

第62回JABA岡山大会。「晴れの国」で行われる大会らしく、今年は1日の雨天順延もなく無事、4月20日最終日の優勝決定トーナメントの日を迎える事が出来ました。めでたしめでたし。


東西南北16チームが倉敷市に集結、4グループに分かれて熾烈極まりない予選リーグを戦い、勝ち上がったのは、予選リーグ3連勝のJR東日本、Honda、昨年の日本選手権準優勝のJFE西日本、そして地元岡山県の「中国地区のジョーカー」的存在のシティライト岡山、と言う顔ぶれ。
そして優勝決定トーナメント第一試合は、予選成績4位のシティライト岡山と予選成績1位のHonda。業種から見ると「中古車販売対新車販売」と言う、なかなか見られない対戦になりました。


まずは、とにかく中国地区では不気味な存在のシティライト岡山。






過去には都市対抗野球大会中国地区第一・第二代表決定戦に幾度となく進出。広島県代表チーム、特にJR西日本はまるで「備前國はただでは越えさせぬ」と言わぬばかりに苦しめられています。






なぜこれだけのチームが、未だに二大大会に出場してないのか不思議なくらいですが、昨年からは練習環境もさらに整い、ついに地元で開催されるJABA岡山大会優勝決定トーナメント進出を決めました。もういっその事、この大会を制して、中国地区最終予選には出て来て欲しくないんですが。


相対するHonda。






予選リーグは1試合観戦しましたが、とにかく打線がパワフルな印象。過去には幾度となく、そして様々な形で日本選手権に出場経験もあるだけに、短期決戦には強いものがある、て思います。






今シーズン序盤の日本選手権対象大会、ことごとく関東勢が優勝決定戦敗退。ようやく日立市長杯で鷺宮製作所、四国大会で東芝と有用が続いていますが、Hondaやこの後出てくるJR東日本も続けるか。そして「中国地区最強の三番手チーム」相手に如何なる戦いを見せるか楽しみです。
スターティングオーダー
先攻:シティライト岡山
1(中)丸山高明 (玉野光南高校~亜細亜大学)
2(二)北川平剛 (甲南高校~関西大学)
3(右)谷 雄太 (大阪産業大学付属高校~関西学院大学)
4(指)小竹一樹 (青森山田高校~日本橋学館大学)
5(左)岩重章仁 (延岡学園高校)
6(一)原 渉仁 (日本大学第三高校~四国学院大学)
7(捕)妹尾 蓮 (興譲館高校~中央大学)
8(三)五十嵐一朗(静岡学園高校~上武大学)
9(遊)岩城祥太 (瀬戸内高校)








投:児山祐斗 (関西高校~東京ヤクルトスワローズ)
後攻:Honda
1(中)鈴木 薫 (文星芸術大学附属高校~國學院大學)
2(指)山本兼三 (日本航空石川高校~上武大学)
3(三)吉田叡生 (佐野日本大学高校~中央大学)
4(一)山本瑛大 (サウストーラン高校~慶應義塾大学)
5(捕)辻野雄大 (波崎柳川高校~白鴎大学)
6(左)佐藤竜彦 (國學院大學久我山高校~立教大学)
7(右)井上彰吾 (筑陽学園高校~日本大学)
8(遊)西銘生悟 (沖縄尚学高校~中央大学)
9(二)篠塚宣政 (桐蔭学園高校~青山学院大学)












投:河端優馬 (高岡商業高校~青山学院大学)
審判員




球審:井上孝則 一塁:金子慎一 二塁:矢谷正和 三塁:石井孝明
打撃成績
1回表




丸山 2-2から7球目を空振り三振




北川 1-1から3球目を打ってライトフライ




谷 1-0から2球目を打ってライト前ヒット




小竹 2-2から5球目を空振り三振
1回裏




鈴木 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット




山本兼 ストレートのフォアボール




吉田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ




山本瑛 ストレートのフォアボール




辻野 0-1から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット




Honda1-0シティライト岡山




佐藤 フルカウントから6球目を見逃し三振
2回表




岩重 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ








原 0-1から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ




妹尾 1-2から4球目を打ってファーストゴロ
2回裏




井上 2-2から5球目を打ってセカンドフライ




西銘 2-2から6球目を打ってセンターフライ




篠塚 2-2から6球目を打ってセンターフライ
3回表




五十嵐 2-2から6球目を打ってセンターフライ




岩城 0-2から3球目がデッドボール








丸山 初球デッドボール




北川 2-1から4球目を打ってセンターフライ




谷 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




小竹 2-2から5球目を打ってセンター前タイムリーヒット









Honda1-2シティライト岡山




岩重 2-2から5球目を空振り三振
3回裏
鈴木 2-2から5球目を打ってショートフライ
山本兼 1-0から2球目を打ってショートゴロ
吉田 2-2から7球目を打ってセカンドゴロ
4回表




原 0-2から3球目を空振り三振




妹尾 1-2から4球目を空振り三振




五十嵐 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
4回裏




山本瑛 2-2から5球目を空振り三振




辻野 1-1から3球目を打ってレフトファウルフライ




佐藤 1-1から3球目を打ってショート内野安打




井上 2-1から4球目を打ってセンターフライ
5回表




岩城 1-1から3球目を打ってショートゴロ




丸山 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ




北川 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
5回裏
西銘 初球を打ってセンターフライ




篠塚 1-1から3球目を打ってライト前ヒット




鈴木 1-2から4球目を見逃し三振




山本兼 0-1から2球目を打ってセンターフライ






6回表




谷 2-0から3球目を打ってファーストゴロ




小竹 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット




岩重 3-1から5球目を選んでフォアボール








原の代打佐々木良輔(福山工業高校~MSH医療専門学校) 1-0から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
6回裏
シティライト岡山シート変更
代打佐々木に代えてファースト瀬戸口麗(市立和歌山高校)
吉田 1-1から3球目を打ってショートゴロ
山本瑛 0-2から3球目を打ってライトへツーベース 代走に遠藤雅洋(聖光学院高校~亜細亜大学)
辻野 1-1から3球目を打ってライトフライ セカンドランナー遠藤はサードへ




佐藤 フルカウントから7球目を空振り三振
7回表
Hondaシート変更
代走遠藤がそのまま入りファースト








ピッチャー河端に代えて幸良諒(興南高校~東京農業大学)




妹尾 フルカウントから8球目を選んでフォアボール




五十嵐 0-1から2球目をファースト前送りバント




岩城 0-2から3球目を空振り三振




丸山 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
北川 ストレートのフォアボール




谷 2-2から5球目を見逃し三振
7回裏
井上 2-1から4球目を打ってセカンドフライ
西銘 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




篠塚 0-1から2球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト




鈴木 3-1から5球目を打ってライトフライ
8回表
小竹 0-2から4球目を見逃し三振




岩重 0-2から3球目を打ってセンターフライ




瀬戸口 1-0から2球目を打ってサードフライ
8回裏
山本兼 2-1から4球目を打ってショートゴロ
吉田 1-0から2球目がデッドボール




遠藤 フルカウントから7球目を打ってセカンドフライ
辻野 0-1から2球目を打ってライトフライ
9回表




妹尾 2-1から4球目を打ってセンターフライ




五十嵐 1-2から4球目を空振り三振




岩城 1-2から4球目を空振り三振
9回裏




佐藤 フルカウントから7球目を打ってセンターフライ




井上の代打布袋翔太(鳥取城北高校) ストレートのフォアボール




西銘 2-2から7球目を打ってショートライナー




篠塚 2-1から4球目を打ってセンターフライ






シティライト岡山
002 000 000 2 H3 E0
100 000 000 1 H5 E0
Honda

全国大会常連のチーム相手に、未だに中国地区の壁を破壊出来ないシティライト岡山が如何なる戦いを挑むか、非常に興味のある試合でしたが、先発の児山投手が、もとプロ野球選手の実力を遺憾なく発揮し、5安打1失点の完投勝利。優勝決定戦に向けて弾みがついたかと思いました。


立ち上がりこそ、優勝決定トーナメント初戦の空気に苛まれたか、投球テンポも制球もワヤでしたが、2回以降は見違えるようなピッチングで3安打無失点。予選リーグは総失点、自責点率と言う、なかなか表に出ない、僅差の見えない数字での勝ち抜けが頷ける試合内容だったと思います。


そして、地元で行われる大会での優勝決定戦進出。いよいよ全国大会が見える所まで来ました。
2019.04.22 / Top↑
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