第45回社会人野球日本選手権大会5日目第一試合です。

まずは、大会開幕直前までオープン戦を見させていただいた、マツゲン箕島硬式野球部。




和歌山箕島球友会からチーム名を変更。その初年度に全日本クラブ野球選手権大会覇権奪還。2年ぶりに京セラドーム大阪に戻ってきました。個人的には既に、クラブチームの枠を完全にはみ出しているようにも思いますが、将来の会社登録を見据えたチーム名変更なのかな、とも思います。




そして和歌山箕島球友会(運営団体として名前は残っています)公式サイトでは、エースの和田拓也投手、主軸の岸翔太内野手の、2019年シーズンでの引退が、新聞記事として掲載されています。




長らくチームを支えてきた、「象徴」のような選手ゆえ、大会前の公表になったんだとは思いますが、これがチームの爆発力に繋がるか。チーム関係者の方と立ち話をさせていただきましたが、チーム力はどこにも劣ってないと思います。むしろ今年は「日本選手権悲願の初勝利」が見られるかも。

相手は、過去の実績、現在のチーム力に於いては、どこにも負けないであろうトヨタ自動車。



公式プログラムにも記してありましたが、4番の沓掛選手の存在感は突出してますし、ピッチャーには佐竹功年と言う「絶対的守護神」が控えています。ただならぬチームなのは周知の事実でしょう。



過去の実績を踏まえなくても、優勝候補の一番手二番手を争うに足りるチームではありますが、試合ではどこで何が起こるか分かりません。気を抜けば敗北の二文字が襲いかかってきます。


試合前のエール交換。


そしてこの試合でも、10回出場選手の表彰がありました。トヨタ自動車・川尻一旗選手。「記念品」とありますが、中身は何なんでしょうか。ちょっと気になるところ。


スターティングオーダー
先攻:マツゲン箕島
1(右)黒岩拓馬 (飯塚高校~徳山大学)
2(遊)池島主悦 (香川西高校~関西国際大学)
3(右)夏見宏季 (日高高校中津分校)
4(一)岸 翔太 (京都明徳高校~大阪ガス)
5(左)小邨義和 (上宮高校~佛教大学)
6(指)渡部純史 (県立和歌山高校)
7(二)冨樫和秀 (酒田南高校~福知山公立大学)
8(捕)中原良照 (三重高校~日本福祉大学)
9(三)山口 輝 (紀央館高校~徳山大学)




投:和田拓也 (初芝立命館高校~京都学園大学)
後攻:トヨタ自動車
1(中)逢澤峻介 (関西高校~明治大学)
2(左)八木健太郎(早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
3(三)樺澤 健 (前橋商業高校~東京農業大学)
4(一)沓掛祥和 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
5(右)多木裕史 (坂出高校~法政大学)
6(指)西潟栄樹 (成立学園高校~桐蔭横浜大学)
7(二)下石涼太 (広陵高校~東海大学)
8(捕)小畑尋規 (北照高校~立正大学)
9(遊)河原右京 (大阪桐蔭高校~早稲田大学)



投:栗林良吏 (愛知黎明高校~名城大学)
審判員
球審:山村翼 一塁:坂本健太 二塁:西岡淳仁 三塁:乗金悟
成績
1回表

黒岩 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット

池島 0-2から4球目を空振り三振


夏見 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット

岸 1-2から4球目を空振り三振

小邨 0-2から3球目を空振り三振
1回裏

逢澤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール

八木 1-1から3球目をピッチャー前送りバント

樺澤 初球を打ってセンターフライ

セカンドランナー逢澤はサードへ


沓掛 1-2から4球目を打ってセンターフライ

2回表

渡部 0-2から4球目を空振り三振

冨樫 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ

中原 2-2から6球目を打ってピッチャーゴロ
2回裏


多木 2-1から4球目を打ってショートゴロ


西潟 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ

下石 フルカウントから7球目を選んでフォアボール

小畑 1-0から2球目を打ってセンターへタイムリーツーベースヒット


トヨタ自動車1-0マツゲン箕島

河原 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット

逢澤 2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ


3回表

山口 1-2から4球目を見逃し三振

黒岩 2-2から5球目を空振り三振

池島 0-2から3球目を空振り三振
3回裏


八木 3-1から5球目を打ってセンターオーバースリーベースヒット

樺澤 0-1から2球目を打ってショートゴロ

沓掛 1-0から2球目を打って浅いセンターフライ

多木 2-2から7球目を空振り三振

4回表
夏見 0-1から2球目を打ってファーストゴロ

岸 2-2から5球目を空振り三振
小邨 1-0から2球目を打ってライトフライ
4回裏

西潟 1-2から5球目を打ってセカンドゴロ

下石 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ

小畑 2-2から5球目を空振り三振

5回表

渡部 0-2から3球目を空振り三振
冨樫 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ

中原 初球デッドボール

山口 3-1から5球目を打ってピッチャーゴロ
5回裏
河原 1-2から4球目を打ってセンターフライ

逢澤 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
八木 1-2から4球目を見逃し三振
6回表

黒岩 2-2から5球目を打ってサードフライ
池島 1-1から3球目を打ってサードゴロ

夏見 2-2から6球目を空振り三振
6回裏
樺澤 1-1から3球目を打ってサードライナー
沓掛 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
多木 1-1から3球目を打ってセンターフライ
西潟 1-0から2球目を打ってセンターフライ



7回表

岸 初球を打ってショート内野安打
小邨 初球を送りバント失敗ピッチャーフライ

渡部の代打小窪教照(市立和歌山高校~大阪体育大学) 2-2から5球目を空振り三振

ファーストランナー岸はセカンド盗塁失敗

7回裏

下石 初球を打ってレフトフライ
小畑 1-2から4球目を見逃し三振
河原 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ

8回表

冨樫 1-1から3球目を打ってサードファウルフライ

中原 2-2から5球目を見逃し三振

山口 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
8回裏

逢澤 1-0から2球目を打ってファーストゴロ

八木 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ

樺澤 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ


9回表


黒岩 初球を打ってサードゴロ

池島 初球を打ってセンター前ヒット

夏見 0-2から3球目を見逃し三振


岸 3-1から5球目を打ってライトフライ


マツゲン箕島
000 000 000 0
010 000 00X 1
トヨタ自動車

あと1点、たった1点が届きそうで届かないまま、マツゲン箕島社会人野球日本選手権初勝利は、またもや来年以降に持ち越しになってしまいました。ヒット数も均衡。ここまで、トヨタ自動車とがっぷり四つに組めたチームは、クラブチームどころか、企業チームでもそうないでしょう。


その原動力になったのが、最後の花道と決めて、先発のマウンドに立った和田拓也投手。本当に今シーズンでユニフォームを脱いでしまうのか?と思えるような正しく「圧巻のピッチング」。トヨタ自動車・栗林投手に負けず劣らず。クラブ選手権MVPの意地と自信がみなぎるピッチングでした。


岸選手もヒットを放ち、ファインプレイでチームを鼓舞。最後の最後まで、不細工ながらも(失礼!)熱の籠ったプレイを見せてくれました。しかし残念ながら最後のバッター。これは「野球の神様」が導いた運命みたいなもんだったんでしょう。ここでホームランならそれこそ「劇的一発」でしたが。


そして、マツゲン箕島硬式野球部の挑戦は、11月を待たずに終わりました。越えられそうで越えられなかった企業チームの、大きな壁。ただその壁は、だんだん薄くなってきてると思います。

そして来年の動向は分かりませんが、これからも全国のクラブチームの目標・指標として君臨していただきたい。「お前は企業チームになって欲しいのか、クラブチームのままがいいのかどっちやねん?」と言われそうですが、チームがあり続ければいいんです。チームがある事に意義はあります。

そして和田拓也投手、岸翔太選手、負け試合には相応しくない表現かと思いますが、素晴らしい試合をありがとうごさいました。「長年の悲願」は近い将来、必ずや達成されるて信じております。
お疲れ様でした!


まずは、大会開幕直前までオープン戦を見させていただいた、マツゲン箕島硬式野球部。












和歌山箕島球友会からチーム名を変更。その初年度に全日本クラブ野球選手権大会覇権奪還。2年ぶりに京セラドーム大阪に戻ってきました。個人的には既に、クラブチームの枠を完全にはみ出しているようにも思いますが、将来の会社登録を見据えたチーム名変更なのかな、とも思います。












そして和歌山箕島球友会(運営団体として名前は残っています)公式サイトでは、エースの和田拓也投手、主軸の岸翔太内野手の、2019年シーズンでの引退が、新聞記事として掲載されています。












長らくチームを支えてきた、「象徴」のような選手ゆえ、大会前の公表になったんだとは思いますが、これがチームの爆発力に繋がるか。チーム関係者の方と立ち話をさせていただきましたが、チーム力はどこにも劣ってないと思います。むしろ今年は「日本選手権悲願の初勝利」が見られるかも。


相手は、過去の実績、現在のチーム力に於いては、どこにも負けないであろうトヨタ自動車。









公式プログラムにも記してありましたが、4番の沓掛選手の存在感は突出してますし、ピッチャーには佐竹功年と言う「絶対的守護神」が控えています。ただならぬチームなのは周知の事実でしょう。









過去の実績を踏まえなくても、優勝候補の一番手二番手を争うに足りるチームではありますが、試合ではどこで何が起こるか分かりません。気を抜けば敗北の二文字が襲いかかってきます。






試合前のエール交換。






そしてこの試合でも、10回出場選手の表彰がありました。トヨタ自動車・川尻一旗選手。「記念品」とありますが、中身は何なんでしょうか。ちょっと気になるところ。




スターティングオーダー
先攻:マツゲン箕島
1(右)黒岩拓馬 (飯塚高校~徳山大学)
2(遊)池島主悦 (香川西高校~関西国際大学)
3(右)夏見宏季 (日高高校中津分校)
4(一)岸 翔太 (京都明徳高校~大阪ガス)
5(左)小邨義和 (上宮高校~佛教大学)
6(指)渡部純史 (県立和歌山高校)
7(二)冨樫和秀 (酒田南高校~福知山公立大学)
8(捕)中原良照 (三重高校~日本福祉大学)
9(三)山口 輝 (紀央館高校~徳山大学)
















投:和田拓也 (初芝立命館高校~京都学園大学)
後攻:トヨタ自動車
1(中)逢澤峻介 (関西高校~明治大学)
2(左)八木健太郎(早稲田実業学校高等部~早稲田大学)
3(三)樺澤 健 (前橋商業高校~東京農業大学)
4(一)沓掛祥和 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
5(右)多木裕史 (坂出高校~法政大学)
6(指)西潟栄樹 (成立学園高校~桐蔭横浜大学)
7(二)下石涼太 (広陵高校~東海大学)
8(捕)小畑尋規 (北照高校~立正大学)
9(遊)河原右京 (大阪桐蔭高校~早稲田大学)












投:栗林良吏 (愛知黎明高校~名城大学)
審判員
球審:山村翼 一塁:坂本健太 二塁:西岡淳仁 三塁:乗金悟
成績
1回表




黒岩 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット




池島 0-2から4球目を空振り三振








夏見 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット




岸 1-2から4球目を空振り三振




小邨 0-2から3球目を空振り三振
1回裏




逢澤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




八木 1-1から3球目をピッチャー前送りバント




樺澤 初球を打ってセンターフライ




セカンドランナー逢澤はサードへ








沓掛 1-2から4球目を打ってセンターフライ



2回表




渡部 0-2から4球目を空振り三振




冨樫 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ




中原 2-2から6球目を打ってピッチャーゴロ
2回裏








多木 2-1から4球目を打ってショートゴロ








西潟 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ




下石 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




小畑 1-0から2球目を打ってセンターへタイムリーツーベースヒット






トヨタ自動車1-0マツゲン箕島




河原 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット




逢澤 2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ






3回表




山口 1-2から4球目を見逃し三振




黒岩 2-2から5球目を空振り三振




池島 0-2から3球目を空振り三振
3回裏








八木 3-1から5球目を打ってセンターオーバースリーベースヒット




樺澤 0-1から2球目を打ってショートゴロ




沓掛 1-0から2球目を打って浅いセンターフライ




多木 2-2から7球目を空振り三振



4回表
夏見 0-1から2球目を打ってファーストゴロ




岸 2-2から5球目を空振り三振
小邨 1-0から2球目を打ってライトフライ
4回裏




西潟 1-2から5球目を打ってセカンドゴロ




下石 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ




小畑 2-2から5球目を空振り三振



5回表




渡部 0-2から3球目を空振り三振
冨樫 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ




中原 初球デッドボール




山口 3-1から5球目を打ってピッチャーゴロ
5回裏
河原 1-2から4球目を打ってセンターフライ




逢澤 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
八木 1-2から4球目を見逃し三振
6回表




黒岩 2-2から5球目を打ってサードフライ
池島 1-1から3球目を打ってサードゴロ




夏見 2-2から6球目を空振り三振
6回裏
樺澤 1-1から3球目を打ってサードライナー
沓掛 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
多木 1-1から3球目を打ってセンターフライ
西潟 1-0から2球目を打ってセンターフライ








7回表




岸 初球を打ってショート内野安打
小邨 初球を送りバント失敗ピッチャーフライ




渡部の代打小窪教照(市立和歌山高校~大阪体育大学) 2-2から5球目を空振り三振




ファーストランナー岸はセカンド盗塁失敗


7回裏




下石 初球を打ってレフトフライ
小畑 1-2から4球目を見逃し三振
河原 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ



8回表




冨樫 1-1から3球目を打ってサードファウルフライ




中原 2-2から5球目を見逃し三振




山口 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
8回裏




逢澤 1-0から2球目を打ってファーストゴロ




八木 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ




樺澤 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ






9回表








黒岩 初球を打ってサードゴロ




池島 初球を打ってセンター前ヒット




夏見 0-2から3球目を見逃し三振








岸 3-1から5球目を打ってライトフライ




マツゲン箕島
000 000 000 0
010 000 00X 1
トヨタ自動車

あと1点、たった1点が届きそうで届かないまま、マツゲン箕島社会人野球日本選手権初勝利は、またもや来年以降に持ち越しになってしまいました。ヒット数も均衡。ここまで、トヨタ自動車とがっぷり四つに組めたチームは、クラブチームどころか、企業チームでもそうないでしょう。




その原動力になったのが、最後の花道と決めて、先発のマウンドに立った和田拓也投手。本当に今シーズンでユニフォームを脱いでしまうのか?と思えるような正しく「圧巻のピッチング」。トヨタ自動車・栗林投手に負けず劣らず。クラブ選手権MVPの意地と自信がみなぎるピッチングでした。




岸選手もヒットを放ち、ファインプレイでチームを鼓舞。最後の最後まで、不細工ながらも(失礼!)熱の籠ったプレイを見せてくれました。しかし残念ながら最後のバッター。これは「野球の神様」が導いた運命みたいなもんだったんでしょう。ここでホームランならそれこそ「劇的一発」でしたが。




そして、マツゲン箕島硬式野球部の挑戦は、11月を待たずに終わりました。越えられそうで越えられなかった企業チームの、大きな壁。ただその壁は、だんだん薄くなってきてると思います。



そして来年の動向は分かりませんが、これからも全国のクラブチームの目標・指標として君臨していただきたい。「お前は企業チームになって欲しいのか、クラブチームのままがいいのかどっちやねん?」と言われそうですが、チームがあり続ければいいんです。チームがある事に意義はあります。


そして和田拓也投手、岸翔太選手、負け試合には相応しくない表現かと思いますが、素晴らしい試合をありがとうごさいました。「長年の悲願」は近い将来、必ずや達成されるて信じております。
お疲れ様でした!
2019.11.01 / Top↑
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