

いよいよ、今年の社会人野球大会の(個人的)集大成、第43回社会人野球日本選手権開幕の日を迎えました。出場全チームが揃って約1か月半。さすがに長かったですねぇ。


そんな記念すべき日の朝、ではありますが、朝7時頃に起きるはずが、なんと2時間も寝坊と言う大失態。正直な話、さらには電車を乗り間違えると言う二重の失敗。これはもう、試合開始どころか、その前に行われる、優勝旗等の返還式すら間に合わない可能性もありました。いくらド平日とは言え開幕戦。先に到着していた観戦仲間に、席を確保してもらって事なきを得ました。

俗に言う「開会式」は、前日にチーム関係者のみで執り行われ、初日第一試合の前に行われるのは、先に記したように「返還式」のみではありますが。何とかんとか間に合いました。


昨年優勝チームのヤマハ野球部から、優勝旗(ダイヤモンド旗)、佐伯達夫杯、大阪市長杯の返還。準優勝の日本通運野球部からは、準優勝トロフィーの返還。


都市対抗野球大会よりも、歴史の浅い大会、ではありますが、日本選手権は、補強選手を伴わない「単独チームでの日本一決定戦」。ゆえにこの大会はこの大会で「重み」のある大会です。




そして、晴れがましき初日第一試合で激突するのは、関東地区第二代表の明治安田生命野球部と、今年の第42回全日本クラブ野球選手権大会で2年ぶり4度目、さらには第43回JABA高砂市長杯(日本選手権出場とは何ら関係ありませんが2年連続5回目)を制した和歌山箕島球友会です。
スターティングオーダー
先攻:和歌山箕島球友会
1(右)夏見宏季 (日高高校中津分校~関西国際大学)
2(二)岸田健太郎(伊都高校~天理大学)
3(一)岸 翔太 (京都明徳高校~大阪ガス)
4(指)林 尚希 (上宮太子高校~三重中京大学)
5(三)穴田真規 (箕面東高校~阪神タイガース)
6(左)平井 徹 (明豊高校~別府大学)
7(捕)水田信一郎(東洋大学付属姫路高校~神戸学院大学)
8(遊)西口稔基 (上宮高校~成美大学)
9(中)森下雄斗 (箕島高校~甲賀健康医療専門学校)
投:寺岡大輝 (福井工大付属福井高校~大阪産業大学)
後攻:明治安田生命
1(遊)吉田大成 (佼成学園高校~ 明治大学)
2(中)木田大貴 (成章高校~早稲田大学)
3(中)宮川翔太 (千葉経済大学付属高校~ 国士舘大学)
4(右)増野勇希 (尽誠学園高校~帝京大学)
5(左)竹内一真 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
6(指)加藤孝紀 (東海大学付属甲府高校~東海大学)
7(一)大野大樹 (早稲田実業高校~早稲田大学)
8(捕)道端俊輔 (智辯学園和歌山高校~早稲田大学)
9(二)新城 拓 (興南高校~中央大学)
投:三宮 舜 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
審判員
球審:堀口光 一塁:野口敏行 二塁:文殊弘富 三塁:永井秀亮
さぁ、11日間に渡る「死闘」の開幕です。
打撃成績
1回表
夏見 1-1から3球目を打ってライト線ツーベースヒット
岸田 2-1から4球目をサード前送りバントファーストへ悪送球
岸 フルカウントから6球目を見逃し三振 ファーストランナー岸セカンド盗塁失敗
林 2-2から5球目を打ってセンター前タイムリーヒット
明治安田生命0―1和歌山箕島球友会
穴田 1-2から4球目を打ってセンターフライ
1回裏
吉田 初球を打ってセカンドフライ
木田 1-2から4球目を空振り三振
宮川 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
2回表
平井 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
水田 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
西口 フルカウントから6球目を空振り三振
2回裏
増野 1-0から2球目がデッドボール
竹内 2-2から5球目を打ってレフトフライ
加藤 初球を打ってレフトへ大会第1号ツーランホームラン
明治安田生命2―1和歌山箕島球友会
大野 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット
道端 0-2から6球目を打ってピッチャーゴロ
新城 1-1から3球目を打ってセンターオーバー大会第2号ツーランホームラン
明治安田生命4―1和歌山箕島球友会
吉田 1-2から4球目を打ってレフトフライ
3回表
森下 1-2から4球目を空振り三振
夏見 2-1から4球目を打ってレフトへツーベースヒット
岸田 2-2から5球目を空振り三振
岸 1-1から3球目を打ってショートゴロ
3回裏
木田 2-1から4球目を打って左中間へツーベースヒット
次打者宮川の2球目にセカンドランナー木田サード盗塁成功
宮川 3-1から5球目を選んでフォアボール
増野 1-1から3球目を打ってファーストフライダブルプレイ
竹内 1-1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
明治安田生命5―1和歌山箕島球友会
加藤 初球デッドボール
和歌山箕島球友会選手交代
ピッチャー寺岡に代えて和田拓也(初芝立命館高校~京都学園大学)
大野 1-2から6球目を打ってレフト前ヒット
しかしセカンドランナーホームタッチアウト
4回表
林 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット
穴田 初球を打ってサードゴロセカンドフォースアウト
平井 フルカウントから9球目を空振り三振
しかしファーストランナー穴田セカンド盗塁成功
水田 ストレートのフォアボール
西口 3-0から4球目を打ってレフトへタイムリーツーベースヒット
明治安田生命5―2和歌山箕島球友会
森下の代打榊原皓(市立和歌山高校~成美大学) 1-2から4球目を空振り三振
4回裏
和歌山箕島球友会選手交代
代打榊原に代えてセカンド冨樫和秀(酒田南高校~福知山公立大学)
セカンド岸田がセンター
道端 初球を打ってセカンドゴロ
新城 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
吉田 2-2から5球目を打ってライト前ヒット
次打者木田の5球目にファーストランナー吉田セカンド盗塁成功
木田 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
5回表 ※動画はありません。ご了承下さい。
明治安田生命選手交代
ピッチャー三宮に代えて大久保匠(花咲徳栄高校~明治大学)
夏見 1-1から3球目を打ってサードファウルフライ
岸田 1-2から4球目を見逃し三振
岸 2-1から4球目がデッドボール
次打者林の6球目にファーストランナー岸セカンド盗塁成功
林 フルカウントから7球目を空振り三振
5回裏
宮川 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
増野 初球を打ってショート内野安打
竹内 フルカウントから6球目を打ってショートゴロダブルプレイ
6回表
※諸般の事情により、席を外し、カメラを回しっ放しにしています。
6回裏
加藤 1-2から4球目を空振り三振
大野 2-2から5球目を見逃し三振
道端 初球を打ってサードゴロ
7回表
西口 2-2から5球目を空振り三振
冨樫 1-2から4球目を打ってレフトフライ
夏見 初球を打ってサードファウルフライ
7回裏
新城 2-1から4球目を打ってセカンド内野安打
吉田 1-2から4球目を打ってライト前ヒット
木田 1-0から2球目をサード前送りバント
宮川 1-1から3球目を打ってセンターフライ
増野 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
竹内 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
8回表
岸田 3-0から4球目を打ってピッチャー内野安打
岸 1-2から5球目を空振り三振 しかしファーストランナー岸田セカンド盗塁成功
林 初球を打ってライトフライ
穴田 2-2から5球目を打ってセンター前タイムリーヒット
明治安田生命5―3和歌山箕島球友会
平井 フルカウントから12球目を選んでフォアボール
水田 2-2から5球目を打ってサードゴロ
8回裏
加藤 初球を打ってセンターフライ
大野 2-1から4球目を打ってライト前ヒット
道端の代打井村 1-0から2球目をサード前送りバント
大野の代走に手銭大(大社高校~慶應義塾大学)
新城 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
9回表
明治安田生命選手交代
代打井村に代えてキャッチャー森川大樹(桐蔭学園高校~法政大学)
代走手銭に代えてファースト島田隼斗(常総学院高校~中央大学)
西口 初球を打ってショートフライ
冨樫 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
夏見 1-1から3球目を打って突破スリーベースヒット
岸田 1-1から3球目を打ってセンターフライ
京セラドーム大阪 第43回社会人野球日本選手権 初日 一回戦
和歌山箕島球 100 100 010 3
明治安田生命 041 000 00X 5
試合時間:2時間34分
やはり関西の人間なので、どうしても贔屓目で見てはしまいますが、最後の最後まで、和歌山箕島球友会は粘りに粘りました。と言うよりも、1回表の先制点で「もしかしたら」と期待も膨らみました。
思えば昨年の都市対抗野球大会近畿地区最終予選。大阪ガス野球部を苦しめたのは和歌山箕島球友会でした。クラブ登録チームゆえ、やはり練習環境等、企業登録チームとは幾ばくかの差はある、かも知れません。そして選手の皆さんは、地元の企業で勤務しながらのチーム構成。なかなか大変だとは思いますが、応援スタンドの様子などを見る限り、決して劣った所はないと思います。
企業の支援対地元の応援。見かけは違いますが、何ら変わった所はないと思います。創立は1996年と、比較的新しいようにも思いますが、これまでに日本選手権出場5回、クラブ選手権優勝4回。並大抵のクラブではありません。むしろ、限りなく企業登録チームに近いものもあると考えます。
なかなか観戦出来ぬチームではありますが、またどこぞで観る機会があれば、と思っています。
2017.11.03 / Top↑
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