スポーツの秋となった10月。第43回全日本クラブ野球選手権大会も滞りなく終了し、第44回社会人野球日本選手権出場チームもすべて出揃ったこの時期。しばらくJABAの大きい大会はありませんが、地区連盟主催では、日本選手権出場とは関係ない、幾つかの大会が執り行われています。
その中のひとつ、JABA高砂大会を観戦に行ってきました。
正式名称は「JABA高砂市長杯争奪大会」2004年以降はクラブチームのみの参加となっていますが、それまでは大阪ガスや松下電器(現:パナソニック)などの企業チームも参加していた大会。
44回目と言う事で、社会人野球日本選手権とほぼ同じ歴史を誇る大会。試合会場は、兵庫県高砂市にある高砂市野球場と、新日鐵住金広畑球場の2つ。この2会場で、参加12チームが4グループに分かれて二日間予選リーグを行い、最終日に高砂市野球場での優勝決定トーナメントに臨みます。
大会の特徴としては、予選リーグは7イニング、優勝決定トーナメントは9イニング、と言うところ。昨年も予選リーグは観戦しましたが、通常の試合よりもかなり白熱したものになります。
今大会の中国地区からの参加チームは、山口防府ベースボールクラブと広島鯉城クラブ。残念ながら予選リーグ(翌7日)は休暇が取れなかったので、6日土曜日の予選Bグループ、全播磨硬式野球団、OBC高島、徳島野球倶楽部の「巴戦」を観戦しに、新日鐵住金広畑球場へ行きました。

おはようございます新日鐵住金広畑球場。コンクリート打ちっぱなしの、急勾配のスタンドですが、フェンスも低く、何かと撮影しやすい球場。なぜか今年は縁がなく、これが今年2度目の訪問。往路上、えらい雨に会いましたが、幸いにも広畑球場周辺は降っていなかったです。

まずは一塁側・全播磨硬式野球団。


クラブチームの公式戦ってのは、土曜日・日曜日・休日に開催される事が多いので、こうやって無理矢理にでも休暇を取らぬ限り、なかなか観戦出来ません。そんな中での今年度観戦二試合目。


大会がクラブチームのみの参加になって以降、2004年に初優勝。それ以来、準優勝3回(2005年、2011年、2012年)。兵庫県のクラブチームではトップクラスではないでしょうか。

かたやOBC高島。


2009年の全日本クラブ野球選手権大会でのベスト4以降、全国大会には未出場。その間には運営経費をめぐるトラブルに端を発した分裂騒動などもあり、すっかり鳴りを潜めた形にはなってます。


高砂大会では2008年の第34回大会で優勝。監督には、昨年から元阪神タイガースの野原祐也氏が就任されてます。元NPB選手のクラブチーム監督と言えば、近畿地区では、大和高田クラブの佐々木恭介氏が有名ですが、OBC高島を再興、再び表舞台に立たせる事が出来るかどうか。
スターティングオーダー
先攻:OBC高島
1(二)松下竜也 (奈良大学付属高校~佛教大学)
2(遊)森 一馬 (大阪商業大学付属高校~鈴鹿大学)
3(中)佐竹誠人 (京都成章高校~京都産業大学)
4(一)松浪 遼 (東大阪大学付属柏原高校)
5(捕)橋本辰太郎(木津高校~びわこ成蹊スポーツ大学)
6(三)岡 龍星 (横浜隼人高校)
7(指)森田拓海 (京都外国語大学付属西高校~甲賀健康医療専門学校)
8(左)吉原晃大 (大阪桐蔭高校~大阪経済大学)
9(右)金安勇治 (京都両洋高校)


投:小田悠斗 (愛知啓成高校~びわこ成蹊スポーツ大学)
後攻:全播磨硬式野球団
1(中)濱川 皓 (育英高校~富士大学/兼任コーチ)
2(指)高木 亮 (神港学園高校~愛知学院大学/兼任監督)
3(三)西川勝敏 (神港学園高校~関西国際大学)
4(一)松田光騎 (明石南高校~神戸学院大学在学中)
5(捕)布内裕斗 (近江高校~成美大学)
6(遊)山本 陸 (三木高校)
7(左)村上大介 (滝川第二高校~龍谷大学)
8(右)山口裕司 (姫路工業高校)
9(二)黒田峻太 (市川高校)


投:鈴木大二郎(西脇工業高校)
審判員

球審:城下 一塁:山部 三塁:三浦
打撃成績
1回表

松下 2-1から4球目を打ってライト前ヒット

森 初球をピッチャー前送りバント

佐竹 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー松下はサードへ

松浪 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
1回裏

濱川 2-1から4球目を打ってサードフライ

高木 1-2から5球目を空振り三振


西川勝 2-2から5球目を打ってファーストゴロ
2回表

橋本 1-2から4球目を見逃し三振

岡 1-1から3球目を打ってサードゴロ

森田 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
次打者吉原の初球(ストライク)にファーストランナー森田セカンド盗塁成功

吉原 2-2から5球目を打ってサードゴロ

2回裏

松田 1-2から4球目を打ってセカンドフライ

布内 1-2から5球目を空振り三振

山本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール

次打者村上の4球目(ボール)にファーストランナー山本セカンド盗塁成功

村上 フルカウントから6球目を空振り三振
3回表

金安 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ


松下 2-2から5球目を打ってサードゴロファースト捕球エラー

森 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット

佐竹 0-2から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット

全播磨硬式野球団0-1OBC高島

松浪 1-2から4球目を見逃し三振

橋本 1-2から5球目を打ってショートゴロ

3回裏

山口 フルカウントから6球目を選んでフォアボール

黒田 0-2から3球目を送りバント失敗三振

濱川 1-1から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
4回表

岡 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

森田 フルカウントから8球目を打ってセンター前ヒット

次打者吉原の3球目(ボール)にファーストランナー森田セカンド盗塁失敗

吉原 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
4回裏

高木 1-2から4球目を空振り三振

西川勝 2-2から5球目を打ってキャッチャーゴロ
松田 1-1から3球目を打ってセンターフライ
5回表

金安 初球を打ってレフト前ヒット

松下 2-0から3球目をピッチャー前送りバント

森 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー金安はサードへ

佐竹 1-1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
全播磨硬式野球団0-2OBC高島
次打者松浪の初球前に牽制悪送球でファーストランナー佐竹は一気にサードへ進塁
松浪 3-1から5球目を選んでフォアボール
橋本 0-1から2球目を打ってレフトフライ
5回裏
布内 2-2から5球目を空振り三振

山本 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット

村上 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ

セカンドからファースト、そしてランナータッチアウト
6回表

岡 1-1から3球目を打ってセンターフライ

森田 1-1から3球目を打ってショートフライ

吉原 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
6回裏

山口 1-0から2球目を打ってサードファウルフライ
黒田 0-2から3球目を見逃し三振

濱川 2-0から3球目を打ってセンターフライ
7回表
金安 初球を打ってセンターフライ

松下 1-1から3球目を打ってキャッチャーゴロ

森 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット

佐竹 0-1から2球目を打ってライト前ヒット

セカンドランナー森はサードへ
松浪 ストレートのフォアボール

橋本 初球を打ってファーストゴロ
7回裏


高木 初球を打ってライト前ヒット
西川勝 2-2から5球目を空振り三振
松田 2-2から5球目を打ってレフトフライ

布内 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット ファーストランナー高木はサードへ

山本 初球を打ってショートゴロ
OBC高島
001 010 0 2
000 000 0 0
全播磨硬式野球団

(バックスクリーンのスコアボードは使われず、一塁側スタンド上のを使用してました)
さすがに、関西地区のクラブチームではトップクラスにあるチーム同士の試合ともなると、7イニングで終了、と言うのは非常にもったいない話。実際この試合も、9イニングやればどんな結末になってたかなぁ、と思わせる最終盤の展開。ただ、これはこれで緊張感はありますが。

全播磨硬式野球団はやっぱり、ダブルプレイ2つが響いたでしょうか。7イニングしかないゆえ、作った(もらった)チャンスは確実にモノにしていかぬ事には、試合はあっという間、時間にすれば2時間もせんうちに終わりますし、1球たりとも気は抜けない。技術よりも集中力の勝負かと感じます。
そしてOBC高島、まず1勝。
その中のひとつ、JABA高砂大会を観戦に行ってきました。
正式名称は「JABA高砂市長杯争奪大会」2004年以降はクラブチームのみの参加となっていますが、それまでは大阪ガスや松下電器(現:パナソニック)などの企業チームも参加していた大会。
44回目と言う事で、社会人野球日本選手権とほぼ同じ歴史を誇る大会。試合会場は、兵庫県高砂市にある高砂市野球場と、新日鐵住金広畑球場の2つ。この2会場で、参加12チームが4グループに分かれて二日間予選リーグを行い、最終日に高砂市野球場での優勝決定トーナメントに臨みます。
大会の特徴としては、予選リーグは7イニング、優勝決定トーナメントは9イニング、と言うところ。昨年も予選リーグは観戦しましたが、通常の試合よりもかなり白熱したものになります。
今大会の中国地区からの参加チームは、山口防府ベースボールクラブと広島鯉城クラブ。残念ながら予選リーグ(翌7日)は休暇が取れなかったので、6日土曜日の予選Bグループ、全播磨硬式野球団、OBC高島、徳島野球倶楽部の「巴戦」を観戦しに、新日鐵住金広畑球場へ行きました。


おはようございます新日鐵住金広畑球場。コンクリート打ちっぱなしの、急勾配のスタンドですが、フェンスも低く、何かと撮影しやすい球場。なぜか今年は縁がなく、これが今年2度目の訪問。往路上、えらい雨に会いましたが、幸いにも広畑球場周辺は降っていなかったです。

まずは一塁側・全播磨硬式野球団。






クラブチームの公式戦ってのは、土曜日・日曜日・休日に開催される事が多いので、こうやって無理矢理にでも休暇を取らぬ限り、なかなか観戦出来ません。そんな中での今年度観戦二試合目。






大会がクラブチームのみの参加になって以降、2004年に初優勝。それ以来、準優勝3回(2005年、2011年、2012年)。兵庫県のクラブチームではトップクラスではないでしょうか。

かたやOBC高島。






2009年の全日本クラブ野球選手権大会でのベスト4以降、全国大会には未出場。その間には運営経費をめぐるトラブルに端を発した分裂騒動などもあり、すっかり鳴りを潜めた形にはなってます。






高砂大会では2008年の第34回大会で優勝。監督には、昨年から元阪神タイガースの野原祐也氏が就任されてます。元NPB選手のクラブチーム監督と言えば、近畿地区では、大和高田クラブの佐々木恭介氏が有名ですが、OBC高島を再興、再び表舞台に立たせる事が出来るかどうか。
スターティングオーダー
先攻:OBC高島
1(二)松下竜也 (奈良大学付属高校~佛教大学)
2(遊)森 一馬 (大阪商業大学付属高校~鈴鹿大学)
3(中)佐竹誠人 (京都成章高校~京都産業大学)
4(一)松浪 遼 (東大阪大学付属柏原高校)
5(捕)橋本辰太郎(木津高校~びわこ成蹊スポーツ大学)
6(三)岡 龍星 (横浜隼人高校)
7(指)森田拓海 (京都外国語大学付属西高校~甲賀健康医療専門学校)
8(左)吉原晃大 (大阪桐蔭高校~大阪経済大学)
9(右)金安勇治 (京都両洋高校)








投:小田悠斗 (愛知啓成高校~びわこ成蹊スポーツ大学)
後攻:全播磨硬式野球団
1(中)濱川 皓 (育英高校~富士大学/兼任コーチ)
2(指)高木 亮 (神港学園高校~愛知学院大学/兼任監督)
3(三)西川勝敏 (神港学園高校~関西国際大学)
4(一)松田光騎 (明石南高校~神戸学院大学在学中)
5(捕)布内裕斗 (近江高校~成美大学)
6(遊)山本 陸 (三木高校)
7(左)村上大介 (滝川第二高校~龍谷大学)
8(右)山口裕司 (姫路工業高校)
9(二)黒田峻太 (市川高校)








投:鈴木大二郎(西脇工業高校)
審判員



球審:城下 一塁:山部 三塁:三浦
打撃成績
1回表




松下 2-1から4球目を打ってライト前ヒット




森 初球をピッチャー前送りバント




佐竹 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー松下はサードへ




松浪 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
1回裏




濱川 2-1から4球目を打ってサードフライ




高木 1-2から5球目を空振り三振








西川勝 2-2から5球目を打ってファーストゴロ
2回表




橋本 1-2から4球目を見逃し三振




岡 1-1から3球目を打ってサードゴロ




森田 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
次打者吉原の初球(ストライク)にファーストランナー森田セカンド盗塁成功




吉原 2-2から5球目を打ってサードゴロ


2回裏




松田 1-2から4球目を打ってセカンドフライ




布内 1-2から5球目を空振り三振




山本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




次打者村上の4球目(ボール)にファーストランナー山本セカンド盗塁成功




村上 フルカウントから6球目を空振り三振
3回表




金安 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ








松下 2-2から5球目を打ってサードゴロファースト捕球エラー




森 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット




佐竹 0-2から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット




全播磨硬式野球団0-1OBC高島




松浪 1-2から4球目を見逃し三振




橋本 1-2から5球目を打ってショートゴロ


3回裏




山口 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




黒田 0-2から3球目を送りバント失敗三振




濱川 1-1から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
4回表




岡 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ




森田 フルカウントから8球目を打ってセンター前ヒット




次打者吉原の3球目(ボール)にファーストランナー森田セカンド盗塁失敗




吉原 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
4回裏




高木 1-2から4球目を空振り三振




西川勝 2-2から5球目を打ってキャッチャーゴロ
松田 1-1から3球目を打ってセンターフライ
5回表




金安 初球を打ってレフト前ヒット




松下 2-0から3球目をピッチャー前送りバント




森 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー金安はサードへ




佐竹 1-1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
全播磨硬式野球団0-2OBC高島
次打者松浪の初球前に牽制悪送球でファーストランナー佐竹は一気にサードへ進塁
松浪 3-1から5球目を選んでフォアボール
橋本 0-1から2球目を打ってレフトフライ
5回裏
布内 2-2から5球目を空振り三振




山本 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット




村上 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ




セカンドからファースト、そしてランナータッチアウト
6回表




岡 1-1から3球目を打ってセンターフライ




森田 1-1から3球目を打ってショートフライ




吉原 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
6回裏




山口 1-0から2球目を打ってサードファウルフライ
黒田 0-2から3球目を見逃し三振




濱川 2-0から3球目を打ってセンターフライ
7回表
金安 初球を打ってセンターフライ




松下 1-1から3球目を打ってキャッチャーゴロ




森 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット




佐竹 0-1から2球目を打ってライト前ヒット




セカンドランナー森はサードへ
松浪 ストレートのフォアボール




橋本 初球を打ってファーストゴロ
7回裏






高木 初球を打ってライト前ヒット
西川勝 2-2から5球目を空振り三振
松田 2-2から5球目を打ってレフトフライ




布内 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット ファーストランナー高木はサードへ




山本 初球を打ってショートゴロ
OBC高島
001 010 0 2
000 000 0 0
全播磨硬式野球団

(バックスクリーンのスコアボードは使われず、一塁側スタンド上のを使用してました)
さすがに、関西地区のクラブチームではトップクラスにあるチーム同士の試合ともなると、7イニングで終了、と言うのは非常にもったいない話。実際この試合も、9イニングやればどんな結末になってたかなぁ、と思わせる最終盤の展開。ただ、これはこれで緊張感はありますが。


全播磨硬式野球団はやっぱり、ダブルプレイ2つが響いたでしょうか。7イニングしかないゆえ、作った(もらった)チャンスは確実にモノにしていかぬ事には、試合はあっという間、時間にすれば2時間もせんうちに終わりますし、1球たりとも気は抜けない。技術よりも集中力の勝負かと感じます。
そしてOBC高島、まず1勝。
2018.10.07 / Top↑
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