

2月と言う時期は、プロ野球は暖かい所に居を構えて春季キャンプなりオープン戦を行いますが、社会人野球でも、企業チームは本拠地を離れ、春季合宿を敢行するチームはたくさんあります。


しかしながらクラブチームはそこまでするチームはほとんどありませんが、年明け早々から早朝等の短い時間、また集まる人数も少ないながらも、練習を開始するチームは多々あります。









とは言うものの、クラブチーム登録の関メディベースボール学院野球選手科の皆さんはそれこそ正月休みもそこそこに、練習を開始、いわゆる春休みや夏休みには、宮崎県や高知県に合宿に出かけます。そして現地で練習とオープン戦の繰り返し。「スポーツ専門学校」たる所以でしょうか。









まだ寒いこの時期は、主要大会の終わったシーズンオフにやってきた練習の成果を試す時期、かと思われます。試合結果云々よりも、この約2か月、やって来た事がどの段階まで高められているか。それを確かめるにはやはり、プロ野球みたいなチーム内の紅白戦よりも、対外試合でしょうね。


そして相対するは、昨年度から活動開始した、JFFシステムズ硬式野球部。



2007年設立、本社は大阪府堺市西区浜寺南町。事業内容は「居酒屋 鳥貴族」その他いくつかの飲食店のフランチャイズ会社。2015年にはオリジナルブランドのお店も立ち上げられています。



硬式野球部の創部は2017年。登録上はクラブチームとなっていますが、ほぼ毎日、みなとさかいグリーンひろばや、富田林市立総合スポーツ公園で、飲食業界のチームらしく、午前中だいたい3時間程度の練習を重ねておられます。午後からはおそらくお仕事なんでしょうね。



兵庫県野球連盟に加入して最初の公式戦は、昨年の第50回姫路市長杯争奪社会人野球大会。一回戦は全播磨硬式野球団を降したり、準決勝では新日鐵住金広畑相手に0対3の試合をやったり。その後も第4回JABA近畿クラブ会長杯に兵庫県代表として出場したりと、一年目とは思えぬ戦績。



クラブチームゆえ、公式戦はなかなか観る事は出来ぬかも知れませんが、こうやって平日にオープン戦を予定されてる、と言う事は、ゆくゆくは企業登録チームへの変更もあったりするんでしょうか。この辺は、会社のバックアップ体制等もあるとは思いますが、この先楽しみにしたいと思います。
スターティングオーダー
先攻:JFFシステムズ
1(中)高橋倫平 (大阪学院大学)
2(左)渡邊了悟 (日本ウェルネス大学)
3(右)前田拓也 (大阪学院大学)
4(二)阪川太志 (青森大学)
5(遊)大川雄也 (金沢学院大学)
6(一)三浦圭介 (ノースアジア大学)
7(捕)勧野甲英 (尽誠学園高校)
8(三)寺内大輔 (柳川高校)
9(指)松島達也 (新川高校)
投:鹿谷 颯 (日高中津分校)
後攻:関メディベースボール学院
1(遊)奥野夢叶 (立正大学付属淞南高校)
2(右)有田諒嘉 (香川西高校)
3(中)二神友哉 (三重海星高校)
4(三)大橋竜誠 (東洋大学付属姫路高校)
5(一)山本航介 (高野山高校)
6(左)山本海翔 (松陰高校)
7(二)宮下大生 (相生学園高校)
8(捕)小林旺晟 (松蔭高校)
9(指)舟岡建人 (松蔭高校)








投:石田尚也 (香芝高校)
打撃成績
1回表




高橋 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




渡邊 0-2から3球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト
前田 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット




阪川 3-1から5球目を選んでフォアボール




大川 0-1から2球目を打ってサードゴロホームフォースアウト




三浦 フルカウントから6球目を選んで押し出しフォアボール
関メディ0―1JFF




勧野 フルカウントから6球目を選んで押し出しフォアボール
関メディ0―2JFF




寺内 3-1から5球目を選んで押し出しフォアボール
関メディ0―3JFF




松島 フルカウントから6球目を見逃し三振


試合中は明るく楽しく、イニング間は厳しく。
1回裏








奥野 1-0から2球目を打ってサードゴロ




有田 0-1から2球目を打ってセカンドフライ




二神 3-1から5球目を打ってピッチャーゴロ
2回表




高橋 3-1から5球目を選んでフォアボール
渡邊 3-1から5球目を選んでフォアボール




前田 1-0から2球目を打ってライトフライ




セカンドランナー高橋はサードへ




阪川 初球を打ってショートフライ




次打者大川の初球(ストライク)にファーストランナー渡邊セカンド盗塁成功




大川 0-2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット




関メディ0―5JFF




次打者三浦の2球目(ストライク)にファーストランナー大川セカンド盗塁成功
三浦 2-2から5球目を打ってショート内野安打
勧野 初球を打ってレフト前タイムリーヒット
関メディ0―6JFF
寺内 0-2から3球目を打ってショートゴロ
2回裏




大橋 0-2から3球目を打ってライトフライ




山本航 初球を打ってライトフライ




山本海 初球を打ってショートフライ
3回表




松島 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット




高橋 1-2から4球目を空振り三振




渡邊 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
しかしファーストランナー松島サードタッチアウト








次打者前田の初球(ボール)にファーストランナー渡邊セカンド盗塁失敗
3回裏








宮下 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット




小林 0-1から2球目を打ってレフト線ツーベースヒット




舟岡 0-2から3球目を空振り三振




奥野 3-1から5球目を打ってサード内野安打




有田 初球を打ってセンターフライ




二神 2-2から5球目を打ってライト線タイムリースリーベースヒット






関メディ3―6JFF




大橋 3-1から5球目を選んでフォアボール








山本航 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
4回表




前田 0-1から2球目を打ってライトオーバーソロホームラン
関メディ3―7JFF




阪川 3-1から5球目を打ってセンターフライ




大川 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット




三浦 2-0から3球目を打ってピッチャーゴロ ファーストランナー大川はセカンドへ




勧野 0-1から2球目を打ってサードゴロ
4回裏
JFFシステムズ選手交代








ピッチャー鹿谷に代えて阪田一志(藤井寺工業高校)








山本海 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ




宮下 初球を打ってレフト前ヒット







小林 2-0から3球目を打ってレフト前ヒットファーストランナー宮下はサードへ




舟岡の代打吉岡哲平(相生学園高校) 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ捕球エラー




奥野 フルカウントから8球目を打ってショートゴロタイムリー送球エラー


関メディ5―7JFF








有田 初球を打ってショートゴロダブルプレイ
5回表








寺内 初球を打ってセンターフライ
松島 初球を打ってショート内野安打
高橋 0-1から2球目を打ってセンターフライ








次打者渡邊の初球(ボール)にファーストランナー松島セカンド盗塁失敗
5回裏
二神 初球を打ってセカンドゴロ
大橋 1-2から4球目を空振り三振
山本航 2-2から5球目を空振り三振
6回表
渡邊 初球を打ってピッチャーゴロ




前田 2-1から4球目を打ってセンターフライ
阪川 2-2から8球目を空振り三振
6回裏




山本海 3-1から5球目を打ってレフトオーバーソロホームラン



関メディ6―7JFF




宮下 0-1から2球目を打ってライトフライ
小林 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
次打者福井の2球目(空振り)にファーストランナー小林セカンド盗塁成功








吉岡の代打福井優真(育英高校) 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット
代走に高橋昂輝(香川西高校)




奥野 0-1から2球目を打ってショートゴロダブルプレイ
7回表
関メディベースボール学院選手交代








ピッチャー石田に代えて早川一輝(西原高校)








大川 0-1から2球目を打ってセンターフライ




三浦 1-2から4球目を打ってファーストゴロ








勧野 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ
7回裏
JFFシステムズ選手交代








ピッチャー阪田に代えて鎌田純平(千葉黎明高校)




有田 1-2から4球目を打ってセンターフライ




二神 0-2から4球目を打ってセンター前ヒット
次打者大橋の2球目前にファーストランナー二神が牽制球で挟まれタッチアウト








大橋 2-2から5球目を打ってサードゴロ
8回表
関メディベースボール学院選手交代








ピッチャー早川に代えて足立湧哉(松蔭高校)








寺内 1-0から2球目を打ってライト前ヒット








次打者松島の初球(ストライク)にファーストランナー寺内セカンド盗塁失敗




松島 1-2から4球目が送りバントファウルで結果三振




高橋 2-1から4球目を打ってショート内野安打








渡邊 初球を打ってピッチャーゴロ サードランナー挟まれタッチアウト








前田 2-0から3球目を打ってファーストゴロ
8回裏




山本航 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ








山本海 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
宮下 1-2から4球目を打ってライトフライ
9回表
関メディベースボール学院選手交代








ピッチャー足立に代えて生田雄也(松蔭高校)




阪川 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット




大川 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
次打者三浦の初球前にセカンドランナー阪川牽制タッチアウト




三浦 2-1から4球目をピッチャー前送りバント
勧野 初球を打ってファーストゴロ
9回裏
小林 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




高橋の代打片岡滉輔(初芝橋本高校) 初球をピッチャー前送りバント




奥野 フルカウントから7球目を打ってショート内野安打




次打者有田の3球目前にサードランナー小林、キャッチャーからの牽制球でタッチアウト




有田 1-2から4球目を空振り三振


JFFシステムズ
330 100 000 7
003 201 000 6
関メディベースボール学院
試合は、かなり大味なモノになってしまいましたが、この時期は結果も大事ですが、中身も重要。プロ野球の春季キャンプでは、よく紅白戦が組まれますが、個人的にはあまり効果はない、と考えます。打った選手は順調とされ、打たれた投手は調整不足とされる。あまり意味ないですよね。


もっとも、人数が限られている社会人野球。紅白戦よりもオープン戦が頻繁に行われるのは自然かも知れません。特にJFFシステムズ硬式野球部。この試合でも、おそらく仕事の都合等もあるんでしょう。ベンチ入りはパッと見13人くらいだったでしょうか。ピッチャー以外の選手交代はなし。
それでも、オープン戦をやってもらえるのであればどんどんやりたい。JFFシステムズさんはそう言う方針だそうです。クラブチーム登録とは言うものの、会社のバックアップがないとなかなか出来ない事。この辺りは何となくですが、マツゲン箕島(旧・和歌山箕島球友会)に似てるかな。


聞くところ、昨年からメンバーがかなり変わったとか。やはり業種が業種なだけに、仕事と野球の両立は大変かと思いますが、今後の活躍と発展に期待。いずれは企業チーム登録になるのかな。


かたや関メディベースボール学院野球選手科。背番号のない、真っ白のユニフォームの選手が何人か出場しましたが、皆2019年度の新入生。今年は22人いますし、まだ合流していない選手もいますが、こうやってまだ春浅い時期から試合出場の機会があるのは大変良い事と考えます。


1月の練習見学の際に、2019年度のメンバー表をいただきました。井戸監督ご自慢の選手、また「おお!」と目を引く選手もいます。高卒だけでなく、高校を中退してまで身を投じた選手もおり、究極の「伸び盛り」のチーム。選手を輩出するだけでない活躍、を期待したいと思います。
ありがとうございました。
2019.02.14 / Top↑
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