン」が本格的に始まります。今年もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
2021.03.31 / Top↑
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