

ようやく11月に突入し、吹く風も冷たくなって来ました。プロ野球の日本選手権シリーズ(つまりは日本シリーズ)も大詰めを迎え、野球シーズンもそろそろ終わりに近付きつつあります。


そして11月1日からは、京セラドーム大阪で、今年の社会人野球の総決算、単独チームでの日本一を決する、第44回社会人野球日本選手権が開幕。何となく「年の終わり」を感じずにおれません。


今大会は、中国地区第一代表がJFE西日本、第二代表が三菱重工広島と、都市対抗野球大会とは全く違う顔ぶれになりましたが、これもまた各チームが切磋琢磨し、しのぎを削りあった結果。個人的に応援してる選手、またチーム色々ありますが反面、こうでないと面白くない、とも考えております。


そして大会三日目を迎えた11月3日の第一試合は、その三菱重工広島と、関東地区第五代表、3大会連続8回目出場の新日鐵住金鹿島。勝てば二回戦、7日水曜日第二試合でまた観る事が出来ます。


三菱重工広島の選手の皆様おはようございます。









都市対抗野球大会は、中国地区予選前に躓いてしまいましたが、その分の「熱」が9月に爆発、したんだと思います。二度負けたら終わりの中国地区最終予選。よくぞここまで帰ってきてくれました。









三菱重工広島の話題と言えば、先のドラフト会議で、杉山一樹投手(3年目/駿河総合高校)が、福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた事。1位競合の抽選が今年もありましたが、某チームからは「外した場合は」とか言う話があったそうですが、今となっては「まぁいいや」的な話。









入社後、4度あった自チームでの全国の舞台では一度も登板がなく、僅かに今年、JR西日本の補強選手で出場した都市対抗野球大会で、1イニングのみの投球しかありません。それでも指名をしたホークスはすごいなぁ、とも。いっその事今大会でひとつ大きな冠を付けて、胸を張って福岡へ巣立って頂ければ、と思います。


かたや、関東地区第五代表、3大会連続8回目出場の新日鐵住金鹿島。



今年になって、2019年度より「社名の変更」がなされる話が出ました。新日鐵住金広畑「イーグレッツ」とともに「ブルーウインズ」の愛称が付いていますが、これだけは残して欲しいな、とも。



企業名「新日鐵住金」として参加する最後の大会。ここはひとつ、広畑さんとの優勝決定戦を実現したいところ、だとは思いますが、優勝決定戦までは、どこのチームもそうですが、短いようで、4連勝が絶対条件の厳しく長い道のり。鉄鋼系の「ガチンコ勝負」での幕開けとなります。
スターティングオーダー
先攻:新日鐵住金鹿島ブルーウィンズ
1(中)藤本雄也 (都城商業高校~國學院大学)
2(一)福盛陽平 (九州学院高校~徳山大学)
3(左)堀越 匠 (浦和学院高校~東洋大学)
4(右)高畠裕平 (未来学園高校~関メディベースボール学院~日本体育大学)
5(二)林 悠平 (桐生第一高校~東洋大学)
6(指)島田直人 (帝京高校~日本体育大学)
7(遊)佐藤竜一郎(作新学院高校~法政大学)
8(捕)片葺翔太 (関西大学付属北陽高校~八戸大学)
9(三)渡部和博 (倉敷工業高校~明治大学)








投:大貫晋一 (桐陽高校~日本体育大学)
後攻:三菱重工広島
1(遊)田中友博 (享栄高校~愛知学院大学)
2(指)市原一樹 (松商学園高校~専修大学)
3(左)汐月祐太郎(熊本高校~筑波大学)
4(一)國本剛志 (近畿大学付属福山高校~近畿大学)
5(中)青木拓己 (関西大学付属北陽高校~関西大学)
6(二)松永弘樹 (広陵高校~早稲田大学)
7(右)実政太一 (如水館高校)
8(三)渕上大地 (球磨工業高校~日本福祉大学)
9(捕)佐々木駿 (桐光学園高校~國學院大学)








投:本間大暉 (埼玉栄高校~専修大学)
審判員




球審:西本和博 一塁:加来和彦 二塁:武田光治 三塁:丸池満
打撃成績
1回表
藤本 初球を打ってセカンドライナー




福盛 2-2から5球目を打ってライトフライ




堀越 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
1回裏




田中 1-2から4球目を空振り三振




市原 2-2から5球目を空振り三振




汐月 1-2から4球目を打ってショートフライ
2回表
高畠 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット




林 初球をファースト前送りバント




島田 2-2から5球目を打ってセカンドフライ
セカンドランナー高畠タッチアップでサードへ




佐藤 1-0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット




三菱重工広島0-1新日鐵住金鹿島




片葺 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




渡部 初球を打ってライト前ヒット




しかしセカンドランナー佐藤ホームタッチアウト
2回裏




國本 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ




青木 1-2から4球目を空振り三振




松永 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
3回表
藤本 2-2から6球目を打って左中間へヒット




福盛 2-2から6球目を打ってレフト前ヒット




堀越 初球をピッチャー前送りバント サード送球も捕球エラーセカンドランナーホームイン




三菱重工広島0-2新日鐵住金鹿島




高畠 3-1から5球目を打ってセンターフライ セカンドランナー藤本はサードへ




林 0-2から3球目を見逃し三振
※画像は、2球目のファウルボールを追って鹿島ブルーウィンズベンチに突入した佐々木捕手。このファイトに鹿島ブルーウィンズの選手からも拍手。




島田 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ




3回裏




実政 1-2から4球目を打って右中間へスリーベースヒット




渕上 0-1から2球目を打って打球はサードへ
サードランナー実政が飛び出してタッチアウト バッターランナー渕上もファーストでアウト




佐々木 2-1から4球目を打ってライトフライ
4回表
三菱重工広島選手交代








ピッチャー本間に代えて鮫島優樹(神村学園高等部~MSH医療専門学校)




佐藤 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
片葺 1-2から4球目を空振り三振




渡部 1-2から4球目がデッドボール




藤本 フルカウントから7球目を打ってファーストファウルフライ
4回裏
田中 1-2から4球目を空振り三振




市原 1-1から3球目を打ってセーフティバントを試みるもサードフライ




汐月 1-0から2球目を打ってサードファウルフライ
5回表




福盛 0-1から2球目を打ってライトフライ




堀越 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ








高畠 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
5回裏




國本 0-2から3球目を空振り三振
青木 1-2から4球目を見逃し三振








松永 2-2から6球目を打ってライト前ヒット
実政 2-2から6球目を空振り三振
6回表
林 初球を打ってセンターフライ
島田 0-2から3球目を空振り三振








佐藤 1-1から3球目を打ってショートフライ




6回裏




渕上 0-2から3球目を打ってサード強襲内野安打
次打者佐々木の初球にワイルドピッチ
佐々木 1-2から4球目を空振り三振




田中 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット








市原 初球をファースト前スクイズ成功
三菱重工広島1-2新日鐵住金鹿島
汐月 2-2から6球目を打ってレフトフライ
7回表




片葺 1-1から3球目を打ってレフトフライ
渡部 1-1から3球目を打ってライトフライ




藤本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
福盛 初球を打ってライトフライ




7回裏




國本 2-2から5球目を打ってレフトフライ
青木 3-1から5球目を打ってレフトフライ




松永 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
8回表
堀越 初球を打ってキャッチャーファウルフライ




高畠 0-2から3球目を空振り三振
林 1-2から6球目を空振り三振
8回裏




実政 3-1から5球目を選んでフォアボール




渕上 0-2から3球目を打ってショートゴロ ファーストランナー実政はセカンドへ




佐々木の代打松原匡志(天理高校~同志社大学) 初球を打ってライト前ヒット




田中 フルカウントから6球目を空振り三振




さらにサードランナー実政が飛び出して三本間でタッチアウト
9回表
三菱重工広島選手交代
代打松原に代えてキャッチャー山崎善隆(昭和第一学園高校~中京学院大学)












ピッチャー鮫島に代えて杉山一樹(駿河総合高校)




島田の代打江藤諒(聖望学園高校~八戸大学) 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ




佐藤 2-0から3球目を打ってセンターフライ
片葺 2-2から5球目を見逃し三振
9回裏




市原 2-2から5球目を打ってレフトフライ
汐月 フルカウントから6球目を空振り三振




國本 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット




代走に南亮介(中京高校~中京学院大学)




青木 フルカウントから7球目を打ってショート内野安打




松永 1-2から4球目を空振り三振
新日鐵住金鹿島ブルーウィンズ
011 000 000 2
000 001 000 1
三菱重工広島

試合内容はほぼ互角。序盤こそ三者凡退が続きましたが、むしろヒットの本数に限っては、三菱重工広島の方が多く、攻めに攻めていたとは思います。しかしながら、再三の走塁ミスが痛かった。


都市対抗野球大会を辞退して、不退転の決意、並々ならぬ意欲、そして名誉挽回の意味合いも含めて挑んだであろう、今回の日本選手権。どことなく、気合いの空回りを感じました。それが、実績のあるベテラン選手に相次いで「しまった」のが致命傷になってしまったような気もします。




ただあの件で、年内は活動休止かも、とも考えました。けど、三菱重工広島硬式野球部は、11月早々に終わりましたが、自らの手で「秋への道」を拓き、京セラドーム大阪へやって来ました。野球シーズンはもう終わりかけですが、この敗戦は、三菱重工広島の2019年への第一歩、と思ってます。


そして、三菱重工広島の最後のマウンドには、今年のドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークスから二位指名を受けた、杉山一樹投手が上りました。たった1イニングではありますが、社会人野球での最後のマウンドとなりましたが。ストレートもMax153km/hを叩き出しました。


折しもこの日、ホークスは2年連続9度目の日本シリーズ制覇を達成しました。両者にとって(方や、やや不本意ですが)節目の一日になりました。来年以降の飛躍を祈らずにはおれません。


そして、三菱重工広島硬式野球部の、2018年は幕を閉じました。また来年、皆さんの元気な姿を拝見出来ればと思っております。本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました!
2018.11.04 / Top↑
| Home |