メットライフドームで行われていた、第43回全日本クラブ野球選手権大会も無事、東近畿地区代表・大和高田クラブが、西近畿地区代表・和歌山箕島球友会を相手に「2年越しのリベンジ」を果たし、第44回社会人野球日本選手権への出場権を獲得し、同大会への出場チームが揃いつつあります。

そして残すは北海道地区などごく僅か。今年は事情により、ここまでどこの代表決定戦を全く見に行けなかったんですが、近隣で残されている、四国地区の代表決定戦を観戦に行ってきました。縁があろうがなかろうが、どこの地区のチームであれ、代表決定の瞬間てのは見てて嬉しいもの、ですし。

それより何より、今年最後のJABA公式戦。歓喜の輪とはうらはらに、ここで敗けてしまうと、9月半ばにして早くも野球シーズンが終わってしまう、選手によっては現役生活が終わってしまう大会。プロ野球でもそう言う時期に差し掛かります。とても生半可な気構えでは観戦出来ません。

で、四国地区予選のここまで。

参加チームは、JR四国、四国銀行、アークバリアの3チーム。9月7日・10日・11日の3日間で各対戦2試合ずつの「一次予選」を行い、まずここでアークバリアが脱落。そして残ったJR四国と四国銀行の間で、二日間にわたって、3戦2勝勝ち抜けの「二次予選(最終予選)」を行います。

かねてから四国地区は、JABA登録チームが少なく、以前は中国地区との統合も論議された事もありました。しかしそれでは、地域性が薄らいでしまう、等の理由で立ち消えになった、てな話を聞いた事があります。ゆえにこんな形式の予選、なんだとは思いますが、厳しさには代わりありません。

09.png
で、前日16日のこの対戦は、5対0でJR四国が先勝。17日はJR四国がひとつ勝てばそこで代表決定。四国銀行はちょっと過酷ではありますが、この日1試合目に勝ち、さらに2試合目と連勝せねば今シーズンが終了します。ちなみに一次予選での対戦は1勝1敗のタイ、となっています。

DSC_0052_20180917235258ea8.jpg DSC_0053_20180917235204607.jpg
DSC_0055_20180917235311a75.jpg DSC_0057_20180917235213864.jpg
―――と言うダラダラした前書きを事前に用意していたんですが、当日は盛大に遅刻(つまりは寝坊)してしまい、試合後半からとなります。これは痛かった・・・・。



スターティングオーダー
と言いますか、レグザムスタジアム到着直後、6回表終了時点でのオーダーです。
先攻:四国銀行
1(中)柴田一路 (春日丘高校~高知大学)
2(遊)下村一成 (高知商業高校~松山大学)
3(一)小林健輔 (高松商業高校~日本大学)
4(指)赤松克絋 (高松南高校~亜細亜大学)
5(左)相原一紀 (今治西高校~関西学院大学)
6(右)山中大地 (土佐高校~慶應義塾大学)
7(二)十河秀介 (高知高校~松山大学)
8(捕)大河碧斗 (新田高校~創価大学)
9(三)菊池高志 (八幡浜高校~龍谷大学)
投:平山史崇 (高知高校~松山大学)

後攻:JR四国
1(三)篠原仁一朗(高松商業高校~駒澤大学)
2(中)松下秀一 (南宇和高校~鈴鹿大学)
3(一)笹田 仁 (高松商業高校~流通経済大学)
4(指)三好大輝 (三本松高校~立正大学)
5(左)高木ちから(松山商業高校~道都大学)
6(右)佐藤健人 (徳島商業高校)
7(二)森山海暉 (英明高校)
8(捕)小林奨平 (鳴門第一高校)
9(遊)岩見 昂 (明徳義塾高校~星槎道都大学)
DSC_0310_201809172356018b6.jpg DSC_0311_201809172358185d2.jpg DSC_0312_201809172356209bc.jpg DSC_0313_20180917235632d30.jpg
DSC_0314_2018091723563821e.jpg DSC_0315_20180917235643e38.jpg DSC_0316_20180917235638041.jpg DSC_0317_20180917235826648.jpg
投:岡田 律 (徳島科学技術高校~流通経済大学)

審判員
球審:大西 一塁:西池 二塁:秋友 三塁:佐古

打撃成績
6回裏
四国銀行選手交代

DSC_0504_201809180008578b0.jpg DSC_0506_20180918000909b2c.jpg DSC_0508_20180918000933ea0.jpg DSC_0511_2018091800093125f.jpg
DSC_0512_2018091800095184e.jpg DSC_0513_201809180009577a3.jpg DSC_0514_201809180009537c1.jpg DSC_0515_201809180009598e3.jpg
ピッチャー平山史に代えて菊池大樹(八幡浜高校~龍谷大学)

DSC_0091_201809180012033bb.jpg DSC_0092_20180918001143543.jpg DSC_0093_20180918001207e2f.jpg DSC_0094_201809180011504ad.jpg
小林     1-0から2球目を打ってレフトフライ
DSC_0105_201809180013234ed.jpg DSC_0106_20180918001358080.jpg DSC_0107_201809180014186d1.jpg DSC_0108_20180918001427e20.jpg
DSC_0109_20180918001417284.jpg DSC_0110_20180918001424f9f.jpg DSC_0111_20180918001417a66.jpg DSC_0112_201809180014195ad.jpg
岩見     初球を打ってライトフライ
篠原     1-2から4球目を打ってショート内野安打
松下     1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

7回表
DSC_0119_20180918001737b46.jpg DSC_0120_201809180017546e2.jpg DSC_0121_2018091800175685d.jpg DSC_0122_20180918001803c89.jpg
十河     初球を打ってピッチャーゴロ
大河     1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
DSC_0245_20180918002035c0b.jpg DSC_0246_20180918002058ab5.jpg DSC_0247_20180918002048742.jpg DSC_0248_201809180020598bf.jpg
菊池高    2-2から5球目を打ってショートゴロ捕球エラー
DSC_0257_20180918002212d5d.jpg DSC_0258_201809180022173cf.jpg DSC_0259_20180918002224e5a.jpg DSC_0260_20180918002228b74.jpg
柴田     初球を打ってレフト前タイムリーヒット
DSC_0261_20180918002350fe4.jpg DSC_0262_20180918002403753.jpg DSC_0263_201809180023569dc.jpg
JR四国5-3四国銀行
DSC_0296_201809180025154bd.jpg DSC_0297_20180918002522bed.jpg DSC_0298_2018091800250796c.jpg DSC_0299_20180918002519f60.jpg
下村     1-0から2球目をピッチャー前スクイズ一塁セーフ
DSC_0301_201809180026384dd.jpg DSC_0302_20180918002646502.jpg
JR四国5-4四国銀行
DSC_0473_20180918002746ce9.jpg DSC_0474_20180918002808260.jpg DSC_0475_20180918002810328.jpg DSC_0477_20180918002800ccf.jpg
小林     フルカウントから11球目を打ってライトフライ

7回裏
DSC_0540_20180918003038a01.jpg DSC_0541_20180918003017ed5.jpg DSC_0542_201809180030368cf.jpg DSC_0543_20180918003052c54.jpg
DSC_0544_20180918003053cbc.jpg DSC_0545_20180918003118bd9.jpg DSC_0546_20180918003123d1e.jpg DSC_0547_20180918003105046.jpg
DSC_0548_20180918003116089.jpg DSC_0549_20180918003128aef.jpg DSC_0551_201809180031131a5.jpg DSC_0553_20180918003134486.jpg
笹田     1-1から3球目を打ってライトへツーベースヒット
DSC_0592_20180918003338bc9.jpg DSC_0593_201809180033482ae.jpg DSC_0594_20180918003356c80.jpg DSC_0596_20180918003348046.jpg
三好     1-0から2球目を打ってライトフライ
DSC_0597_201809180035113fb.jpg DSC_0598_201809180035160b1.jpg DSC_0600_20180918003522595.jpg
セカンドランナー笹田はサードへ
DSC_0712_20180918003731fed.jpg DSC_0713_201809180038028a9.jpg DSC_0714_20180918003758180.jpg DSC_0717_20180918003811f26.jpg
高木     1-2から5球目を空振り三振
DSC_0734_20180918003813b6d.jpg DSC_0735_20180918003813d97.jpg DSC_0736_20180918003826589.jpg DSC_0737_20180918003823ac8.jpg
佐藤     初球を打ってセンターフライ

8回表
JR四国選手交代

DSC_0750_20180918004139710.jpg DSC_0751_201809180042344ae.jpg DSC_0752_20180918004204e0d.jpg DSC_0753_2018091800423748e.jpg
DSC_0754_2018091800431185f.jpg DSC_0755_20180918004315108.jpg DSC_0755_20180918004315108.jpg DSC_0756_20180918004251736.jpg
DSC_0757_20180918004212738.jpg DSC_0758_20180918004257349.jpg DSC_0759_20180918004301f81.jpg DSC_0760_20180918004310770.jpg
ピッチャー岡田律に代えて濱口雄大(高知農業高校~岐阜経済大学)

DSC_0774_20180918004616b85.jpg DSC_0775_20180918004624c6f.jpg DSC_0776_20180918004635446.jpg DSC_0780_201809180046381f6.jpg
赤松     初球を打ってセカンドフライ
DSC_0841_20180918004745a5d.jpg DSC_0842_20180918004755a6b.jpg DSC_0843_201809180047512a1.jpg DSC_0844_20180918004803081.jpg
相原     1-2から4球目を打ってサードゴロ
DSC_0857_20180918005044ee3.jpg DSC_0858_20180918005139880.jpg DSC_0859_20180918005139c6a.jpg DSC_0863_20180918005059bf1.jpg
DSC_0865_20180918005143312.jpg DSC_0866_20180918005139c60.jpg DSC_0867_20180918005133dff.jpg DSC_0870_201809180051205e8.jpg
山中     0-1から2球目を打ってショートゴロ

8回裏
DSC_0917_201809180053412af.jpg DSC_0918_201809180053368ab.jpg DSC_0919_20180918005351ae0.jpg DSC_0922_20180918005350e6e.jpg
森山     1-2から4球目を打ってピッチャー強襲内野安打

DSC_0925_2018091800550498f.jpg DSC_0927_201809180055145b9.jpg DSC_0928_201809180055081cd.jpg
四国銀行選手交代
DSC_0978_20180918005740c7b.jpg DSC_0980_201809180057099c9.jpg DSC_0981_20180918005706743.jpg DSC_0982_20180918005733757.jpg
DSC_0983_20180918005744f69.jpg DSC_0984_201809180057326a8.jpg DSC_0985_20180918005749e1a.jpg DSC_0986_201809180057518ee.jpg
ピッチャー菊池大に代えて岸本将宏(観音寺高校~神戸学院大学)

小林     1-1から3球目を打ってファーストゴロ ファーストランナー森山はセカンドへ
次打者岩見の3球目にワイルドピッチ
DSC_1081_20180918010040338.jpg DSC_1082_201809180100567ff.jpg DSC_1083_20180918010103bc3.jpg DSC_1084_20180918010129c90.jpg
DSC_1086_20180918010118b4c.jpg DSC_1087_20180918010131465.jpg DSC_1088_20180918010134e86.jpg DSC_1090_201809180101215c9.jpg
岩見     3-1から5球目を打ってキャッチャーファウルフライ
DSC_1231_2018091801055382e.jpg DSC_1232_20180918010621300.jpg DSC_1234_20180918010613dd2.jpg DSC_1235_2018091801061859c.jpg
篠原     2-2から7球目を打ってセカンドフライ

9回表
DSC_1298_2018091801101486b.jpg DSC_1299_20180918011027fd3.jpg DSC_1300_20180918011040317.jpg DSC_1301_20180918011041a2e.jpg
十河の代打岡崎大祐(高知高校~高知工科大学) 2-2から5球目を空振り三振
DSC_1315_20180918011411bda.jpg DSC_1316_201809180114417e3.jpg DSC_1318_20180918011428676.jpg DSC_1319_20180918011442669.jpg
DSC_1322_201809180115025ae.jpg DSC_1323_20180918011512ec6.jpg DSC_1325_20180918011504658.jpg DSC_1327_2018091801150538d.jpg
大河     1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
DSC_1357_20180918011653a58.jpg DSC_1358_20180918011715b6f.jpg DSC_1359_2018091801171458a.jpg DSC_1362_201809180117088e1.jpg
菊池高    1-0から2球目を打ってショートゴロ

DSC_1365_20180918012100fc9.jpg DSC_1366_20180918012135050.jpg DSC_1367_20180918012124a7d.jpg
DSC_1368_2018091801214413a.jpg DSC_1369_201809180121513d6.jpg DSC_1370_20180918012205256.jpg
DSC_1373_201809180122123bb.jpg DSC_1377_20180918012205add.jpg DSC_1379_201809180121530d6.jpg
DSC_1381_20180918012503f7f.jpg DSC_1384_20180918012512041.jpg
DSC_1392_20180918012632326.jpg
JR四国硬式野球部の皆様、3年連続14回目の本選出場、おめでとうございます!!
DSC_1399_2018091801263791d.jpg

四国銀行 100 010 200  4
国鉄四国 200 210 00X  5


DSC_1403_201809180128158ee.jpg DSC_1406_2018091801282031a.jpg
DSC_1407_20180918012839673.jpg DSC_1410_201809180128330b4.jpg



DSC_1630_201809180246199be.jpg
昨年は三本勝負三本目まで行きましたが、今年は「何とか」二戦目で終わりました。とは言うものの2試合とも接戦。四国地区の二大企業チームの、今年最後の激突に相応しい試合だったと思います。

DSC_1435_20180918025011db4.jpg DSC_1459_20180918025030d0c.jpg
DSC_1472_2018091802504379f.jpg DSC_1489_20180918025120b19.jpg
正直、16日の試合結果を見た時は「こんな試合、明日二つもやられたら身が持たん」と思いつつ、「もう最後なんだから、両チームともとことんまでやってください」とも思いつつ。むしろそれが、日本選手権最終予選なんだろうな、とも考えます。ここで負けるとシーズン終わり、ですから。

DSC_1513_20180918025131d1f.jpg DSC_1528_201809180251339b7.jpg
DSC_1551_20180918025058a50.jpg DSC_1573_20180918025124eab.jpg
今年の都市対抗野球大会では、昨年コテンパンにやられたHondaを倒した試合は、心の底から感動しました。その感動を、今度は京セラドーム大阪で。試合終了後、森下部長が「まだまだ若いチームではありますが」と挨拶されてましたが、その若いチームは、都市対抗野球大会で大きな経験をされたと思います。規模こそ違うかも知れませんが、それを活かすには最高の舞台と考えています。

DSC_1401_20180918030522116.jpg DSC_1625_20180918030517fd8.jpg
特に今大会は、長年チームを指揮して来られた佐野晃監督が(正式には8月のJRグループ硬式野球大会で)勇退され、後任の山田啓司監督(坂出商業高校)就任後最初の大会。超短期決戦ではありますが、明確な結果がひとつ出たのは、来シーズンに向けて明るい材料かと思われます。

DSC_1610_201809180251348ae.jpg DSC_1624_20180918025144e31.jpg
組み合わせ抽選会は10月5日。一回戦はいつになるか分かりませんが、どないかして観に行こうと思ってます(こんなのがホント増えました)。その際は大阪環状線大正駅でお待ちしております。

DSC_0239_201809180308020b3.jpg
そして四国銀行硬式野球部の皆様、お疲れ様でした。

DSC_0934_20180918030941e50.jpg DSC_1632_20180918030952116.jpg
なかなか観る事は叶いませんが、そして今後、菊池大樹投手がどうなるかまでは分かりませんが、三年連続でJR四国さんに、秋の舞台を阻まれてしまった事は、来シーズンへの大きな糧かと思います。巻き返しに期待します。

DSC_1635_20180918031148ee9.jpg DSC_1634_20180918031141bdd.jpg
表彰式

DSC_1636_20180918031340e9c.jpg DSC_1638_20180918031347c0d.jpg
DSC_1639_201809180313579df.jpg DSC_1640_20180918031400f37.jpg
四国予選優勝旗と、本選出場認定書(でしたかね)。

最高殊勲選手賞:JR四国 田内亘投手
DSC_1643_2018091803170702b.jpg
1試合目、延長13回を一人で投げ切った時点で、勝てば最高殊勲選手は決まってたのかなぁ、と言うようなアレ。岡田律投手や濱口投手も台頭してきましたが、やはり最後はこの人か。

敢闘賞:四国銀行 菊池大樹投手
DSC_1648_20180918031717f25.jpg
こちらも1試合目に完投、2試合目はリリーフと大車輪の活躍。都市対抗野球大会、JR四国の補強選手でも見ましたが、そして球速にはあまり興味はありませんが、いち銀行員で置いとくには惜しい「豪速球」手。もしプロ入りが叶うなら、四国銀行からは弘田澄男氏(1971年ロッテオリオンズ3位指名)以来47年ぶり、のようですが。どの程度の球団が」指名するか。ちょっと楽しみです。

首位打者賞:四国銀行 赤松克紘外野手(26打席24打数12安打)
DSC_1658_20180918031721503.jpg
31歳の、社会人野球で言えばもうベテランの域。そんな中での首位打者賞受賞は凄いの一言。



DSC_1668_20180918033518112.jpg DSC_1670_201809180335349d1.jpg
地区最終予選も、残す所は少なくなってきました。と同時に「今シーズンの全日程は終了しました」の如く、9月半ばから10月以降のスケジュールが真っ白のまま更新されないチームも増えました。さらに申せば、もしかしたら来年以降の処遇が決まった選手の方もおられるかもしれません。

DSC_1676_20180918033539e54.jpg DSC_1683_20180918033554761.jpg
11月1日木曜日には、ダイヤモンド旗を争うべく、32チームが晩秋の京セラドーム大阪に集結します。都市対抗野球大会とは違い、単独チームでの覇権争い。おらが町のチームの戦いだった都市対抗野球大会とはひと味違う、チームの威信やのプライドをかけての戦い、と考えています。

DSC_1688_201809180335506d3.jpg DSC_1690_20180918033559d01.jpg
かなり朝晩涼しくなって来ました。プロ野球ペナントレースも、セントラルリーグでは広島東洋カープがぶっちぎり過ぎて、あまりにもお寒い3位争い、クライマックスシリーズ争いに終始していますが、社会人野球はまだまだこれから。もう一度「夏」が来るようなものと考えています。


JR四国銀行硬式野球部の皆様、11月に大阪環状線大正駅でお待ちしております!

2018.09.18 / Top↑
TrackBackURL
→http://kugyousou.net/tb.php/3042-110313ca