さて、早朝の南海高野線初芝駅から、直線ではないものの、大阪府道204号線を南下し、50km先までの輪行を敢行しました。我ながらよくもまぁこんな所まで走れたもんだな、とは思います。
で、再び堺市内の自宅を目指して北上を始めたわけですが。いくら大阪府民とは言え、余程の用がない限りこんな所に来る事もない。せっかくの休暇、さらにはよい天気なんだし、どうせなら「南海本線を撮りながら戻る」事にしました。ええ、もう完全に運動がてらの「不要不急の外出」です。
南海本線は、難波駅から岸和田駅付近までは高架線、もしくは高架工事の真っ最中。大小問わず踏切を巡りながら撮って回れるのは、羽倉崎駅以南のこの付近だけ。下調べすらもろくすっぽしてませんが、ここはいつも通り、自転車ならではの機動力を駆使しての「踏切からの撮り鉄」を敢行です。
大阪市内からひたすら真っ直ぐ和歌山市を目指した阪和線(旧阪和電気鉄道)とは違い、大阪湾岸の町を縫うように敷設された南海本線は、大阪府南部では比較的きついカーブを描きながら走っています。そのカーブの途中にある踏切を、地図上で探しながら走ります。

まず見つけたのは、淡輪駅東側にある「箱作18号踏切」。


ですが、初戦思い付きは思い付き。通過する電車が、難波方にある小さなガードを抜けるタイミングを間違えると、最後部が影になると言う悲惨な結果に陥ります。ここはちょっと無理っぽかったか。


上記のガードの先にある「箱作16号踏切」。ここは踏切の前後がカーブになっています。




この辺り、カーブは多いですが、山を切り拓いた土地なので、両側が山もしくは宅地になっているので、編成の最後部まで入れるのはなかなか難しゅうございます。4両編成の普通電車なら何とか。




さらには、時刻表をチェックしていないので、何が来るのか全くわからない、さらには何両編成かすらももちろん把握してないので、出来としてはあまりよくないです。

更に東側にの「箱作15号踏切」。ここは両側カーブだけでなく、難波方は下り坂になっています。




坂をグイッと登って来る所を撮れればいいんですが、そうもなかなかいきません。

続いて「箱作14号踏切」。この辺りの移動は、少し南側にある一本道を基本にしています。ここは難波方は緩やかなカーブ、和歌山方は急カーブなので、上り電車をメインにした方がいいでしょう。



パンタグラフが切れたとか、そんな事は個人的にはいいんです。

「箱作12号踏切」。ここはこれまでのカーブよりも若干見通しが良いです。


難点と言えば、架線柱が太いコンクリート製なので、目障りと言えば目障りな所。ただ、こんな所でも、いずれここを走らなくなる車両が出てくるので、撮っておく事に越した事はないと考えます。


「和歌山市ふくさと観光大使」に選ばれた、ロックバンド「L′Arc~en~Chel」のヴォーカル・HYDE(和歌山市出身)とのコラボレーション企画「HYDEサザン」がやってきました。

次の踏切への移動中の住宅地の道路から。線路より高い位置になりますが、高圧線が気になるかな。

前項でも触れた、箱の浦駅建設中止地。組まれたままの手摺を何とか回避出来ればよいんですが。



残念ながらクリア出来ませんでした。三脚等立てればなんとかなるとは思いますが、相変わらず手持ちでの撮影なのでこうなります。それとも、もしかしたら工事の再開の予定があるのかどうか。

住宅地を離れ「箱作10号踏切」にやってきました。大阪湾もかなり近くなってきました。

和歌山方は急カーブになっていますが、難波方は障害物があるのであまりよいのが撮れません。

「箱作7号踏切」。この踏切の海側は「せんなん里海公園」の入り口になっています。






難波方は直線、和歌山方は急カーブ。撮るなら上り電車でしょうかね。


「箱作3号踏切」。この踏切の和歌山方に1本、えらく古びた架線柱がありました。一部を拡大して撮影してみましたが「昭・1・5」とありました。なぜここだけが交換されずに残っているのか。




難波方・和歌山方ともども急カーブになっているので、編成の最後部まではなかなか入りづらいですが、そこそこの画が撮れると思います。列車本数も多いので、枚数はこなせます。

「箱作2号踏切」。難波方に箱作駅が見えます。




上り電車の迎え撃ちは、バックにある加茂神社の森のお陰で、山中っぽい画になります。下り電車は若干下り坂になるので、そこそこ迫力のある画になると思いますがいかがでしょうか。



淡輪駅~箱作駅間を堪能した所で、20分かけて府道204号線を北上、阪南市と泉南市の境界・男里川へやってきました。1967年には急行電車と立ち往生していた大型トラックの衝突事故、2017年には台風21号の影響で橋脚沈下と、何かと曰く付きの鉄橋です。こちらは樽井10号踏切。


対岸に回ってみました。土手上に道がありますが線路で途切れ、踏切はありません。もしかしたらここが、上記の急行電車の事故現場になった「樽井9号踏切」の跡地でしょうか。ひとまず難波方が急カーブになっているので、かなり面倒ではありますが、かなり粗い金網越しに狙ってみる事に。立ち位置としてはフェンスギリギリ。足場は悪くないです。


最初の二枚は300mmでの撮影ですが、迫力に欠けるってんで「バズーカ砲」投入。ちなみに金網はレンズキットの望遠レンズも入るので、撮影に関しては特段支障はありません。



何故か思い切り寄せ切れてません。

二色浜駅のすぐ北側にある「貝塚11号踏切」。ここまでと違い、交通量も多く、車も多いです。



まるで振り子電車かと言うぐらいに、車体を思い切り傾けてカーブを駆け抜けてきます。


その難波方にあるのが「貝塚10号踏切」。ここは、難波方が府道40号岸和田牛滝山貝塚線を越える為の高架から下ってくる、そしてかなり急なS字カーブを描いているので8両編成の「特急サザン」や急行電車を、ダイナミックに撮れるかと思われます。上り電車の後追いは辛いです。






住宅が両サイドに建て込んでいるので、残念ながら高架を渡り終えた所、また高架に駆け上がっていく所はうまく捉える事が出来ません。上り列車の後追いは、どうしても左側の塀が車両に被ります。ただ、こんな所にこんなカーブがあるとは思いも寄りませんでした。






この日は幾つか「カーブ」を巡りましたが、ここが一番サマになるなったでしょうかね。諸般の事情で「ラピート」は運休になっていますが、運転が再開されれば、また来てみようと思います。
と、普段は沿線に来るどころか、下車する事すらない南海本線沿線。高石市内でも高架工事が進行中ですが、そして交通量の多い道路を跨ぐような踏切もないですが、いずれはここを通らなくなる車両もあります。「つまらぬ騒ぎ」になる前に、時間があるならまた来ようと思います。
で、再び堺市内の自宅を目指して北上を始めたわけですが。いくら大阪府民とは言え、余程の用がない限りこんな所に来る事もない。せっかくの休暇、さらにはよい天気なんだし、どうせなら「南海本線を撮りながら戻る」事にしました。ええ、もう完全に運動がてらの「不要不急の外出」です。
南海本線は、難波駅から岸和田駅付近までは高架線、もしくは高架工事の真っ最中。大小問わず踏切を巡りながら撮って回れるのは、羽倉崎駅以南のこの付近だけ。下調べすらもろくすっぽしてませんが、ここはいつも通り、自転車ならではの機動力を駆使しての「踏切からの撮り鉄」を敢行です。
大阪市内からひたすら真っ直ぐ和歌山市を目指した阪和線(旧阪和電気鉄道)とは違い、大阪湾岸の町を縫うように敷設された南海本線は、大阪府南部では比較的きついカーブを描きながら走っています。そのカーブの途中にある踏切を、地図上で探しながら走ります。




まず見つけたのは、淡輪駅東側にある「箱作18号踏切」。




ですが、初戦思い付きは思い付き。通過する電車が、難波方にある小さなガードを抜けるタイミングを間違えると、最後部が影になると言う悲惨な結果に陥ります。ここはちょっと無理っぽかったか。




上記のガードの先にある「箱作16号踏切」。ここは踏切の前後がカーブになっています。








この辺り、カーブは多いですが、山を切り拓いた土地なので、両側が山もしくは宅地になっているので、編成の最後部まで入れるのはなかなか難しゅうございます。4両編成の普通電車なら何とか。








さらには、時刻表をチェックしていないので、何が来るのか全くわからない、さらには何両編成かすらももちろん把握してないので、出来としてはあまりよくないです。


更に東側にの「箱作15号踏切」。ここは両側カーブだけでなく、難波方は下り坂になっています。








坂をグイッと登って来る所を撮れればいいんですが、そうもなかなかいきません。


続いて「箱作14号踏切」。この辺りの移動は、少し南側にある一本道を基本にしています。ここは難波方は緩やかなカーブ、和歌山方は急カーブなので、上り電車をメインにした方がいいでしょう。






パンタグラフが切れたとか、そんな事は個人的にはいいんです。


「箱作12号踏切」。ここはこれまでのカーブよりも若干見通しが良いです。




難点と言えば、架線柱が太いコンクリート製なので、目障りと言えば目障りな所。ただ、こんな所でも、いずれここを走らなくなる車両が出てくるので、撮っておく事に越した事はないと考えます。




「和歌山市ふくさと観光大使」に選ばれた、ロックバンド「L′Arc~en~Chel」のヴォーカル・HYDE(和歌山市出身)とのコラボレーション企画「HYDEサザン」がやってきました。


次の踏切への移動中の住宅地の道路から。線路より高い位置になりますが、高圧線が気になるかな。


前項でも触れた、箱の浦駅建設中止地。組まれたままの手摺を何とか回避出来ればよいんですが。






残念ながらクリア出来ませんでした。三脚等立てればなんとかなるとは思いますが、相変わらず手持ちでの撮影なのでこうなります。それとも、もしかしたら工事の再開の予定があるのかどうか。


住宅地を離れ「箱作10号踏切」にやってきました。大阪湾もかなり近くなってきました。


和歌山方は急カーブになっていますが、難波方は障害物があるのであまりよいのが撮れません。


「箱作7号踏切」。この踏切の海側は「せんなん里海公園」の入り口になっています。












難波方は直線、和歌山方は急カーブ。撮るなら上り電車でしょうかね。




「箱作3号踏切」。この踏切の和歌山方に1本、えらく古びた架線柱がありました。一部を拡大して撮影してみましたが「昭・1・5」とありました。なぜここだけが交換されずに残っているのか。








難波方・和歌山方ともども急カーブになっているので、編成の最後部まではなかなか入りづらいですが、そこそこの画が撮れると思います。列車本数も多いので、枚数はこなせます。


「箱作2号踏切」。難波方に箱作駅が見えます。








上り電車の迎え撃ちは、バックにある加茂神社の森のお陰で、山中っぽい画になります。下り電車は若干下り坂になるので、そこそこ迫力のある画になると思いますがいかがでしょうか。






淡輪駅~箱作駅間を堪能した所で、20分かけて府道204号線を北上、阪南市と泉南市の境界・男里川へやってきました。1967年には急行電車と立ち往生していた大型トラックの衝突事故、2017年には台風21号の影響で橋脚沈下と、何かと曰く付きの鉄橋です。こちらは樽井10号踏切。




対岸に回ってみました。土手上に道がありますが線路で途切れ、踏切はありません。もしかしたらここが、上記の急行電車の事故現場になった「樽井9号踏切」の跡地でしょうか。ひとまず難波方が急カーブになっているので、かなり面倒ではありますが、かなり粗い金網越しに狙ってみる事に。立ち位置としてはフェンスギリギリ。足場は悪くないです。




最初の二枚は300mmでの撮影ですが、迫力に欠けるってんで「バズーカ砲」投入。ちなみに金網はレンズキットの望遠レンズも入るので、撮影に関しては特段支障はありません。






何故か思い切り寄せ切れてません。


二色浜駅のすぐ北側にある「貝塚11号踏切」。ここまでと違い、交通量も多く、車も多いです。






まるで振り子電車かと言うぐらいに、車体を思い切り傾けてカーブを駆け抜けてきます。




その難波方にあるのが「貝塚10号踏切」。ここは、難波方が府道40号岸和田牛滝山貝塚線を越える為の高架から下ってくる、そしてかなり急なS字カーブを描いているので8両編成の「特急サザン」や急行電車を、ダイナミックに撮れるかと思われます。上り電車の後追いは辛いです。












住宅が両サイドに建て込んでいるので、残念ながら高架を渡り終えた所、また高架に駆け上がっていく所はうまく捉える事が出来ません。上り列車の後追いは、どうしても左側の塀が車両に被ります。ただ、こんな所にこんなカーブがあるとは思いも寄りませんでした。












この日は幾つか「カーブ」を巡りましたが、ここが一番サマになるなったでしょうかね。諸般の事情で「ラピート」は運休になっていますが、運転が再開されれば、また来てみようと思います。
と、普段は沿線に来るどころか、下車する事すらない南海本線沿線。高石市内でも高架工事が進行中ですが、そして交通量の多い道路を跨ぐような踏切もないですが、いずれはここを通らなくなる車両もあります。「つまらぬ騒ぎ」になる前に、時間があるならまた来ようと思います。
2020.05.24 / Top↑
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