

もうすっかり、ブログタイトルと内容が乖離してしまい「看板に偽りあり」状態になってしまってますが、漸く「今シーズン初のカープのウエスタンリーグ公式戦観戦の日」を迎える事となりました。


まさかこんなに間隔が空く事になろうとは思いませんでしたが、何はともあれ、今シーズン最後の阪神鳴尾浜球場での連戦、幸いにも公休日と言う事で、朝も早ようからノコノコ出掛けてきました。


いつ来てもあっついあっつい阪神鳴尾浜球場、そして広島東洋カープ由宇練習場。そんな中で鍛え抜かれた精鋭の技と力が見事に実を結び、カープ一軍はセントラルリーグ3連覇、そして悲願の日本一に向けて、他の追随を許さない戦いを繰り広げ、着実にマジックナンバーを減らしつつあります。












そして現在のカープ二軍は、ウエスタンリーグ優勝争いからは完全に置き去りにされており、リーグ戦はタイガースとホークスの一騎討ちに近い状態。まぁこれはカープ二軍がある種の「過渡期」にあるもんだと言う認識があるので、たいして気にはしてません。












むしろこの「低迷期」に、どれだけ個々の力を充実させていくか。あと2、3年後には、現在の一軍メンバーにも、多少なりとも翳りが出て来る、かとは思いますが、その間隙をぬって飛び出すだけの準備をする時期、と認識しています。チーム成績は上がらねど、すべき事は山のようにあるはず。








それは阪神タイガースにも言える事。金本知憲一軍監督がどのようなお考えでおられるのかは分かりませんが、未だに一軍メンバー、スターティングメンバーが主軸共々確立されてない状態。








タイガースファンの方からしたら、歯痒さもあろうかとは思いますが、選手や二軍スタッフは、そこを我慢しての、ウエスタンリーグ優勝争いかとは思います。ぶっちゃけ、チーム全体のちょっとの意識改革で、すごく強くなるような気がするんやけどな、とは思いますが大きなお世話でしょうか。
スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(中)赤松真人
2(遊)くわ原樹
3(指)ブラッド・エルドレッド
4(一)アレハンドロ・メヒア
5(三)小窪哲也
6(左)高橋大樹
7(捕)船越涼太
8(二)木村聡司
9(右)永井敦士








投:薮田和樹
後攻:阪神タイガース
1(左)江越大賀
2(二)西岡 剛
3(遊)板山祐太郎
4(三)陽川尚将
5(中)高山 峻
6(指)今成亮太
7(一)荒木郁也
8(捕)小宮山慎二
9(右)島田海吏








投:呂 彦青
審判員



球審:梅木謙一 一塁:松本大輝 三塁:山村裕也
打撃成績
1回表
赤松 フルカウントから6球目を見逃し三振
桒原 3-1から5球目を打ってセンターフライ
エルドレッド 3-1から5球目を打ってセンターフライ
1回裏
江越 2-2から8球目を空振り三振
西岡 2-2から7球目を見逃し三振
板山 1-0から2球目を打ってライトへツーベースヒット
陽川 2-1から4球目を打ってサードゴロ
2回表
メヒア 1-2から5球目を打ってセンター前ヒット
小窪 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
高橋大 2-0から3球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト
船越 1-0から2球目を打ってライトへタイムリーヒット
タイガース0-1カープ
ファーストランナー高橋大はサードへ
木村 2-2から5球目を空振り三振
永井 フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
2回裏
高山 初球を打ってファーストゴロ
今成 1-1から3球目を打ってショートゴロ
荒木 1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
小宮山 ストレートのフォアボール
島田 フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
3回表
赤松 2-1から4球目を打ってライトフライ
桒原 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
エルドレッド 初球を打ってレフトオーバー第3号特大ホームラン
タイガース0-2カープ
メヒア 2-0から3球目を打ってレフトオーバー第13号ソロホームラン
タイガース0-3カープ
小窪 3-1から5球目を選んでフォアボール
高橋大 2-2から6球目を打ってファーストゴロ
3回裏
江越 1-2から4球目を見逃し三振
西岡 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
板山 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
陽川 2-2から5球目を打ってセカンドライナー
4回表
阪神タイガース選手交代
セカンド西岡に代えて熊谷敬宥
船越 初球を打ってファーストゴロ
木村 0-2から3球目を打ってファーストゴロ
永井 0-2から3球目を空振り三振
4回裏
広島東洋カープ選手交代
センター赤松に代えて土生翔平
高山 フルカウントから6球目を打ってピッチャーゴロ
今成 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
荒木 フルカウントから8球目を空振り三振 ファーストランナー今成セカンド盗塁失敗
5回表
土生 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット
くわ原 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット ファーストランナー土生はサードへ
エルドレッド 初球を打ってファーストファウルフライ
次打者メヒアの初球にワイルドピッチ
メヒア ストレートのフォアボール
小窪 2-0から3球目を打って左中間へ第4号満塁ホームラン
タイガース0-7カープ
高橋大 2-2から6球目を見逃し三振
船越 1-2から4球目を打ってサードゴロ
5回裏
小宮山 ストレートのフォアボール
島田 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
江越 1-2から5球目を空振り三振
熊谷 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
6回表
阪神タイガース選手交代
キャッチャー小宮山に代えて岡崎太一








ピッチャー呂に代えて石井将希
木村 2-0から3球目を打ってサードゴロ
永井 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
土生 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
桒原 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
エルドレッド 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ
6回裏
板山 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
陽川 3-1から5球目を打ってライトフライ
高山 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
今成 3-1から5球目を選んでフォアボール
荒木 1-2から4球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト サードランナーホームイン
タイガース1-7カープ
岡崎 ストレートのフォアボール
広島東洋カープ選手交代
ピッチャー薮田に代えてケムナ誠
島田 1-1から3球目を打ってサードゴロ
7回表
メヒア 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
小窪 3-1から5球目を打ってセンター前ヒット 代走に青木陸
高橋大 1-2から4球目を見逃し三振
船越 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
木村 1-0から2球目を打って左中間へタイムリーツーベースヒット
タイガース1-9カープ
永井 1-2から4球目を打ってファーストゴロ
7回裏
広島東洋カープ シート変更
代走青木がそのまま入りサード
江越 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
次打者熊谷の3球目にファーストランナー江越セカンド盗塁成功
熊谷 フルカウントから7球目を空振り三振
板山 3-1から5球目を選んでフォアボール
陽川 2-0から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース2-9カープ
高山 3-1から5球目を打ってレフトフライ
今成の代打緒方凌介 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
荒木 1-2から4球目を打ってサードゴロ
8回表
阪神タイガース選手交代
ピッチャー石井に代えて山本翔也
土生 0-1から2球目を打ってショートゴロ捕球エラー
桒原 0-2から3球目を空振り三振
エルドレッド 初球を打ってレフトへヒット ファーストランナー土生はサードへ
エルドレッドの代走に庄司隼人
メヒア 1-1から3球目を打ってセンターオーバー2点タイムリーツーベースヒット
タイガース2-11カープ
青木 1-2から5球目を打ってレフト前ヒット
高橋大 初球を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース2-12カープ
船越 フルカウントから12球目を選んでフォアボール
木村 初球を打ってレフトへ2点タイムリーツーベースヒット
タイガース2-14カープ
永井 2-0から3球目を打ってファーストファウルフライ
土生 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
8回裏
広島東洋カープ選手交代








ピッチャーケムナに代えて長井良太
ファーストメヒアに代えて岩本貴裕
岡崎 0-2から3球目を打ってセカンドライナー
島田 2-2から6球目を打ってショート内野安打 ショート板山のファーストへの悪送球でセカンドへ
江越 3-1から5球目を選んでフォアボール
熊谷 3-1から5球目を打ってライト前ヒット
板山 2-1から4球目を打ってファーストゴロ サードランナー島田ホームイン
タイガース3-14カープ
陽川 フルカウントから6球目を打ってセカンドライナー
9回表
阪神タイガース選手交代
キャッチャー岡崎に代えて小豆畑眞也








ピッチャー山本に代えて藤谷洸介
桒原 1-0から2球目を打ってライトフライ
庄司 3-1から5球目を選んでフォアボール
岩本 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
青木 2-2から7球目を空振り三振
次打者高橋大の5球目にワイルドピッチ
高橋大 2-2から6球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース3-16カープ
次打者船越の初球にファーストランナー高橋大セカンド盗塁成功
船越 1-1から3球目を打ってショートゴロタイムリーエラー
タイガース3-17カープ
木村 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
長井 1-1から3球目を打ってショート内野安打
土生 2-0から3球目を打ってライト前2点タイムリーヒット
タイガース3-19カープ
くわ原 2-2から5球目を空振り三振
9回裏
広島東洋カープ選手交代
ピッチャー長井に代えて中田廉
高山 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
緒方 初球を打って右中間へスリーベースヒット
荒木 2-2から5球目を打ってセカンドタイムリー内野安打
タイガース4-19カープ
小豆畑 1-1から3球目を打って左中間へツーベースヒット
島田 1-2から5球目を打ってピッチャーゴロ サードランナー荒木挟殺
江越 0-2から4球目を空振り三振
阪神鳴尾浜球場 20回戦 阪神14勝6敗
広島 012 040 255 19
阪神 000 001 111 4
【勝投手】薮田和樹 (13試合7勝0敗)
【敗投手】呂 彦青 (11試合2勝3敗1セーブ)
【本塁打】[広島]ブラッド・エルドレッド3号(3回表 ソロ 呂から)アレハンドロ・メヒア13号(3回表 ソロ 呂から)小窪哲也4号(5回表 満塁 呂から)
試合時間:4時間4分
観衆:もう人がいっぱいで座れないんです500人
投手成績
広島東洋カープ
薮田 5.2回 26人 124球 3被安打 8与四死球 5奪三振 1失点 1自責点
ケムナ 1.1回 8人 36球 2被安打 2与四死球 1奪三振 1失点 1自責点
長井 1 回 6人 29球 2被安打 1与四死球 0奪三振 1失点 0自責点
中田 1 回 6人 23球 3被安打 0与四死球 1奪三振 1失点 1自責点
阪神タイガース
呂 5 回 25人 98球 8被安打 2与四死球 4奪三振 7失点 7自責点
石井 2 回 11人 39球 4被安打 2与四死球 1奪三振 2失点 2自責点
山本 1 回 10人 34球 4被安打 1与四死球 1奪三振 5失点 4自責点
藤谷 1 回 10人 41球 5被安打 1与四死球 2奪三振 5失点 2自責点

両軍合わせて32安打17与四球23得点、公式発表4時間4分。これまでたくさんのウエスタンリーグ公式戦を観てきましたが、すべての面でこれだけ凄まじくグダグダな試合は初めて観ました。ストライクは入らない、キャッチャーの構えてる所にボールが行かない、ストライクが入るかと思えば痛打される。リーグ戦とは言うものの、やっぱり二軍なんだ、と言う試合になってしまいました。
特にカープ先発の薮田和樹。辛うじて5回2/3を1失点で切り抜けはしましたが、昨年のピッチングはどこへやら状態。これでは危なっかしくて一軍には置いておけないのも頷けます。ほとんど「ボールの行き先はボールに聞いてくれ」。負傷とかぢゃなく、マウンドに上がる以前の問題なんかな。
入団からまる2シーズン、肩の様子を見ながら、投げる部分とは違うところのトレーニングは施して来たと思います。その努力が昨年、15勝と言う形で実を結んだもんとは思いますが、その「疲れを取る」努力は出来てたのかな。日本代表にも選ばれ、それこそ飛躍の年だったかとは思いますが、大活躍したシーズンの、オフの過ごし方を覚えるまでに至らなかったんじゃないかな、とも。
個人的な考えですが、いちシーズンてのは、春季キャンプに始まって秋季キャンプで終わるんではなく、その合間の11月、12月の2ヶ月の過ごし方を交えたもんだと思うんです。オフのイベント等あると思いますが、それらをこなしながら、シーズンの疲労を抜きながら、翌シーズンに備える。オフとは言いますが、試合がないだけであって、自分の体に対してすべき事は山のようにあるはず。
チームはもう、ウエスタンリーグ優勝にはほど遠くなってしまいましたし、それこそ残りは「消化試合」かも知れません。ならばこの際、試合を消化しきってからの2ヶ月3ヶ月の過ごし方をイチから作るには絶好の機会ではないかな。試行錯誤あるかと思いますが、まるまる一年365日の過ごし方を確立して、初めてプロ野球選手として、エースとして一本立ち出来るんではないかと思います。
そしてタイガース。
金本知憲氏が一軍監督に就任してから3シーズン目。ともなると明確な結果を求められるはず。で、シーズン開幕前、どこぞのインタビューで「今年は一番強い」みたいな事を言われてましたな。
それはもしかしたら一軍やのうて二軍やったんかな、とも。ウエスタンリーグの成績を見たら、タイガースとホークスの一騎討ち状態。一軍ベンチから漏れてる選手がゴロゴロおるホークスとの優勝争い。なぜこれが一軍によい影響を与える事が出来てないのか、心底不思議でなりません。
タイガース一軍のここまでの低迷の原因はやはり、スターティングオーダーやポジションが固定出来てない事。いったい一軍監督の過去2年間で、おおよそ固定は出来たはずやのに。あえて言うなら、ショート糸原、セカンド北條くらいかなぁ。あとは猫の目。これで勝てるわけがないんですよ。
確かに、活きのいい選手はいます。しかしながらその、活きのいい選手は、「これだけ鍛えてきた」と言う後ろ楯がない選手が多い。原口哲也とか陽川尚将とか、本来なら失敗しながらも一軍で起用されねばならないはずの選手が、ベンチにいなかったり控えだったり。正直おかしな話なんですよ。
ある程度の期間を置けば一軍、と言う制度もなければ、明確な数字の基準もない。けど、ある程度納得の出来る結果を残したのであれば、あとは監督の我慢の度合いひとつで成績なんかついてくる。これに金本知憲監督ご自身が気付けは、タイガースは上を向けるんじゃないかと考えます。
2018.08.23 / Top↑
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