

全国各地で粛々と「第91回都市対抗野球大会」の都道府県予選がぼちぼち始まりました。近畿地区では7月5日に滋賀県、12日に京都府、そして先週18日には大阪府・和歌山県。無観客開催なのが残念ではありますが、ようやく社会人野球も「普通に回転し出した」ようにも思えます。
そして兵庫県予選なんですが。












毎年行われる「姫路市長杯兼兵庫県社会人秋季大会兼スポーツニッポン杯兵庫県社会人野球大会」のトーナメントやまがたの左側。これを勝ち抜けば一次予選突破となるそうで。












さらに追記するなら、ここで敗退したチームは「近畿クラブ会長杯兵庫県予選代表」。都合6つの大会を兼ねてます。そんなにいっぺんにやらないかんか?という気もしますが。












勝手な推測ではありますが、新型コロナウイルス感染症の影響で、中止になった高校野球大会の代替大会を優先され、球場が確保出来なかったのかな、とも思います。















ならば、トーナメントやまがたを大幅に弄った方がよかろう、と言う結論になったんでしょうね。残念ながら無観客開催となってしまい、いよいよ7月8月の近畿地区で開催されるJABA公式戦は「風前の灯」の状態。この辺に関してはもう煩わしさしかありません。


その「前哨戦」とも言える試合が、鳴尾浜臨海公園野球場で行われました。両チーム順当に勝ち進めば、準決勝戦、都市対抗野球大会兵庫県一次予選突破か、近畿クラブ会長杯兵庫県代表に回るか、の大一番になるはず。果たして互いに手の内を明かさぬまま終わるのが、ガチンコ勝負になるのか。
スターティングオーダー
先攻:NOMOベースボールクラブ
1(一)久世圭太 (北大津高校~甲賀健康医療専門学校)

2(遊)倉本剛志 (三田松聖高校~ルネス紅葉柔整専門学校)

3(中)近藤一聖 (開星高校)

4(二)横田優輝 (岡豊高校)

5(左)坂井裕亮 (大阪偕星学園高校)

6(捕)堀遼太郎 (鳥取商業高校)

7(指)田中惇平 (都城高校)

8(右)津田瑞樹 (貝塚南高校~甲賀健康医療専門学校)

9(三)古田琉翔 (龍谷大学付属平安高校)












投:大西健太 (奈良大学付属高校)
後攻:関メディベースボール学院野球選手科

1(二)宮下大生 (相生学院高校)

2(遊)柴山蓮義 (神戸第一高校)

3(右)井上浩輝 (報徳学園高校~立命館大学)

4(三)山本航介 (高野山高校)

5(一)小林旺晟 (関メディ高等学院)

6(左)田口 寛 (カナディアンアカデミー)

7(中)有田諒嘉 (香川西高校)


8(捕)幸明慶勲 (武生工業高校)

9(指)森 風童 (箕島高校)








投:山本昂城 (貴志川高校)
成績
1回表




久世 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット



次打者倉本の3球目(バントの構え見送りストライク)にファーストランナー久世セカンド盗塁失敗




倉本 2-2から5球目を打ってレフト前ヒット




近藤 1-0から2球目を打ってセンターフライ




横田 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット


ファーストランナー倉本はサードへ




坂井 2-1から4球目を打ってセカンドフライ
1回裏




宮下 0-2から4球目を見逃し三振




柴山 フルカウントから6球目を空振り三振




井上 2-2から5球目を打ってライトフライ
2回表




堀 1-2から4球目を見逃し三振




田中 2-0から3球目を打ってサードフライ




津田 0-1から2球目を打ってレフトオーバーソロホームラン



関メディ0‐1NOMO




古田 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ
2回裏




山本航 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ




小林 2-1から4球目を打ってライトフライ




田口 1-2から5球目を打ってサードゴロ
3回表








久世 初球を打ってライト線ツーベースヒット




倉本 1-2から4球目を打ってライトフライ




近藤 フルカウントから7球目を空振り三振




横田 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
3回裏




有田 0-2から3球目を空振り三振




幸明 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット




森 1-1から3球目を打ってセンターフライ




宮下 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
4回表




坂井 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




堀 3-1から5球目をキャッチャー前送りバント
次打者田中の4球目がワイルドピッチ




田中 3-1から5球目を選んでフォアボール




津田 2-2から5球目を空振り三振




古田 1-1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
関メディ0‐2NOMO



ファーストランナー田中はサードへ




久世 2-1から4球目を打ってショートゴロ
4回裏








柴山 0-1から2球目を打ってレフトフライ




井上 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




山本航 1-1から3球目背中にデッドボール








小林 0-1から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ
5回表
関メディベースボール学院選手交替








ピッチャー山本昂に代えて橋本忠宗(桜宮高校)
倉本 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
近藤 初球をピッチャー前送りバント








横田 初球を打ってファーストゴロ セカンドランナー倉本はサードへ








坂田 フルカウントから6球目を打ってファーストフライ
5回裏




田口 0-2から3球目を打ってセンター前ヒット




有田 1-1から3球目を打ってライトフライ




幸明 初球をピッチャー前送りバント








森 2-1から4球目を打って右中間へタイムリーツーベースヒット



関メディ1‐2NOMO




宮下 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
6回表
堀 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








田中の代打中武崇仁(近畿大学泉州高校~羽衣国際大学) フルカウントから6球目を送りバント失敗キャッチャーゴロダブルプレイ
津田 初球デッドボール
古田 3-1から5球目を選んでフォアボール




久世 1-0から2球目を打ってサード内野安打




倉本 3-1から5球目を打ってショートゴロ
6回裏




柴山 初球を打ってショートゴロエラー(トンネル)




井上 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト



次打者山本航の4球目(ボール)にファーストランナー井上セカンド盗塁成功
山本航 フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット




小林 1-2から4球目を空振り三振




田口 3-1から5球目を選んでフォアボール




有田 初球を打ってセカンドライナー
7回表
関メディベースボール学院選手交替








ピッチャー橋本に代えて西田心(島原中央高校)




近藤 2-1から4球目を打ってライト前ヒット
横田 2-1から4球目を打ってライト前ヒット ファーストランナー近藤はサードへ




坂井 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
次打者堀の初球(ストライク)にファーストランナー横田セカンド盗塁成功
堀 0-1から2球目がデッドボール




中武 1-1から3球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット



関メディ1‐4NOMO




津田 フルカウントから6球目を打ってライトフライ




古田 1-2から4球目を打ってショートゴロ
7回裏
NOMOベースボールクラブ選手交替








ピッチャー大西に代えて尾方昂輝(九州共立大学)




幸明の代打曲谷征洸(大和広陵高校) 1-2から4球目を空振り三振




森 2-1から1球目を打ってレフト前ヒット




宮下の代打田中優都(京都国際高校) 初球を打ってファーストライナーダブルプレイ
8回表
関メディベースボール学院シート変更
代打曲谷がそのまま入りセカンド 代打田中に代えてファーストに福井優真(育英高校)
ファースト小林がキャッチャー








久世 初球を打ってサードフライ
倉本 3-1から5球目を選んでフォアボール
近藤 2-2から5球目を打ってライト前ヒット
横田 1-1から3球目を打ってファーストゴロタイムリー送球エラー






関メディ1‐5NOMO




坂井 1-2から4球目を打ってレフト前タイムリーヒット
関メディ1‐6NOMO
次打者堀の2球目(ボール)にダブルスチール成功
堀 フルカウントから6球目打ってセンター前2点タイムリーヒット



関メディ1‐8NOMO




中武の代打勝田崇仁(近畿大学泉州高~羽衣国際大) フルカウントから6球目を選んでフォアボール
津田 3-1から5球目を打ってショートゴロダブルプレイ
8回裏




柴山 初球を打ってセカンドフライ




井上 初球を打ってピッチャーゴロ




山本航 フルカウントから9球目を打ってライト前ヒット




小林の代打村上蓮(相生学院高校) 0-2から3球目を空振り三振
9回表




代打村上に代えてキャッチャー豊浦治臣(関メディ高等学院)








ピッチャー西田に代えて市川智輝(武生工業高校)




古田の代打木脇大志(報徳学園高校) 2-2から5球目を見逃し三振(その前の空振り)




久世 1-1から3球目を打ってセンターフライ




倉本 初球を打ってサードゴロ捕球エラー




近藤 2-2から5球目を打って空振り三振
9回裏
NOMOベースボールクラブシート変更
代打木脇がそのまま入りファースト ファースト久世がサードへ




田口 初球を打ってセンター前ヒット




有田 初球を打ってファーストゴロ ファーストランナー田口はセカンドへ




曲谷 1-0から目を打ってファーストゴロ セカンドランナー田口はサードへ




森 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
NOMOベースボールクラブ
010 100 240 8 H12 E1
000 010 000 1 H 7 E2
関メディベースボール学院

都市対抗野球兵庫県一次予選(その他色々)まで残す所二週間と少し。今年度唯一のJABA主催の全国大会。前述の通り近畿地区の他府県では既に一次予選も始まり、熾烈極まりない試合が続いています。特にクラブチームの皆さんの目の色は、昨年迄とは全く違うものになっていると思います。


こんな事を記すと叱られるかも知れませんが、二次予選に進出するクラブチームは、余程のチームでもない限り、初戦で敢えなく敗退するケースが多々あります。ただ、今年は全く違う、はずです。



事情が事情ではありますが、都市対抗野球大会と並ぶ大目標でもある、全日本クラブ野球選手権が取り止めになった分、その熱が都市対抗野球一次予選に向けられている、と言っても過言ではないでしょう。社会人野球に首を突っ込んでまだ日は浅いですが、その熱はひしひしと伝わってきます。



記事タイトルの通り、この両チームが勝ち進めば、兵庫県一次予選代表決定戦で顔を合わせます。そして勝ち抜けば、二次予選から出場してくる企業チームと、同じ土俵で雌雄を決する事になります。



勝利と敗戦の繰り返しでもある、敗者復活トーナメントの連続。残暑厳しいであろう9月まで続きます。まだ旅路は始まったばかり。敗けたら終わり、ではありませんが、日を追う毎に心身の疲労は積み重なって来るでしょう。野球の技術は正直、どこのチームも変わらないはず。タフな心の勝負。



まだ梅雨こそ明けてはいませんが、もう季節は夏です。盛夏と残暑を戦い抜けば、実りの晩秋を迎え、そして熱い初冬が待っています。両チームの今後の健闘を祈らずにはおれません
2020.07.21 / Top↑
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