

梅雨が来るのが約二週間ほど送れているらしい近畿地方。6月週末、土日の4日間にわたって行われた、第44回全日本クラブ野球選手権大阪・和歌山予選も、無事最終日を迎える事となりました。


既に阪和地区は、マツゲン箕島硬式野球部が第一代表を決め、雪辱を期する西武ドームへの「最初の第一歩」。兵庫県代表の2チームと争う「西近畿代表決定戦」にコマを進めています。そして、最終日は、第二代表決定トーナメントの2試合。ここで負けると、全国大会への道が完全に閉ざされます。まず相対するのは、NSBベースボールクラブと、関西硬式野球クラブです。


この日は三塁側・NSBベースボールクラブ。






前週日曜日の第一代表決定トーナメント一回戦は、大阪ウイング硬式野球部に競り勝ったものの、22日土曜日はマツゲン箕島に敗れ第一代表決定戦進出を逃し、こちらに回ってきました。都市対抗野球大会二次予選から通算3試合目。ある程度、背番号と名前が一致する所まで来ました。






都市対抗野球大会二次予選は、土日休日関係なく試合が行なわれるので、選手もなかなか揃わず、慣れぬポジションを守ったりする事も多々あり、苦戦を強いられる場合も多いですが、やはり週末ともなると、ベンチ入りメンバーも多く、試合前のシートノックも見ごたえがあります。


そして一塁側・関西硬式野球クラブ。






まだ寒かった2月。今年最初の社会人野球チームのオープン戦が、関メディベースボール学院野球選手科と関西硬式野球クラブの試合。偶然か何なのか、再び観戦する機会が巡って来ました。もとより、土曜日曜や休日の日中でも限り、なかなか目にする機会がないのがクラブチームですからね。






あまり馴染みのないチームではありますが、選手の皆さんの経歴を見ると、強豪校の名前がそこそこ。レギュラーだったりベンチ入りすら叶わなかったり、あるとは思いますが、こうやって社会に出ても、硬式野球に関われる機会がクラブチームの役割、とも考えていますが如何でしょうか。
スターティングオーダー
先攻:関西硬式野球クラブ
1(左)今仲翔也 (川西明峰高校)
2(中)山中天志 (大阪大学)
3(遊)中村弘佑 (立命館大学)
4(右)木村直人 (大阪体育大学)
5(捕)佐藤慎也 (大阪大学)
6(一)宮崎大生 (早稲田大学)
7(指)保田悠太朗(立命館高校)
8(二)日高敬太 (三田松陰高校)
9(三)西谷風雅 (甲賀健康医療専門学校)












投:新田雄大 (大阪大学)
後攻:NSBベースボールクラブ
1(中)浦東 淳 (大阪産業大学)
2(左)大川 悟 (東洋大学)
3(指)南 博司 (甲南大学)
4(右)普天間有司(関西国際大学)
5(一)浦東 厳 (福井工業大学)
6(二)岡本匡孝 (岡山商科大学)
7(三)北田智貴 (神戸国際大学)
8(捕)磯俣順平 (神戸学院大学)
9(遊)岡 遼河 (関メディベースボール学院)












投:西原光俊 (徳山大学)
成績
1回表




今仲 2-2から6球目を空振り三振




山中 1-1から3球目を打ってライト前ポテンヒット




中村 1-2から7球目を空振り三振 ファーストランナー今仲セカンド盗塁成功




木村 2-1から4球目を打ってレフトフライ
1回裏




浦東淳 0-2から4球目を打ってレフトフライ




大川 フルカウントから6球目を空振り三振




南 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




普天間 1-2から5球目を打ってライト前ポテンヒット



ファーストランナー南はサードへ






次打者浦東厳の2球目(ストライク)にファーストランナー普天間セカンド盗塁成功 キャッチャーの悪送球でセカンドランナー南ホームイン
NSBベースボールクラブ1-0関電クラブ




浦東厳 フルカウントから6球目を打ってセカンドフライ
2回表




佐藤 フルカウントから7球目を空振り三振




宮崎 初球を打ってレフトフライ




保田 1-2から4球目を見逃し三振
2回裏




岡本 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ




北田 1-2から4球目を空振り三振




磯俣 フルカウントから8球目を打ってライト前ヒット




岡 1-2から4球目を打ってショートゴロ
3回表




日高 2-2から5球目を打ってサードゴロ




西谷 2-2から5球目を見逃し三振




今仲 2-2から6球目を打ってライト前ヒット




山中 1-2から4球目を空振り三振
3回裏




浦東淳 ストレートのフォアボール




大川 0-2から3球目を空振り三振




南 1-2から5球目を打ってセンター前ヒット




普天間 3-1から5球目を選んでフォアボール




浦東厳 1-2から4球目を打ってレフトへ犠牲フライ






NSBベースボールクラブ2-0関電クラブ




岡本 1-1から3球目を打ってライトオーバータイムリーエンタイトルツーベースヒット



NSBベースボールクラブ3-0関電クラブ




北田 1-2から5球目を打ってサード弾くもショートゴロ
4回表




中村 初球を打ってセンターオーバーエンタイトルツーベースヒット
木村 3-1から5球目を選んでフォアボール








佐藤 初球を打ってセンターフライ セカンドランナー中村はサードへ
宮崎 フルカウントから8球目を空振り三振




保田 初球を打ってセンターフライ
4回裏




磯俣 1-2から4球目を打ってサードゴロ




岡 0-2から3球目を打ってショートライナー




浦東淳 2-1から4球目を打ってレフト前ポテンヒット
次打者大川の2球目(ボール)にファーストランナー浦東淳セカンド盗塁成功




大川 フルカウントから7球目を空振り三振
5回表




日高 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット




西谷 初球を打ってショート内野安打








今仲 2-2から5球目を打ってサードフライ




山中 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
次打者中村の3球目がワイルドピッチでサードランナー日高ホームイン



NSBベースボールクラブ3-1関電クラブ




中村 1-2から4球目を打ってライト前タイムリーヒット



NSBベースボールクラブ3-2関電クラブ
次打者木村の初球(ストライク)にファーストランナー中村セカンド盗塁成功




木村 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




佐藤 1-1から3球目を打ってライトへタイムリーツーベースヒット
NSBベースボールクラブ3-4関電クラブ
宮崎 フルカウントから8球目を選んでフォアボール




保田 フルカウントから7球目を選んで押し出しフォアボール



NSBベースボールクラブ3-5関電クラブ
日高 初球を打ってボテボテのピッチャーゴロサードランナーホームイン
NSBベースボールクラブ3-6関電クラブ
西谷 2-2から7球目を見逃し三振
5回裏




南 1-1から3球目を打ってショートゴロ送球エラー




普天間 0-2から3球目を打ってライトフライ




浦東厳 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
NSBベースボールクラブ選手交代
南の代走に仲谷光(追手門大学)




岡本 2-2から6球目を打ってサードゴロダブルプレイ
6回表




今仲 1-1から3球目を打ってファーストゴロ




山中 初球を打って左中間へエンタイトルツーベースヒット




中村 1-2から4球目を打ってサードゴロ
木村 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




佐藤 1-1から3球目を打ってショートゴロ
6回裏




北田 1-2から4球目を空振り三振
磯俣 0-2から3球目を見逃し三振
岡 初球をサード前セーフティバント内野安打
次打者浦東淳の2球目にファーストランナー岡盗塁成功




浦東淳 1-2から5球目を打ってファーストゴロ
7回表




宮崎 初球を打ってライトオーバーツーベースヒット
次打者保田の初球がワイルドピッチ




保田 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
日高 1-2から4球目を打ってサードゴロ




西谷 2-1から4球目を打ってショートゴロ
7回裏
大川 初球を打ってセカンドゴロ




仲谷 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ








普天間 1-1から3球目を打ってセンターフライ
8回表




今仲 2-2から5球目を打ってセンターフライ




山中 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット




中村 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
木村 3-1から5球目を選んでフォアボール




佐藤 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ
8回裏
浦東厳 1-1から3球目を打ってライトフライ




岡本 初球を打ってセンター前ヒット




北田の代打谷垣 2-2から6球目を打って左中間へツーベースヒット



代走に田村優樹(PL学園高校~関メディベースボール学院)




磯俣の代打畑 1-1から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット
NSBベースボールクラブ4-6関電クラブ




岡 2-2から5球目を空振り三振




浦東淳 0-1から2球目を打ってショートゴロタイムリー捕球エラー



NSBベースボールクラブ5-6関電クラブ




大川 初球デッドボール




仲谷の代打久保 ストレートの押し出しフォアボール






NSBベースボールクラブ6-6関電クラブ
関西硬式野球クラブ選手交代












ピッチャーに新田に代えて楠本昌之(大阪大学)




普天間 1-1から3球目を打ってセンターフライ
9回表
NSBベースボールクラブシート変更



代打畑に代えてキャッチャー上西
代走田村がそのまま入りサード







宮崎 1-1から3球目を打ってサードゴロ
保田 1-2から4球目を見逃し三振




日高 1-2から5球目を打ってショート内野安打




西谷 1-2から4球目を打ってサードゴロ
9回裏




浦東厳 2-2から5球目を打ってライトフライ




岡本 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット













田村 初球を打ってレフトへサヨナラツーランホームラン
関西硬式野球クラブ
000 060 000 6
300 000 032 8
NSBベースボールクラブ



最後は、少なくなったPL学園高校の卒業生・田村優樹選手のサヨナラホームランで決着しました。


野球部が休部になり、その名前を聞く事も少なくなったPL学園高校。現在、オリックスバファローズ・中川圭太選手がクローズアップされてますが、田村選手は同級生。多分に刺激を受けているはず。歩む道こそ違えど同じ野球。いずれはまたどこかで、肩を並べたいとも思っているはず。


是非とも長く、野球を続けてください。下地は関メディベースボール学院、井戸監督の元で培われたはず。卒業生はいろんなチームで活躍されています。時間がかかってもいいから追い付け!追い越せ!
2019.06.24 / Top↑
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