2006年に政令指定都市に移行したわが町堺市。しかしながら正直な話、古墳以外に見るべきものはありません。形のある古墳は空から見てなんぼ。地平から見たらただの丘、と言う風に考えていますが、その「百舌鳥・古市古墳群」も世界遺産になるとかならんとか。また辛気くさくなるなぁ。
それとは関係なく、全国の政令指定都市にはほぼ全てに、プロ野球公式戦が開催出来るだけの規模のスタジアムがありますが、残念ながら堺市には あ り ま せ ん 。 中区にある原池公園では現在、スタジアムの建設が進んでいますが、それでも収容人員は5000人規模。かなり弱いです。
で、堺市内でアマチュア野球の公式戦が開催出来る「野球場」はあるか?と言うとなきにしもあらず。大阪湾に面した、堺泉北臨海工業地帯の思い切り端っこにある「みなと堺グリーンひろば」。ここに、スタンドこそないけど、硬式野球場がある。しかもそこで、第45回全日本クラブ野球選手権大会大阪・和歌山予選がある、と言う事で、思い付く限りの公共交通機関を駆使して行ってきました。


おはようございます南海高野線初芝駅。まずは南海バス。駅前ロータリーにある、池田泉州銀行の前の停留所から出発する「堺駅南口」行きに乗車します。昔は1時間に2本あったんです(大浜体育館に行くのによく利用してました)が、いつの間にか大幅に削減されてしまいました。
堺市内の公共交通機関(鉄道)は、南海本線・高野線、JR阪和線、阪堺電気軌道とありますが、いずれも南北方向、大阪市内に向いて走っています。故に、泉北ニュータウンに代表されるように、大阪市のベッドタウンとして発展してきましたが、残念な事に東西の移動が不便極まりないです。
その不便を打破すべく運行を開始した(と思われる)堺シャトルバスですが、東西交通としては弱いです。過去にはLRT構想もありましたが、反対運動もあり結局は立ち消えになってしまいました。


そんなこんなで約25分。堺駅南口に到着。バス乗り場こそ立派ですが、そこから堺駅までは、何となく裏路地っぽい雰囲気。堺駅本駅舎とも、川を挟んだ所になる為、別の駅のようにも思えます。



その堺駅の南口改札入口。ホームの南端にあたります。駅ビルが建てられている本駅とうって変わって、日曜日の早朝だからでしょうか、何となくうら寂しい雰囲気。南海本線が高架化される前は、南側がメインだったように記憶しているんですが。

ここからは南海本線普通電車に乗車します。


南海電車に揺られる事ふた駅約4分、石津川駅に着きました。高架下の「ショップ南海石津川」にコンビニエンスストアがあるので、ここで食糧は確保しておいた方がいいでしょう。

ここからも本来はバスに乗りたいところ。実際に南海バスもあるんですが、残念ながらみなと堺グリーンひろば方面に向かう路線は 「 日 曜 ・ 祝 日 運 休 」 。もっとも、乗車した所で、みなと堺グリーンひろばまでは行ってくれないので、途中から歩かないといけないんですが。

なので、タクシー。やはり臨海工業地帯の玄関駅ゆえか、常時数台、客待ちをしている模様です。

大規模工場・事業所が立ち並ぶ広い道路、臨海六区と呼ぶそうですが、走ること約10分、中型タクシー運賃にして1800円。ほぼ突き当たりに「みなと堺グリーンひろば」の入り口があります。


駐車場のすぐ横は既に「みどりの広場」。そこにある未舗装の道を歩きます。左手遠くには大阪湾。何かえらい所に来てしまった感があります。埋立て地とは言うもののまさに「辺境の地」。やがて遠くに、それらしき設備が見えてきます。


着きました。

硬式野球場はA・Bと二面あり、同じ造り。クラブ選手権予選はBで。隣のAグラウンドでは、リトルリーグの試合(ジュニアホークスが出場)が行われていました。


フィールド部分は全面土となっています。表示はありませんが、両翼90メートル、中堅110メートル。周囲荷物は比較対象物がなく、観客席がグラウンドに近いので、さらに狭く感じます。

スコアボードは完全人力。スコアこそ数字が用意されていますが、当然チーム名は手書きです。

観戦スタンドは芝生、と言うよりもただの土手。敷物は必携でしょう。そして何よりも、フェンスの低さが目を引きます。さらには周囲を囲う、高いネットがない(低いゴルフネットはあります)ので、ファウルボールが飛んだ場合には「(自主的に)危なーい!!」と叫ぶしかありません。mた、内野に当たる部分には、若干の木陰もあります。ここなら比較的快適に観戦出来るものと思われます。


ダッグアウトは観客席から丸見え。ロッカールームなる小洒落た設備はないので、選手の荷物はベンチ裏付近に置くしかありません。貴重品の管理は厳重に。そして、場内アナウンスが出来るのか出来ないのか、本部席もあります。

公共交通機関とは無縁な場所にあるので、おいそれと来れない野球場ですが、最近では、昨年発足したクラブチーム・JFFシステムズなどが練習場として使用しているようです。
堺市中区にある原池公園では現在、収容5000人規模のスタジアムの建設が進んでいます。おそらく開場する来年度以降は、JABA公式戦の一部はそちらで行われると思います。そしてみなと堺グリーンひろばに来て改めて思ったんですが、ここの野球場も何らかの形で生かせんかな、とも。
新しい球場は、堺シュライクスと言う独立リーグのチームが本拠地として使用するとか。ならばこの野球場も、もう少し手を加えて、スタジアムとまでは行かんでも「ひろばの一部」を脱した野球場にして欲しいなぁ、と。それだけ大和川以南の南大阪には情けない程野球場が本当に少ないんです。

土地はあるので、公共交通機関さえ、もうちっとましならなぁ、と考えざるを得ません。
それとは関係なく、全国の政令指定都市にはほぼ全てに、プロ野球公式戦が開催出来るだけの規模のスタジアムがありますが、残念ながら堺市には あ り ま せ ん 。 中区にある原池公園では現在、スタジアムの建設が進んでいますが、それでも収容人員は5000人規模。かなり弱いです。
で、堺市内でアマチュア野球の公式戦が開催出来る「野球場」はあるか?と言うとなきにしもあらず。大阪湾に面した、堺泉北臨海工業地帯の思い切り端っこにある「みなと堺グリーンひろば」。ここに、スタンドこそないけど、硬式野球場がある。しかもそこで、第45回全日本クラブ野球選手権大会大阪・和歌山予選がある、と言う事で、思い付く限りの公共交通機関を駆使して行ってきました。




おはようございます南海高野線初芝駅。まずは南海バス。駅前ロータリーにある、池田泉州銀行の前の停留所から出発する「堺駅南口」行きに乗車します。昔は1時間に2本あったんです(大浜体育館に行くのによく利用してました)が、いつの間にか大幅に削減されてしまいました。
堺市内の公共交通機関(鉄道)は、南海本線・高野線、JR阪和線、阪堺電気軌道とありますが、いずれも南北方向、大阪市内に向いて走っています。故に、泉北ニュータウンに代表されるように、大阪市のベッドタウンとして発展してきましたが、残念な事に東西の移動が不便極まりないです。
その不便を打破すべく運行を開始した(と思われる)堺シャトルバスですが、東西交通としては弱いです。過去にはLRT構想もありましたが、反対運動もあり結局は立ち消えになってしまいました。




そんなこんなで約25分。堺駅南口に到着。バス乗り場こそ立派ですが、そこから堺駅までは、何となく裏路地っぽい雰囲気。堺駅本駅舎とも、川を挟んだ所になる為、別の駅のようにも思えます。






その堺駅の南口改札入口。ホームの南端にあたります。駅ビルが建てられている本駅とうって変わって、日曜日の早朝だからでしょうか、何となくうら寂しい雰囲気。南海本線が高架化される前は、南側がメインだったように記憶しているんですが。


ここからは南海本線普通電車に乗車します。




南海電車に揺られる事ふた駅約4分、石津川駅に着きました。高架下の「ショップ南海石津川」にコンビニエンスストアがあるので、ここで食糧は確保しておいた方がいいでしょう。


ここからも本来はバスに乗りたいところ。実際に南海バスもあるんですが、残念ながらみなと堺グリーンひろば方面に向かう路線は 「 日 曜 ・ 祝 日 運 休 」 。もっとも、乗車した所で、みなと堺グリーンひろばまでは行ってくれないので、途中から歩かないといけないんですが。

なので、タクシー。やはり臨海工業地帯の玄関駅ゆえか、常時数台、客待ちをしている模様です。


大規模工場・事業所が立ち並ぶ広い道路、臨海六区と呼ぶそうですが、走ること約10分、中型タクシー運賃にして1800円。ほぼ突き当たりに「みなと堺グリーンひろば」の入り口があります。




駐車場のすぐ横は既に「みどりの広場」。そこにある未舗装の道を歩きます。左手遠くには大阪湾。何かえらい所に来てしまった感があります。埋立て地とは言うもののまさに「辺境の地」。やがて遠くに、それらしき設備が見えてきます。



着きました。


硬式野球場はA・Bと二面あり、同じ造り。クラブ選手権予選はBで。隣のAグラウンドでは、リトルリーグの試合(ジュニアホークスが出場)が行われていました。




フィールド部分は全面土となっています。表示はありませんが、両翼90メートル、中堅110メートル。周囲荷物は比較対象物がなく、観客席がグラウンドに近いので、さらに狭く感じます。


スコアボードは完全人力。スコアこそ数字が用意されていますが、当然チーム名は手書きです。


観戦スタンドは芝生、と言うよりもただの土手。敷物は必携でしょう。そして何よりも、フェンスの低さが目を引きます。さらには周囲を囲う、高いネットがない(低いゴルフネットはあります)ので、ファウルボールが飛んだ場合には「(自主的に)危なーい!!」と叫ぶしかありません。mた、内野に当たる部分には、若干の木陰もあります。ここなら比較的快適に観戦出来るものと思われます。




ダッグアウトは観客席から丸見え。ロッカールームなる小洒落た設備はないので、選手の荷物はベンチ裏付近に置くしかありません。貴重品の管理は厳重に。そして、場内アナウンスが出来るのか出来ないのか、本部席もあります。


公共交通機関とは無縁な場所にあるので、おいそれと来れない野球場ですが、最近では、昨年発足したクラブチーム・JFFシステムズなどが練習場として使用しているようです。
堺市中区にある原池公園では現在、収容5000人規模のスタジアムの建設が進んでいます。おそらく開場する来年度以降は、JABA公式戦の一部はそちらで行われると思います。そしてみなと堺グリーンひろばに来て改めて思ったんですが、ここの野球場も何らかの形で生かせんかな、とも。
新しい球場は、堺シュライクスと言う独立リーグのチームが本拠地として使用するとか。ならばこの野球場も、もう少し手を加えて、スタジアムとまでは行かんでも「ひろばの一部」を脱した野球場にして欲しいなぁ、と。それだけ大和川以南の南大阪には情けない程野球場が本当に少ないんです。


土地はあるので、公共交通機関さえ、もうちっとましならなぁ、と考えざるを得ません。
2019.06.20 / Top↑
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