社会人野球部の強豪チームと言うのは、事業所の遠近、観戦しやすいしにくいに関わらず、大阪ガス野球部の「大阪ガス今津グラウンド」、パナソニック野球部の「パナソニックベースボールスタジアム」のように、立派な練習グラウンド、もしくはチーム専用スタジアムを持っておられます。

広島県下であれば、ツネイシブルーパイレーツの「ツネイシスタジアム(かつて広島東洋カープ二軍の本拠地だったみろくの里神勝寺球場)」、JR西日本野球部の「JR西日本広島総合グラウンド」、JFE西日本野球部の「JFE旭丘球場」などがありますが、今回、三菱重工広島野球部の本拠地「当所G(公式サイトスケジュールページ上の表記)」に、とうとう足を踏み入れてしまいました。


明らかに事業所敷地内の野球場。この辺りは以前、とある大会の観戦の際に、ものすごく嫌な思いをした事があるだけに(上記の球場はいずれも事業所外)、二の足を踏んでいた所もありますが、折しも休暇の月曜日。こんな機会はそうそうなかろうと言う事で、長駆広島まで出掛けてまいりました。

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おはようございます07:00過ぎの新大阪駅。ここまで乗車した「大阪メトロ」の車両には「大阪市営地下鉄」が残されてました。月曜日の早朝とは言うものの、比較的のんびりとした雰囲気。

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乗車する山陽新幹線は行き当たりばったり。指定券が取れた列車、と言う事で「ひかり491号」。

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09:05定刻、広島駅到着。この時間は、JR西日本野球部の選手がどこぞにいます。まずは目指せ横川駅、と言う訳で、山陽本線下り電車「広島City電車(もはや死語か)」に乗り換え。

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少し前までは「広島駅からひとつ先」だった横川駅到着。駅舎は綺麗になりましたが、ホームはほぼそのまま。車両は大半がJRになりましたが、この辺はまだまだ「国鉄広島鉄道管理局」です。

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横川駅前バス乗り場4番より、広電バス8番「観音マリーナホップ行」に乗車。ちなみにこの系統、午前中と夕方以降しか運行されません。今回はモノ珍しさ、また試合開始予定時刻(12:00)と、とある理由を考慮してこれに乗りましたが、普通は広島駅前から3番、同じく観音マリーナホップ行に乗るのがお薦め。ちなみに日中はものすごい本数が運行されています。

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広島市内とは言え、揺られる事約30分。「観音三菱前バス停」到着。広島ヘリポートが「広島西飛行場」だった頃は「飛行場前」と言う名前でした。ヘリポートになってもう何年経ちましたかね。

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とりあえず、左側にある管理事務所、と言うか受付と言うか、に「野球部の練習試合の観戦に来たんですが」と申し出て、名前と住所と来訪理由を書類に記入します。とある事業所は、作っているモノがモノだけに、厳戒態勢に近いものがありますが、ここは比較的「緩め」と申し上げておきます。

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入場したらそのまま「メインストリート」を直進します。重工業の製作所とは言え、比較的静かです。むしろ「本当に創業しているんやろか」と言うくらいに穏やかです。

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途中にある「本社屋」と言えばいいんでしょうかね。その看板のでかさに圧倒されます。

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構内道路の各「交差点」に番号が振られています。右側に「8番」を見つけたら右折します。

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物々しい雰囲気ではありますが、こんな看板を見るとホッとします。そこを入って左を向くと、もうそこは「観音グラウンド」。停車しているのはJFEさんの移動用バス。毎度お馴染み「オート観光」。

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で、ここからがちょっとした難関。市原選手に「バックネット裏でどうぞ」と言われたのはいいんですが、どうやって入ればいいのかわからない、と言う状況。結局ここを直進しました。一塁側ベンチの真裏を通ることになります。この辺の手狭さは何となく、日本生命千里山グラウンドを思い起こさせます。でmぽってごめんやっしゃごめんやっしゃ」てな感じでバックネット裏へ。

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バックネット裏席は、こう言う球場にしては贅沢な座席になっています。選手がビデオカメラ等を設置するテーブルも用意されています。それがなければここで飯でも食いながら、とは思いますが。

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座席はバックネット裏真後ろの他に、両ベンチとの間に、スチール製の背もたれ付きの長椅子が用意されています。この辺は割と至れり尽せり感はあります。

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ただこのバックネット、俗に言うゴルフネットではありますが、かなり濃い緑色、さらにはやや太いので、上手に抜かないと撮影した画像が緑っぽくなる恐れがあります。ご注意ください。

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照明設備もありますが、内野のみなのでおそらく練習用でしょう。

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三塁側観覧席から見た様子。左側にチラッと写りこんでいるのは、通常のスタジアムで言えば「本部席」。どうやら土足厳禁のようです。

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三塁側ベンチの裏にお邪魔してみます。ちなみに三菱重工広島の選手は三塁側ベンチです。一番奥にある建物は屋内練習場のようです。その手前には飲料の自動販売機、缶コーヒーは110円です。

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その手前には、同時に4人が投げる事が出来るブルペンが用意されています。試合中は一塁側・三塁側の両チームが使用します。

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グラウンドの様子。両翼は91メートル、センターは表示がないので分かりませんが、120メートルあるかないか。内野は黒土、外野はどうやら「砂」が入っているようでした。

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そして右中間には今年のスローガンの、そして左中間には、昨年から春季合宿を行っている阿南市から寄贈された横断幕、さらにライト後方の建物の屋上にも横断幕。なぜ山本祐大選手と山崎善隆選手かと言うと、ここが2選手が所属されている「MHIプラント」だからです。

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スコアボードは、三塁側観覧席の真後ろにあります。当然人力。こいちいち階段を昇り降りせんといかんのが玉にキズ、と言ったところでしょうか。お願いされたら撮影しながらでもやったのに(笑)。ボールカウント表示はその横にある建造物に付けられています。ちなみにSBO表示です。

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写真撮影の環境ですが、バックネット裏よりも、一塁側、三塁側ベンチの外野より付近が良いかと思います。ネットはありますが、かなり色が薄く、また素材もかなり細めなので、ネットにピントを奪われるストレスも感じないかと思います。ただ、ベンチとブルペンを行き交う選手の邪魔にはならぬよう。


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とまぁ、事業所内のグラウンドなのであまりカメラを向ける事もなく終わりましたが、正直、こんな環境であれだけ強いチームがと思わせるような佇まい。先にも記しましたが、日本生命千里山グラウンドと雰囲気がよく似ています。入り辛いかな、と思いましたがそうでもなく、穏やかに観戦出来ました。駅からは遠いですが不便ではないので、また行ってみたいと思います。

2018.04.25 / Top↑
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