10連休だ何だと大騒ぎした、2019年のゴールデンウィークも無事終了。期間中は8勤2休といつもと変わりない生活でしたが、そのゴールデンウィーク最終日、振替休日の5月6日は月曜日と言う事で、通常の休暇でした。これが(ほぼ)完全シフト制の仕事のありがたい所、ではあります。

で、本来はこの日、岐阜県営長良川球場で、第72回JABAベーブルース杯争奪大会を観戦予定でしたが、残念ながら三菱重工広島が予選リーグ敗退となり、急激に求心力が低下。そこで何かしら野球の試合を近隣でやっとらんかと、企業・クラブ問わず公式サイトを見て回ってたら・・・・。

あ り ま し た !

八尾ベースボールクラブ対KC西宮
13:30 大泉緑地野球場


服部・鶴見・久宝寺と並ぶ、大阪四大緑地のひとつ、大泉緑地の中にある野球場。NSBベースボールクラブさんとかが練習に使用される、と言う話は伺った事があり、機会があれば行ってみたい、と考えておったんですが、試合が行われるとなると、何はさておき行っておかねば、となりました。

こんな機会でもない限り、公式戦どころかクラブチームのオープン戦など観戦の機会はまずない。しかも我が家から自転車で楽に行ける距離。とにかく行っておかないと、と言う無駄な使命感(笑)。

で、その前に、これまで初めて行く野球場に関しては、そこまでの行程その他を別記事にしますが、今回は我が家から「全行程自転車」と言う事で、わりと大雑把に、野球場の紹介だけしときます。

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自宅を自転車で出て、左に出て右折して信号を左折して直進して、信号を右折して直進して、すこし左に曲がって右に折れると、ここにたどり着きます。ここまで来たらもう到着したも同然。

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交差点を渡って右に曲がると、公園の入り口があります。躊躇なく入ると、その右手奥に駐車場があります。自転車に関しては、定まった自転車置き場はないようで「そのままどうぞ」との事。

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自転車でガンガン進むと、やがて野球場正面に到着します。内野席だ何だ、などと言う面倒くさい区画などあるはずもなく、それどころか野球場周囲は内外野ともに植樹に囲まれており、夏場でも快適に、それこそピクニック感覚でわりと気軽に観戦出来る、かと思われます。

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また、バックネット裏付近にはベンチも用意されています。ビデオ撮影には最適かと思われます。また、ネットは金網ですが、昔ながらのひし形の金網なので、撮るにもあまりストレスは感じません。

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グラウンドの様子。内野は土、外野は天然芝。少し残念なのは、外野定位置付近がなかなか派手に芝が剥げてしまってる、どころか完全に土が露出してしまってる事。これはどうかならんかな。

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両翼92メートル、中堅112メートル。現在の規格からするとかなり狭いです。

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試合の詳細は、両チームとも公式サイトその他をお持ちなんですが、そこに記載されているメンバーが果たして現時点のモノなのか。実際、スケジュールの更新もあまりなく、現地で見た名前と背番号が一致しない選手が続出したので省略とします。名前や経歴の間違いがあるとよろしくない故。

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以下、試合中その他の画像を交えながら、クラブチームに関して思う所を、ダラダラと記してみます。もちろん個人の考えなので、今後はさらに変わる可能性もあります。

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クラブチームってのは、大目標としては都市対抗野球大会、全日本クラブ野球選手権大会、そこで優勝すれば社会人野球日本選手権、と言う全国大会があります。しかしながらこうやって、少ないながらもクラブチームの試合を観ていると、それらとはまた別の所に目標があるようにも思えます。

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勝利至上主義が蔓延しているようにも感じられる最近の学生野球(特に高校野球)、会社や町の名前を背負い、常にプレッシャーを感じながらプレイする社会人野球。それらに比べてクラブチームの皆さんって、一投一打全てに於いて、スポーツとしての野球を楽しんでおられる、ように思えます。

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また、通学している大学や高校に野球部があるにも拘わらず、クラブチームに籍を置いている学生さんもおられます。何かしら、学生野球に足りぬモノ、違うモノを目指しておられるのかも、とも。

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チームによっては、親子ほど歳の離れた選手が在籍しておられます。何十年と現役を続けられてる選手もおられます。そんなバラバラな年齢層の選手が、ただただ、大好きな野球を出来る限り長く続けたい、と言う純粋な気持ちだけで寄り集まったチーム。それがクラブチームでは、と思うんです。

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企業チームの選手の現役生活と言うのは、プロ野球とは比べ物にならぬくらい短いです。長くて10年、早ければ2年3年と言うのもザラ。しかしながらクラブチームに「現役引退」と言う言葉はないようです。好きな野球を、好きなだけ続けられる環境。それがクラブチームとも考えます。

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公式サイトに記載されている選手の皆さんの経歴を見ていると、企業チームに負けぬ学校出身の方も多数おられます。もしかしたらその学校で、ベンチ入りも果たせなかった、学生時代を燻ったまま終わった、まだまだ燃え尽きないモノを持って、グラウンドに立たれているのではないでしょうか。

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野球への情熱と愛着。確かにプロ野球とかから観ると、技術面やら何やら、いろんな面で数段落ちるものはあるかも知れません。それでも、18.44メートルの間隔で戦ってる限り、27.431メートルの距離で勝負している限り、プロアマ関係なく、どこであろうが変わりはない、と考えます。

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そして「勝利の歓び」に試合の大小、観客の多少関係なく、己の純粋な「勝利への欲求」もまた、長く現役を続ける理由にもなるかと思います。この日の試合後のKC西宮ベンチの中(もちろんどの選手か解りませんが)から「あー、勝ちたかったー!」と言う大きな声が聞こえてきました。

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日々短いながらも練習を繰り返し、それが報われる瞬間が、試合に勝つ事。そして「まだまだ上手くなりたい」と思ってる間は、転勤や大怪我などの生活環境の変化がない限り、何年でも現役を続けられる。それがクラブチームだとも思いますし、それがクラブチームの在り方とも考えています。

試合結果
八尾ベースボールクラブ
002 001 000  3
000 021 000  3
KC西宮

試合時間:2時間24分くらい

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お疲れ様でした。

2019.05.07 / Top↑
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