ようやく残暑も過ぎ去り、雨こそ続いてはいましたが、ようやく秋らしくなって参りました。
第44回社会人野球日本選手権出場チームもすべて出揃ったこの時期。しばらくJABA主催の大きい大会はありませんが、地区、また都道府県連盟主催では、幾つかの大会が執り行われています。

そのうちのひとつ、第9回京都クラブリーグ戦 兼 第4回JABA近畿クラブ会長杯大会京都府予選の試合を観戦に、京都市は伏見区にある、横大路運動公園野球場に行ってきました。

平日休日問わず行われる都市対抗野球大会都道府県二次予選等、メンバーのなかなか揃わないクラブチームの試合を観て来ただけに、月曜日ながら秋分の日と言う休日。こんな機会はそうそうない。
日本選手権予選が終わって、企業チームは大抵お休み。ほぼ知らないチームばかりですが、皆立派な日本野球連盟登録チーム、そしてまだ歴史は浅いものの、大会への予選。楽しみは尽きません。
で、メインイベントと考えていたのは、この日の第三試合に行われた、DBグラッズ対京都フルカウンツ。参考資料が本当に少ない中、何とか「通常営業」にこぎつける事が出来ました。もっとも、両チームとも、公式サイトや公式フェイスブックやツイッター等があるんですが。

まずは後攻・三塁側DBグラッズ。


京都大学から大阪ガス硬式野球部、そして京都大学硬式野球部~立命館クラブ~鴨沂クラブを経た沢田誠選手が、京都大学野球部OB選手を中心に、2012年3月に立ち上げたクラブチームです。


現状、選手の皆さんは全員京都大学卒業生もしくは在学中。さらには職種も某関西テレビ局のアナウンサーだったりJR西日本の社員さんだったりと様々。この辺りはクラブチームにありがちですが。

相対する京都フルカウンツ。

2000年に発足したチーム。大学在学中の方がいたり甲子園大会常連チーム出身の方がいたり、現役の先生がいたりと、こちらも職業もさまざま。まぁクラブチームってのはそんな感じかと。
ちなみにこの京都クラブリーグ、参加8チームが
Aグループ:DBグラッズ、京都フルカウンツ、京都城陽ファイアーバーズ、宇治ベースボールクラブ、三菱自動車京都ダイヤフェニックス
Bグループ:山城ベースボールクラブ、鴨沂クラブ、京都ジャスティス、東宇治クラブ、東山クラブ
と、2つのグループに分かれており、Aグループ首位チームが、11月下旬に行われる、第4回JABA近畿クラブ会長杯争奪大会に出場。さらにはAグループ5位チームとBグループ1位チームでの入れ替え戦もあるとか。この辺りは、都市対抗野球京都府予選等で何かしらの恩恵があるのかな。

失礼ながら、見かけによらず重要な戦い、かと思われます。
スターティングオーダー
先攻:京都フルカウンツ
1(左)坂根和真
2(指)永井 匠
3(遊)高田康介 (比叡山高校~藍野大学)
4(中)藤岡 遼
5(二)川上広夢 (伊丹北高校)
6(右)小澤啓太 (京都外国語大学付属西高校)
7(三)千々石
8(一)坂根真也
9(捕)橋本圭太 (京都外国語大学付属西高校)


投:河野亮平 (彦根東高校)
※経歴は、残念ながら現状、手元に資料がないのでわかる限り表記しました。
後攻:DBグラッズ
1(遊)中村侑介 (祇園北高校)
2(三)中里 真 (川越高校)
3(二)大背戸淳 (北野高校)
4(右)田中靖矩 (堀川高校)
5(一)平川大地 (三国丘高校)
6(捕)田中壮太郎(奈良高校)
7(中)山内大士 (長田高校)
8(指)北野勝久 (洛星高校)
9(左)宇納直矢 (大垣北高校)


投:三木健太郎(京都教育大学付属高校)
※以下、当然と言えば当然ですがDBグラッズの選手全員、最終学歴は「京都大学」です。
打撃成績
1回表

坂根和 0-1から2球目を打ってライト線ツーベースヒット

永井 1-1から3球目をピッチャー前送りバント

高田 0-1から2球目を打ってセンターへタイムリーツーベースヒット
DBグラッズ0-1京都フルカウンツ

藤岡 0-2から3球目を打ってセカンドフライ

川上 フルカウントから6球目を空振り三振
1回裏

中村 初球を打ってセカンドライナー

中里 2-0から3球目を打ってレフトフライ

大背戸 3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者田中靖の3球目(ボール)にファーストランナー大背戸セカンド盗塁失敗
2回表

小澤 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット

千々石 1-0から2球目をピッチャー前送りバント

坂根真 3-0から4球目がデッドボール

橋本 2-2から8球目を打ってセンター前ヒット

坂根和 3-1から5球目を選んで押し出しフォアボール

DBグラッズ0-2京都フルカウンツ

永井 2-2から5球目を打ってサードゴロホームフォースアウト

しかしキャッチャーがファーストへ悪送球でセカンドランナー坂根真がホームイン

DBグラッズ0-3京都フルカウンツ

高田 初球を打ってセンター前タイムリーヒット

DBグラッズ0-5京都フルカウンツ

藤岡 3-1から5球目を打ってショートフライ
2回裏

田中靖 1-0から2球目を打ってショートゴロ

平川 0-1から2球目を打ってショートゴロ

田中壮 3-1から5球目を打ってレフトフライ
3回表
DBグラッズ選手交代


ピッチャー三木に代えて野瀬正樹(旭丘高校~京都大学)


川上 1-1から3球目を打ってキャッチャーファウルフライ

小澤 2-0から3球目を打ってライト前ヒット

千々石 1-2から4球目を打ってセカンドフライ
坂根真 初球を打ってレフト前ヒット

橋本 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット


DBグラッズ0-6京都フルカウンツ

坂根和 2-2から5球目を打ってサードゴロ捕球エラー

永井 2-2から6球目を打ってサードゴロ
3回裏
山内 初球を打ってサードゴロ捕球エラー
北野 1-0から2球目を打ってファーストゴロダブルプレイ
宇納 1-0から2球目を打ってショートゴロ
4回表
高田 初球を打って左中間へツーベースヒット

藤岡 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット

川上 初球をピッチャー前スクイズ一塁セーフ
DBグラッズ0-7京都フルカウンツ

小沢 2-0から3球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット


DBグラッズ0-9京都フルカウンツ
DBグラッズ選手交代


ピッチャー野瀬に代えて平田哲(大手前高校~京都大学)

千々石 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ


次打者坂根真2球目をスクイズ失敗空振りサードランナー川上ホーム直前タッチアウト
坂根真 0-2から3球目を打ってサードゴロ
4回裏

中村 初球を打ってライトフライ

中里 2-2から6球目を打ってライト前ヒット

大背戸 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ ファーストランナー中里はセカンドへ
次打者田中靖の初球(ストライク)にセカンドランナー中里サード盗塁失敗
5回表

橋本 ストレートのフォアボール

坂根和 3-1から5球目を選んでフォアボール

永井の代打宮下卓也(船橋高校) フルカウントから球目をピッチャー前送りバント

高田 ストレートのフォアボール
DBグラッズ選手交代


ピッチャー平田に代えて沢田誠(寝屋川高校~京都大学~大阪ガス/オーナー兼部長)

藤岡 2-1から4球目を打ってセンターフライ

川上 1-2から4球目を打って右中間へタイムリーツーベースヒット
DBグラッズ0-12京都フルカウンツ
バックホームの間にバッターランナー川上はサードへ

小澤 1-2から4球目がデッドボール

千々石 0-1から2球目を打ってショートゴロ
5回裏
京都フルカウンツ選手交代
キャッチャー橋本に代えて松尾和真(摂南大学在学中)

田中靖 0-2から3球目を打ってショートゴロ

平川 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ

田中壮 初球を打ってサードゴロ捕球エラー

山内 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット

北野 0-1から2球目を打ってショート遊ゴロ捕球エラー

宇納 初球を打ってピッチャーゴロ

京都フルカウンツ
141 33 12
000 00 0
DBグラッズ
※大会規定によりコールドゲーム

とまぁ試合内容としては凄惨なものになってしまいました、が。
試合後の帰路、京阪バスから京阪電車にかけて、偶然ではありますが、京都フルカウンツのとある選手とお話をさせていただく機会がありました。もちろんその選手もバスでお帰り、だったんですが。
なかなか全員で練習出来ない、そして練習場所も、少年野球やボーイズリーグに取られて、週末日中は確保し辛い、また「草野球と間違われやすい」等々、ほぼ全ての環境がある程度整っている企業チームとはまた違う、クラブチームならではの苦労話などを聞かせていただきました。
正直な話、横大路運動公園野球場も(また後日紹介しますが)、けっしてよい球場とは言えません。恵まれぬ環境は、人によってはそれこそ「悪条件」になるかも知れませんが、そんな中でも皆、土ぼこりにまみれてボールを追い、バットを振っています。早朝から練習もされています。
とある強豪高校出身のその選手は「高校時代の野球はやらされていた。けど卒業して、やっぱり野球がやりたいから」京都フルカウンツに入団されたとか。みなどこかで、野球に対する情熱みたいなのを抱えてらっしゃるんだと思います。その延長線上にあるのが、こうしたクラブチームじゃないかな。
DBグラッズの選手の皆さんの中にも、プロ野球ではとっくに監督すらやってるような年齢の現役の選手もおられます。リリーフのマウンドに立った沢田誠投手は今年54歳。他にも試合出場こそなかったものの、またベンチ入りこそされてないものの、40代50代の選手が多数おられます。
そして何よりも皆さん、京都府野球連盟主催のれっきとした公式戦、言わば「真剣勝負」の場であるにもかかわらず、思い切り野球を楽しんでおられる。試合が出来る喜びみたいなのを、一挙手一投足から見て取れました。これって、スポーツ云々関係なく、すごく大事な事じゃないですかね。
「まだ出来るんじゃないか、じゃあとことんまでやってみよう」と思ってるんであれば、どんな形ででも、野球に限らず、スポーツは続けられる。そんな事を、クラブチームの試合で感じました。
第44回社会人野球日本選手権出場チームもすべて出揃ったこの時期。しばらくJABA主催の大きい大会はありませんが、地区、また都道府県連盟主催では、幾つかの大会が執り行われています。


そのうちのひとつ、第9回京都クラブリーグ戦 兼 第4回JABA近畿クラブ会長杯大会京都府予選の試合を観戦に、京都市は伏見区にある、横大路運動公園野球場に行ってきました。


平日休日問わず行われる都市対抗野球大会都道府県二次予選等、メンバーのなかなか揃わないクラブチームの試合を観て来ただけに、月曜日ながら秋分の日と言う休日。こんな機会はそうそうない。
日本選手権予選が終わって、企業チームは大抵お休み。ほぼ知らないチームばかりですが、皆立派な日本野球連盟登録チーム、そしてまだ歴史は浅いものの、大会への予選。楽しみは尽きません。
で、メインイベントと考えていたのは、この日の第三試合に行われた、DBグラッズ対京都フルカウンツ。参考資料が本当に少ない中、何とか「通常営業」にこぎつける事が出来ました。もっとも、両チームとも、公式サイトや公式フェイスブックやツイッター等があるんですが。


まずは後攻・三塁側DBグラッズ。






京都大学から大阪ガス硬式野球部、そして京都大学硬式野球部~立命館クラブ~鴨沂クラブを経た沢田誠選手が、京都大学野球部OB選手を中心に、2012年3月に立ち上げたクラブチームです。






現状、選手の皆さんは全員京都大学卒業生もしくは在学中。さらには職種も某関西テレビ局のアナウンサーだったりJR西日本の社員さんだったりと様々。この辺りはクラブチームにありがちですが。


相対する京都フルカウンツ。


2000年に発足したチーム。大学在学中の方がいたり甲子園大会常連チーム出身の方がいたり、現役の先生がいたりと、こちらも職業もさまざま。まぁクラブチームってのはそんな感じかと。
ちなみにこの京都クラブリーグ、参加8チームが
Aグループ:DBグラッズ、京都フルカウンツ、京都城陽ファイアーバーズ、宇治ベースボールクラブ、三菱自動車京都ダイヤフェニックス
Bグループ:山城ベースボールクラブ、鴨沂クラブ、京都ジャスティス、東宇治クラブ、東山クラブ
と、2つのグループに分かれており、Aグループ首位チームが、11月下旬に行われる、第4回JABA近畿クラブ会長杯争奪大会に出場。さらにはAグループ5位チームとBグループ1位チームでの入れ替え戦もあるとか。この辺りは、都市対抗野球京都府予選等で何かしらの恩恵があるのかな。


失礼ながら、見かけによらず重要な戦い、かと思われます。
スターティングオーダー
先攻:京都フルカウンツ
1(左)坂根和真
2(指)永井 匠
3(遊)高田康介 (比叡山高校~藍野大学)
4(中)藤岡 遼
5(二)川上広夢 (伊丹北高校)
6(右)小澤啓太 (京都外国語大学付属西高校)
7(三)千々石
8(一)坂根真也
9(捕)橋本圭太 (京都外国語大学付属西高校)








投:河野亮平 (彦根東高校)
※経歴は、残念ながら現状、手元に資料がないのでわかる限り表記しました。
後攻:DBグラッズ
1(遊)中村侑介 (祇園北高校)
2(三)中里 真 (川越高校)
3(二)大背戸淳 (北野高校)
4(右)田中靖矩 (堀川高校)
5(一)平川大地 (三国丘高校)
6(捕)田中壮太郎(奈良高校)
7(中)山内大士 (長田高校)
8(指)北野勝久 (洛星高校)
9(左)宇納直矢 (大垣北高校)








投:三木健太郎(京都教育大学付属高校)
※以下、当然と言えば当然ですがDBグラッズの選手全員、最終学歴は「京都大学」です。
打撃成績
1回表




坂根和 0-1から2球目を打ってライト線ツーベースヒット




永井 1-1から3球目をピッチャー前送りバント




高田 0-1から2球目を打ってセンターへタイムリーツーベースヒット
DBグラッズ0-1京都フルカウンツ




藤岡 0-2から3球目を打ってセカンドフライ




川上 フルカウントから6球目を空振り三振
1回裏




中村 初球を打ってセカンドライナー




中里 2-0から3球目を打ってレフトフライ




大背戸 3-1から5球目を選んでフォアボール
次打者田中靖の3球目(ボール)にファーストランナー大背戸セカンド盗塁失敗
2回表




小澤 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット




千々石 1-0から2球目をピッチャー前送りバント




坂根真 3-0から4球目がデッドボール




橋本 2-2から8球目を打ってセンター前ヒット




坂根和 3-1から5球目を選んで押し出しフォアボール


DBグラッズ0-2京都フルカウンツ




永井 2-2から5球目を打ってサードゴロホームフォースアウト




しかしキャッチャーがファーストへ悪送球でセカンドランナー坂根真がホームイン


DBグラッズ0-3京都フルカウンツ




高田 初球を打ってセンター前タイムリーヒット




DBグラッズ0-5京都フルカウンツ




藤岡 3-1から5球目を打ってショートフライ
2回裏




田中靖 1-0から2球目を打ってショートゴロ




平川 0-1から2球目を打ってショートゴロ




田中壮 3-1から5球目を打ってレフトフライ
3回表
DBグラッズ選手交代








ピッチャー三木に代えて野瀬正樹(旭丘高校~京都大学)








川上 1-1から3球目を打ってキャッチャーファウルフライ




小澤 2-0から3球目を打ってライト前ヒット




千々石 1-2から4球目を打ってセカンドフライ
坂根真 初球を打ってレフト前ヒット




橋本 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット






DBグラッズ0-6京都フルカウンツ




坂根和 2-2から5球目を打ってサードゴロ捕球エラー




永井 2-2から6球目を打ってサードゴロ
3回裏
山内 初球を打ってサードゴロ捕球エラー
北野 1-0から2球目を打ってファーストゴロダブルプレイ
宇納 1-0から2球目を打ってショートゴロ
4回表
高田 初球を打って左中間へツーベースヒット




藤岡 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット




川上 初球をピッチャー前スクイズ一塁セーフ
DBグラッズ0-7京都フルカウンツ




小沢 2-0から3球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット




DBグラッズ0-9京都フルカウンツ
DBグラッズ選手交代








ピッチャー野瀬に代えて平田哲(大手前高校~京都大学)




千々石 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ








次打者坂根真2球目をスクイズ失敗空振りサードランナー川上ホーム直前タッチアウト
坂根真 0-2から3球目を打ってサードゴロ
4回裏




中村 初球を打ってライトフライ




中里 2-2から6球目を打ってライト前ヒット




大背戸 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ ファーストランナー中里はセカンドへ
次打者田中靖の初球(ストライク)にセカンドランナー中里サード盗塁失敗
5回表




橋本 ストレートのフォアボール




坂根和 3-1から5球目を選んでフォアボール




永井の代打宮下卓也(船橋高校) フルカウントから球目をピッチャー前送りバント




高田 ストレートのフォアボール
DBグラッズ選手交代








ピッチャー平田に代えて沢田誠(寝屋川高校~京都大学~大阪ガス/オーナー兼部長)




藤岡 2-1から4球目を打ってセンターフライ




川上 1-2から4球目を打って右中間へタイムリーツーベースヒット
DBグラッズ0-12京都フルカウンツ
バックホームの間にバッターランナー川上はサードへ




小澤 1-2から4球目がデッドボール




千々石 0-1から2球目を打ってショートゴロ
5回裏
京都フルカウンツ選手交代
キャッチャー橋本に代えて松尾和真(摂南大学在学中)




田中靖 0-2から3球目を打ってショートゴロ




平川 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ




田中壮 初球を打ってサードゴロ捕球エラー




山内 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット




北野 0-1から2球目を打ってショート遊ゴロ捕球エラー




宇納 初球を打ってピッチャーゴロ


京都フルカウンツ
141 33 12
000 00 0
DBグラッズ
※大会規定によりコールドゲーム

とまぁ試合内容としては凄惨なものになってしまいました、が。
試合後の帰路、京阪バスから京阪電車にかけて、偶然ではありますが、京都フルカウンツのとある選手とお話をさせていただく機会がありました。もちろんその選手もバスでお帰り、だったんですが。
なかなか全員で練習出来ない、そして練習場所も、少年野球やボーイズリーグに取られて、週末日中は確保し辛い、また「草野球と間違われやすい」等々、ほぼ全ての環境がある程度整っている企業チームとはまた違う、クラブチームならではの苦労話などを聞かせていただきました。
正直な話、横大路運動公園野球場も(また後日紹介しますが)、けっしてよい球場とは言えません。恵まれぬ環境は、人によってはそれこそ「悪条件」になるかも知れませんが、そんな中でも皆、土ぼこりにまみれてボールを追い、バットを振っています。早朝から練習もされています。
とある強豪高校出身のその選手は「高校時代の野球はやらされていた。けど卒業して、やっぱり野球がやりたいから」京都フルカウンツに入団されたとか。みなどこかで、野球に対する情熱みたいなのを抱えてらっしゃるんだと思います。その延長線上にあるのが、こうしたクラブチームじゃないかな。
DBグラッズの選手の皆さんの中にも、プロ野球ではとっくに監督すらやってるような年齢の現役の選手もおられます。リリーフのマウンドに立った沢田誠投手は今年54歳。他にも試合出場こそなかったものの、またベンチ入りこそされてないものの、40代50代の選手が多数おられます。
そして何よりも皆さん、京都府野球連盟主催のれっきとした公式戦、言わば「真剣勝負」の場であるにもかかわらず、思い切り野球を楽しんでおられる。試合が出来る喜びみたいなのを、一挙手一投足から見て取れました。これって、スポーツ云々関係なく、すごく大事な事じゃないですかね。
「まだ出来るんじゃないか、じゃあとことんまでやってみよう」と思ってるんであれば、どんな形ででも、野球に限らず、スポーツは続けられる。そんな事を、クラブチームの試合で感じました。
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