先週3月22日、兵庫県北東部にある「つかさグループいちじま球場」に、社会人野球クラブチーム・大阪ウイング硬式野球クラブ対京都フルカウンツのオープン戦を観戦に行ってきました。
大阪市内と京都府福知山市を結ぶ国道175号線沿いにある「丹波市立スポーツピアいちじま」の中にある野球場、と言うか多目的広場。初めて行く野球場でもあり、多目的広場なのか野球場なのか、と言う興味もあり、また、なかなか観る事のできない「クラブチーム同士のオープン戦」と言う事で、電車を乗り継いで行ってきました。まぁこう言う所はクルマで行くもんだ、とは思いますが。
ちなみに「つかさグループ」と言うのは、京都府舞鶴市に本社を置き、ホテル事業等を展開する「司観光グループ」の事。2019年4月から5年契約でのネーミングライツ、だそうです。

いきなりですがおはようございます大阪環状線新今宮駅。最近の大阪近辺のターミナル駅に見られがちですが、ホームにはとにかく案内がベタベタ。さらには外国語での案内もつらつら。いくら外国人が多いといっても、ここまでやる必要はあるのか、とすら思ってしまいます。


大阪駅で福知山線電車に乗り換え。目指すは06:43発の丹波路快速福知山行。途中の篠山口での乗り換えでもいいんですが、試合開始1時間前到着を目指すとなると、この列車が最適なゆえ。

いちじま球場最寄り駅でもある、丹波竹田駅到着は08:45。あまり関係ないですが、ここで3分停車で特急「こうのとり」との行き違い。福知山線は、篠山口から先は「単線」。昔は2~3時間に1本、おんぼろ客車の普通列車がのんびり走っていた福知山線のイメージが、こんなところに残っています。


行き交う車両はすっかりJR世代になりましたが、駅構内その他は未だに国鉄そのもの。電化されたのは1986年。もうすっかり寝慣れはしましたが、無人化された駅舎には、かつて駅員さんが「乗車券を拝見」していたコンクリート製の改札ボックスが残ったままになっています。昭和の遺物ですねぇ。

さてここからは、ちょっとした「丹波路ハイキング」。駅前広場をまっすぐ進みます。

やがて、昔懐かしい看板を掲げた酒屋さんのある交差点に出ますので、ここを左折します。

この道路は兵庫県道708号岩崎市島線。交通量は少ないですが、歩道がないので注意。10分ほど歩いたところで、太陽光発電の施設のある交差点に出ますので、ここを右に入ります。

しばらくは「上り勾配」が続きます。

もうこの辺は完全に生活道路。この先に本当に野球場があるのかどうか、という疑問。

途中、道は二手に分かれています。ここは左に進みます。右手にチラッと見えるのは、かつては大阪市内と福知山市内のメインルートでもあった国道175号線です。

上段画像右側の道を進むと、国道175号線を潜る、小さなトンネルがあります。迷わずくぐってその先の十字路を左に曲がります。もうここまで来たら着いたも同然。丹波竹田駅からはおおよそ15分で着きました。

ちょっと下坂を上ると、そこに「つかさグループいちじま球場」があります。本来の入口、と言うか、いちじま球場のある「丹波市立スポーツピアいちじま」のメインゲートはおそらく国道沿いにあるものと思われますが、国道に上がるにはちょっと面倒くさそうなので、このルートを歩きました。

球場ほぼ全景。山の斜面を掘削して、そこにグラウンドを造り、スタンドを組んたような雰囲気なので、総工費としては比較的安上がり、かと思われます。

フィールドを見て、まず目を引くのは、その芝生の敷き方。内野全面に敷き詰めるわけでもなく、ファウルラインの外側に、コーチャーズボックスの部分を空けて敷いてあります。

内野は黒土、外野は砂地。その境界にも芝生が植えてあります。

それもそのはずこの野球場は、野球場としての使用の他、サッカーや陸上競技場としての使用も考慮されているため「球場」と言う名前にはなっていますが「多目的グラウンド」と言う用途になっています。

多目的グラウンドらしく、フィールド部分は、通常の野球場としては規格外の広さ。センターは122メートルとごく普通ですが、両翼はなんと105メートル。航空写真で見ると、正方形に近くなっています。

多目的グラウンドらしく、ライトポール際には用具置き場、そしてレフトポール際には「ベンチ」。

照明灯は6基ありますが、ナイトゲームには不向きかも知れません。

スコアボードは電光式。メンバー表示はありません。敢えて言うなら、これだけが野球場らしさ。

内野スタンドはバックネット裏、一塁側、三塁側すべてベンチシート。上5段分くらいしか恩恵は預かれませんが、屋根も付いています。ファウルボールが落ちてくるとものすごい音がします。

バックネット裏の本部席。その前も通路になっています。

外野は全面芝生席になっています。「沿道」から直接入ることができるようです。


フィールドを囲うフェンスは黒塗りなので、各種撮影にストレスを感じることはほとんどないと思われます。ベンチ上に通路もある他、フェンス際に陣取ると、ほぼグラウンド目線に近くなります。

球場内にトイレは一か所。三塁側スタンドの外にあります。飲料の自動販売機もここにあります。

2000年の開場以降「全国高等学校女子硬式野球選抜大会」や全国高等学校女子硬式野球選手権大会」が行われ、女子野球選手にとっては「聖地」と呼ばれる野球場。プロ野球ウエスタンリーグなどの有料試合は難しいとは思いますが、市町村合併の産物とは言え、同じ丹波市内に立派なスタジアム(春日下ジアム)が二つもあるのは良い事。今後も末永く使用されますように。
大阪市内と京都府福知山市を結ぶ国道175号線沿いにある「丹波市立スポーツピアいちじま」の中にある野球場、と言うか多目的広場。初めて行く野球場でもあり、多目的広場なのか野球場なのか、と言う興味もあり、また、なかなか観る事のできない「クラブチーム同士のオープン戦」と言う事で、電車を乗り継いで行ってきました。まぁこう言う所はクルマで行くもんだ、とは思いますが。
ちなみに「つかさグループ」と言うのは、京都府舞鶴市に本社を置き、ホテル事業等を展開する「司観光グループ」の事。2019年4月から5年契約でのネーミングライツ、だそうです。


いきなりですがおはようございます大阪環状線新今宮駅。最近の大阪近辺のターミナル駅に見られがちですが、ホームにはとにかく案内がベタベタ。さらには外国語での案内もつらつら。いくら外国人が多いといっても、ここまでやる必要はあるのか、とすら思ってしまいます。




大阪駅で福知山線電車に乗り換え。目指すは06:43発の丹波路快速福知山行。途中の篠山口での乗り換えでもいいんですが、試合開始1時間前到着を目指すとなると、この列車が最適なゆえ。


いちじま球場最寄り駅でもある、丹波竹田駅到着は08:45。あまり関係ないですが、ここで3分停車で特急「こうのとり」との行き違い。福知山線は、篠山口から先は「単線」。昔は2~3時間に1本、おんぼろ客車の普通列車がのんびり走っていた福知山線のイメージが、こんなところに残っています。




行き交う車両はすっかりJR世代になりましたが、駅構内その他は未だに国鉄そのもの。電化されたのは1986年。もうすっかり寝慣れはしましたが、無人化された駅舎には、かつて駅員さんが「乗車券を拝見」していたコンクリート製の改札ボックスが残ったままになっています。昭和の遺物ですねぇ。


さてここからは、ちょっとした「丹波路ハイキング」。駅前広場をまっすぐ進みます。


やがて、昔懐かしい看板を掲げた酒屋さんのある交差点に出ますので、ここを左折します。


この道路は兵庫県道708号岩崎市島線。交通量は少ないですが、歩道がないので注意。10分ほど歩いたところで、太陽光発電の施設のある交差点に出ますので、ここを右に入ります。


しばらくは「上り勾配」が続きます。


もうこの辺は完全に生活道路。この先に本当に野球場があるのかどうか、という疑問。


途中、道は二手に分かれています。ここは左に進みます。右手にチラッと見えるのは、かつては大阪市内と福知山市内のメインルートでもあった国道175号線です。


上段画像右側の道を進むと、国道175号線を潜る、小さなトンネルがあります。迷わずくぐってその先の十字路を左に曲がります。もうここまで来たら着いたも同然。丹波竹田駅からはおおよそ15分で着きました。


ちょっと下坂を上ると、そこに「つかさグループいちじま球場」があります。本来の入口、と言うか、いちじま球場のある「丹波市立スポーツピアいちじま」のメインゲートはおそらく国道沿いにあるものと思われますが、国道に上がるにはちょっと面倒くさそうなので、このルートを歩きました。

球場ほぼ全景。山の斜面を掘削して、そこにグラウンドを造り、スタンドを組んたような雰囲気なので、総工費としては比較的安上がり、かと思われます。


フィールドを見て、まず目を引くのは、その芝生の敷き方。内野全面に敷き詰めるわけでもなく、ファウルラインの外側に、コーチャーズボックスの部分を空けて敷いてあります。


内野は黒土、外野は砂地。その境界にも芝生が植えてあります。


それもそのはずこの野球場は、野球場としての使用の他、サッカーや陸上競技場としての使用も考慮されているため「球場」と言う名前にはなっていますが「多目的グラウンド」と言う用途になっています。


多目的グラウンドらしく、フィールド部分は、通常の野球場としては規格外の広さ。センターは122メートルとごく普通ですが、両翼はなんと105メートル。航空写真で見ると、正方形に近くなっています。


多目的グラウンドらしく、ライトポール際には用具置き場、そしてレフトポール際には「ベンチ」。


照明灯は6基ありますが、ナイトゲームには不向きかも知れません。

スコアボードは電光式。メンバー表示はありません。敢えて言うなら、これだけが野球場らしさ。


内野スタンドはバックネット裏、一塁側、三塁側すべてベンチシート。上5段分くらいしか恩恵は預かれませんが、屋根も付いています。ファウルボールが落ちてくるとものすごい音がします。


バックネット裏の本部席。その前も通路になっています。


外野は全面芝生席になっています。「沿道」から直接入ることができるようです。




フィールドを囲うフェンスは黒塗りなので、各種撮影にストレスを感じることはほとんどないと思われます。ベンチ上に通路もある他、フェンス際に陣取ると、ほぼグラウンド目線に近くなります。


球場内にトイレは一か所。三塁側スタンドの外にあります。飲料の自動販売機もここにあります。


2000年の開場以降「全国高等学校女子硬式野球選抜大会」や全国高等学校女子硬式野球選手権大会」が行われ、女子野球選手にとっては「聖地」と呼ばれる野球場。プロ野球ウエスタンリーグなどの有料試合は難しいとは思いますが、市町村合併の産物とは言え、同じ丹波市内に立派なスタジアム(春日下ジアム)が二つもあるのは良い事。今後も末永く使用されますように。
2020.03.26 / Top↑
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