プロ野球の自主トレーニングも最終盤を迎えた先日1月28日、西宮市は鳴尾浜にある「鳴尾浜臨海公園野球場」に、関メディベースボール学院野球選手科の練習を見学に行ってまいりました。
普段、阪神鳴尾浜球場に行く際には「避けて通れぬ道」ですが、そしてウエスタンリーグ公式戦に突入すると、早朝からタイガースの投手陣がウォーミングアップを行っている場所ですが、これまでじっくり見た事がない、それどころかろくすっぽ中に入った事がない野球場、でした。春と夏の甲子園大会では、出場校の選手がここで一度練習を行ってから甲子園入りすることでも知られた球場です。
関メディベースボール学院野球選手科の本拠地球場は、阪神本線今津駅近くにある「津門中央公園野球場」ですが、昨年の台風の影響により、大規模な改修工事の真っ最中。現在はここ鳴尾浜臨海公園野球場や、舞洲ベースボールスタジアムなどを使用されています。

おはようございます南海高野線初芝駅。練習開始は9時、と伺っておりましたが、当然のように寝坊。

朝ラッシュもひと段落ついた南海高野線難波駅。なんば」と名の付く駅は、周辺に幾つかありますが、正真正銘、漢字表記での「難波駅」は南海電鉄だけ。

大阪難波駅からは阪神なんば線。西九条駅が終点だった、阪神西大阪線が地下に潜って近鉄難波駅に延長され「阪神なんば線」となって今年で十周年。車体長から車両の扉数から、優先座席の配置まで、何もかもが共通化されぬままの、かなり特殊な相互乗り入れもすっかり板に付きました。

尼崎駅で普通電車に乗り換えて武庫川駅到着。いつしか乗り換え通路の天井には、武庫川線電車の発車時刻が表示されるようになっています。尼崎駅から着て「ムコウガワ」は西宮市です。


乗り換え改札と武庫川線ホーム。向かって右側のホームは全く使われません。武庫川団地前駅との間を往復しているのは、専用車両として残された「赤胴車」。速度を出す必要がないので、最高速度45km/hに押さえられています。そしていつ乗ってもピカピカ。手入れが行き届いています。

1.7kmの距離をのんびりと5分かけて、武庫川団地前駅到着。残りわずか8両となった赤胴車。しかも一部の車両は、これまた数少なくなった片開き扉。叶わないかも知れませんが、全車引退の際にはリミッターを解除して、もう一度本線を全力疾走する姿をみたいものです。

武庫川団地を右に見ながら、駅左側の交差点を右折。後はひたすら直進します。食糧は、武庫川団地前駅横の、朝7時から開店してるマックスバリュ、もしくはローソンにて購入がよろしいかと。

突き当たりが「鳴尾浜臨海公園北地区」の入り口になっています。本来の鳴尾浜臨海公園は、阪神鳴尾浜球場のもっと南になります。左は歩行者用の、右は自転車用の出入口となっています。



ここは元来西宮市が「市民の森」として整備した所。現在ではスポーツエリアとなり、野球場の他、(鳴尾浜臨海)テニスコートもあり、それらを取り囲むように「白球の森」と言うのがあり、第65回全国高等学校野球選手権大会に出場した49の代表校の名前が添えられた記念植樹があります。

その中に、目指す鳴尾浜臨海公園野球場があります。完成は昭和55年(1980年)と、阪神鳴尾浜球場よりも先。故に建物自体もやや古め。

球場の建物は、鳴尾浜臨海公園の管理事務所を兼ねていますが、内部は何となく「応接室」は、病院の待合室のような雰囲気。「禁煙席」とありますが、何か意味があるのでしょうか。

三塁側と一塁側。一塁側に自動販売機が多めなのは、テニスコートに配慮してのものか。

その自動販売機の脇から入ってみます。メインスタンドの下に当たる部分にトイレがあります。一塁側は女性用、三塁側が男性用となっています。

今回は「練習」なのでメインスタンドは解放されてませんでしたが、どうやらベンチシートになっているようです。ざっと見、500人は収容出来るでしょうか。また、一塁側・三塁側のベンチ脇にも、僅かではありますが観戦スペースがあります。そのすぐ後ろには防球ネットがあります。

スコアボードとバックスクリーン。スコアボードはややライトよりに設置されています。ランニングスコア部分はLEDだそうですが、メンバー表示はパネル式の模様。ボールカウントはBSOです。

両翼91メートル、中堅120メートル。サイズとしては若干狭いかな、程度。春季・秋季の「兵庫県高校野球大会に使用される球場としてはコレくらいで十分なのかも知れません。


ベンチの様子。全景は三塁側。内部画像は一塁側。手前にフェンスがありますが、カメラを構えるには最適の高さでした。関メディベースボール学院・井戸伸年監督の御厚意により、練習の大半をここで見学させて頂く事が出来ました。この場を借りて再度御礼申し上げます。ありがとうございました。

内野は土、外野は天然芝。ここの球場も、阪神鳴尾浜球場同様、あの阪神園芸さんが管理されているとあって、つまりは阪神甲子園球場と同じ土。一塁側ベンチに入らせてもらうのに、少しだけグラウンドを通らせてもらいましたが、とても土(と言うか砂)の上を歩いているとは思えないような感触。練り上げられた匠の技を感じる柔らかさでした。

そして、ここ鳴尾浜臨海公園野球場には、阪神鳴尾浜球場にはない「照明塔」があります。内外野合計4基。3月から11月は21時まで使用可能なので、それなりの明るさがあるのかも知れません。

兵庫県下には、阪神甲子園球場をはじめ、大阪湾岸各都市に大なり小なり野球場があります。そしてどの球場でも、こうやって汗を流している選手の皆さんが、レベルや年齢関係なくおられます。

そして、プロ野球・阪神タイガースだけでなく、兵庫県は高校野球、大学野球、社会人野球と、全国的に見てもどのチームも本当にハイレベルな所です。そして、こう言った団地の中や、街中に野球場があるからこそ、その素地・下地が根付いているもの、と思っております。
普段、阪神鳴尾浜球場に行く際には「避けて通れぬ道」ですが、そしてウエスタンリーグ公式戦に突入すると、早朝からタイガースの投手陣がウォーミングアップを行っている場所ですが、これまでじっくり見た事がない、それどころかろくすっぽ中に入った事がない野球場、でした。春と夏の甲子園大会では、出場校の選手がここで一度練習を行ってから甲子園入りすることでも知られた球場です。
関メディベースボール学院野球選手科の本拠地球場は、阪神本線今津駅近くにある「津門中央公園野球場」ですが、昨年の台風の影響により、大規模な改修工事の真っ最中。現在はここ鳴尾浜臨海公園野球場や、舞洲ベースボールスタジアムなどを使用されています。


おはようございます南海高野線初芝駅。練習開始は9時、と伺っておりましたが、当然のように寝坊。


朝ラッシュもひと段落ついた南海高野線難波駅。なんば」と名の付く駅は、周辺に幾つかありますが、正真正銘、漢字表記での「難波駅」は南海電鉄だけ。


大阪難波駅からは阪神なんば線。西九条駅が終点だった、阪神西大阪線が地下に潜って近鉄難波駅に延長され「阪神なんば線」となって今年で十周年。車体長から車両の扉数から、優先座席の配置まで、何もかもが共通化されぬままの、かなり特殊な相互乗り入れもすっかり板に付きました。


尼崎駅で普通電車に乗り換えて武庫川駅到着。いつしか乗り換え通路の天井には、武庫川線電車の発車時刻が表示されるようになっています。尼崎駅から着て「ムコウガワ」は西宮市です。



乗り換え改札と武庫川線ホーム。向かって右側のホームは全く使われません。武庫川団地前駅との間を往復しているのは、専用車両として残された「赤胴車」。速度を出す必要がないので、最高速度45km/hに押さえられています。そしていつ乗ってもピカピカ。手入れが行き届いています。


1.7kmの距離をのんびりと5分かけて、武庫川団地前駅到着。残りわずか8両となった赤胴車。しかも一部の車両は、これまた数少なくなった片開き扉。叶わないかも知れませんが、全車引退の際にはリミッターを解除して、もう一度本線を全力疾走する姿をみたいものです。


武庫川団地を右に見ながら、駅左側の交差点を右折。後はひたすら直進します。食糧は、武庫川団地前駅横の、朝7時から開店してるマックスバリュ、もしくはローソンにて購入がよろしいかと。


突き当たりが「鳴尾浜臨海公園北地区」の入り口になっています。本来の鳴尾浜臨海公園は、阪神鳴尾浜球場のもっと南になります。左は歩行者用の、右は自転車用の出入口となっています。





ここは元来西宮市が「市民の森」として整備した所。現在ではスポーツエリアとなり、野球場の他、(鳴尾浜臨海)テニスコートもあり、それらを取り囲むように「白球の森」と言うのがあり、第65回全国高等学校野球選手権大会に出場した49の代表校の名前が添えられた記念植樹があります。


その中に、目指す鳴尾浜臨海公園野球場があります。完成は昭和55年(1980年)と、阪神鳴尾浜球場よりも先。故に建物自体もやや古め。


球場の建物は、鳴尾浜臨海公園の管理事務所を兼ねていますが、内部は何となく「応接室」は、病院の待合室のような雰囲気。「禁煙席」とありますが、何か意味があるのでしょうか。


三塁側と一塁側。一塁側に自動販売機が多めなのは、テニスコートに配慮してのものか。


その自動販売機の脇から入ってみます。メインスタンドの下に当たる部分にトイレがあります。一塁側は女性用、三塁側が男性用となっています。


今回は「練習」なのでメインスタンドは解放されてませんでしたが、どうやらベンチシートになっているようです。ざっと見、500人は収容出来るでしょうか。また、一塁側・三塁側のベンチ脇にも、僅かではありますが観戦スペースがあります。そのすぐ後ろには防球ネットがあります。


スコアボードとバックスクリーン。スコアボードはややライトよりに設置されています。ランニングスコア部分はLEDだそうですが、メンバー表示はパネル式の模様。ボールカウントはBSOです。


両翼91メートル、中堅120メートル。サイズとしては若干狭いかな、程度。春季・秋季の「兵庫県高校野球大会に使用される球場としてはコレくらいで十分なのかも知れません。




ベンチの様子。全景は三塁側。内部画像は一塁側。手前にフェンスがありますが、カメラを構えるには最適の高さでした。関メディベースボール学院・井戸伸年監督の御厚意により、練習の大半をここで見学させて頂く事が出来ました。この場を借りて再度御礼申し上げます。ありがとうございました。


内野は土、外野は天然芝。ここの球場も、阪神鳴尾浜球場同様、あの阪神園芸さんが管理されているとあって、つまりは阪神甲子園球場と同じ土。一塁側ベンチに入らせてもらうのに、少しだけグラウンドを通らせてもらいましたが、とても土(と言うか砂)の上を歩いているとは思えないような感触。練り上げられた匠の技を感じる柔らかさでした。


そして、ここ鳴尾浜臨海公園野球場には、阪神鳴尾浜球場にはない「照明塔」があります。内外野合計4基。3月から11月は21時まで使用可能なので、それなりの明るさがあるのかも知れません。




兵庫県下には、阪神甲子園球場をはじめ、大阪湾岸各都市に大なり小なり野球場があります。そしてどの球場でも、こうやって汗を流している選手の皆さんが、レベルや年齢関係なくおられます。




そして、プロ野球・阪神タイガースだけでなく、兵庫県は高校野球、大学野球、社会人野球と、全国的に見てもどのチームも本当にハイレベルな所です。そして、こう言った団地の中や、街中に野球場があるからこそ、その素地・下地が根付いているもの、と思っております。
2019.01.30 / Top↑
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