



兵庫県知事杯争奪社会人・大学野球大会も日程通り大会が進行、無事優勝決定戦を迎えました。














次々に陥落していく社会人チーム。それだけ関西の各連盟所属の大学チームのレベルが高くなってきている証拠だとも思います。関西六大学でも、万年ビリだった京都大学硬式野球部が、何十年ぶりかの勝ち点とか、確実に底上げは為されていると思います。良いことではないでしょうかね。














ドラフト会議を見ても、出身大学は東京六大学や東都大学に限らなくなりました。それだけスカウトの行動範囲が広がった、とも言えますが、社会人野球ともなるとプロ野球よりもチーム数が多いので、さらに学校は増えてきます。そんなに問題視することではないと思いますがいかがでしょう。
スターティングオーダー
先攻:関西国際大学
1(三)木森陽太 (2年/市立尼崎高校)
2(二)松本康希 (3年/聖光学院高校)
3(遊)持田大和 (3年/如水館高校)
4(一)熊倉 凌 (3年/成立学園高校)
5(捕)深尾哲平 (3年/福知山成美高校)
6(左)有本大世 (3年/おかやま山陽高校)
7(右)佐藤祐貴 (2年/明豊高校)
8(指)日田 竜 (3年/八戸学院光星高校)
9(中)上島成翔 (1年/三田松聖高校)












投:翁田大勢 (2年/西脇工業高校)
後攻:三菱重工神戸・高砂
1(中)根来祥汰 (滝川第二高校)
2(三)石田基起 (愛知東邦大学)
3(遊)和氣暉親 (大東文化大学)
4(左)福田和弘 (道都大学)
5(一)西岡武蔵 (三重高校)
6(指)國久智義 (明星大学)
7(右)藤原隆蒔 (京都産業大学)
8(捕)木村侑輝(大阪体育大学)
9(二)星 貴裕 (筑波大学)












投:中田朋暉 (広島大学)
審判員







球審:文珠 一塁:殿川 二塁:橘 三塁:堀口
成績
1回表




木森 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ




松本 1-2から4球目を打ってセンターフライ




持田 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
1回裏








根来 0-2から3球目を打ってショートゴロ捕球エラー




石田 0-1から2球目をピッチャー前送りバント




和氣 初球を打ってライト前タイムリーヒット



span style="font-size:x-large;">三菱重工神戸・高砂1-0関西国際大学






しかしバッターランナー和氣は1、2塁間タッチアウト




福田 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
2回表




熊倉 0-2から3球目を打ってショートゴロ




深尾 初球を打ってセンター前ヒット




有本 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ



ちょっと一息。




佐藤 3-1から5球目を打ってピッチャーゴロ
2回裏




西岡 2-2から5球目を打ってショートゴロ








國久 2-1から4球目を打ってライトオーバースリーベースヒット




藤原 初球を打ってセンター前タイムリーヒット
三菱重工神戸・高砂2-0関西国際大学



次打者木村の5球目前にファーストランナー藤原牽制タッチアウト




木村 フルカウントから7球目を打ってセカンドライナー
3回表








日田 初球を打ってショートゴロ




上島 1-2から5球目を見逃し三振




木森 フルカウントから12球目を選んでフォアボール




松本 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
次打者持田の2球目(ストライク)にファーストランナー松本セカンド盗塁成功




持田 3-1から5球目を選んでフォアボール




熊倉 1-2から4球目を打ってライトフライ
3回裏




星 2-2から5球目を空振り三振




根来 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
石田 初球を打ってピッチャーゴロセカンドへ送球エラー




和氣 2-2から6球目を打ってライト前タイムリーヒット



三菱重工神戸・高砂3-0関西国際大学
次打者福田の2球目(ボール)にファーストランナー和氣セカンド盗塁成功




福田 1-2から5球目を打ってセンターオーバーホームラン



三菱重工神戸・高砂6-0関西国際大学
西岡 1-1から3球目を打ってサードゴロ




國久 初球を打ってライト前ヒット




藤原 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
4回表




深尾 2-1から4球目を打ってライトへツーベース




有本 3-1から5球目を打ってセンター前ポテンヒット
セカンドランナー深尾がサードタッチアウト




佐藤 1-0から2球目を打ってセンターフライ




日田 初球を打ってライトへツーベースヒット




上島 2-2から5球目を空振り三振
4回裏
木村 1-1から3球目を打ってサードゴロ




星 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ




根来 2-2から5球目を空振り三振


5回表
木森 初球を打ってピッチャーゴロ




松本 0-2から3球目を打ってファーストファウルフライ




持田 2-2から5球目を打ってショート強襲ヒット
次打者熊倉の初球(ストライク)にファーストランナー持田セカンド盗塁成功




熊倉 2-2から6球目を空振り三振
5回裏




石田 1-2から4球目を空振り三振




和氣 初球を打ってサードライナー




福田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
6回表




深尾 1-2から4球目を打ってセンターフライ




有本 0-2から4球目を打ってピッチャーゴロ




佐藤 1-2から4球目を空振り三振
6回裏








西岡 2-2から6球目を打ってレフト線ツーベースヒット




國久 2-1から4球目を打ってセカンドライナー




藤原 2-1から4球目を打ってショートライナー




木村 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット



三菱重工神戸・高砂7-0関西国際大学




星 1-0から2球目を打ってショートゴロ
7回表




日田 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット
上島 初球を打ってセンター前ヒット
関西国際大学選手交代
セカンドランナー日田に代えて岩崎辰貴(3年/東洋大学付属姫路高校)
木森 初球を打ってショートゴロダブルプレイ




松本 3-1から5球目を打ってピッチャーゴロ
7回裏




根来 1-2から5球目を空振り三振








石田 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット




和氣 初球を打ってセンター前ヒット







福田 初球を打ってセンターフライ セカンドランナー石田はサードへ




西岡 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
三菱重工神戸・高砂8-0関西国際大学
三菱重工神戸・高砂選手交代



ファーストランナー西岡に代えて殿川慎哉(神港学園高校)




國久 2-2から5球目を打ってレフトフライ
8回表
三菱重工神戸・高砂選手交代とシート変更








ピッチャー中田に代えて佐藤大誠(関西学院大学)
代走殿川がそのまま入りセンター センター根来がレフト
レフト福田に代えてファースト徳田真優(関西学院大学)
持田 1-0から2球目を打ってショートゴロ
熊倉 初球を打ってレフト前ヒット
深尾 1-2から4球目がデッドボール
有本の代打三宅勇輔(3年/興譲館高校) 2-2から5球目を打ってライトフライ


8回裏
関西国際大学選手交代
代打三宅に代えてレフト長谷川恵太(3年/三木北高校)








先頭バッター藤原、2ボールからの3球目のファウルで負傷交代




代打谷合悠斗(明徳義塾高校) 3-1から5球目を選んでフォアボール




木村 1-0から2球目を打ってセカンドゴロベースカバーのショートへ送球エラー




星 初球を打ってサードフライ




根来 1-2から4球目を打ってレフトフライ




石田 2-1から4球目を打ってサードゴロ
9回表
三菱重工神戸・高砂選手交代とシート変更
代打谷合がそのまま入りレフト レフト根来がライトへ
キャッチャー木村に代えて渡将太(亜細亜大学)












ピッチャー佐藤に代えて山田和也(筑波大学)




佐藤の代打山口雅矢(3年/東洋大学付属姫路高校) 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
三菱重工神戸・高砂選手交代
ショート和氣に代えて前田尚輝(日南学園高校)




岩崎 フルカウントから7球目を空振り三振




上島の代打物部大輝(2年/関西高校) 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ






関西国際大学
000 000 000 0
114 001 10X 8
三菱重工神戸・高砂
三菱重工神戸・高砂、4年ぶり6回目の優勝!
おめでとうございます!

(スコアボードを撮り損ねたので、以下表彰式の様子を)
大会は無事、社会人の力量とプライドを見せ付けた三菱重工神戸・高砂が優勝を飾りました。しかしながら印象に残ったのは、関西国際大学の試合中の取り組み。イニングが終わると黙々と次の準備に入り、球審の声を待つ。そしてプレイが掛かると一斉に声出し。気持ち良かったです。


(まずは兵庫県知事杯授与。小さいカップですが、これも一番の証)
来年はオリンピックの関係で、主要大会の日程が発表されてはいません。また、ローカル大会の中止なども(勝手に)危惧していますがプロ野球(二軍・三軍など)を含め、都道府県や地区など、所属連盟の垣根を越えた交流大会ってのはもっともっと増えてもいいと思うんです。


(関西国際大学に贈られる準優勝盾)
何年か前には、オリックスバファローズが主催で、大学・社会人チームを交えたトーナメント大会を開催しましたが、たった2年で終了。尤も、2回ともバファローズは勝てなかったので「止めちゃった」と言う過去があります(止めたのか開催出来なくなったのか、までは知りませんが)。


(最優秀選手賞は、三菱重工神戸高砂・中田朋暉投手)
大学チームや社会人チーム相手の公式戦やプロアマ交流試合で、阪神タイガースやオリックスバファローズ、広島東洋カープ(もちろん二軍)が苦戦を強いられている事がよくありますが、アマチュアとは言え野球のレベルは決して低くはない。むしろかなり高いレベルにあるんでは、とも思います。


(敢闘賞は関西国際大学から武次春哉投手)
やや大袈裟かも知れませんが、明治神宮奉納野球大会では、関西大学硬式野球部(関西大学野球連盟)が準優勝に輝き、大阪ガス硬式野球部が社会人野球日本選手権にて初優勝。関西のアマチュア野球のレベルは確実に底上げされていると感じます。これにもっとプロ野球が付いて来ないと、とすら。


(打撃賞の三菱重工神戸高砂・石田基起内野手)
大学生とは言え決して下に見てはいけない。何年もプロでご飯を食べてきた人が「即戦力」に手もなく捻られている姿も多々見受けられます。まだまだ全国のアマチュア野球には、面白い選手、興味深いチームがあるはず。時間が許す限り、たくさん観ていきたい、と考えています。


(優秀選手賞は、三菱重工神戸・高砂湯川翔太投手と・関西国際大学木森陽太内野手
アマチュア野球人口の低下が危惧されていますが、それは種目の選択肢が増えただけの事。あまり目立たない大会ではありますが、2019年シーズンのほぼ最後の公式戦。開催時期、また参加チームの問題もありますが、15回目を迎えたこの大会、末長く続いて欲しいと思っています。


そしてこの試合をもちまして、私の2019年シーズンの公式戦観戦は終了となりました。来るべき2020年もただただ元気で、野球が観れれば、と思います。ありがとうございました。
2019.11.21 / Top↑
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