

第43回社会人野球日本選手権、二日目を迎えました。


前日2日は朝からバッタバタの状態で、それこそ京セラドーム大阪に「転がり込んだ」かのような到着。まともに落ち着く間もないまま第一試合のみ観戦の超強行軍、でしたが、この日はちゃんと寝て起きて?の出立。


「早起きは三文の得」とは申しますが、祝日で混雑するだろう、と考え、08:00前に京セラドーム大阪に到着しましたが、入場列は10人ほど。前日に「下見」を済ました席の確保は出来そう。前年まで入場ん売り場の上に掲げられていた、大会名の入った大看板は、今年からモニターに映し出されるようになりました。ちょっと味気ないっちゅうたら味気ないかなぁ、とも。


左:一塁側JR西日本、右:三塁側NTT西日本の応援受付の準備。開場1時間前の様子です。通常の開場は試合開始1時間前ですが、JR西日本側は、相当数の動員の都合か、09:30には開場していた模様。実際「米子支社」などの案内もちらほら見られました。

10:00開場。いつもはバックネット裏中央付近を目指しますが、今回はちょっと趣向を変えて、特別席ながらからち一塁ベンチ寄りの席を確保してみました。








第一試合の「特権」って、通常の試合前練習がほとんど観れる事。正直途中からだと、選手の入れ替え、応援団の入れ替え等で何となく場内も落ち着きのないまま試合が始まるような気もします。だから何なんだ、と問われれば何ですが、これを見ないと試合には入れない、ような気も。








自分勝手な考えではありますが、いろんな球場で、ご挨拶したことのある選手の皆さんがこうやって「晴れの舞台」に立たれている。この先どんな結果が待っているか、までは分かりませんが、それだけでも嬉しいものです。こfれが、プロ野球とは違う、アマチュア野球、強いては社会人野球のひとつの魅力ではないか、と思うんです。スタンドには某OBの方も来られてました。








この試合でJR西日本野球部の観戦は24試合目。我ながらよくもまぁここまで観れたもんだな、とは思います。そのどれもが印象に残ってます。そして日本選手権は今年の集大成。補強選手を伴わない、単独チームでの最強決定戦。個人的には都市対抗野球大会よりも楽しみです。








そして再結成5年目、そしてその間に都市対抗野球大会出場3回、社会人野球日本選手権は今大会を含め3回。社会人野球日本選手権に関しては、いずれも最終予選を勝ち抜いてのもの。そうそう出来るものではないと思います。着実に「強豪」の道を歩んでいると思います。




そして相対するは、今年の都市対抗野球大会優勝チームのNTT西日本。相手に不足なし。




期待のこもった応援団の総数は8000とも10000とも聞いていましたが、試合開始前には内野スタンドだけでなく、外野スタンド下段、バックスクリーン横までいっぱいになりました。
スターティングオーダー
先攻:NTT東日本
1(三)下川知弥 (筑陽学園高校~駒澤大学)
2(遊)福田周平 (広陵高校~明治大学)
3(指)宮内和也 (習志野高校~明治大学)
4(一)喜納淳弥 (成立学園高校~桐蔭横浜大学)
5(右)越前一樹 (横浜高校~立正大学)
6(左)北道 貢 (駒澤大学付属岩見沢高校~駒澤大学)
7(中)伊藤亮太 (埼玉栄高校~上武大学)
8(捕)黒川将貴 (桐生第一高校~東洋大学)
9(二)阿部健太郎(帝京高校~東洋大学)




投:堀 誠 (日本航空高校~立正大学)
後攻:JR西日本













投:加賀美希昇 (桐蔭学園高校~法政大学~横浜DeNAベイスターズ)

審判員
球審:中西 一塁:諏合 二塁:西貝 三塁:大平
打撃成績
1回表
下川 1-2から4球目を打ってショートゴロ




福田周 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ
宮内 初球を打ってレフト前ヒット
次打者喜納の4球目(空振り)にファーストランナー宮内セカンド盗塁失敗
1回裏




春原 1-1から3球目を打ってレフトへツーベースヒット




石嵜 1-2から4球目を空振り三振




藤澤 1-2から球目を打ってライトスタンドへ大会第4号ツーランホームラン








JR西日本2―0NTT東日本




田村 1-2から5球目を打ってセカンドフライ




亀井 フルカウントから6球目を空振り三振
2回表
喜納 ストレートのフォアボール




越前 1-1から3球目を打ってセンターフライ




北道 フルカウントから7球目を打ってショートゴロダブルプレイ
2回裏




松野 2-2から6球目を打ってレフト前ヒット




蔵桝 2-2から6球目を打ってレフトフライ




原田廣 1-1から3球目をファースト前送りバント




田中 初球を打ってサードゴロ
3回表




伊藤 1-1から3球目を打ってセンターフライ




黒川 2-2から4球目を打ってレフトフライ
阿部 2-2から5球目を空振り三振




阿部選手を空振り三振に斬って取って堂々、ベンチにもどる加賀美投手。
3回裏
春原 2-0から3球目を打ってレフトフライ




石嵜 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ




藤澤 2-2から5球目を打ってレフトフライ
4回表




下川 1-2から4球目を見逃し三振




福田周 フルカウントから8球目を打ってライトフライ
宮内 2-0から3球目を打ってセンターフライ
4回裏








田村 2-1から4球目を打ってレフトへツーベースヒット




亀井 2-2から5球目を打ってキャッチャーフライ




松野 2-2から5球目を打ってピッチャーフライ




蔵桝 2-2から5球目を打ってショートゴロ
5回表




喜納 1-2から4球目を打ってライトスタンドへ大会第5号ソロホームラン




JR西日本2―1NTT東日本
越前 1-0から2球目を打ってファーストファウルフライ




北道 初球を打ってセカンドフライ




伊藤 2-2から6球目を空振り三振
5回裏




原田廣 2-2から5球目を空振り三振




田中 0-2から3球目を打ってライトフライ




春原 1-1から3球目を打ってファーストゴロ
6回表
黒川 0-2から3球目を打ってレフト前ヒット




阿部 初球をファースト前送りバント




下川 2-2から6球目を見逃し三振




福田周 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
6回裏




石嵜 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




藤澤 初球を打ってライトフライ




次打者田村の初球(ボール)にファーストランナー石嵜セカンド盗塁失敗




田村 フルカウントから7球目を空振り三振
7回表




宮内 1-2から6球目を打ってライト前ヒット




喜納 1-0から2球目を打ってレフトフライ




越前 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




北道 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ セカンドベースカバーのショートへ悪送球




JR西日本2―2NTT東日本




伊藤 1-2から4球目を打ってライトへタイムリーツーベースヒット




JR西日本2―3NTT東日本
JR西日本選手交代








ピッチャー加賀美に代えて西川昇吾(愛知大成高校~日本福祉大学)
黒川の代打池澤佑介(武相高校~東京農業大学オホーツク) フルカウントから7球目を打ってショートフライ
阿部の代打桝澤怜(八王子高校~亜細亜大学) フルカウントから7球目を打ってサードゴロ
7回裏
NTT東日本選手交代
代打池澤に代えてサードに矢島健吾(帝京高校~仙台大学)
代打桝澤に代えてキャッチャー上田佑介(常総学院高校~日本大学)
サード下川がセカンド
亀井 1-2から4球目を見逃し三振
松野 0-2から3球目を空振り三振




蔵桝 フルカウントから6球目を空振り三振
8回表




下川 1-2から4球目を空振り三振




福田周 1-2から4球目を空振り三振




宮内 2-2から5球目を空振り三振




まさに「快刀乱麻」のピッチングを見せ、ベンチに引き上げる西川投手。
8回裏




原田廣の代打伊與田一起(明徳義塾高校~専修大学) 1-2から6球目を打ってレフト前ヒット




田中 1-0から2球目をファースト前送りバント
NTT東日本選手交代




ピッチャー堀に代えて沼田優雅(天理高校~立正大学)




春原 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ ファーストランナー伊與田はサードへ




石嵜 1-2から4球目を打ってサードゴロ
9回表
JR西日本選手交代


代打伊與田に代えてキャッチャー石畑桂佑(広陵高校~明治大学)




喜納 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
次打者越前の初球前にピッチャー西川のボークでファーストランナー吉納はセカンドへ
越前 1-1から3球目を打ってセンターオーバータイムリーツーベースヒット




JR西日本2―4NTT東日本
北道 初球をファースト前送りバント
伊藤 1-2から4球目を空振り三振
矢島 3-1から5球目を選んでフォアボール
JR西日本選手交代








ピッチャー西川に代えて佃勇典(広島商業高校~拓殖大学)




上田 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
9回裏




藤澤 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
NTT東日本選手交代




ピッチャー沼田に代えて渡邉啓太(いわき光洋高校~神奈川工科大学)




田村 1-0から2球目を打ってショート内野安打




亀井の代打鳥居丈寛(愛知工業大学名電高校~東洋大学/広島支社総務課) フルカウントから7球目を空振り三振
しかしファーストランナー田村セカンド盗塁成功




松野 0-1から2球目を打ってレフトフライ
N東日本 000 010 201 4
J西日本 200 000 000 2

熱闘は幕を閉じました。最後の最後まで食い下がりましたが、力及ばず。これが都市対抗野球大会優勝チームの底力か、とも思いましたが、決してJR西日本も劣ってなかった、とも感じました。
トーナメントですから、どこかで決着はつけねばいけません。こじつけかも知れませんが、それがたまたま9イニングだけだった、と言うだけ。けどこれは悲しいかな、社会人野球日本選手権。この試合で、2017年のJR西日本野球部の「挑戦」と「闘い」は、終わらざるを得ませんでした。

しかしながら今年も、都市対抗野球大会とともに、社会人野球日本選手権にも出場しました。夏も秋も「本選」に出場しました。この事実は変わらないし、中国地区のみならず、全国の数ある社会人野球チームの世界で、確固たる地位は築いた、とも思っています。


再結成から5年、とかは言いますが、活動休止以前のメンバーは当然、ひとりもいません。新チームみたいなもんです。まだまだこれからどんどん強くなる、発展途上チームだとも考えています。

選手のみなさん、今年もありがとうございました。喜と哀と楽(怒はありません)がこれだけ詰まった一年は初めてでした。そしてまた、社会人野球、JR西日本野球部が好きになりました。
――――――また来年も、よろしくお願いいたします。
2017.11.05 / Top↑
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