


四国八十八箇所巡礼二日目、てのは本当か嘘かは明かしませんが、今月と言うより今週2度目の「海峡横断」は、瀬戸大橋を越えて、松山中央公園野球場坊っちゃんスタジアムになりました。






過去数年、数え切れぬ程社会人野球チームのオープン戦を観戦してきましたが、予定が空いてたとは言え、これまでで一番遠い野球場での観戦です。せっかくの休暇。存分に満喫せんと勿体無い。






度々記してますが、社会人野球企業チームは、この時期は本拠地を離れ、温暖な地方で合宿を敢行します。宮崎県が主体になっていますが、四国地方でも幾つかのチームが10日前後滞在します。


まずは、ここ松山坊っちゃんスタジアムで合宿を行う東芝ブレイブアレウス。






こちらは2月12日から合宿を敢行。17日には地元・松山フェニックスと、そして後述になりますが、JFE西日本と同じく22日まで滞在します。この試合を終えると、翌日21日には伯和ビクトリーズを迎えてのオープン戦。詳細は把握出来ませんが、この連戦が総仕上げになるんでしょうか。


そして相対するは、昨年の第44回社会人野球日本選手権準優勝のJFE西日本硬式野球部。






JFEさんも同じ愛媛県下、西条市東予運動公園野球場に於いて、2月9日から二週間、22日まで滞在の合宿の最終版。この日を含めオープン戦は残す所2試合。こちらも総仕上げ、でしょうか。






強力な投手陣を中心に、久しぶりの大躍進を「魅せた」昨年の日本選手権。当然、取り巻く環境や見る目も変わったでしょうし、会社からのプレッシャーも昨年までとは雲泥の差、かと思われます。






昨年のオープン戦も見させていただきましたが、キャリアが浅いにも関わらず、本当に力強い選手がたくさんいました。そんな選手が、1年間の荒波を越えて、どこまで力をつけたか。今年の公式戦初戦は、これまでと少し違い、3月11日に開幕する、第74回JABA東京スポニチ大会です。


さらにこの日の試合は、その東京スポニチ大会初日・横浜スタジアム会場第二試合の顔合わせです。三週間弱の先を見据え、手の内をさらけ出すか、それとも隠したまま終わるのか。ただ、両チームとも、短期ながらも春季合宿の成果を確認するには好都合、かと思いますがいかがでしょうか。
スターティングオーダー
先攻:JFE西日本
1(指)鳥井 凌 (仙台大学)
2(遊)斉藤 輝 (横浜商科大学付属高校~國學院大学)
3(二)脇屋直征 (明豊高校~立命館大学)
4(三)高田涼太 (浦和学院高校~立教大学)
5(左)小串寛徳 (東福岡高校~近畿大学工学部)
6(捕)志賀巧朗 (環太平洋大学)
7(一)綿屋 樹 (鹿児島実業高校)
8(右)中山康太 (広島商業高校~MSH医療専門学校)
9(中)三好大倫 (三本松高校)








投:宮崎 翔 (倉敷高校)
後攻:東芝ブレイブアレウス
1(中)佐藤 旭 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
2(三)岡部祐太 (旭川大学高校~國學院大学)
3(一)福山 亮 (東海大学附属相模高校~駒澤大学)
4(右)松永隆太 (九州学院高校~東洋大学)
5(指)服部政樹 (九州産業高校~九州共立大学)
6(捕)柴原健介 (履正社高校~日本大学)
7(遊)藤原将大 (常葉学園菊川高校~亜細亜大学)
8(左)浅井洸耶 (敦賀気比高校~青山学院大学)
9(二)木野 学 (PL学園高校~青山学院大学)








投:柴田祐斗 (青森山田高校~東京国際大学)


ちなみにこの試合、場内アナウンスこそなかったものの、スコアボードは点灯されました。本当に有り難かったです(それでも見間違えましたが)。少ないお客さんでも、点灯して下さった東芝野球部関係者に厚く御礼申し上げます。と言うかスコアボード使用込みの料金なんですかね?
打撃成績
1回表




鳥井 1-2から4球目を打ってファーストファウルフライ




斉藤 2-2から7球目がデッドボール




次打者脇屋の4球目(ボール)にファーストランナー斉藤セカンド盗塁成功




脇屋 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




高田 1-2から7球目を打ってサードフライ




小串 2-2から5球目を打ってショートゴロタイムリー捕球エラー




東芝0―1JFE西日本




志賀 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




綿屋 1-2から4球目を打ってセンターフライ
1回裏








佐藤 0-1から2球目を打ってサードゴロ




岡部 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




福山 初球を打ってセンター前ヒット








松永 1-0から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
2回表








中山 2-0から3球目を打ってサードフライ




三好 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ




鳥井 1-0から2球目を打ってサードゴロ
2回裏








服部 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー




柴原 2-2から6球目を空振り三振








藤原 2-1から4球目を打ってサードフライ




浅井 1-1から3球目を打ってショートゴロ
3回表




斉藤 1-0から2球目を打ってセンターフライ




脇屋 3-1から5球目を打ってファーストゴロ




高田 0-1から2球目を打ってサードライナー
3回裏




木野 3-1から5球目を選んでフォアボール




佐藤 1-0から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ




岡部 1-1から3球目を打ってライト線ツーベースヒット




福山 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
4回表




小串 0-1から2球目を打ってセンターフライ




志賀 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




綿屋 2-2から5球目を打ってレフトフライ
次打者中山の初球(ボール)にファーストランナー志賀セカンド盗塁成功




中山 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
4回裏




松永 3-1から5球目を打ってサードゴロ








服部 1-1から3球目を打ってライト線ツーベースヒットと捕球エラーでサードへ




柴原 3-1から5球目を打って浅いセンターフライ




藤原 1-2から4球目を見逃し三振




5回表
東芝選手交代








ピッチャー柴田に代えて加嶋宏毅(慶應志木高校~慶應義塾大学)




三好 初球を打ってセカンドゴロ




鳥井 初球を打ってサードゴロ




斉藤 2-2から5球目を打ってセカンドライナー
5回裏




浅井 1-1から3球目を打ってサードゴロ




木野 0-1から2球目を打ってレフトフライ




佐藤 2-2から5球目を空振り三振
6回表




脇屋 1-0から2球目を打ってレフトフライ




高田 2-2から6球目を打ってショートゴロ




小串 初球を打ってライト前ヒット
志賀 初球デッドボール




綿屋 2-2から5球目を打ってファーストファウルフライ
6回裏
岡部 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




福山 初球をピッチャー前送りバント




松永 1-2から5球目を打ってファーストゴロ
服部 ストレートのフォアボール
柴原 2-2から5球目を見逃し三振
7回表
東芝選手交代








ピッチャー加嶋に代えて近藤凌太(日本航空高校~愛知工業大学)




中山 2-2から5球目を空振り三振




三好 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ








鳥井の代打本郷貴彦(広陵高校~近畿大学工学部) 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
7回裏JFE西日本選手交代








ピッチャー宮崎に代えて中川一斗(玉野光南高校~天理大学)




藤原 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ




浅井 初球を打ってショートゴロ




木野 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロ
8回表




斉藤 1-1から3球目を打ってセンターフライ




脇屋 0-2から4球目を打ってライト前ヒット




高田 初球を打ってファーストファウルフライ
次打者小串の3球目(ボール)にファーストランナー脇屋セカンド盗塁成功




小串 2-2から5球目を打ってファーストゴロ
8回裏JFE西日本選手交代








ピッチャー中川に代えて吉川雄大(広陵高校~東海大学)
ライト中山に代えてセンター友滝健弘(盈進高校~駒澤大学) センター三好がライト




佐藤 初球にセーフティバント敢行するもキャッチャーゴロ




岡部 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット




福山 2-2から6球目を打ってセンター前ヒット




松永 2-0から3球目を打ってレフトフライ




服部の代打中村浩人(多良木高校~法政大学) 2-0から3球目を打ってライトフライ
9回表
東芝選手交代








ピッチャー近藤に代えて善武士(多良木高校)
志賀 0-2から3球目を打ってピッチャーゴロ








綿屋の代打宮本夏輝(広陵高校~MSH療専門学校) 2-2から5球目を見逃し三振




友滝 1-0から2球目を打ってショートゴロ
9回裏
JFE西日本選手交代




代打宮本に代えてセカンド古田塁(天理高校~東洋大学)




柴原 1-2から4球目を打ってライトフライ




藤原 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット




浅井の代打望月涼太(東大阪大学附属柏原高校~九州共立大学) 1-2から7球目を打ってショートゴロダブルプレイ


JFE西日本
100 000 000 1 H2 E2
000 000 000 0 H6 E1
東芝

両チームとも春季合宿終盤ゆえ、もっとたくさん選手を起用してくるかと思いきやさにあらず、選手交代も少なく、公式戦並みの非常にテンポのゆい試合。だいたい2時間33分くらいでしょうか。


東芝のチーム事情はよく存じませんが、JFE西日本はいわゆる「ベテラン組」はこの日はお休み。そして両チームとも新人選手を積極的に起用してきてる。もちろん企業チームさんですから、スカウティングの体制はしっかり整っておるだろうし、それこそ「即戦力」の選手ばかりでしょう。


しかし限られた人数だから、いつどんな形で出場機会がやってくるか分からない、奪われるか分からない。ゆえに誰もが体調を万全に整え、常に臨戦体制は整えておかねばならない、のかも知れません。


日本選手権対象大会でもある、東京スポニチ大会、つまりは2019年シーズンの、全国レベルでの開幕までいよいよ三週間を切りました。薫風吹きすさぶ春、熱風吹きすさぶ夏はもうすぐです。
2019.02.21 / Top↑
| Home |