
引き続き、JABA岡山大会予選リーグDグループ、4日間の予選の最後を締め括る試合は、優勝決定トーナメント進出を懸けた大一番、三菱重工広島と、新日鐵住金広畑の対戦となりました。


まずは三菱重工広島。






初戦のHonda熊本戦は落としましたが、第二戦の航空自衛隊千歳戦はコールドゲームの圧勝。しかしながら1勝1敗なので、この試合を勝たないと優勝決定トーナメントには進出出来ません。






広島県から4チームが参加した今回のJABA岡山大会。ひとつも優勝決定トーナメントに進めないのは如何ともしがたい。何としても勝ち抜いて、早々に日本選手権出場を決めて、都市対抗野球予選を迎えていただきたい。そうなれば中国地区の日本選手権出場枠を一つ増やす事にも繋がります。






もちろん、そこまで頭の中にはないでしょう。まずは目の前の試合に勝って、自らが優勝決定トーナメント進出に名乗りをあげる事。自らが日本選手権出場を決める事。これが第一目標ですから。


そして予選リーグ、ここまで連勝で来た新日鐵住金広畑。



勝てば3連勝で文句なしの予選突破優勝決定トーナメント進出。負ければ三菱重工広島と同成績。そうなれば「直接対決の勝敗」が第一条件になるため、優勝決定トーナメント進出の目は消えます。



話は少し逸れますが、昨年から新日鐵住金広畑球場でのオープン戦でも、メンバー表の配布が始まりました。何となくですが「応援してください!」と言う熱意を感じます。そして同時に、チーム内外の意識改革の一環かな、と思います。少しでも、観に来る人が増えてくれればな、とも考えます。
スターティングオーダー
先攻:三菱重工広島
1(三)鳳山隆平 (東海大学付属相模高校~広島国際学院大学)
2(遊)田中友博 (享栄高校~愛知学院大学)
3(右)実政太一 (如水館高校)
4(一)國本剛志 (近畿大学付属福山高校~近畿大学)
5(指)松原匡志 (天理高校~同志社大学)
6(中)青木拓己 (関西大学北陽高校~関西大学)
7(左)汐月祐太郎(熊本高校~筑波大学)
8(捕)佐々木駿 (桐光学園高校~國學院大学)
9(二)南 亮介 (中京学院大学付属中京高校~中京学院大学)








投:杉山一樹 (駿河総合高校)
後攻:新日鐵住金広畑イーグレッツ
1(指)上田哲平 (福井工業大学付属福井高校~関西国際大学)
2(三)市原脩平 (関西高校)
3(中)大場勇希 (宇部鴻城高校~成美大学)
4(右)佐々木建介(京都外国語大学付属西高校~京都学園大学)
5(左)椎名 潤 (橘学苑高校~富士大学)
6(一)高橋修平 (福島高校~日本文理大学)
7(捕)田中祐児 (大阪体育大学付属浪商高校~近畿大学)
8(遊)木戸地一希(近畿大学付属新宮高校~大阪体育大学)
9(二)飯田 遼 (龍谷大学付属平安高校~奈良学園大学)








投:宮田康喜 (姫路南高校)
審判員
球審:前野 一塁:田原 二塁:木谷 三塁:金子
打撃成績
1回表




鳳山 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




田中 初球を打ってライトフライ
次打者実政の3球目前にボークでファーストランナー鳳山はセカンドへ




実政 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ セカンドランナー鳳山はサードへ




國本 2-2から7球目を打ってサードゴロ
1回裏




上田 1-2から4球目を打ってレフト前ヒット




市原 2-2から5球目を空振り三振 しかしファーストランナー上田セカンド盗塁成功




大場 2-2から5球目を空振り三振




佐々木 フルカウントから6球目を打ってライト前タイムリーヒット




新日鐵住金広畑1-0三菱重工広島
椎名 初球を打ってライトフライ
2回表




松原 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ




青木 3-1から5球目を打ってセンター前ヒット




汐月 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット




佐々木 3-1から5球目を選んでフォアボール




南 2-0から3球目を打ってサードファウルフライ




鳳山 フルカウントから7球目を打ってライトへタイムリーツーベースヒット








新日鐵住金広畑1-3三菱重工広島




田中 2-2から5球目を空振り三振
2回裏




高橋 0-2から3球目を見逃し三振




田中 0-2から3球目を打ってライトへツーベースヒット




木戸地 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




飯田 初球を打ってライトフライ




上田 2-2から5球目を空振り三振
3回表
実政 初球を打ってセカンドゴロ
國本 初球を打ってファーストファウルフライ
松原 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
3回裏
市原 フルカウントから9球目を打ってサードゴロ
大場 3-1から5球目を打ってレフトファウルフライ
佐々木 1-1から3球目を打ってライト前ヒット
椎名 0-2から3球目を見逃し三振
4回表




青木 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット
汐月 2-2から5球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ




佐々木 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット
南 3-1から5球目を選んでフォアボール
鳳山 1-1から3球目を打ってサードフライ
4回裏
高橋 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ
田中 フルカウントから7球目を打ってファーストファウルフライ
木戸地 0-1から2球目を打ってライトフライ
5回表




田中 1-0から2球目を打ってサードゴロ




実政 2-2から6球目を打ってセンター前ヒット




國本 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット




松原 初球を打ってショートゴロダブルプレイ
5回裏
飯田 1-2から4球目を見逃し三振
上田 2-2から5球目を打ってショートライナー
市原 2-0から3球目を打ってセカンドゴロ
6回表




青木 2-2から5球目を打ってサード強襲内野安打




汐月 1-2から4球目を打ってショートゴロセカンドフォースアウト
次打者佐々木の2球目にファーストランナー汐月セカンド盗塁失敗
佐々木 0-2から3球目を空振り三振
6回裏
大場 1-2から4球目を空振り三振
佐々木 初球を打ってセンターフライ




椎名 1-1から3球目がデッドボール




高橋 フルカウントから6球目を見逃し三振
7回表




南 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット




鳳山の代打堤裕貴(龍谷高校~オリックスバファローズ) 初球をファースト前送りバント
田中 2-2から7球目を空振り三振




実政 1-1から3球目を打ってサードゴロ
7回裏
三菱重工広島選手交代
代打堤がそのまま入りサード
ライト実政に代えてレフト井口晴樹(四日市工高校~愛知工業大学)
レフト汐月がライトへ
田中 2-2から5球目を打ってセンターフライ
木戸地 初球をセーフティバントもファーストゴロ
飯田 0-1から2球目を打ってセカンドフライ
8回表
國本 初球を打ってショートゴロ
松原 2-2から5球目を空振り三振
青木 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
8回裏




上田 2-2から5球目を打ってレフトフライ




市原 2-1から4球目を打って左中間へヒット




次打者大場の初球にファーストランナー市原セカンド盗塁失敗




大場 1-0から2球目を打って右中間へヒット
三菱重工広島選手交代








ピッチャー杉山に代えて松下和貴(崇徳高校~近畿大学工学部)




佐々木 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
9回表
汐月 1-2から4球目を見逃し三振
佐々木 2-1から4球目を打ってセンターオーバースリーベースヒット
新日鐵住金広畑選手交代








ピッチャー宮田に代えて坂本光士郎(如水館高校~日本文理大学)
南 1-2から6球目を打ってセンター前タイムリーヒット
新日鐵住金広畑1-4三菱重工広島




堤 初球をピッチャー前送りバントセカンド送球も悪送球




田中 1-1から3球目を打って左中間へタイムリーツーベースヒット




新日鐵住金広畑1-6三菱重工広島
新日鐵住金広畑選手交代








ピッチャー坂本に代えて尾嶋佳太(飾磨高校~京都産業大学)
井口 初球を打ってレフトフライ
(ここで照明点灯)








國本 0-2から4球目を打って右中間へタイムリースリーベースヒット




新日鐵住金広畑1-7三菱重工広島




松原 1-1から3球目を打ってショートタイムリー内野安打とエラー
新日鐵住金広畑1-8三菱重工広島




青木 1-0から2球目を打ってサードゴロ
9回裏
三菱重工広島選手交代








ピッチャー松下に代えて伊藤一輝(中京大学附属中京高校~駒澤大学)








椎名 フルカウントから7球目を打って右中間へホームラン
新日鐵住金広畑2-8三菱重工広島
高橋 1-2から4球目を空振り三振




田中 初球を打ってセンター前ヒット




木戸地 2-2から5球目を空振り三振




飯田 2-1から4球目を打ってセンターフライ
三菱重工広島
030 000 005 8
100 000 001 2
新日鐵住金広畑

試合後に伺ったんですが、どうやらただ勝つだけではなしに、新日鐵住金広畑を「2点以下」に抑えて勝たなければいかんかったようで、ちょっと焦りました。まぁ杞憂に終わったんで良かったです。


試合終了後の挨拶後はハイタッチの連続でしたが、最後のバッター・飯田選手がセンターフライに倒れた後、ファーストの國本選手がそれこそ「やれやれ」と言った感じでしゃがみこんでました。


広製先発の杉山投手。どこまで投げるかなぁと思って見てましたが、以外に長いイニングになりました。今年のドラフト会議で指名必至の逸材。先発ピッチャーとしてならば、6イニングはまず投げねばいけないでしょうし、力のあるピッチャーゆえ、それは確実に求められるモノと思われます。




マウンドを降りる際の表情は「精魂尽き果てた」ような面持ち。予選リーグ突破の懸かった試合ゆえ、プレッシャーも半端なかったと思います。今後は鮫島投手らと並ぶ「エースとしての活躍」が期待されるかと思いますが、負けずに投げていただきたい。それが必ずや「次」に繋がると考えます。
そして第61回JABA岡山大会は既に終了しております。三菱重工広島は、残念ながら優勝決定トーナメントで日本通運に惜敗。日本選手権出場には届きませんでした。どのチームも「秋」を狙ってこの大会に出場、そして勝敗は決するべきモノ故、結果は結果として受け止めなければいけません。
次は4月26日から始まるJABA京都大会。ここにもJR西日本が出場します。双方勝ち進めば優勝決定戦で対する可能性もあります。そうなれば個人的にはかなり困るんですが、そしてやや大袈裟かとは思いますが、広島県下の社会人野球を知らしめるには絶好の機会。さらなる活躍を期待します。
2018.04.19 / Top↑
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