

朝夕もめっきり肌寒くなり、本格的に「秋到来」を感じるようになってきました。どうやら近畿地方では「木枯らし1号」が吹いたとかなんとか。あとはもう、寒くなる一方、でございます。


そして「まだまだ先」と思っていた「第43回社会人野球日本選手権」も、いよいよ今週木曜日2日に開幕します。ついこの間まで都市対抗野球大会を観てたような気もしますが気のせいでしょう。


出場各チームの公式サイトを閲覧すると、ぼちぼち京セラドーム大阪での「非公開オープン戦」が行われたり、空き時間を利用しての練習も行われておるようです。まぁ他に予定がなさげ、ですが。


そして、遠方のチームも続々関西入り。近畿地区各代表は比較的余裕を持ったスケジュールを組んでおるようで、某チームは開幕の日にもオープン戦を予定してたりします。都市対抗野球大会と違い、開会式は大会開幕前日に関係者のみで行われる為、このような柔軟なスケジュールが組めるんですが。


そして、毎度お馴染みとなりました、大阪ガス今津グラウンドでは、大阪ガス野球部とJR東日本東北野球部とのオープン戦が行われました。大阪ガスは大会第1日第3試合、JR東日本東北は第2日第3試合が初戦。ゆえに比較的余裕をもって、ギリギリまでオープン戦が組めるんでしょう。
スターティングオーダー
先攻:JR東日本東北

















投:西村祐太 (浦和北高校~桐蔭横浜大学)
後攻:大阪ガス

















投:猿渡眞之 (飯塚高校)
審判員


球審:那須健二 一塁:那須正則
この試合では場内アナウンス(多分あの会社)もあり、審判の方の紹介もありました。
打撃成績
1回表




先頭の妻沼選手がストレートのフォアボール、高崎選手のピッチャー前送りバントでチャンスを広げるも、続く阿部選手が空振り三振、小笠原選手はセンターフライ。
1回裏








先頭の峰下選手が初球をセンター前ヒット、近本選手が送りバント、岸田選手のフォアボールなどでチャンスを広げるも、4番の青柳選手が浅いセンターフライ、伊藤選手はレフトフライで攻撃終了。
3回裏




大阪ガス。ワンアウトから峰下選手のセンター前ヒットが出るも無得点
4回裏








ピッチャー西村に代えて光田周斗投手(鳴門工業高校~城西国際大学)
5回表








先頭バッターの坂本選手がレフトフェンス直撃ツーベースヒットで出塁。しかし次打者安田選手のピッチャーゴロで飛び出してしまい、タッチアウト。最後は篠原選手がショートゴロダブルプレイでチャンス潰える。
5回裏




大阪ガス、チーム3本目のヒットは土井選手のレフト前ヒット。
6回裏








JR東日本東北は、光田投手に代えて月田雄介投手(熊本工業高校~明治大学)。








月田投手が「連続ピッチャーゴロ」でツーアウトを取ったところで、さらに近藤正崇投手(東海大学付属相模高校~東海大学)に交代。この辺はランナーの有無関係なく、場面を想定しての登板、でしょうね。
7回表








大阪ガス選手交代。猿渡投手に代えて飯塚孝之投手(履正社高校)。
7回裏








JR東日本東北選手交代。近藤投手に代えて内山拓哉投手(浦和学院高校~東洋大学)。
8回表








大阪ガスは飯塚投手に代えて青木貴之投手(東大阪大学付属柏原高校~城西国際大学)。
9回表








大阪ガスは青木投手に代えて賀一投手(都城商業高校~九州産業大学)。




その温水投手の代わりっぱな、JR東日本は途中出場(6回表、大嶋選手の代打。そのままセカンド)の藤井亮太選手が初球センター前ヒット。




送りバントで藤井選手がセカンドに進んだところで、高崎選手がセンター前ヒット。しかしながらポテンヒットだったので、セカンドランナーの藤井選手はサードに進めず。








ワンアウト1、2塁のピンチを迎えたところで、大阪ガスはピッチャー温水投手に代えて緒方悠投手(鳴門第一高校)。予定通りなのかそれともスクランブル登板なのか。後続を抑えてこの回も無失点。
9回裏




ワンアウトから岸田選手がライト前ヒット。まだここでのオープン戦は、あと1試合残っていますが、もしかしたら今津グラウンドで放つ最後のヒットなのかなぁ、とも思ったり。




その後、フォアボールとデッドボールでツーアウトながら満塁。そして最後は土井選手のボッテボテの一塁線へのゴロがファーストベースに当たり、何とも幸運な内野安打で大阪ガスのサヨナラ勝ち。
大阪ガス1-0JR東日本東北


最後、ファーストが若干後ろだったので、守りにくかったところもあるとは思いますが、ツーアウトだったしボテボテだったんで、捕りに行っても良かったかなぁ、とも。何とももったいないプレイでした。
大阪ガス今津グラウンド オープン戦
東北 000 000 000 0 H3
瓦斯 000 000 001 1 H5
[東北]西村・光田・月田・近藤・内山―坂本
[瓦斯]猿渡・飯塚・青木・温水・緒方―岸田
試合時間:2時間29分くらい
観衆:15人くらい

本番さながら、と言うわけでもないとは思いますが、両チーム共に最終調整。目まぐるしく選手交代。しかしつまらぬミスや余計なフォアボールなどのない、締まったら試合でした。最後は呆気ない幕切れにでしたが、両チームともピッチャーの仕上がりは上々、ではないかな、とも思います。

JR東日本東北は正直、たくさん観てる訳ではないので控えます・・・。


で、大阪ガス野球部。守備位置こそほぼ固定なれど、やはり打順は日替わり。一番良い形を模索し続けた結果とは思いますが、まだ固定出来ないのか、それともしないのか、その辺が謎と言えば謎。


もっとも、常時高いレベルで切磋琢磨してきたチームですから、選手の皆さんは場面場面ですべき事は理解されているはず。都市対抗野球大会出場を逃した分「タマッテイルモノ」も少なからずあるはず。中国地区代表のJR西日本、三菱重工広島も気になりますが、近畿地区代表も気になります。
繰り返しになりますが、泣いても笑っても大会開幕まであと4日。寒くなってまいりました。出場される選手の皆様、どうか体調だけには気を付けて大会初戦を迎えていただきたい、と思ってます。
2017.10.31 / Top↑
| Home |